フレッツ光とは?どのようなサービスなのか分かりやすく解説!

最終更新日:

「光回線の導入を検討していてフレッツ光をよく聞くので気になっている・・・」
「フレッツ光って聞いたことがあるけど、実際にはどのようなサービスなのか知らない・・・」

フレッツ光は光回線の代表的な存在ですが、詳しい部分まで理解できている方はそう多くないでしょう。
そこで今回は、
・フレッツ光の基礎知識
・フレッツ光の通信速度と料金
・フレッツ光を軸にした各種サービス

について分かりやすく解説していこうと思います。

これから店舗やオフィスのネット環境を整えたいとお考えの方は、ぜひ最後までご覧ください。

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今更聞けない?フレッツ光の基礎知識

まずは、フレッツ光に関する基本的な知識についてご紹介していきます。

NTTが展開している回線サービス

フレッツ光はNTTが展開する光回線のサービスです。お住まいの地域によってNTT東日本NTT西日本に管轄が分かれます。
NTTが管理しているネットワークを「フレッツ網」と呼び、これまでISDN・ADSLを経て現在の光回線サービスに至りました。
2020年6月現在、光回線の対応エリアカバー率は95%を超えており、広いエリアで利用できるのがフレッツ光ならではの大きな特徴です。
日本における光ファイバーを使った高速通信の先駆け的な存在として、国内の回線事業者としての知名度も抜群。
フレッツの回線は種類に関係なく常時接続で提供されるため、一般家庭へのネット普及にも一役買っていました。

NTTはインターネット回線を長年リードしてきた企業なので、光回線においてもシェア率は高く2019年9月末まででも東日本・西日本と合わせて半数以上のシェアを獲得しています。(光コラボも含める)光コラボも好調で高い水準を保っています。

v6プラスを促進している

フレッツ光では、より通信が安定して繋がりやすくなる「v6プラス」に力を入れています。
v6プラスはIPoE/IPv6という新しい接続技術を普及するために開発されました。
従来広く使われていたPPPoEとIPv4という規格は、世界的にネットが普及される前に開発された技術です。
利用者が多くなると、混雑による接続遅延が発生しやすいのが問題視されていました。

多くの人が日常的にネットを利用し、高画質動画の視聴などが当たり前になった昨今の状況でも快適にネットに接続できるようにと開発されたのがIPoEとIPv6です。
IPoEは直接NTTの次世代ネットワークに接続する通信方式で、IPv6はIPアドレスを無限に近い数作成できる規格でYouTubeやFacebookなどコンテンツを供給する側でも、IPv6への整備が進んでいます。
しかし、まだ規格が新旧ごちゃまぜの状態なので新しい通信方式に対応していないサイトやサービスも少なくありません。
v6プラスはIPv4とIPv6を共存させた技術で、新しい接続方法でアクセスしても新規格に未対応のサービスが従来通り利用できます。

フレッツ光の通信速度と料金プランについて

フレッツ光は2000年に試験を開始し始めた時は、最大10Mbpsという通信速度でした。
技術向上と改良を重ねて、現在の通信速度はどのような速さになっているのでしょうか?料金プランと合わせてご紹介していきます。

参考:https://www.ntt-east.co.jp/release/0012/001218a.html

マンションタイプ

マンションやアパートなど、4戸以上の集合住宅では通信速度は最大1Gbpsとなっております。
ただ、集合住宅の場合建物の回線設備によって通信スピードが影響されることも。
契約前に、自分の住んでいる建物の通信環境をよくチェックしておくとよいでしょう。
こちらのマンション向けプランは個人向けですが、中小規模の事業者でも申し込みが可能です。

最大通信速度 月額料金
フレッツ光ネクストギガマンション
スマートタイプ(無線ルーター付き)
1Gbps 3,350円~4,350円(建物内の契約数により変化)
フレッツ光ネクストマンション
ギガラインタイプ
1Gbps 3,050円~4,050円(建物内の契約数により変化)
フレッツ光ネクストマンション
ハイスピードタイプ
200Mbps 2,850円~3,850円(建物内の契約数により変化)
フレッツ光ネクストマンションタイプ 100Mbps 2,850円~3,850円(VSDL接続)
2,500円~3,500円(LAN接続)
フレッツ光ライトマンションタイプ(従量料金プラン) 100Mbps 2,000円~4,300円(データ利用量によって変化)
2,500円~3,500円(LAN接続)

※2020年6月28日現在の税抜き価格になります。

参考:https://flets.com/flets-hikari/

戸建てタイプ

戸建て向けのプランは、高速通信可能なプランも登場し人気を集めています。
ただ、超高速通信プランはまだ普及段階にあるため利用できるエリアが限られる可能性があります。
かならず契約前にエリア内か確認してください。
また戸建て向けプランは3戸以下の建物でも適用できます。

最大通信速度 月額料金
フレッツ光クロス 10Gbps 6,300円
フレッツ光ネクスト 1Gbps 5,700円
フレッツ光ネクストファミリー
ギガラインタイプ
1Gbps 5,400円
フレッツ光ネクストファミリー
ハイスピードタイプ
200Mbps 5,200円
フレッツ光ライトファミリータイプ(従量料金プラン) 100Mbps 2,800円~5,800円(データ利用量によって変化)

※2020年6月28日現在の税抜き価格になります。

参考:https://flets.com/flets-hikari/

事業所用プランも充実

フレッツ光では個人向けプランだけではなく、事業所やオフィスで使うためのビジネスプランも充実しています。
こちらはパソコン接続台数が多い事業所向けで、接続台数が多くても安定して通信ができるのでデスクワークがメインの業種におすすめです。

それぞれ特徴が異なるので、プランごとに解説いたします。

フレッツ光ネクストビジネスタイプ

フレッツ光ネクストビジネスタイプは、フレッツ光ネクストで提供されているサービスの事業者向けプランです。
同一事務所でパソコン10台以上を使う場合におすすめです。

最大通信速度 基本セッション数 月額料金 接続方式
フレッツ光ネクストビジネスタイプ 1Gbps 2セッション 41,100円 光配線方式

※2020年6月28日現在の税抜き価格になります。

参考:https://business.ntt-east.co.jp/service/flets-business/

フレッツ光ネクストプライオ

フレッツ光ネクストプライオは、オフィスや事務所などでの使用を想定したビジネス用プランです。
個人向けプランとの違いとして、通常のベストエフォート通信に加えてネットワーク通信が優先される「帯域優先機能」が採用されています。
オンラインでやり取りする業務が多いオフィスに向いています。
プライオでは帯域優先のデータ量が1Mbpsか10Mbpsから選択可能。

最大通信速度 帯域優先 月額料金 接続方式
フレッツ光ネクストプライオ1 1Gbps 1Mbps 20,000円 光配線方式
フレッツ光ネクストプライオ10 1Gbps 10Mbps 41,100円 光配線方式

※2020年6月28日現在の税抜き価格になります。

参考:https://business.ntt-east.co.jp/service/flets-business/

フレッツ光ネクストマンション全戸加入プラン

マンション経営を行っている方に人気があるのが、この全戸加入プランです。
近年、物件選びの基準として「インターネット無料」を選ぶ人が増えてきています。
スマホやテレビでのオンライン動画視聴、ゲーム、家電のIoT化が進んでニーズが高まっていることが要因だと考えられます。

フレッツ光ネクストマンション全戸加入プランは共有部分だけでなく、各部屋まで光ファイバーが配線されているので大容量通信ができる!と入居希望者へのアピールにも繋がります。
こちらはマンションの戸数や環境によって料金が異なるので、ご希望の場合は相談の上、見積もりを出してもらいましょう。

フレッツ光はプロバイダや光コラボも充実

フレッツ光はプロバイダを選べ、他サービスの光コラボでも注目されています。
光コラボとは、フレッツ光の回線を使い他の企業が独自のサービスを付帯して販売できるシステムのことです。
2015年2月に光コラボがスタートしてから、数多くの企業がオリジナルの光回線プランを提供しています。
光コラボの業者は業種によってサービスの特性が異なりますので、大まかに2つに分けてそれぞれの特典についてご説明していきます。

参考:https://flets.com/collabo/list/

プロバイダの光コラボは特典が充実

従来のフレッツ光では、光回線を利用する場合は回線事業者であるNTTとプロバイダに分けて契約しなければいけませんでした。
そのため料金の支払いや、解約に手間がかかるといったデメリットがあったのです。
光コラボでは回線とプロバイダの申し込み先が一緒なので、支払いをまとめられたり解約の負担が軽減されたり、さらに、以前よりも特典が充実しているといった特徴があります。

インターネットプロバイダ系の光コラボのキャンペーンとして、キャッシュバック・ギフト券プレゼント・ポイントバックなどが展開されています。
ユニークなものだと、映像配信サービスが光コラボの窓口となっていて、契約すると映画が1本無料でみられるというものもあります。

フレッツ光にもキャンペーンや割引は用意されていますが、キャッシュバックがありませんので、キャッシュバックを利用してお得にインターネットをはじめたいという場合は、光コラボを検討すると良いでしょう。

光コラボはセット割ができる

光コラボでは、スマホのキャリアと光回線の申し込み先を合わせることで、毎月のスマホ料金が割引されるという「セット割」が業者によっては利用できます。
ドコモ光・ソフトバンク光など大手キャリアでも光コラボを提供していますし、楽天やIIJmioなど格安SIMとのセット割を提供している業者もあって、格安SIMを使っている人でもセット割プランが利用できます。

auユーザーの場合は、KDDIが展開しているフレッツ光とは別の「auひかり」に契約しなければなりませんでしたが、So-net光プラスがauとのセット割の提供を始めたことで、フレッツ光の回線を使っている人でもスマホの割引が受けられるようになりました。

特典やキャッシュバック、セット割以外では光コラボ業者によってレンタルできるルーターが異なるといった特徴もあります。
ルーターの性能はネットの繋がりやすさにダイレクトに影響するので、高性能端末が利用できる業者を選ぶという人も少なくありません。
「仕事でネットを使うので通信が安定したところを優先したい!」とお考えの方は、各プロバイダ公式サイトから、ルーターのスペックをチェックしてみてくださいね。

フレッツ光の関連サービスは?

フレッツ光の関連サービスとして、ひかり電話ひかりTVがあります。
これらはどちらとも光回線を利用したサービスで、フレッツ光と一緒に申し込む人も多いです。

業種によっては仕事にも役立つので、これから光回線を申し込む人は、ぜひご確認ください。

ひかり電話

ひかり電話は従来の固定電話とは違って電話回線ではなく、光回線を利用した電話です。
ひかり電話のひかりは平仮名になっていますが、平仮名で表記されている光電話は、フレッツ光の光IP電話の事を指しています。

ひかり電話は固定電話よりも通話代や基本料金が安いので、仕事で電話をよく利用する人にもおすすめです。
光ファイバーを使って通話をするので、音質も固定電話並みの高水準です。通話アプリのように、音が途切れてしまうということはほとんどありません。
フレッツ光を契約する際には、ひかり電話の導入をおすすめします。

ひかりTV

ひかりTVはフレッツ光の回線を利用した有料放送で、80以上の専用チャンネルと約88,000本の配信コンテンツが利用できます。

アンテナを設置して映像を受信する仕組みとは異なり、チューナーとテレビを接続するだけなので天候に関係なく安定した視聴が可能なのが魅力。
飲食店やスポーツバーなどを経営している方にもおすすめなサービスですね。

まとめ:フレッツ光とは?どのようなサービスなのか分かりやすく解説!

今回はフレッツ光の基本的な特徴から、通信速度、料金プランなど複数の要素を解説いたしました。

今回の記事の内容をまとめますと、
・フレッツ光は国内でもシェア率の高いインターネットサービス
・建物のタイプに応じてプランが充実している。戸建てでは超高速通信も利用可能
・ビジネスプランもあるので事業規模に応じて最適な内容が選べる
・光コラボではお得にフレッツ光の回線が使える

上記の4点がポイントでした。

仕事場でのネット環境を快適にしたいという時も、フレッツ光はエリアに関係なく利用できます。
プランが充実しているので、きっとその人に合ったものを見つけることができますし、オプションも充実しているので、さまざまな店舗やオフィスで活躍してくれる事でしょう。

個人の方から法人まで利用することができるフレッツ光は、光回線導入時の候補のひとつとして間違いなしです。

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