引っ越し費用の相場を時期や人数別に解説!安くする7つの方法も紹介
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「引っ越す時期や人数によって費用はどれくらい違うの?」
「引っ越し費用がどう決まるのかわからない」
「少しでも費用を抑える方法があれば知りたい」
引っ越し費用は、時期や荷物の量、移動距離によって変動します。また、引っ越しを依頼する業者によっても異なるので、比較して選ぶことが大切です。
本記事では、引っ越し費用の相場を時期や人数別に解説します。費用を安くする方法も紹介しているので、ぜひ最後までご覧ください。
なお、少しでも引っ越しをスムーズに進めたい方には、ライフラインの手続きが一括でできるサービスの利用がおすすめです。電気・ガス・水道・インターネット回線の手続きを無料で行えます。
単身者(一人暮らし)の引っ越し費用の相場
3〜4月は繁忙期といわれ、引っ越し費用の相場が高くなる傾向があります。進学や就職、転職、転勤などが理由で、引っ越し業者への依頼が殺到する時期です。
それ以外の5〜2月は通常期と呼ばれています。新生活の準備が落ち着く時期で、繁忙期と比べて引っ越し費用が安くなる傾向があります。
少しでも費用を安く抑えるために、通常期と繁忙期の相場を把握しておきましょう。
通常期(5〜2月)
荷物少なめ | 荷物多め | |
〜15km未満 (同市区町村) |
30,000〜40,000円 | 40,000〜55,000円 |
〜50km未満 (同都道府県) |
35,000〜45,000円 | 45,000〜60,000円 |
〜200km未満 (同一地方) |
45,000〜55,000円 | 55,000〜70,000円 |
〜500km未満 (近隣地方) |
50,000〜70,000円 | 70,000〜85,000円 |
500km以上 (遠距離) |
55,000〜80,000円 | 80,000〜100,000円 |
※数社で比較した目安の金額です
※2024年12月時点の情報です
単身者(一人暮らし)の場合、通常期で荷物が少なければ30,000円〜80,000円ほどで引っ越しでできます。
荷物が多いほど費用が高くなるため、少しでも安く抑えるなら持ち運ぶものの量を可能な限り減らしましょう。
繁忙期(3〜4月)
荷物少なめ | 荷物多め | |
〜15km未満 (同市区町村) |
40,000〜45,000円 | 50,000〜60,000円 |
〜50km未満 (同都道府県) |
45,000〜50,000円 | 55,000〜65,000円 |
〜200km未満 (同一地方) |
50,000〜60,000円 | 60,000〜90,000円 |
〜500km未満 (近隣地方) |
55,000〜75,000円 | 80,000〜110,000円 |
500km以上 (遠距離) |
65,000〜85,000円 | 85,000〜140,000円 |
※数社で比較した目安の金額です
※2024年12月時点の情報です
繁忙期は引っ越しの依頼が殺到するため、通常期に比べて5,000〜40,000円ほど高くなる傾向があります。
引っ越すことが早めにわかっている場合は、繁忙期を避けるのがおすすめです。
家族・カップルの引っ越し費用の相場
家族やカップルなど、複数人で引っ越す場合は人数によって費用が変わります。人数が増えるほど部屋が広くなり、荷物の量も増えるのが理由です。
また、不用品処分や電気工事などのオプションを付けるほど費用は高くなります。
通常期と繁忙期でどのくらいの差があるのかを、家族の人数別に費用相場をまとめた表で確認してみてください。
通常期(5〜2月)
2人家族 | 3人家族 | 4人家族 | 5人家族以上 | |
〜15km未満 (同市区町村) |
66,000〜 68,000円 |
80,000〜 85,000円 |
95,000〜 105,000円 |
110,000〜 145,000円 |
〜50km未満 (同都道府県) |
70,000〜 75,000円 |
85,000〜 100,000円 |
100,000〜 125,000円 |
115,000〜 160,000円 |
〜200km未満 (同一地方) |
80,000〜 95,000円 |
100,000〜 110,000円 |
130,000〜 145,000円 |
145,000〜 195,000円 |
〜500km未満 (近隣地方) |
110,000〜 130,000円 |
130,000〜 170,000円 |
135,000〜 185,000円 |
150,000〜 235,000円 |
500km以上 (遠距離) |
120,000〜 160,000円 |
140,000〜 200,000円 |
155,000〜 250,000円 |
160,000〜 350,000円 |
※数社で比較した目安の金額です
※2024年12月時点の情報です
通常期でも、単身者の引っ越しに比べて全体的に費用が高くなっているのは明確です。
特に3人家族以上で子供がいると、自転車やピアノなど、さまざまな荷物が想定されます。運ぶ荷物によってはオプション料金が必要です。
基本的な運賃以外は、引っ越し業者による費用差が大きくなります。実際に数社の相場を比較し、人数が増えるほど差が大きくなる様子がわかりました。
繁忙期(3〜4月)
2人家族 | 3人家族 | 4人家族 | 5人家族以上 | |
〜15km未満 (同市区町村) |
75,000〜 85,000円 |
85,000〜 105,000円 |
110,000〜 125,000円 |
115,000〜 155,000円 |
〜50km未満 (同都道府県) |
85,000〜 95,000円 |
110,000〜 120,000円 |
120,000〜 160,000円 |
145,000〜 210,000円 |
〜200km未満 (同一地方) |
110,000〜 160,000円 |
135,000〜 150,000円 |
160,000〜 190,000円 |
150,000〜 260,000円 |
〜500km未満 (近隣地方) |
130,000〜 200,000円 |
180,000〜 230,000円 |
210,000〜 295,000円 |
290,000〜 340,000円 |
500km以上 (遠距離) |
170,000〜 230,000円 |
200,000〜 280,000円 |
230,000〜 325,000円 |
300,000〜 420,000円 |
※数社で比較した目安の金額です
※2024年12月時点の情報です
家族やカップルの場合、単身者よりも通常期と繁忙期の引っ越し費用にかかる相場の差額は大きくなります。
- 単身者の差額:5,000円〜40,000円
- 家族・カップルの差額:5,000円〜105,000円
これだけの差額が生じるのは、人数が増えるほどさまざまな荷物が想定されるのが理由です。通常期と同様に、3人家族以上だと各社の費用差が大きくなります。
大家族での引っ越しは、可能であれば繁忙期を避けるのがおすすめです。
引っ越しにかかる費用の内訳
引っ越しにかかる費用は、以下3つの要素で決まります。
- 基本運賃
- 実費
- オプション
具体的にどのような作業が含まれるのか確認しておきましょう。
基本運賃
基本運賃は「運搬距離」「荷物の量」「作業時間」によって決まる費用のことです。
引っ越しの基本運賃の決め方には「時間制」「距離制」の2種類があります。国土交通省が定める金額が基準になっているため、引っ越し業者によって大きく変わることはありません。
引っ越し時の運搬距離が100km以内なら「時間制」が適用されます。
時間制は、規定時間を超えるごとに料金が加算される仕組みです。規定時間には「4時間」「8時間」があり、規定時間を1時間超えるごとに料金が増えていきます。
「距離制」が適用されるのは、引っ越し時の運搬距離が100kmを超える場合です。運搬距離が長くなるほど、加算される料金も増えます。
実費
実費とは、引っ越し作業をする際に発生する料金のことです。以下のような費用が実費に該当します。
- 作業員の人件費
- トラック代
- 交通費
- 梱包資材の費用 など
実費は基本運賃と違い、法的な規制がありません。そのため、引っ越し業者によって大きく異なります。
業者選びを慎重に行い、荷物を少なくすることで抑えられる費用です。
オプション
オプションは引っ越し業者によって対応範囲と費用が異なります。
引っ越しに付帯する以下のような作業が、オプション扱いになる料金です。
- 不用品の処分
- エアコンなどの電気工事
- 車両の輸送
- ピアノの運搬
- ハウスクリーニング など
引っ越し業社にまとめて依頼したい作業が決まっているなら、対応してもらえるかを事前に確認したうえで、費用を比較しましょう。
引っ越し費用を安くする7つの方法
引っ越し費用を安くする方法は以下の7つです。
- 土・日・祝日や大安を避ける
- 月末・月初を避ける
- 安くなる時間帯を選ぶ
- 繁忙期を避けて早めに予約する
- 複数の業者から見積もりをもらう
- 荷物の量を少なくする
- 自分で荷造りを行う
少しでも費用を抑えるために、できることを確認しましょう。
土・日・祝日や大安を避ける
平日に比べて土・日・祝日は引っ越し業者が混み合います。可能であれば平日を選びましょう。
また、縁起が良い大安の日は依頼が集中しやすく、料金が高くなる傾向があります。六曜にこだわらない人は、仏滅や赤口に引っ越すことで料金が安くなる場合があるのでおすすめです。
月末・月初を避ける
引っ越し費用は、月の中旬が安くなる傾向があります。
特に賃貸物件の更新時期の関係で、月末は引っ越し業者が混み合いがちです。料金も高くなる可能性が高いため、月末・月初を避けることをおすすめします。
安くなる時間帯を選ぶ
引っ越しを行う時間帯によって料金は変動します。時間帯にこだわらないのであれば、午後便や時間指定なしのフリー便の利用がおすすめです。
依頼が集中しやすい午前中は、料金が高くなる傾向があるので避けましょう。
繁忙期を避けて早めに予約する
調整できるのであれば、繁忙期である3~4月頃を避けて引っ越すのがおすすめです。引っ越し日を繁忙期から1ヶ月ずらすだけで、料金が数万単位で安くなる場合もあります。
新生活で変化の大きい繁忙期は、引っ越し業者に依頼が殺到します。そのため、通常期のような値引きがありません。
なかには「早割」を実施している業者もあるため、少しでも費用を抑えたい場合は繁忙期を避けた早めの予約がおすすめです。
複数の業者から見積もりをもらう
複数の引っ越し業者から見積もりをもらい、値引き交渉をしましょう。適切な根拠を示すことで、値引きに応じてもらいやすくなります。
なお、見積もりをもらうなら、インターネット上で複数の業者に見積もりを依頼できる「一括見積もりサービス」を利用すると便利です。
荷物の量を少なくする
引っ越しにかかる費用は荷物の量で大きく変わります。引っ越し前に不要なものを処分し、持ち運ぶ荷物を減らしましょう。
手配するトラックの大きさをサイズダウンできれば、引っ越し費用を抑えられます。
なお、不用品を処分する場合は、自治体のごみの回収日や、粗大ごみを捨てる方法などを確認しておきましょう。フリマやリサイクルショップでの売却、友人へ譲渡といった方法で処分するのもおすすめです。
荷物の量が少ないと、荷造りや荷解きも楽になります。引っ越し前後の負担が減り、一石二鳥です。
自分で荷造りを行う
引っ越し時の荷造りは、オプションで設定されていることが多くあります。費用を抑えるためには、早い時期から自分でコツコツ荷造りを進めましょう。
引っ越し業者に依頼をする場合、割れ物やすぐ使うものなどを確認しながら進めるため、意外と時間のかかる作業です。自分で分類しながら進めたほうが、荷解きもしやすくなります。
電気・ガス・水道などの手続きは一括代行に無料で依頼するのがお得
引っ越し費用の相場は、荷物の量と移動距離、時期で変動します。人数が多いほど通常期と繁忙期の差額が大きくなるため、相場を把握しておきましょう。
少しでも費用を安く抑えるために、この記事で紹介した方法を試してみてください。
なお、引っ越し時は電気やガス、水道、インターネット回線の変更手続きも必要です。少しでも引っ越しの負担を減らしたいなら「ライフライン一括引越し代行」の利用を検討してみましょう。
引っ越し先での最適なプランを提案してもらえる便利なサービスです。無料で利用できるため、引っ越し費用が増えることもありません。
面倒なライフラインの引っ越しはプロに任せて、その分荷造りや不用品処分などに時間をかければ、少しでも費用を抑えられるでしょう。
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