引っ越し先で電気がつかない5つの原因と対処法を解説!

「引っ越してきたら電気がつかなくて困っている」
「ブレーカーのスイッチは上げる順番が決まっているの?」
「漏電しているかもしれないけど、どこに連絡すればよいかわからない」
このような経験をしたことはありませんか?

従来はブレーカーを上げさえすれば、契約手続きをしていなくても電気が使えました。しかし、現在はスマートメーターが普及しているため、事前手続きが必須です。

この記事では電気がつかない原因や対処法について解説し、電気設備のトラブルが疑われる際の連絡先についても一覧で紹介しています。引っ越し先で電気がつかずに困っている方はぜひ参考にしてください。

電気の契約手続きを忘れていた場合は、電気・電力会社の乗り換え窓口にご相談ください。即日開通できる電力会社がすぐに見つかるかもしれません。それだけでなく、地域や使用状況に応じた電力会社やプランをご提案いたします。

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引っ越し先で電気がつかない5つの原因

引っ越し先で電気がつかない原因として、次の5つが挙げられます。

  1. ブレーカーが上がっていない
  2. 電気契約手続きをしていない
  3. 使用開始日が誤っている
  4. 照明器具や通電に問題がある
  5. 広域で停電している

それぞれ順番に解説します。

1. ブレーカーが上がっていない

ブレーカーが落ちていると、当然電気はつきません。まずはブレーカーの場所を確認しましょう。一般的には、玄関や洗面所に設置されていることが多いです。

電力会社と契約をしており、開通手続きが済んでいる場合は、ブレーカーのスイッチを上げれば電気が使えます。ただし、スマートメーター設置住宅では、電力会社が遠隔で通電操作できるため、ブレーカーが設置されていないケースもあります。

ブレーカーを上げても電気がつかない、もしくはスマートメーター設置住宅でブレーカーがないという場合は、別の理由が考えられます。

2. 電気契約手続きをしていない

電気を使用するためには、事前に電力会社に使用開始日を伝えておかなければなりません。

電力小売りが全面自由化されるまでは、電気契約手続きをしていなくてもブレーカーを上げれば電気が使えました。しかし、スマートメーターの普及により遠隔で通電操作できるようになった現在では、事前に使用開始手続きを済ませておく必要があります。

引っ越し時の電気開通手続きの方法について詳しく知りたい方は、「引っ越し時の電気開通手続きの流れや注意点を解説!」をご覧ください。

また、地域で利用できる電力会社をすぐに知りたい場合は電気・電力会社の乗り換え窓口の利用がおすすめです。居住エリアや使用状況に応じた最適な電力会社やプランを無料でご案内しているため、ぜひご利用ください。

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3. 使用開始日が誤っている

電気は使用開始日の午前0時から使えるようになっています。手続きは済んでいるのに電気がつかない場合は、使用開始日を誤っている可能性があります。

よくある間違いは、使用開始日を退去日の翌日に設定してしまうケースです。当日に変更できない場合も多いですが、まずは契約している電力会社に連絡してみましょう。

4. 照明器具や通電に問題がある

特定の部屋だけ電気がつかない場合は、照明器具に不具合が生じている可能性があります。照明器具を変えて、電気がつくかどうか試してみましょう。

また、電気がつかないまま放置しておくと、漏電や火災のリスクが高まります。不安な場合は、速やかに電力会社へ点検を依頼しましょう。

5. 広域で停電している

居住地域で停電が発生していると、当然電気はつきません。送電設備の破損など、何らかのトラブルの影響を受けている可能性があります。

停電が疑われる場合、周囲の住宅の電気がついているかどうか確認してみましょう。また、一般送配電事業者の公式サイトで情報をチェックしてください。

引っ越し先で電気がつかないときの対処法4選

電気がつかないときの対処法を4つ紹介します。

  1. 正しい順番でブレーカーのスイッチを上げる
  2. 電気の使用開始日を確認する
  3. 電気設備を確認する
  4. 電力会社に問い合わせる

電気がつかない原因によって対処方法はそれぞれ異なります。自身の状況に照らし合わせて適切に対処しましょう。

1. 正しい順番でブレーカーのスイッチを上げる

従来型のメーターが設置されている住宅では、ブレーカーを上げさえすれば電気が使えます。まずは分電盤の位置を確認しましょう。

分電盤を見つけたら、次の順番でスイッチを上げてください。

  1. アンペアブレーカー
  2. 漏電遮断器
  3. 配線用遮断器

アンペアブレーカーは、電流を流すためのスイッチで、分電盤の左側にあることが多いです。このスイッチが入っていないと電気は使えません。

また、スマートメーターが設置されている住宅の場合、アンペアブレーカーのスイッチのオンオフを短時間で繰り返すと、一時的に停電状態になります。電気がつかないからといって、何度も触らないようにしましょう。

漏電遮断器は漏電が発生したときに自動的に電気を停止するためのスイッチで、分電盤の中央付近にあります。火災などの事故を防ぐ役割があります。

配線用遮断器は、許容電流を超えたときやショートしたときに電気を停止するためのスイッチです。分電盤の右側にあり、配線や機器が壊れるのを防ぐ働きをします。

3つのスイッチを順番通りに上げれば、電気が使えるようになるはずです。

2. 電気の使用開始日を確認する

スマートメーター設置住宅の場合、使用開始手続きをしていなければ電気は使用できません。開始手続きをとっている場合は、使用開始日を誤っていないか確認しましょう。

手続きが問題なく済んでいて、使用開始日も誤っていなければ、電力会社に問い合わせて契約状況を確認してください。

また、従来型の電気メーターが設置されている住宅では、電気契約の申し込みをしていなくても、ブレーカーを上げれば電気が使えます。ただし、手続きせずに電気を使用していると電力会社から手続きするよう督促され、期日までに手続きしなければ電気が止められてしまいます。

Webや電話のほか、新居に電気使用申込書が備え付けてあれば、記入してポストに投函することでも手続きは可能です。契約せずに電気が使えるからといって放置せず、使用開始後は早めに手続きしましょう。

3. 電気設備を確認する

一部の部屋だけ電気がつかない場合は、照明器具に不具合が生じている可能性があります。照明器具を取り替えて電気がつくか試してみましょう。

照明器具の不具合ではなく、家の配線の不具合や漏電の可能性もあります。漏電しているかどうかを調べるには、漏電遮断器を上げた状態で、配線用遮断器をひとつずつ上げてみましょう。どれかを上げたタイミングで漏電遮断器が落ちたら漏電している可能性が高いです。

漏電は放置すると火災や感電のリスクがあるため、非常に危険です。特定の部屋だけ照明器具を変えても電気がつかない場合は、電気工事店などに連絡し調査を依頼しましょう。

4. 電力会社に問い合わせる

ブレーカーが落ちておらず、電気の使用開始手続きも問題なく済んでいる場合は、電力会社に問い合わせましょう。問い合わせの際は、次の項目がわかるようにあらかじめ手元に準備しておくとスムーズです。

  • 住所
  • 契約者名
  • 引っ越し日
  • お客様番号
  • 供給地点特定番号

引っ越し直後だと新しい住所を覚えきれていない場合も多いです。焦って連絡すると返答に困る可能性もあるため、事前に整理しておきましょう。

また、お客様番号や供給地点特定番号があると電気の供給先が容易に把握できるため、電力会社も対応しやすくなります。

電気がつかないときの問い合わせ先!一般送配電事業者の連絡先一覧

ブレーカーを上げても電気がつかない場合は、基本的に契約している電力会社に連絡する必要があります。

どうしても電力会社に繋がらないときは、地域の一般送配電事業者に連絡してみると解決する場合もあります。一般送配電事業者とは、各家庭に電力を送るためのネットワーク設備を保有し、電力の安定供給を行っている事業者のことです。

  • 電力会社(小売電気事業者)
    • 電力を消費者に販売する事業者:例)東京電力エナジーパートナー、関西電力など
  • 一般送配電事業者
    • 電力を送るインフラを管理する事業者:例)東京電力パワーグリッド、関西電力送配電など

各地域の一般送配電事業者の連絡先は以下のとおりです。停電情報も公式サイトに掲載されているため、あわせてご活用ください。

電力会社名 電話番号
北海道電力ネットワーク株式会社 平日9時~17時
※年末年始、5/1を除く
地域によって番号が異なるため、ほくでんネットワークHPをご参照ください。
東北電力ネットワーク株式会社 0120-175-366
平日休日問わず24時間
北陸電力送配電株式会社 0120-837119
平日9時~17時
※年末年始、5/1を除く
東京電力パワーグリッド株式会社 0120-995-007
月~土曜日9:00~17:00
※祝日、年末年始を除く
中部電力パワーグリッド株式会社 平日10時~15時
※年末年始を除く
地域によって番号が異なるため、中部電力パワーグリッドHPをご参照ください。
関西電力送配電株式会社 0800-777-3081
平日9時~17時
※年末年始を除く
中国電力ネットワーク株式会社 平日9時~17時
※年末年始、5/1を除く
地域によって番号が異なるため、中国電力ネットワークHPをご参照ください。
四国電力送配電株式会社 月~土曜日8時40分~17時20分
※祝日、年末年始を除く
地域によって番号が異なるため、四国電力送配電HPをご参照ください。
九州電力送配電株式会社 平日9時~17時
※年末年始を除く
地域によって番号が異なるため、九州電力送配電HPをご参照ください。
沖縄電力株式会社 0120-586-601
24時間受付

停電や電気設備のトラブルによって電気がつかない場合は問い合わせてみましょう。ただし、電気の使用開始手続きの申し込みや問い合わせは対象外です。必ず契約している電力会社に連絡してください。

大手電力会社の連絡先を知りたい方は、関連記事「電気の使用開始をスムーズに進めるには事前手続きが必須!申込方法や必要な情報について解説」をあわせてご覧ください。

引っ越しで電気がつかない場合、まずはブレーカーを確認!

引っ越し初日に電気が使えないと慌ててしまいがちです。まずはブレーカーが落ちていないか確認しましょう。

また、スマートメーター設置住宅では使用開始手続きを済ませていないと電気が使えません。手続きを忘れていた場合はすぐに電力会社に連絡しましょう。

しかし、申し込み当日に開通できる電力会社は限られています。電気・電力会社の乗り換え窓口にご相談いただければ、即日開通できる電力会社が見つかるかもしれません。対応可能な電力会社を自分で探す時間が惜しい方は、お気軽にご相談ください。地域や使用状況に応じた電力会社やプランもあわせてご提案いたします。

電気の再契約・利用開始・見直し!

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