【2025年最新】引っ越し後の電気契約のおすすめは?安くて安心な電力会社7選を紹介
2016年に電気の自由化が全面的に開始され、さまざまな企業が電気の小売事業に参入してきました。そのため、引っ越し時には、これまでよりも電気会社を選ぶのが大変になっています。
そこで本記事では、安くて安心な新電力会社を7社紹介し、新電力会社を使った際の料金目安を解説します。最後までお読みいただき、電気契約の参考にしてください。
なお、引っ越しで電力会社を切り替える際は、手続きを無料で代行してくれるサービス「ライフライン一括引越し代行」がおすすめです。メールや電話、LINEにて気軽にお問い合わせできるので、ぜひ以下のボタンより詳細を確認してみてください。
引っ越し時に自分に合った電気契約先を選ぶ3つのポイント
引っ越しの際、自分に合った電気契約先を選ぶポイントは以下の3つです。
- 居住地域が供給エリアに含まれているか
- 自身に合った料金プランがあるか
- キャンペーンやセット割引があるか
順番に解説していきます。
1.居住地域が供給エリアか
電力会社ごとに供給エリアが決まっており、地域によって契約可能な会社が異なります。電力会社の供給エリアは、以下のように分かれています。
- 北海道電力エリア
- 東北電力エリア
- 東京電力エリア
- 中部電力エリア
電力会社によっては、北海道エリアや沖縄エリアのみ供給対象外といった場合もあるため、事前に供給エリアを確認しておくことがおすすめです。なお供給エリアかどうかは、各新電力会社の公式サイトから確認可能です。
2.自身に合った料金プランがあるか
ほとんどの新電力会社は料金プランが設定されており、一人暮らし向けや家族向けのプランが設けられています。昼間に電気を使う方向けや、夜間の電力消費が多い方向けのプランなど、電力会社によってはお得に使える可能性があります。
電気料金を少しでも安くしたい方は、自分の生活スタイルに合った料金プランを選びましょう。
3.キャンペーンやセット割引があるか
新電力会社が独自で行っているキャンペーンや割引があると、よりお得に利用できます。
例えば「Amazonギフトカードプレゼント」や「数ヶ月間の電気料金割引」など、さまざまなキャンペーンを展開しています。また、都市ガスとのセット割引があるかも重要です。電気と同様にガスも2017年4月より自由化となったため、新電力会社で都市ガスも一緒に契約することが可能です。
新電力会社の提供エリアや料金プランに問題がなければ、キャンペーンやセット割引もあわせて確認してみましょう。
電気代が安いおすすめの電力会社7選
電気の自由化で、さまざまな新電力会社が電気を取り扱えるようになり、電気代を安く抑えられるようになりました。ここでは東京電力(従量電灯B)の電気料金と比較して、電気料金が安いおすすめの新電力会社を7つ紹介します。
なおアンペア数や電気使用量は、東京エリアの平均である以下の数値で計算しています。
世帯人数 | 契約アンペア数 (A) | 月間使用電力量 (kWh) |
一人暮らし | 30A | 297kWh |
二人暮らし | 30A | 461kWh |
三人暮らし | 40A | 530kWh |
四人暮らし | 50A | 608kWh |
※燃料費調整単価・再エネ賦課金などの料金は含めていない、同条件での料金比較です。
※シミュレーション結果と、実際に発生する料金は異なります。
集合住宅の方や省エネ家電を利用する方は、以下で説明するシミュレーションよりは安くなる可能性が高いので、参考としてご確認ください。
1.シン・エナジー
項目 | 東京電力(従量電灯B) | シン・エナジー(基本プラン) |
一人暮らし | 約10,019円 | 約6,746円 |
二人暮らし | 約16,647円 | 約11,282円 |
三人暮らし | 約19,441円 | 約13,194円 |
四人暮らし | 約22,599円 | 約15,355円 |
※参考:シン・エナジー公式サイト
シン・エナジーは、再生可能エネルギーの開発や電力供給をしている新電力会社です。主に、発電事業や電力販売、事業所向けに省エネルギー提案を行っています。
昼または夜に電力を多く使う方向けのプランがあるほか、200円ごとにJALマイルが1マイル貯まる特典もあります。例えば3人暮らしの契約アンペア数が40A、530kwhの電力使用をした場合、65マイルが貯まる計算です。
夜の電気使用量が多い方や、旅行が好きで普段からJALマイルを貯めている方には魅力的なサービスです。一方でシン・エナジーは電気とガスのセット割引がないほか、オール電化向けの料金プランもないため、料金の比較は大切だと言えます。
2.楽天でんき
項目 | 東京電力(従量電灯B) | 楽天でんき(プランS) |
一人暮らし | 約10,019円 | 約10,944円 |
二人暮らし | 約16,647円 | 約16,988円 |
三人暮らし | 約19,441円 | 約19,531円 |
四人暮らし | 約22,599円 | 約22,405円 |
※参考:楽天でんき公式サイト
※燃料費調整単価・再エネ賦課金などの料金は含んでいません。
楽天でんきは、楽天グループが提供する新電力会社です。基本料金が無料であるほか、電力量料金が一律な特徴があります。
電気とガスのセット契約でポイント還元率が2倍になるほか、電気料金の支払いを楽天ポイントでできるため、普段から楽天経済圏でポイントを貯めている方にはメリットが多いです。
電力量料金が一律の新電力会社を探している方や、ガスとのセット契約で楽天ポイントを貯めたい方におすすめです。
3.東京ガスの電気
項目 | 東京電力(従量電灯B) | 東京ガスの電気(基本プラン) |
一人暮らし | 約10,019円 | 約9,856円 |
二人暮らし | 約16,647円 | 約15,996円 |
三人暮らし | 約19,441円 | 約18,582円 |
四人暮らし | 約22,599円 | 約21,506円 |
※参考:東京ガスの電気公式サイト
東京ガスの電気は、都市ガス大手3社のひとつである東京ガスが運営する新電力会社です。都市ガスとのセット割引があり、また新規申し込みで1ヶ月間の電気基本料金の無料キャンペーンがあるのも魅力です。(※終了時期は未定)
セット割引は基本プランの場合、基本料金と電力量料金の合計額から0.5%割引となり、「ずっとも電気3」を契約の場合、基本料金から275円(税込)が割引されます。さらに電気とガスのセット契約で、毎月の料金1,000円に対して東京ガス独自のポイントである「パッチョポイント」が15ポイント貯まります。
ポイント交換は、paypayやdポイントに交換できるため、独自のポイントでも使い道に迷いません。
一方で、提供可能エリアが関東圏のみとなっているため、関東以外の引っ越し時には契約できないため注意が必要です。
4.CDエナジー
項目 | 東京電力(従量電灯B) | CDエナジー(ベーシックでんき) |
一人暮らし | 約10,019円 | 約9,887円 |
二人暮らし | 約16,647円 | 約15,871円 |
三人暮らし | 約19,441円 | 約18,389円 |
四人暮らし | 約22,599円 | 約21,236円 |
※参考:CDエナジー公式サイト
CDエナジーは、主に中部エリアを中心に電気やガスを提供する中部電力ミライズと、主に関西エリアで都市ガスを提供する大阪ガスが共同で運営している会社です。料金プランが9種類と豊富で、楽天やVポイントが最大6%貯まるポイントでんきや、Amazonプライムとのセット割引があるエンタメでんきといった、他の電力会社にはないサービスを提供しています。
主力の料金プランは、1人暮らし〜ファミリー向けと3種類が用意されているため、生活スタイルに合った契約が可能です。ただし提供エリアが関東圏のみとなるため、引っ越しの際は注意が必要です。
5.ENEOSでんき
項目 | 東京電力(従量電灯B) | ENEOSでんき(基本料金) |
一人暮らし | 約10,019円 | 約9,744円 |
二人暮らし | 約16,647円 | 約15,790円 |
三人暮らし | 約19,441円 | 約18,336円 |
四人暮らし | 約22,599円 | 約21,214円 |
※参考:ENEOSでんき公式サイト
ENEOSでんきは、ガソリンスタンドで有名なENEOS株式会社が運営している新電力サービスです。電気料金をENEOSカードで支払うことで、ガソリン・灯油・軽油代が割引されるほか、EV所有者向けのプランが設けられているなどの特徴があります。
料金プランは1種類のみですが、長期利用者向けに2年間の定期契約の「にねんとく割」があります。1~2年目は1kwhあたり0.2円の割引、3年目以降は0.3円の割引となり、家族での利用で月平均530kwhだった場合、1年間の割引額は1,908円です。
一方で、オール電化のプランがないことや、他の新電力会社のようにガスとのセット割引がないため、車に乗る機会が少ない方にはデメリットに感じます。
ENEOSでんきは、長期契約を考えている方や、車に乗る機会が多くガソリン代を抑えたい方などにおすすめです。
6.リミックスでんき
項目 | 東京電力(従量電灯B) | リミックスでんき
(固定従量料金単価+電源調達料金で算出) |
一人暮らし | 約10,019円 | 約9,445円 |
二人暮らし | 約16,647円 | 約14,660円 |
三人暮らし | 約19,441円 | 約16,854円 |
四人暮らし | 約22,599円 | 約19,334円 |
※参考:リミックスでんき公式サイト
※リミックスでんきの電源調達料金は、2024年11月度の平均数値である「14.19kWh」で算出
リミックスでんきは、電力の小売りや蓄電池販売を主に行う株式会社リミックスポイントのサービスです。他の電力会社では珍しい、仮想通貨が付与されるプランや基本料金0円のプランを選べるのが特徴です。
電気代が安い時間が事前にわかる「でんきアラート」というシステムがあるため、電気使用量がほぼリアルタイムでわかります。
一方、オール電化向けのプランがない点や、沖縄県や一部地域で使えないことがデメリットです。契約の際はオール電化の場合は料金が割高になる可能性があることに加えて、沖縄県でなくても自分の引っ越し先が提供エリアかを確認するのがおすすめです。
7.オクトパスエナジー
項目 | 東京電力(従量電灯B) | オクトパスエナジー(スタンダードプラン) |
一人暮らし | 約10,019円 | 約7,431円 |
二人暮らし | 約16,647円 | 約12,244円 |
三人暮らし | 約19,441円 | 約14,272円 |
四人暮らし | 約22,599円 | 約16,565円 |
※参考:オクトパスエナジー公式サイト
オクトパスエナジーは、イギリスのエネルギー会社と東京ガスが共同で運営しているサービスです。再生エネルギー100%かつCO2排出量ゼロの環境に優しい電気を使用できるほか、太陽光パネルが設置された家庭や、EVを使用している家庭向けのプランなど豊富な料金プランがあります。
解約金がないことに加えて、基本料金が0円の料金プランも設けられている点が特徴です。
また、オール電化向けや、太陽光パネル設置の家庭向けなど料金プランが豊富なため、選びやすい点では大きなメリットです。
一方でポイント還元がないことや、他の新電力会社のようにガスやWi-Fiとのセット割引がないといったデメリットがあります。
引っ越し時には電気契約などを一括で依頼できるサービスがおすすめ
引っ越しは電気やガス、水道などの手続きが多く、普段の生活の時間を作って進める必要があり非常に大変です。また引っ越しは一般的に数年に一度あるかどうかなので、手続きの手順などを覚えている方は多くないでしょう。
このような大変で面倒な引っ越し時の作業を一括で任せられるのが「ライフライン一括引越し代行」です。当サービスは、引っ越し時のライフラインである電気/ガス/水道/ネット回線の手続きがすべて無料で行えます。
代行費用は各事業者で負担してもらうため、利用する方は料金無料で任せられます。申し込みはLINEや電話連絡、メールと豊富に用意されているほか、会員登録の手続きもないため簡単です。興味がある方は、以下のボタンから詳細をご確認ください。
【比較】引っ越しの際に電気契約を新電力にした場合の料金目安は?
ここでは、各おすすめの新電力会社の料金や特徴を、一人~二人暮らしと三人暮らし以上の目安を紹介します。なお契約のアンペア数は、東京エリアの平均である一人~二人暮らしを30A、三人暮らしを40Aとして計算しています。
一人~二人暮らしの場合
区分 | 東京電力 | シン・エナジー
(基本プラン) |
楽天でんき
(プランS) |
東京ガスの電気
(基本プラン) |
CDエナジー
(ベーシックでんき) |
ENEOS | リミックスでんき
(固定従量料金単価) |
オクトパスエナジー
(スタンダードプラン) |
基本料金 | 935.25円 | 796.06円 | 0円 | 885.72円 | 885.72円 | 935.25円 | 0円 | 1503.5円 |
電力量料金 (利用料で変動) |
29.8円~
40.49円 |
19.67円~
27.71円 |
一律36.85円 | 29.9円円~37.48円 | 29.9円~36.5円 | 29.8円~36.9円 | 17.61円+電源調達料金単価 | 21.82円~29.39円 |
料金目安
(電気使用量:297khWの場合) |
約10,019円 | 約6,746円 | 約10,944円 | 約9,856円 | 約9,887円 | 約9,744円 | 約9,445円 | 約7,431円 |
特徴 | ・電気とガスのセットプランがある
・料金プランが豊富(夜間の電気料金が安いなど) |
・昼/夜メインで使う方向けのプランあり
・JALマイル貯まる ・セット割引がない |
・基本料金0円で電力量料金は一律
・楽天ポイントが貯まる |
・24時間のサポートが完備
・大手インフラ企業で安心 ・提供エリアは関東圏のみ |
・Amazonプライムとのセットプランなど9種類から選べる・提供エリアは関東圏のみ | ・電気トラブルに24時間対応
・EV所有者向けのプランがある |
・基本料金0円で電力量料金は一律
・ポイント制度はない |
・EV向けや環境に配慮した料金プランなどが豊富
・ガスとのセットプランがない |
※燃料費調整単価・再エネ賦課金などの料金は含めていない、同条件での料金比較です。
※料金目安と、実際に発生する料金は異なります。
一人~二人暮らしの場合は、基本的なプランで問題なく生活できるでしょう。
確認すべきところは特徴で、電力会社によって複数の料金プランを用意しているところもあります。夜間の電力消費が多い方や、昼間の電力消費が多くなる場合などは、料金プランの確認をおすすめします。
新電力会社によっては、関東圏のみ契約が可能な場合があるため、検討の際は注意しましょう。なお表のCDエナジーの基本料金は、シングルでんきで計算しています。
三人以上家族の場合
区分 | 東京電力 | シン・エナジー
(基本プラン) |
楽天でんき
(プランS) |
東京ガスの電気
(基本プラン) |
CDエナジー
(ベーシックでんき) |
ENEOS | リミックスでんき
(固定従量料金単価) |
オクトパスエナジー
(スタンダードプラン) |
基本料金 | 935.25円 | 796.06円 | 0円 | 885.72円 | 885.72円 | 935.25円 | 0円 | 1503.5円 |
電力量料金 (利用料で変動) |
29.8円~
40.49円 |
19.67円~
27.71円 |
一律36.85円 | 29.9円円~37.48円 | 29.9円~36.5円 | 29.8円~36.9円 | 17.61円+電源調達料金単価 | 21.82円~29.39円 |
料金目安
(電気使用量:530khWの場合) |
約19,441円 | 約13,194円 | 約19,531円 | 約18,582円 | 約18,389円 | 約18,336円 | 約16,854円 | 約14,272円 |
※燃料費調整単価・再エネ賦課金などの料金は含めていない、同条件での料金比較です。
※シミュレーション結果と、実際に発生する料金は異なります。
三人以上の家族で新電力会社を利用する場合は、料金目安に加えて、ガスとのセット割引やオール電化向けのプランなどから検討してみましょう。また家族で電気を使う場合は、トラブルサポートがある会社の方が安心感があるため、オプションでサポートが付けられるか、どこまで対応してくれるかなども確認してみてください。
引っ越し時の電気契約に関するよくある質問
引っ越しでの電気契約でよくある質問をまとめています。
今後、電力会社の料金が高くなることはある?
天然ガスや石炭の輸入価格が下がったことから現在、少額ではあるものの大手電力会社の電気料金は下がっているため、今後も下がる可能性はあります。以下の表は、資源エネルギー庁が出している、令和6年度の「電気・ガス料金負担軽減支援事業補助金」です。
期間 | 低圧契約 | 高圧契約 |
令和7年1月使用分 | 2.5円/kwh | 1.3円/kwh |
令和7年3月使用分 | 1.3円/kwh | 0.7円/kwh |
出典:令和6年度「電気・ガス料金負担軽減支援事業補助金」に係る補助事業者募集要領
表の金額が値引き支援される関係から、2025年の電気料金は下がる見通しです。
新電力会社に乗り換えるには?
新電力会社への切り替え手続きは、各会社の公式サイトから可能です。Web手続きをはじめ、電話での問い合わせもできます。
面倒な場合は、代行サービスを利用すればすべて連絡を行ってくれるため、そちらの利用もご検討ください。
賃貸は電力会社を選べる?
賃貸契約でも電力会社を選ぶことは可能です。しかし、電気契約を管理会社や大家が一括で管理している物件の場合は個別での契約はできません。
契約したい電力会社がある場合は、物件を探す際に不動産会社に確認しておくことをおすすめします。
電力会社の乗り換え以外でさらに電気代を下げる方法はある?
電力会社の乗り換え以外で電気代を下げる方法として、支払い方法の見直しがあります。電力会社によっては口座振替に変更することで割引されることもあるほか、楽天やドコモでんきは自社ポイントでの支払いが可能です。
他にもクレジットカード支払いでのポイント還元率などを確認して、支払い方法を変更することで確実かつ目に見える方法で電気代を下げられます。
引っ越し時には電気契約を改めて見直そう
引っ越し時は電気契約を見直すチャンスです。電気会社を選ぶポイントは、自分に合った料金プランがあるか、ポイントバックキャンペーンやガスとのセット割引があるかなどで探すのがよいです。また契約予定の電力会社が引っ越し先で提供エリア内かも確認しておきましょう。
なお引っ越しの際は、電気以外にもガスや水道などさまざまな手続きを済ませなければならず大変です。そこでおすすめなのが「ライフライン一括引越し代行」です。
当サービスは、引っ越し時の電気やガスなどのライフライン契約を、無料で代行してくれます。退去時と入居時の両方を行ってくれるため、各会社への解約や登録手続きが省けて便利です。
引っ越しは荷造りや役所での手続きなど、やることが多く大変です。そのうえ退去時に電気契約の解約を忘れた場合は無駄に料金がかかる可能性もあります。
退去や入居時の手続きの手間を減らしたい方や、普段忙しくて引っ越し作業を進められない方は、公式サイトから申込してみてください。
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