引越し時の電力会社への手続きはどうやる?業者の選び方や注意点まで詳しく解説
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引越し時の電力会社への手続きは、旧住所での利用停止と新住所での利用開始の2つの連絡が必要です。特に、新住所での利用開始手続きについては、電力会社選びやプランなどの検討が発生するため、面倒に感じる方も多いのではないでしょうか。
しかし、電力会社を適当に選んでしまうと光熱費が高くなってしまったり、思わぬ解約金が発生したりして後悔することになりかねません。自分に合った電力会社やプランを選ぶためには、慎重に手続きを進めることが大切です。
本記事では、引越し時の電力会社の選び方や注意点について詳しく解説します。電気の引越しでよくある疑問や引越し時に必要な手続きについても紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
なお、引越し時の電力会社選びに悩んだら、便利な一括代行サービスがおすすめです。電気やガス・水道など必要な連絡をすべて代行してくれるため、手続きに悩む必要がありません。気になる方は以下のリンクから詳細を確認してみてください。
引越しが決まったら電気などライフラインの手続きは早めに行う
引越しが決まったら、電気やガス・水道などのライフラインの手続きを忘れずに行いましょう。うっかり失念してしまうと余計な費用が発生したり、引越し後に電気やガス・水が使えなくて苦労したりしかねないため、日程が決まったら早めに手続きしておくのがおすすめです。
時期によっては手続きに時間がかかることも考えられるため、遅くとも1週間前には手続きしておくのがおすすめです。ライフラインの手続きが面倒という方は、代行手続きを利用して時間を節約することも検討してみてください。
電気の引越しに必要な電力会社への手続きは2つ
電気の引越しに必要な手続きは、大きく2つに分かれます。
- 停止手続き
- 開始手続き
引越しが同エリアの場合は停止と開始の手続きを一度の連絡で済ませられます。詳しく見ていきましょう。
既存の電力会社への停止手続き
旧住所では、今使っている電気の利用停止手続きを行いましょう。利用中の電力会社に、以下の内容を連絡します。
- お客様番号
- 契約者氏名
- 連絡先
- 利用停止日
電力の停止手続きは、連絡を済ませている場合、退去時に玄関などにあるブレーカーを切るだけで立ち会いなどは必要ありません。手続きはインターネットから行うと便利です。
新規電力会社への開始手続き
新住所では、新しく電力会社を選び、契約を結び直します。同一エリア内の引越しで、電力会社の引越しが不要な場合は、契約はそのままで電気を使えます。利用している電力会社に、旧住所と利用停止日、新たに電気を使いたい住所と利用開始日を伝えましょう。
電気を使いたい日までに利用開始手続きを済ませておけば、入居時にブレーカーを入れるだけで電気が使えるようになるケースがほとんどです。連絡が遅れてしまうと入居のタイミングで電気を使えないこともあるので、早めに手続きしておきましょう。
引越しに伴う電気契約はいつ行う?停止・開始のタイミング
引越しに伴う電気契約は、旧住所は引越し当日・新住所では数日前〜当日にしておくのがおすすめです。
旧住所では、退去ギリギリまで使えるようにしておくと、掃除などが楽に進められます。夜遅くの引越しになっても、安心して作業できるでしょう。
一方、新住所での利用開始日は、引越し日(搬入日)当日もしくは数日前にしておくとよいでしょう。利用を少し早めておくことで、荷物の搬入までに掃除や必要な作業が行えるため引越しがスムーズに進みます。
停止や開始の手続きは、1ヶ月前から行えるため、日程が決まったら早めに手続きを済ませましょう。新電力の場合は、切り替えに時間がかかってしまうこともあるので、特に早めの手続きを意識してください。
引越し時の電力会社の選び方4ポイント
引越しのタイミングで、電力会社を切り替える方も少なくありません。電力会社を比較するときのポイントは大きく4つあります。
- 料金
- 特徴
- キャンペーンの有無
- 契約金や解約金の有無
詳しく解説していきます。
1.料金
電力会社によって電気代が変わるため、料金は一番の比較ポイントになります。電力会社を変えたからといって、電気の質が変わるわけではありません。会社によって停電しやすいなどもないため、電気代をしっかり見て選びましょう。
電力会社によっては、お得な料金プランが用意されていることも多いです。電気の使い方に合ったプランを選ぶと、電気代の節約につながるでしょう。
主なプランは、以下の2つです。
プラン名 | 特徴 |
市場連動型プラン | ・単価が固定されておらず、市場の価格によって電気料金が変わるプラン ・季節や時間帯で高くなったり安くなったりする ・上手に使うことで大幅な節約が可能 |
定額料金プラン | ・使用量に応じて払うプラン ・基本料金と使用量に応じた定額料金、燃料費調整額などで決まる ・市場価格の影響は受けないが節約は難しい |
引越し先で電気の使用量が大きく変わる場合は、選ぶプランで電気代も影響を受けるため、慎重に検討してください。
2.特徴
大手電力会社以外の新電力と呼ばれる企業は、それぞれ特徴があります。例えば、ENEOSでんきならガソリンとセットで割引してくれたり、auでんきなら携帯と一緒に使うことで電気代が安くなったりするなど、会社ごとに利用するメリットが異なります。
どの電力会社を選ぶのがお得になるかは、自分や家族の状況によって変わるため、よく比較して選ぶとよいでしょう。新電力会社との契約が必ずお得になるとも限らないので、細部までしっかり比較することが大切です。
3.キャンペーンの有無
引越しの季節に合わせて、キャンペーンやキャッシュバックを実施している会社もあります。使える特典がないか、チェックしてみましょう。
キャンペーンを活用するときは、条件をしっかり確認しておくことが大切です。細かい字で書いてあったり、わかりにくく記載されていたりすることもあるので、申し込む前に確認してみてください。
4.契約金や解約金の有無
電力会社の切り替えに伴い、契約金や解約金が発生する場合もあるので事前にチェックしておきましょう。短期間で引越しを繰り返す場合は、契約金や解約金が発生するものは使いづらい可能性があります。
契約金や解約金が発生する場合でも、キャンペーンなどでキャッシュバックされたり、無料になったりすることもあります。よく確認しておかないと、無料のつもりで申し込んだのに契約金が発生してしまった、ということになりかねません。契約金や解約金が発生すると大きな出費になるので、確認してから契約しましょう。
電気の引越しや電力会社を選ぶ時の注意点
電気の引越しや電力会社を選ぶときは、以下の4つに注意してください。
- 周波数が異なる地域への引越しは家電のチェックが必要
- 好きな電力会社が選べない物件もある
- 電力会社を変更するときはシミュレーションをおこなう
- 必ずしも電気代が安くなるとは限らない
詳しく説明していきます。
周波数が異なる地域への引越しは家電のチェックが必要
東日本と西日本では家電の周波数が異なるため、引越し前に家電のチェックを行いましょう。東日本は50Hz、西日本は60Hzとなっており、周波数が異なると使えない家電もあるからです。そのまま使うと故障などの原因になるため、必ず確認しておきましょう。
もし製品の裏や取扱説明書などを確認し「50/60ヘルツ」と書かれている場合は、どちらでも使えます。どちらかの数字しか書かれていない場合は、引越し先によっては使えないケースが出てくるので注意してください。
好きな電力会社が選べない物件もある
物件によっては、入居者が自由に電力会社を選べない場合もあります。例えば、マンションで電気の一括契約をしている場合や、大家さんが電力会社と契約している場合などです。
契約時に確認しておくと、引越し手続きがスムーズに進みます。確認していなかった場合は、契約書や契約時にもらった書類などを再チェックしてみましょう。
電力会社を変更するときはシミュレーションを行う
引越しを機に電力会社を変更する場合は、シミュレーションで電気料金を確認しておきましょう。新住所の広さや使う家電によって、電気代が変わるからです。
広い家に引っ越す場合や、電気の使用量が大幅に減る場合は、プランが変わりやすいので注意が必要です。プラン選びを適当にしてしまうと、思ったより電気代が安くならなかったり、反対に電気代が高くなったりしてしまうので慎重に選んでください。
必ずしも電気代が安くなるとは限らない
新電力に乗り換えたからといって、必ず電気代が安くなるわけではないので注意が必要です。電力会社やプランは無数にあるため、比較するのも大変です。自分に合ったプランに出会えない可能性も少なくありません。
よくわからないまま適当に契約してしまうと、後悔することもあります。特に電気代を安くしたくて電力会社の乗り換えを検討する場合は、本当に安くなるのかきちんと確認してから契約することが大切です。
電気の引越しでよくある疑問
電気の引越しでよくある疑問にお答えしていきます。
手続きを忘れた場合はどうなりますか?
電気の引越し手続きを忘れた場合は、旧住所・新住所のどちらの手続きを忘れたかによって異なります。
旧住所の停止手続きを忘れた場合は、電気を利用していなくても基本料金が発生してしまいます。また、新住所の利用開始手続きを忘れた場合は、引越し後すぐに電気が使えず不便です。
どちらの場合も、手続きを忘れたことに気づいたら、すぐに連絡することが大切です。特に利用停止・開始の当日の連絡となった場合は、電話で連絡を行いましょう。
大手電力会社と新電力の違いはなんですか?
大手電力会社と新電力の違いは、以下の通りです。
- 大手電力会社:発電所を持っており、電気の製造・販売・送電を行う
- 新電力会社:電気の小売業者。電気の販売だけを行うことが多い
どちらも、電力の質に差はありません。新電力会社と契約したからといって、電気のトラブルが多い、といったことにはならないので安心してください。
引越し前に電気を使いたい場合はどうすればいいですか
引越し前に電気を使いたい場合は、使用したい日に合わせて前もって利用開始手続きを進めておきましょう。集合住宅などの場合は、使いたい当日に電話すれば送電してもらえることも少なくありません。しかし、電気が使えるようになるまでに時間を要する場合もあるので、あらかじめ手続きをしておくとスムーズです。
手続きを済ませておけば、利用開始日にブレーカーを入れるだけで電気が使えるようになります。荷物の搬入前に掃除などを済ませておきたい場合は、あらかじめ手続きしておきましょう。
引越しで電力会社の選び方がわからないときは一括サービスがおすすめ
引越しで電力会社の変更を考えているなら、一括サービスを利用すると便利です。電気だけでなくガス・水道、インターネットなども同時に手続きでき、手続きの時間も節約できるからです。
「電気・電力会社の乗り換え窓口」では、あなたにぴったりの電力会社やプランを紹介します。エリアで使える電力会社がたくさんあって、どれかひとつに決められないときにもおすすめです。電力会社の比較が面倒、引越しの手続きをできるだけ簡単にしたい方も、ぜひ利用を検討してみてください。
引越しの電気手続きは早めに!電力会社の切り替えもおすすめ
引越しの電気手続きは、早めに済ませておくとスムーズです。特に、引越しを機に電力会社の切り替えを検討している場合は、新しい会社との契約やサービスの比較検討に時間がかかることもあるため、引越しが決まった時点で検討を始めましょう。
新電力に切り替える場合は、料金や特徴などの比較をしっかりしてから契約することが大切です。必ずしも電気代が安くなるとは限らないため、電力会社ごとのプランをよく検討してから手続きを進めましょう。
電力会社の選び方がよくわからない、引越しの手続きが面倒・時間がないという方は、「電気・電力会社の乗り換え窓口」をご利用ください。電気やガス・水道などの手続きが1回の連絡で済み、面倒な電力会社の比較も代行できるので安心です。
気になる方は以下のボタンより、ぜひ詳細をチェックしてみてください。
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