テレビ番組でカラオケの採点企画を見て、「自分も高得点を出してみたい」と考えている方も多いのではないでしょうか。高得点を出せば場も盛り上がりますし、ちょっと自慢できそうですよね。
そこでこの記事では、「カラオケで高得点と言えるライン」や「カラオケの採点機能で高得点を出すために必要なテクニック」「高得点が出やすい曲の特徴」について解説します。
またメーカー(DAM・JOYSOUND)によって採点の厳しさが違うので、メーカーごとの特徴についても説明します。
記事を最後まで読んでいただければ、カラオケ店で「DAMにしますか、JOYSOUNDにしますか」と聞かれたときに迷いません。また採点ありでも自信をもって歌え、カラオケをもっと楽しめるようになるでしょう。
カラオケで高得点を出したい方は、ぜひ参考にしてください。
また、お店にカラオケ機器を導入したいけどDAMとJOYSOUNDOではどちらの方がいいの?どちらが盛り上がる?という疑問も解決しますので是非最後までご覧ください。
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カラオケ採点の平均点ってどれくらい?
カラオケ採点機能の平均点は、約83点です(DAMの精密採点DX-Gの場合)。
ただし採点機能の平均点を気にする必要は、あまりありません。
気にする必要がない理由は、以下の通りです。
- 同じ人が歌っても、曲の難易度によって点数が変わる
- 集計時期によって平均点が変わる
- 採点機能を使う人は歌に自信があることが多く、平均点は高めになりやすい
上記のことから、「カラオケにおける楽しみのひとつ」として平均点を気にするのはいいですが、「自分の歌が上手いかどうか」を判断するために「平均点より高いか低いか」を気にするのはあまり意味がないといえるでしょう。
そもそもカラオケの採点機能の平均点は、「歌やカラオケが好きで、ハイレベルな人たち」の平均点になっているからですね。
また選ぶ曲の難易度によっても採点結果はかなり変わるので、平均点より低いからといって、即「歌が下手」というわけではありません。
カラオケ採点で「上手い」「高得点」と言われるラインは?
「カラオケ採点機能では、平均点を気にする必要はあまりない」とお伝えしました。
ではカラオケ採点で「歌が上手い」「高得点」「上級者」とみなされるレベルは何点以上なのでしょうか。
カラオケ採点をおこなうテレビ番組では、出演者たちは90点台後半でスコアを競っていることが多いですね。実際「歌が上手」「高得点」と言われる基準は90点が基準となります。
参考までに点数ごとの「印象」をまとめました。
90点台 | 高得点であり、かなりの上級者。カラオケの採点機能で90点以上を出せる人は全体の8%未満、95点以上出せる人は1%未満というデータあり。 |
80点台 | 下手ではなく、違和感なく聞ける状態。 |
70点台 | 「音痴ではないものの不安定」という印象をもたれやすい。 |
60点台 | 伴奏と歌がズレている可能性あり。 |
カラオケで「うまいね!」「すごい!」と言われたいなら、90点台を目指しましょう。
カラオケ採点で高得点を出すためのテクニック
この章では、カラオケで高得点を出すために意識しておきたいテクニックを紹介します。
正確な音程で歌う
まずは正確な音程で歌うことが大切です。DAMでもJOYSOUNDでも音程の得点配分が大きくなっているので、音程を外すと大きな減点対象になってしまいます。
カラオケでの採点基準はガイドメロディなので、ガイドメロディに音程を合わせましょう。原曲のキーが高すぎたり低すぎたりする場合は音程がズレやすいので、自分の歌いやすい音程に変更したほうが点数は出やすくなります。
なかなか音程を合わせられない場合には、まずはテンポを少し遅くしてみましょう。遅いテンポでしっかりメロディをとらえながら歌ってみると、効率的に音程をとらえる練習ができます。
適切な声量で歌う
音程があっていても、声が小さすぎると点数が伸びないことも少なくありません。反対にしっかり声を出して歌うと、得点が伸びることもあります。
友だちと一緒だと「恥ずかしい」と声が小さくなってしまう方もいるかもしれませんが、ぜひノリよく大きな声で歌ってみてください。
また声自体はしっかり出ていても、マイクを指で覆っていると、マイクにきちんと声が届かないことも。マイクの持ち方の癖もチェックしてみてください。
なお声の大きさだけではなく、抑揚(一曲の中での強弱やメリハリ)も大切。声の強さ・弱さのバランス・メリハリを意識して加点につなげましょう。「最初から最後まで大音量でメリハリがない」という歌い方では、点数が伸びません。
ビブラートをかける
ビブラートは声を震わせる・揺らすこと。きれいなビブラートがかかっていると「歌が上手いなぁ」と思ってもらいやすくなりますし、カラオケ採点でも加点対象になります。
ビブラートは「横隔膜」「喉」「口」でかけることができ、プロの歌手は横隔膜でビブラートをかけているといわれています。
YouTubeなどには「ビブラートの出し方」を解説している動画も多く、ボーカルスクールの公式ブログ・サイトなどにも解説が載っています。ぜひ参考にしてみてください。
なおビブラートをきれいに響かせる前提として、ロングトーン(声を長く伸ばすこと)が安定している必要があります。
こぶしを効かせる
「こぶし」も加点対象となります。こぶしは一瞬声をうねらせるイメージで、ビブラートよりも力強く声を揺らします。こぶしが使えると「かっこいい!」と思ってもらえることも多いですね。
「こぶしは演歌」というイメージがありますが、実はJ-POPの歌唱でもよく使われるテクニックです。
こぶしについてもボイストレーナーによる解説動画がYouTubeにたくさんアップされています。ぜひ参考にしてみましょう。
しゃくりを入れる
しゃくりも採点機能の加点対象です。しゃくりとは、強調したい部分で音を下から上にあげるテクニック。本来の音程より低い音程を先に出してから、本来の音程に戻します。
ただ「意識していないのに採点機能でしゃくりがカウントされる」という人の場合は、音程が不安定なせいでカウントされている可能性もあります。
意識的に実践するのは難しいテクニックですが、しゃくりが上手な人の真似から始めてみましょう。
ブレスポイント(息継ぎ)は原曲と合わせる
息継ぎのタイミングは原曲の歌手に合わせましょう。息が続きやすくなって声量が維持でき、曲のイメージ・ニュアンスも原曲に近くなるからです。
また息継ぎのタイミングがよいと、曲全体のリズムもよくなってきます。「緊張するとなんとなくリズムが速くなってしまう」「歌い急いでいる感じが出る」という方は、ブレスを意識してみると改善できるかもしれません。
アクセントをおく音も、原曲と合わせてくださいね。
高得点が出やすい曲を選ぶ
歌唱のテクニックと同じくらい重要なのが、曲選びです。いくら歌が上手い人でも、難易度が高い曲では得点が伸びないことも多いからですね。
高得点が出やすい曲の特徴は以下の通りです。
- 音程の上下や転調が少ないシンプルな構成で、音程がとりやすい
- メロディーが覚えやすい
- スローテンポで息継ぎのタイミングがわかりやすい
- サビが盛り上がって、抑揚がつけやすい
カラオケでの採点ではやはり音程の正確性が大切なので、テンポが遅めで正確な音程がとりやすい曲を選びましょう。
カラオケ採点で高得点が狙える曲を紹介
カラオケ採点で高得点が狙える曲の具体例は以下の通りです。
女性ボーカルのおすすめ曲 |
・恋するフォーチュンクッキー(AKB48) ・糸(中島みゆき) ・残酷な天使のテーゼ(高橋洋子) ・YELL(いきものがかり) ・やさしさで溢れるように(JUJU) ・かたちあるもの(柴咲コウ) ・トリセツ(西野カナ) ・プラネタリウム(大塚愛) ・ハナミズキ(一青窈) ・Love is…(加藤ミリヤ) ・三日月(絢香) |
男性ボーカルのおすすめ曲 |
・海の声(桐谷健太) ・今宵の月のように(エレファントカシマシ) ・I LOVE YOU(尾崎豊) ・あなたに(MONGOL800) ・小さな恋のうた(MONGOL800) ・さよならエレジー(菅田将暉) ・虹(菅田将暉) ・キセキ(GReeeeN) ・青いベンチ(サスケ) ・蕾(コブクロ) ・なんでもないよ、(マカロニえんぴつ) |
例は挙げましたが、一番大切なのは「自分が好きで、うまくなりたい曲を選ぶこと」。また原曲キーで歌うなら、自分の音域にあった曲を選ぶことも大切です。
曲を選んだら、しっかり聴き込んで諦めずに何度も練習していきましょう。
高得点を出すために知っておきたい「DAMとJOYSOUNDの特徴」
現在日本の通信カラオケメーカーはDAM(第一興商)とJOYSOUND(エクシング)の2つしかありません。そのためカラオケ店の受付で「DAMにしますか?JOYSOUNDにしますか?」と2択で聞かれることが多いのですね。
DAMとJOYSOUNDの採点機能の違いについて紹介します。
判定が厳しいのはDAM
DAMとJOYSOUNDは「本人映像の豊富さ」「曲数の多さ」などに違いがあるほか、「採点機能の種類」や「判定の厳しさ」にも違いがあります。
ざっくりいいますとJOYSOUNDのほうが判定は甘めで、高得点が出やすくなっています。「仲間内でワイワイと採点機能を楽しみたい」「高得点が出やすい機種で、いい気分で歌いたい」なら、JOYSOUNDがおすすめです。
一方DAMは判定が厳しいのが特徴。そのため「本格的に採点してほしい」「歌唱力向上のために採点してほしい」なら、テレビのカラオケ採点番組でも使われているDAMがおすすめです。
お店にカラオケ機器を導入する場合は、高得点の出やすさか、本格的な採点かでどちらがお店のコンセプトに向いているのかで考えると良いでしょう。
どちらをお店に導入すべきか迷う場合は、こちらの「カラオケの達人」導入相談窓口に相談してみてください。
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DAMとJOYSOUNDの採点機能一覧
DAMにもJOYSOUNDにも、複数の機種があります。機種によって備えている採点機能が異なり、さまざまな使い方・楽しみ方ができます。
DAMとJOYSOUNDの主な機種に搭載されている採点機能を紹介します。
DAMの主な採点機能 |
・精密採点 ・ランキングバトルONLINE ・シンプル採点 ・完唱歌い切りまショー!! ・onepiece採点カラオケ王におれはなる! ・DRAGONBALLカラオケ天下一歌唱会 |
JOYSOUNDの主な採点機能 |
・分析採点 ・全国採点グランプリ ・いきなり採点 ・チャレンジ採点 ・妖怪ウォッチ大採点 |
DAM「精密採点DX」とJOYSOUND「分析採点AI」の違い
本格的な採点機能を使いたい場合には、DAMでは「精密採点DX」、JOYSOUNDでは「分析採点AI」を使います。「精密採点DX」と「分析採点AI」の判定項目の違いを紹介します。
DAM 精密採点DX |
・音程 ・安定性 ・表現力(抑揚、しゃくり、こぶし、フォール) ・リズム ・ロングトーン ・ビブラート ・声域 |
JOYSOUND 分析採点AI |
・音程 ・安定感 ・抑揚 ・ロングトーン ・テクニック(こぶし、しゃくり、ビブラート) |
DAMだと「リズム」「フォール(本来の音程から低い音程にずらすテクニック)」なども採点対象になります。より細かい採点ができることがわかりますね。
高得点を狙うための練習方法
最後に「カラオケで高得点を狙うための練習方法」を紹介します。
- 歌をよく聞いて、細かい音程の移動に気づく
- 終盤に歌声が小さくならないよう、スタミナをつける
- 同じ曲を何度も歌って慣れる
- 自分の歌声を録音して聞いてみる
「当たり前の練習方法だ」と思うかもしれませんが、基本ができていないと高得点は狙えません。
カラオケの練習に使えるツール
カラオケの練習に使えるツールとしては、通信カラオケの採点機能やスマホアプリが挙げられます。
カラオケ店には録音・再生機能がついているカラオケ機種もあるので、ぜひ練習に活用してみてください。
例えばJOYSOUND(MAX GO、JOYSOUND MAX2、MAXのみ)の「分析採点マスター」は、細かく歌唱を採点してくれます。「音程一致率が低かった部分だけを反復練習する」といった使い方もでき、繰り返し練習に向いています。
またスマホアプリでも録音・再生ができます。家で練習したい場合には、手軽なスマホアプリがおすすめ。DAMやJOYSOUNDが提供しているアプリもあります。
まとめ
カラオケの採点機能では90点以上がでれば「上級者」「歌が上手」と言われるレベルです。
平均点は80点ほどですが、曲の難易度や集計期間によって変動します。また採点機能を利用する人はそもそも「歌が得意」「歌に自信がある」という人なので、あまり平均点にこだわる必要はないでしょう。
カラオケ採点で90点以上を目指すなら、まずは「高得点が出やすい曲」「自分の音域に合っていて、練習するのが楽しい曲」を選ぶことが大切。そのうえでビブラートやこぶしをマスターして、加点を狙っていきましょう。
また「高得点を出すこと」にこだわるなら、判定が厳しいDAMよりも、高得点が出やすいJOYSOUNDを選ぶのがおすすめです。
練習にはカラオケの録音・再生機能のほか、スマホアプリも使えます。何度も録音・再生を繰り返して練習を重ねてください。
<p>お店にカラオケ機器を導入する場合の参考になりましたでしょうか。高得点の出やすさか、本格的な採点かでどちらがお店のコンセプトに向いているのかで決めるのも一つの方法ですが、導入費や毎月の月額費用も固定費となるため重要ですね。
総合的にどちらをお店に導入すべきか迷う場合は、こちらの「カラオケの達人」導入相談窓口に相談してみてください。
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