電気の使用開始をスムーズに進めるには事前手続きが必須!申込方法や必要な情報について解説
「電気を使い始めるときってどんな手続きが必要なの?」
「Webの受付期限が過ぎているから電話しないといけないけど、スムーズに進む?」
「使用開始日にしなければいけない作業はあるの?」
などと悩んでいませんか?
電気を使用するには、あらかじめ電力会社に使用開始手続きを行う必要があります。申し込み当日の使用開始ができない電力会社もあるため、早めに手続きするのがおすすめです。
この記事では、電気の使用開始手続きの具体的な方法や必要な情報について解説します。初めての引っ越しで手続きがスムーズにできるか不安な方はぜひ最後までお読みください。
なお、電気代は電力会社を乗り換えることで、安くなる可能性があります。電気・電力会社の乗り換え窓口では、地域や使用状況に応じた電力会社やプランを無料で提案いたします。電気の契約を見直したいと思いながらも、最適なプランを見つけられずに悩んでいる方はぜひ一度ご相談ください。
電気の使用開始手続き2パターン
電気を使用するには、電力会社への使用開始手続きが必要です。以下2つのパターンがあるため、それぞれ解説します。
- 同じ電力会社を使用する場合
- 別の電力会社に切り替える場合
また、ほとんどの電力会社はWebか電話で申し込みを受け付けていて、Webの場合は受付可能期間が決められていることが多いです。例えば、東京電力エナジーパートナーのWeb受付可能期間は、当日~1か月前となっています。東京ガスは集合住宅と戸建て住宅で異なり、戸建ての場合は申込から約1週間後の日程からしか選択できません。
受付期間外に使用開始を希望する場合は、カスタマーセンターなどへの電話連絡が必要です。
1. 同じ電力会社を使用する場合
現在利用している電力会社を引き続き契約する場合は、旧居での使用停止と新居での使用開始を同時に手続きできます。電気料金の支払いに必要な銀行口座の情報やクレジットカード情報などは原則として引き継がれるため、手間はかかりません。
2. 電力会社を切り替える場合
引っ越しに伴って電力会社を切り替える場合は、使用停止と使用開始をそれぞれの電力会社に申し込む必要があります。ただし、実家から出て一人暮らしをするような場合は新居での使用開始手続きだけで済みます。
また、大手電力会社から新電力に切り替えることで毎月の電気代を削減できることも多いです。引っ越しを契機に電気契約を見直してみるとよいでしょう。
電気・電力会社の乗り換え窓口では、エリアや使用状況に応じた最適なプランを無料でご案内しています。どの電力会社やプランを選べばよいかわからない方は、ぜひご利用ください。
電気の使用開始手続きの際に必要な情報
電気の使用開始手続きには、次の情報が必要です。
- 契約者名
- 契約者連絡先(電話番号、メールアドレス)
- 電気を使用開始する住所
- 電気の使用開始希望日
- 支払情報(口座振替、クレジットカードなど)
- 希望する料金プラン
- お客様番号
- 供給地点特定番号
特に電力会社を切り替える場合は、お客様番号と供給地点番号がすぐにわかるようにしておくと手続きをスムーズに進められます。どちらも検針票や電力会社のマイページで確認できるため、あらかじめ準備しておきましょう。
手続きを忘れていて、使用開始希望日がWebでの受付可能期間を過ぎてしまった場合は、電話で申し込む必要があります。電話をかける前に必要な情報を手元に用意しておけば慌てずに対応できます。
電力会社が変わる場合は、旧居の電力会社には「利用停止したい」と伝え、新居の電力会社には「利用開始したい」と伝えましょう。あとは担当者からの質問に順番に答えるだけで手続きが進みます。
電力会社が変わらない場合は「引っ越ししたい」と伝えましょう。こちらも担当者が順番に必要な情報を聞いてくれるため、手元に情報を用意さえしておけばすぐに手続きが完了します。
主な電力会社の連絡先一覧
電力会社によっては、申し込み日当日の使用開始が難しい場合もあります。電気の契約手続きを忘れていてお困りの方は、エリアを管轄する旧一般電気事業者に連絡してみるとよいでしょう。旧一般電気事業者とは、東京電力や東北電力など、電力小売市場が全面自由化される前から展開している事業者のことです。
以下の表では、旧一般電気事業者の連絡先をまとめました。連絡先を見つけられずにお困りの方はぜひご参照ください。
電力会社名 | 電話番号 |
北海道電力(ほくでん) | 0120-12-6565 平日9時~17時 ※年末年始、5/1を除く |
東北電力 | 0120-066-774 平日9時~17時 ※年末年始を除く |
北陸電力 | 0120-776453 平日9時~17時 ※年末年始を除く |
東京電力エナジーパートナー | 電気自由料金プラン 0120-995-113 規制料金プラン 0120-995-001月~土曜日9:00~17:00※祝日、年末年始を除く |
中部電力ミライズ | 0120-921-691 平日9時~19時 土日祝9時~17時 ※年末年始を除く |
関西電力 | 0800-777-8810 平日9時~18時 ※年末年始を除く |
中国電力 | 平日9時~20時 ※年末年始を除く 地域によって番号が異なるため、中国電力HPをご参照ください。 |
四国電力(よんでん) | 平日9時~17時 ※年末年始を除く 地域によって番号が異なるため、四国電力HPをご参照ください。 |
九州電力 | 平日9時~17時 ※年末年始を除く 地域によって番号が異なるため、九州電力HPをご参照ください。 |
沖縄電力 | 0120-586-390 月~土8時30分~17時 ※祝日、年末年始を除く |
ただし、土日や引っ越しシーズンは電話が繋がりにくい場合もあります。確実に電気を使用したい場合は、余裕をもって手続きしておくことが重要です。
また、電気を使い始めたものの、電気料金が高いと感じるなら、新電力への切り替えを検討してみましょう。電気の使用状況に合ったプランに切り替えることで家計の負担が下がる場合があるからです。
電気・電力会社の乗り換え窓口では、居住エリアや使用状況に応じた最適な電力会社やプランを無料でご案内しています。料金プランが複雑で比較しづらい、探すのが面倒といった悩みをお持ちの方は、ぜひご利用ください。
電気の使用開始時に必要な作業
電気の使用開始時に作業が必要かどうかは、住宅に設置されている電気メーターの種類によって異なります。電気メーターには以下の2種類があります。
- 従来型の電気メーターの場合
- スマートメーターの場合
詳しく解説します。
1. 従来型の電気メーターの場合
従来型の電気メーターが設置されている場合はブレーカーを上げる必要があります。まずは分電盤(エアコンや照明などに電気を送る装置)の位置を確認しましょう。
分電盤を見つけたら、次の順番でスイッチを上げてください。
- アンペアブレーカー
- 漏電遮断器
- 配線用遮断器
アンペアブレーカーは、電流を流すためのスイッチです。このスイッチが入っていないと電気は使えません。
漏電遮断器は漏電が発生したときに自動的に電気を停止するためのスイッチです。漏電による火災などの事故を防ぐ役割があります。
配線用遮断器は、許容電流を超えたときやショートしたときに電気を停止するためのスイッチです。配線や機器が壊れるのを防ぐ働きがあります。
3つのスイッチを順番に上げれば、使用開始手続きをしていなくても電気が使えるようになります。ただし、手続きせずにずっと電気を使用できるわけではありません。「電気の使用開始手続きのお願い」が電力会社から送られてきて、期日までに手続きしなければ電気を止められてしまいます。
契約を忘れていた場合は、電気の使用を開始したら早めに手続きしましょう。手続きはWebや電話で受け付けているほか、新居に置いてある電気使用申込書に記入してポストに投函することも可能です。
2. スマートメーターの場合
スマートメーターが設置されている場合は引っ越し当日に必要な作業は基本的にはありません。使用開始日になれば自動的に電気が使えるようになります。
手続き済みにもかかわらず電気が使えないときは、まずブレーカーが落ちていないか確認しましょう。ブレーカーに問題がない場合は、電力会社に問い合わせが必要です。
また、スマートメーター設置住宅では、電気の契約を先にしなければブレーカーを上げても電気が使えません。電力会社が遠隔で電気を遮断できるためです。
経済産業省によると、各電力会社は2024年度末に全世帯へのスマートメーターの設置を完了する計画としています。そのため、今後は使用開始手続きを忘れていると電気を即日利用できないケースが増えると予想されます。引っ越しが決まったら早めに電気の使用開始手続きを行いましょう。
電気の使用開始手続きをしていないのに利用できる場合は、前の居住者が利用停止手続きを忘れている可能性が高いです。無断で使用するとトラブルの原因になるため、管理会社や大家に相談しましょう。
電気の使用開始手続きはお早めに!新電力への切り替えも検討しよう
電気の使用開始には電力会社への申し込みが必要です。即日利用開始できない場合も多いため、引っ越しが決まったら早めに手続きしましょう。
電気の使用開始手続きに必要な情報は決まっています。特にお客様番号や供給地点特定番号を控えておくとスムーズです。検針票や電力会社のマイページで確認しておきましょう。
また、引っ越しのタイミングは電気契約を見直す絶好の機会です。各電力会社では特典を付与したり、ガスとのセット割を提供したりするなどさまざまなお得なプランを用意しています。プランを見直すだけでなく、思い切って電力会社を新電力に切り替えると電気代が下がる場合も多いです。
とはいえ、電力会社ごとの料金プランを比較するのは手間がかかります。電気・電力会社の乗り換え窓口では、地域や使用状況に応じた電力会社やプランを無料で提案いたします。電気の契約を見直したいと思いながらも、最適なプランを見つけられずに悩んでいる方はぜひ一度ご相談ください。
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