引越しの際に電気とガスをセットにまとめるメリットとデメリットについて

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電力とガスの自由化に伴い、それぞれ好きな会社と契約できるようになりました。
「ガスと電気をセットで契約する」「ガスと電気を別々で契約する」といった選択が可能になったのです。

ここで疑問になるのが、「まとめた方がお得なのか?」「それとも別々の方がお得なのか?」です。

そこでこのページでは、「引越しの際に電気とガスをセットにまとめるメリットとデメリット」についてご紹介します。

電気とガスをセットで契約できる会社が増えている

電力とガスの自由化によって、様々な企業がガスや電気の小売に新規参入しています。
ガスや電気といえば東京ガスや東京電力を思い浮かべると思いますが、現在は石油会社や通信業者といった他業種の会社も電気ガスの販売を行っているのです。

そのため、電気とガスをセットで契約できる会社は年々増えており、驚くことに全国では200を超える選択肢があります。

自由化によって価格競争が起こったことで、各社様々なプランを設けています。
電気とガスのセット契約に対して、特典(割引など)を設けている会社も多いです。

ただし、場合によってはガスと電気を別々に契約した方が良い場合もあるので、注意が必要です。
セット契約と個別契約のどちらがいいのか、以下で解説していきます。

電気とガスをセットで契約するのと別々で契約するのはどちらがいい?

本題の電気とガスのセットで契約するのと別々で契約するのはどちらがいいか?ですが、これは契約する会社やひと月の電気使用量によって変わります。

まず前提として考えなければいけないのは、「家庭で使うエネルギーの割合はガスよりも電気の方が高い」という点です。

オール電化でなければもちろんガスも使用しますが、ガスを使用するのはキッチンのコンロと給湯器がメインでしょう。

一方の電気は、テレビ・エアコン・冷蔵庫・照明・パソコンなど、使う場面がガスよりも圧倒的に多くなります。

そのため、セットで契約するのであれば電気料金のプランを優先した方が得策です。

電気料金を中心に考えると、電気の使用量が少ない場合は別々の契約が、多い場合はガスとセットで契約した方がお得な場合が多いかと思います。

まとめると、電気使用量の少ない一人暮らしの方であれば別々の契約、電気使用量が一定以上のファミリー層であればセット契約がおすすめです。

また、以下のメリットが魅力的に感じられるのであれば、電気とガスをセットにすることをおすすめします。

電気とガスをセットにするメリット

電気とガスをセットにすることによって得られるメリットは、主に以下の3点です。
それぞれ詳しく見ていきましょう。

  1. 支払いを一本化できる
    まず挙げられるメリットとして、支払いの一本化があります。
    ガスと電気、これまで別々だった明細を1つに統一できるので、家計の管理が今まで以上に楽になります。
  2.  セット割引の適用
    電気とガスの両方を展開している会社の多くは、セット契約に対して割引を適用しています。
    例えばまるっとでんきでは、他のまるっとシリーズ(まるっとガスやまるっとひかりなど)のご契約数に応じて毎月のご利用料金に割引が適用されます。
    最大毎月1000円割引になるので、この場合1年間で12,000円もお得になるのです。
  3.  解約金・違約金が発生しない
    業者にもよりますが、ほとんどの場合セット契約の解約に対して手数料や違約金は発生しません。
    「決められた年数契約を続けなければいけない」などの縛りがないのは、ユーザーにとって嬉しいポイントと言えるでしょう。

電気とガスをセットにするデメリット

メリットの次は、電気とガスとセットにするデメリットについて確認していきましょう。

  1. 電気使用量によってはかえって高くなることも
    先ほども触れたように、電気の使用量が少ない場合、電気とガスを個別に契約した方が安くなる場合があります。
    1ヶ月の電気使用量を確認し、セット契約に切り替えてお得になるのかどうか、契約前に計算しておくことをおすすめします。
    基本的には、電気の使用量が多いほどお得になるイメージです。
  2. ガス料金の割引がない
    業者にもよりますが、セット割引は電気料金のみに適用され、ガスには適用されない場合が多いです。
    そのため、ガスファンヒーターをよく使う方や料理でコンロを使用する頻度が高い方など、ガス使用量が多いご家庭ではあまり節約効果を感じない場合もあります。

電気とガスを別々にするメリット・デメリット

ここからは電気とガスを別々にした場合のメリット・デメリットについて解説していきます。
基本的には、セット契約のメリット・デメリットがそのまま反対になったようなイメージです。

電気とガスを別々にするメリット

「電気とガスをセットにするデメリット」でも解説したように、1ヶ月の電気使用量が少ない場合、電気とガスとを別々に契約した方が安くなる場合があります。

1ヶ月の電気使用量が少ない方向けの割安なプランを展開している電力会社がないか、事前に調べてみることをおすすめします。

また、ガスの使用量が多いご家庭の場合、電気とガスのセット割引の恩恵があまり感じられないことがあります(割引対象が電気料金のみの場合)。

そうした場合、ガス料金に重点を置いた方がいいので、電気と別々にガス料金の安い会社を探した方がよさそうです。

電気とガスを別々にするデメリット

電気とガスを別々にするデメリットは、「支払いが分散されてしまうこと」と「セット割引が適用されない」点です。

電気とガスの支払いが別々になるので、明細書を別々に送られてくるため家計の管理がしにくくなってしまいます。

また、セット割引が適用されないので、一定以上の電気を使用するご家庭ではセット契約に比べて割高になってしまう可能性があります。

さらに電気とガスをお得にするには

セット契約や個別契約の他にも、さらに電気とガスをお得にする方法があります。
その方法の1つ目は、「クレジットカードでの支払い」です。

ガスや電気は一般的に口座振替で支払っている方が多いですが、申し込みをすればクレジットカード払いに変更することが可能です。

実は口座振替にも「口座振替割引」という割引制度がありますが、月々の支払いが一定以上になるとクレジットカードのポイント還元率の方がお得になります。

自分が契約している電気・ガス会社の「口座振替の割引額」と「クレジットカードのポイント還元率」を比較して、どちらがお得な支払い方法を選択しましょう。

電気とガスお得にする2つ目の方法は、「契約業者の変更」です。
今契約している電気ガス会社でセット契約をするのではなく、別会社へ乗り換えたほうが安くなる場合もあります。

そもそもの電気料金やガス料金が高くては、せっかくのセット割引もあまり意味がありません。
そのため、まずは基本的な使用料金が安い会社を選ぶことが大切です。

今までプロパンガスだったが引越しで都市ガスになる場合

今までプロパンガスで、ガス代が高かったので引越し先は都市ガスにしたと言う方も多いのではないでしょうか。
プロパンガスでは恩恵を受けることができなかった、ガスの自由化によるガス会社の選択が可能となります。
電気と比べ、ガスの場合は選べるガス会社に地域による多少の制約がありますが、この機会に電気とセットでお得になるガス会社を選んではいかがでしょうか。

まとめ:引越しの際に電気とガスをセットにまとめるメリットとデメリットについて

いかがでしたか?
電力とガスの自由化によって、様々な契約先を選べるようになり、契約先を1つにまとめることも可能になりました。

電気とガスをセットにまとめる方がいいのか、それとも別々に契約した方がいいのか、どちらがいいかは人によって変わってくるということでした。

自分の電気使用量などを考慮した上で、契約をまとめるのか検討してみてください。

また、セット契約や個別契約の他にも、クレジットカード支払いへの変更や契約業者が変更をすることで、さらに電気とガスをお得にすることができます。

しっかりと比較検討をすれば今までよりも電気・ガス代を安くすることは難しくありません。
このページを参考に節約の方法を模索してみてください。

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