家族の引っ越し費用の相場はいくら?3人・4人・5人の場合で解説
「家族で引っ越す場合の費用の相場を知りたい」
「繁忙期に家族で引っ越すとどのくらいかかるのか不安」
「できる限り引っ越し費用を安くするにはどうすればいい?」
家族の引っ越しについて、このような悩みや疑問を持つ方も多いでしょう。
引っ越しには業者の予約が込み合う繁忙期と、比較的依頼が落ち着く通常期があり、費用の相場が異なります。
そこで本記事では、家族の人数別に引っ越し費用の相場について解説します。3人・4人・5人の場合で分けてまとめているので、ぜひ該当する部分でご確認ください。
なお、少しでも引っ越し時の負担を減らしたい場合は、ライフライン(電気・ガス・水道)の手続きを代行してもらえるサービスの利用がおすすめです。最適なプランの見直しにもつながるので、以下のリンクからチェックしてみましょう。
家族での引っ越し費用を決める要素
家族で引っ越す場合、費用の相場は以下の要素によって変わります。
- 人数
- 移動距離
- 荷物の量
- 引っ越し時期(通常期・繁忙期)
- 引っ越しの曜日(平日・土日祝)
- 引っ越し見積もりの時期
- 業者のサービス内容(ファミリープラン・フリープランなど)
基本的な運賃は国土交通省が定める基準に沿って決まるため、各業者で大きな違いはありません。運賃の決め方には「距離制」と「時間制」があり、引っ越す距離が100kmを超える場合は距離制、100km以内であれば時間制が適用されます。
ただし、引っ越し作業で発生する実費やオプションは業者ごとに異なるため、各社の違いを比較することが大切です。
3人家族の引っ越し費用相場
3人家族の引っ越しにかかる費用の相場は以下のとおりです。
移動距離 | 通常期 | 繁忙期 |
〜15km未満 (同市区町村) |
80,000~85,000円 | 85,000~105,000円 |
〜50km未満 (同都道府県) |
85,000~100,000円 | 110,000~120,000円 |
〜200km未満 (同一地方) |
100,000~110,000円 | 135,000~150,000円 |
〜500km (近隣地方) |
130,000~170,000円 | 180,000~230,000円 |
500km以上 (遠距離) |
140,000~200,000円 | 200,000~280,000円 |
※目安の金額であり、業者や条件により異なります
※2024年12月時点の情報です
利用する引っ越し業者によってオプションなどの料金に差が生じるため、参考として確認しましょう。
3人家族で荷物があまり多くなければ、そこまで高額にはなりません。
4人家族の引っ越し費用相場
4人家族の引っ越しにかかる費用の相場は以下のとおりです。
移動距離 | 通常期 | 繁忙期 |
〜15km未満 (同市区町村) |
95,000~105,000円 | 110,000~125,000円 |
〜50km未満 (同都道府県) |
100,000~125,000円 | 120,000~160,000円 |
〜200km未満 (同一地方) |
130,000~145,000円 | 160,000~190,000円 |
〜500km (近隣地方) |
135,000~185,000円 | 210,000~295,000円 |
500km以上 (遠距離) |
155,000~250,000円 | 230,000~325,000円 |
※目安の金額であり、業者や条件により異なります
※2024年12月時点の情報です
子どもが2人いる4人家族の場合は、自転車やおもちゃといった荷物の量が影響します。また、ピアノの運搬が必要な場合は、種類によってオプションになる可能性が高いでしょう。
少しでも引っ越し費用を抑えるなら、持ち運ぶ荷物をできる限り減らす工夫が必要です。
5人家族の引っ越し費用相場
5人家族の引っ越しにかかる費用の相場は以下のとおりです。
移動距離 | 通常期 | 繁忙期 |
〜15km未満 (同市区町村) |
110,000~145,000円 | 115,000~155,000円 |
〜50km未満 (同都道府県) |
115,000~160,000円 | 145,000~210,000円 |
〜200km未満 (同一地方) |
145,000~195,000円 | 150,000~260,000円 |
〜500km (近隣地方) |
150,000~235,000円 | 290,000~340,000円 |
500km以上 (遠距離) |
160,000~350,000円 | 300,000~420,000円 |
※目安の金額であり、業者や条件により異なります
※2024年12月時点の情報です
5人家族の場合、荷物の量で費用が大きく変動します。小さい子どもがいるのか、祖父母がいるのかによっても変わってくるでしょう。
また、各社で引っ越し費用の平均値が異なるため、相場の範囲が広くなっています。あくまでも相場は参考にしつつ、運びたい荷物の量で引っ越し業者を比較して選んでください。
家族の引っ越しでかかる費用総額の相場
家族の引っ越しには、引っ越し業者の費用以外にもさまざまな費用がかかります。
本記事で紹介した費用相場をもとに、通常期で200km未満の引っ越しを想定した金額で表をまとめました。
費用 | 3人家族 | 4人家族 | 5人家族 |
引っ越し費用 | 80,000~ 110,000円 |
95,000~ 145,000円 |
110,000~ 195,000円 |
賃貸物件の初期費用 | 500,000~ 700,000円 |
600,000~ 800,000円 |
1,000,000円程度 |
他にも、家具や家電の購入費用が必要です。家具や家電をどこまで新しくするかによって費用が大きく変わるため、購入は慎重に検討しましょう。
また、賃貸物件の初期費用には以下の項目が含まれます。
- 敷金
- 礼金
- 前家賃
- 仲介手数料
- 火災保険料
また、新生活では家具や家電の購入費用も発生することがあります。どこまで新調するかを慎重に検討し、予算を立てることが大切です。
加えて、家具や家電を使用するためには、引っ越しと同時にライフラインの手続きも進める必要があります。電気・ガス・水道・インターネット回線といったライフラインの手続きが面倒な方は、電話一本で手続きができる「まるっと一括引っ越し窓口」の利用をおすすめします。
引っ越し先での最適なプランを提案してもらえるので、光熱費や通信費の見直しが可能です。ぜひチェックしてみてください。
家族での引っ越し費用を安くする7つのコツ
家族での引っ越しは荷物の量が多く、費用がかさみがちです。そこで、引っ越し費用を安くするコツを紹介します。
- 積み込む荷物の量を減らす
- 引っ越し費用が安い日を選ぶ
- キャンペーンを利用する
- フリー便や午後便を利用する
- 自分で荷造りするプランを選ぶ
- 大型家具・家電のみ業者に依頼する
- 一括見積もりで複数社を比較する
少しでも安くなるように、家族で協力し合って引っ越しを進めましょう。
1. 積み込む荷物の量を減らす
引っ越し業者が手配するトラックのサイズが小さいほど、料金が安くなります。以下のような方法で、積み込む荷物の量を減らしましょう。
不用品を処分する |
|
自分で荷物を運ぶ |
|
不用品を処分して運ぶ荷物の量を減らせれば、引っ越し先で荷解きする際も楽です。
2. 引っ越し費用が安い日を選ぶ
通常期と繁忙期で費用に差が出るため、安い日を選ぶことがポイントです。
同じ月でも土・日・祝日は平日よりも高くなり、大安の日は混み合う傾向があります。また、月初・月末より、中旬のほうが比較的リーズナブルです。
引っ越し業者によっては、料金の目安になる引っ越しカレンダーをホームページで公開しています。安い日がわからなければ、見積もりの際に直接聞いてみると良いでしょう。
3. キャンペーンを利用する
引っ越し業者によっては、定期的にキャンペーンを行っています。
例えば、期間限定で引っ越し費用の30%割引を行うキャンペーンや、ポイント獲得キャンペーンなどです。
お得に利用できるキャンペーンがないか、事前にチェックしてみましょう。
4. フリー便や午後便を利用する
フリー便や午後便を利用すると、通常のプランより5,000円〜15,000円程度安くなる可能性があります。
サービス名 | 特徴 |
フリー便 | ・引っ越し作業時間指定なし ・業者はその日の空き状況によってトラックや人員確保ができるため安い |
午後便 | ・ニーズの少ない午後からの引っ越し作業のため安い ・朝の交通渋滞などを避けられる |
ただし、引っ越し業者が来る時間まで待機が必要であり、トラックの到着が夕方以降になることもあります。
小さい子どもがいる家庭では時間調整が難しい場合があるため、状況に応じて選びましょう。
5. 自分で荷造りするプランを選ぶ
引っ越し業者に荷造りまで依頼すると、人件費がかかって高額になりがちです。荷造りはなるべく家族で行いましょう。
時間に余裕をもって行えば、不用品処分もしやすいので一石二鳥です。まとめた荷物を把握でき、荷解きもしやすくなります。
6. 大型家具・家電のみ業者に依頼する
近距離の場合、家族で運べる荷物はこまめに運ぶのがおすすめです。引っ越し業者に依頼する荷物を大型家具や家電のみにすれば、費用を大幅に抑えられます。
なお、引っ越しを機に家具や家電の買い替えを検討するのも良いでしょう。
7. 一括見積もりで複数社を比較する
引っ越し費用の見積もりは、複数社を比較することが大切です。一社ずつ連絡すると手間がかかるため、以下のような一括見積もりサイトを利用しましょう。
- 引越し侍:依頼件数6,000万件以上の実績あり
- SUUMO引越し見積もり:5項目の入力で見積もりスタート
- LIFULL引越し:最短45秒で見積もりが可能
なお、訪問見積もりを依頼する場合の順番は、第一候補を最後にするのがおすすめです。他の業者の価格を聞いたうえで、さらに値引きしてくれる可能性があります。
また、業者によってはお得なファミリー向けのプランがあるので検討してみましょう。
引っ越し業者名 | プランと内容 |
日本通運 | フルプラン:荷造りも荷解きもすべてお任せ ハーフプラン:荷造りは業者に依頼・荷解きは自分で行う セルフプラン:荷造り・荷解きは自分で行う |
アート引越センター | フルコース:荷造りも荷解きもすべてお任せ ハーフコース:荷造りは業者に依頼・荷解きは自分で行う 基本コース:荷造り・荷解きは自分で行う |
ハトのマークの引越センター | 楽々プランA:荷造りも荷解きもすべてお任せ 楽々プランB:荷造りは業者に依頼・荷解きは自分で行う 楽々プランC:荷造りは業者と一緒に・荷解きは自分で行う スタンダードプラン:荷造り・荷解きは自分で行う |
他にも、シニア向けプラン(60歳以上の方向けのプラン)や、海外お引っ越しプラン(海外への引っ越しに対応するプラン)など、各社でさまざまなプランがあります。
家族での引っ越しに関するよくある質問
家族で引っ越しをする際によくある質問を紹介します。
- 家族での引っ越しにはいくら必要?
- 家族で近距離に引っ越す場合の相場は?
- 家族で長距離に引っ越す場合の相場は?
一つずつ回答するので、確認しておきましょう。
家族での引っ越しにはいくら必要?
引っ越しにかかる費用は、家族の人数や引っ越し先までの距離、選ぶ業者によって異なります。例えば、同一地方内での引っ越しであれば、通常期で5人家族の場合、約200,000円が目安となるケースが多いです。
さらに、賃貸物件の初期費用や家具・家電の購入費用も考慮する必要があります。全体の予算をしっかりと計画しましょう。
家族で近距離に引っ越す場合の相場は?
50km以内(同都道府県程度)の近距離の場合、通常期に引っ越せば3人家族で100,000円以内に収まる可能性が高いでしょう。相場から判断すると、5人家族なら160,000円程度あれば足りると判断できます。
業者選びやシーズンによって金額が変動するため、複数の見積もりを比較することをおすすめします。
家族で長距離に引っ越す場合の相場は?
500km以上の長距離引っ越しでは、費用が大幅に増える傾向にあります。3人家族の場合、通常期なら200,000円程度が目安ですが、5人家族では約350,000円になることもあります。
また、家族の人数が増えるほど荷物量も多くなるため、オプションの選択や荷物削減の工夫がコスト管理に役立ちます。
ライフラインの手続きは無料でプロにお任せ
家族で引っ越す場合、さまざまな手続きが必要になります。その中でも特に重要なのがライフラインの手続きです。
「まるっと!一括引越し窓口」なら、退去時と入居時に必要な以下の手続きをまとめて任せられます。毎日忙しい家族も安心です。
-
- ガス
- 水道
- 電気
- インターネット回線
無料で手続きを依頼できるサービスなので、費用の心配がありません。また、引っ越し先で最適なプランを提案してもらえるため、光熱費や通信費を見直すチャンスにもなります。
ぜひサービスを利用して、面倒な手続きをまるっと任せてみてはいかがでしょうか。
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