引っ越し費用が安い時期と高い時期はいつ?安く抑える方法12選
引っ越しには繁忙期(3〜4月)と閑散期(5〜2月)があり、閑散期は費用が安い時期と言えます。なかでも安くなりやすい月や曜日があるため、引っ越し日を調整することで費用を安く抑えることが可能です。
本記事では、引っ越し費用が安い時期と曜日、高い時期について詳しく解説します。費用を安く抑える方法も紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。
なお、引っ越し後もお得に暮らしたい方には、ライフラインの見直しがおすすめです。
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引っ越し費用が安い時期
引っ越し費用が安い時期は閑散期と言われる5月〜2月頃です。なかでも特に安くなりやすい時期を、単身者と家族の場合で分けて紹介します。
単身者の場合:11月・12月
11月や12月は人事異動などが落ち着き、引っ越しの需要が減ってくる時期です。そのため、引っ越し費用が安くなる傾向があります。
ただし、年末は新居で新年を迎えたい利用者が多く、特別料金が発生する可能性があります。できる限り12月中旬頃までに引っ越すのがおすすめです。
家族の場合:1月・6月
年始はゆっくり過ごしたい人が多いため、1月は引っ越しの需要が減ります。連休や長期休暇でまとまった時間を使える方におすすめです。
また、6月はゴールデンウィークが終わって閑散期に入るため、引っ越し費用が比較的安くなります。梅雨の時期なので天候が不安定になり、敬遠されやすいのも理由です。天候を気にしない方にとっては狙い目と言えるでしょう。
家族で調整できるのであれば、1月・6月に引っ越すと費用を安く抑えられます。
引っ越し費用が高い時期
引っ越し費用が高い時期は、繁忙期にあたる3~4月頃です。特に新生活の準備を始める3月下旬〜4月上旬の費用は高くなる傾向があります。
単身者と家族、どちらの場合も同様です。繁忙期から1ヶ月ずらすだけでも費用が安くなるので、可能であれば高い時期を避けましょう。
なお、閑散期と繁忙期の引っ越し費用の相場は、単身者で5,000円〜40,000円、家族で5,000円〜105,000円ほど変わります。
荷物の量が多く、人数が増えるほど、閑散期と繁忙期の差額が大きくなりがちです。
具体的な引っ越し費用の相場については、以下の記事で紹介しているのでご覧ください。
賃貸物件にかかる費用が安い時期
ゴールデンウィークが過ぎた5月中旬〜8月頃、引っ越しの閑散期にもなる11月~12月頃は、賃貸物件にかかる費用が安くなりやすい時期です。引っ越しの需要が減ることで、不動産会社や大家さんによっては家賃や初期費用を安くする傾向があります。
また、この時期は入居希望者が少ないことから、敷金・礼金などの値引き交渉もしやすくなるとされています。家賃が安い時期に入居できれば、住んでいる間、ずっと節約できるでしょう。
一方で、家賃や初期費用が高くなるのは1〜4月頃です。特に繁忙期は家賃や初期費用を下げなくても入居者が見つかるため、値引き交渉がしづらくなります。
物件探しは1〜4月上旬を避けて、5月中旬〜8月、11〜12月にするのがおすすめです。
引っ越し費用が安い曜日
引っ越し費用は土日や祝日よりも、平日のほうが安くなる傾向があります。
なかでも火曜日・水曜日・木曜日が狙い目です。月曜日と金曜日は引っ越し作業のために土日と合わせて休みにする人が多く、費用が高くなる可能性があります。
ただし、大安の日は縁起が良い日として需要が高まるため、平日でも費用が高くなる可能性があります。仏滅や赤口に引っ越すことで安くなる場合があるので、縁起がいい日を気にしない方にはおすすめです。
引っ越し費用を安く抑える方法12選
引っ越し費用を安く抑える方法は以下のとおりです。
- 繁忙期(3〜4月)を避ける
- できる限り平日で調整する
- 午後便やフリー便を利用する
- 引っ越し業者の相見積もりを取る
- 訪問見積もりを利用する
- 早めに引っ越しの予約をする
- 引っ越し方法を見直す
- 赤帽を利用する
- 荷造りを自分で行う
- 不用品を処分して荷物を減らす
- 自分で荷物を運ぶ
- 賃貸物件の初期費用を抑える
少しでも費用を抑えるために、できることを確認しましょう。
1.繁忙期(3〜4月)を避ける
繁忙期である3〜4月頃を避けた引っ越しがおすすめです。繁忙期から1ヶ月ずらすだけで、料金が数万単位で安くなる可能性があります。
どうしても繁忙期を避けられない場合は、4月中旬以降に調整するだけでも効果的です。新生活の準備が落ち着く頃で、料金が少し安くなる頃です。
また、生活環境の変化が大きい繁忙期は、閑散期のような値引きがありません。少しでも引っ越す時期を調整できるなら、繁忙期を避けるのがおすすめです。
2.できる限り平日で調整する
平日に比べて、土・日・祝日は引っ越し業者が混み合います。調整できるのであれば平日を選びましょう。
なかでも火曜日・水曜日・木曜日や月の中旬は最も費用が安くなりやすいので、休日や月末・月初を避けた引っ越しがおすすめです。
3.午後便やフリー便を利用する
引っ越しをおこなう時間帯によって料金は変動します。可能であれば、午後便や時間指定なしのフリー便を利用しましょう。
人気が高い午前中は料金が高くなる傾向があるので、避けるのがおすすめです。
4.引っ越し業者の相見積もりを取る
複数の引っ越し業者から相見積もりを取り、値引き交渉をしましょう。適切な根拠を提示すると、値引きに応じてもらいやすくなります。
なお、相見積もりを取るなら一度に依頼できる「一括見積もりサービス」を利用すると便利です。
5.訪問見積もりを利用する
訪問見積もりで即決すると、値引きをしてくれる業者が多いのでおすすめです。
また、電話やメールで見積もりを依頼する場合、荷物の積み残しがないように大きめのトラックが手配される可能性があります。訪問見積もりなら直接荷物の量を見てもらえるため、適切なトラックを手配してもらえるのがメリットです。
6.早めに引っ越しの予約をする
引っ越し業者の中には「早割」を導入している業者もあります。引っ越しの時期が決まったら早割のある業者を探し、早い段階で予約をするのも費用を抑える方法の一つです。
7.引っ越し方法を見直す
遠距離の引っ越しを行う場合は、以下のような方法を検討すると費用を抑えられます。
混載便 | 1台のトラックで複数の利用者の荷物を運ぶ |
帰り便 | 他の利用者の引っ越しを終えて帰るトラックに自分の荷物を乗せる |
コンテナ便 | JRの貨物用コンテナを利用して引っ越しの荷物を運ぶ |
ただし、上記の運搬方法は、作業日を指定できなかったり、破損したりするリスクがある点に注意が必要です。
また、コンテナ便は日数がかかり、鉄道がないエリアへの引っ越しでは利用できないなどの制約があります。
遠距離かつ、スケジュールに余裕がある方におすすめの引っ越し方法です。
8.赤帽を利用する
荷物が少ない単身者は、引っ越し業者の代わりに赤帽(赤帽自動車運送共同組合連合会)を利用するのも効果的です。赤帽は軽トラックに作業員1名の体制で運送するため、人件費を抑えられます。
ただし、軽トラックで運ぶため、荷物が多い場合は利用できません。また、梱包資材の支給がないため、自分で用意する必要があります。
荷物が少ない単身者の場合、赤帽を利用することで費用を安く抑えられる可能性があるので検討しましょう。
9.荷造りを自分で行う
自分で少しずつ荷造りをすることで、引っ越し費用を抑えることが可能です。
荷造りを引っ越し業者に依頼する場合、オプションで設定されていることが多くあります。人件費などの料金がプラスされるため、その分費用が高くなりがちです。
また、荷造りを依頼する場合は、割れ物やすぐに使うものなどを確認しながら進めるため、意外と時間がかかります。
自分で荷造りをしてわかりやすくまとめておけば、荷解きも効率よく進められるでしょう。
10.不用品を処分して荷物を減らす
引っ越し費用は荷物の量が多いほど高くなります。可能な限り不用品を処分して、新居に運ぶ荷物の量を減らしましょう。トラックのサイズダウンにつながります。
早めに荷造りを始め、不用品を処分する方法を決めておくことが大切です。自治体のごみの回収日は決まっているため、確認しておきましょう。
フリマやネットオークション、リサイクルショップで売却したり、知人や友人へ譲渡したりするのもおすすめです。
荷物を減らすことで引っ越し費用を安く抑えるだけでなく、荷造り・荷解きもスムーズに進められます。
11.自分で荷物を運ぶ
引っ越す距離が近い方は、自分で荷物を運ぶと大幅に引っ越し費用を抑えられます。
自分で荷物を運ぶ際に必要な費用は以下のとおりです。
- 梱包材代
- レンタカー代
- ガソリン代
- 手伝ってくれた人への謝礼
- 宅配便の費用
ただし、冷蔵庫やエアコンなどの大型家電を自分で運ぶ場合は、怪我や建物破損のリスクがあるので注意してください。
大型家電の運搬のみ、引っ越し業者に依頼するのもおすすめです。
12.賃貸物件の初期費用を抑える
賃貸物件に引っ越すなら、初期費用が安くなる物件を選ぶと引っ越し時にかかる費用を抑えられます。
初期費用を抑えられる物件は以下のとおりです。
- 敷金・礼金なしの物件
- 仲介手数料が安い物件
- フリーレント物件
- 備え付けの家具がある物件
敷金・礼金なしの物件は初期費用は抑えられますが、退去時の請求額が高くなる傾向があるので注意しましょう。
フリーレント物件は、定められた期間分の家賃が無料になる賃貸物件のことです。期間は1〜3ヶ月間の場合が多いですが、6ヶ月間無料というケースもあります。
ただし、敷金・礼金なしの物件ではないので注意が必要です。
また、引っ越し時の費用は抑えられますが、家賃が相場より高く設定されていることもあり、長期的に住むと高くなるケースもあります。
引っ越しの時期に関するよくある質問
引っ越しの時期に関するよくある質問は以下の3つです。
- 引っ越しはいつが安いの?
- 引っ越しシーズンのピークはいつ?
- 引っ越しが安い日はどうやって調べられる?
順番に解説します。
引っ越しはいつが安いの?
閑散期と呼ばれる5月~2月が安くなります。なかでも、単身者は11月・12月、家族は1月・6月が安くなる傾向があり、引っ越すならおすすめです。
引っ越しシーズンのピークはいつ?
生活環境の変化が大きい3月下旬〜4月上旬が繁忙期と呼ばれ、引っ越しシーズンのピークです。賃貸物件や業者にかかる費用が高くなるため、できれば引っ越しをしないほうがいい時期とも言えます。
引っ越しが安い日はどうやって調べられる?
アーク引越センターやサカイ引越センターなど、引っ越し業者によってはカレンダーで安い日が分かるようになっています。公式サイトで確認してみるのがおすすめです。
ライフラインの手続きをプロに任せて引っ越しをスムーズに
引っ越し費用が安い時期は、閑散期である5月〜2月です。なかでも単身者の場合は11月・12月、家族の場合は1月・6月が安くなる傾向があり、引っ越しに最適な時期と言えます。
また、賃貸物件にかかる費用が安い時期は5月中旬〜8月、11〜12月です。
少しでも費用を安く抑えるために、引っ越しや賃貸物件にかかる費用が安い時期を把握しておきましょう。加えて、この記事で紹介した費用を安く抑える方法も取り入れてみてください。
なお、引っ越しのタイミングで電気・ガス・水道・インターネットといったライフラインの見直しを行うのもおすすめです。
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