NTT回線の引越し手続きのご案内

引越しは荷造りや手続きなどとても大変ですね。

引越の手続きの中でも特に、固定電話やインターネットのNTT回線の手続きはどうしたらよいか悩んでしまいます。

できれば転居してすぐにWiFiやネットを使いたいですが、希望日に間に合わせるにはどのくらい前にNTTに申し込めば良いでしょうか。

この記事では、引越しのNTT回線の手配はいつまでにすればよいか、どのくらい時間がかかるかを解説します。

NTT回線の引越しをお考えの方は参考にしてください。

NTT回線の引越し手配はいつ頃にしておけばいい？

NTT回線の引越しは、何日前までにしておけば良いという決まりはありません。

引越し先と今の契約内容により、開通までの期間が変わってきます。そのため、“○日前に連絡すれば必ず引越し当日から使える”と言うことはできないのです。

今光回線をお使いであれば、引越し先でプロバイダが対応しているか事前に確認も必要です。

プロバイダとは通信回線とインターネットを繋げる会社のことで、有名なものではNTTコミュニケーションズが運営するOCNやNTTグループのぷららがあります。

今お使いのプロバイダ名は、NTTで契約をした時の契約書や冊子などに書いてあります。引越し先で今お使いのプロバイダが使えない場合、対応しているプロバイダに契約し直す必要があります。

そのため引越しが決まったら、早めに問い合わせをおすすめします。

申込してから、開通するまでどれくらいかかる？

引越しの予定を立てる時、電話とインターネットがいつから使えるかで入居日を決めることもあります。そのため開通までにどのくらいかかるか、事前に知っておくと良いですね。

NTT加入電話とフレッツ光、ひかり電話それぞれどのくらい時間がかかるか、具体的な目安は以下をごらんください。

NTT加入電話

NTT加入電話を引越し先に移転する場合、引越しの2週間前までの連絡が推奨されています。電話移転の工事は予約制になっており、引越しが多い時期だと混雑も予想されるからです。

固定電話の移転は以下の4つのパターンがあり、どのパターンになるかで必要な手続きも変わってきます。

・同じ市区内に引越し

・同じ県内の違う市区内に引越し

・NTT西日本および東日本管轄内の違う県に引越し

・NTT西日本および東日本をまたぐ違う県に引越し

この4つのパターンのうち、一番手続きが簡単なのは同じ市区内に移設です。同じ市区内であれば電話番号をそのまま使えることが多く、申し込みをし直す必要はありません。

同じ県内の違う市区内に引越しと、NTT西日本および東日本管轄内の違う県に引越しは、電話番号が変わってしまうため番号を改めて発行します。

NTT西日本および東日本をまたぐ違う県に引っ越しの場合、NTT西日本とNTT東日本で管轄が変わるため、今の契約を一度解約して違う管轄のNTTで契約し直す必要があります。

このように引越し先のパターンにより手続きが変わるため、ギリギリに申し込んでしまうと、忙しい引っ越しの中手続きが立て込んでしまうことが考えられます。

余裕をもった手続きをするためにも、早めの申し込みをしましょう。

フレッツ光

フレッツ光は申し込みしてから光回線の工事があり、開通するまでに平均で一ヶ月の時間がかかります。

また利用する住所によっては2～3ヶ月かかってしまう場合もあるため、NTT加入電話よりも早めの申込みをしたほうがよいでしょう。

また引っ越先で今お使いのプロバイダが対応していない可能性もあり、その場合対応するプロバイダに変更する必要があります。

引越し日当日からインターネットをスムーズに使うためにも、遅くても1ヶ月前のお申込みがおすすめです。

ひかり電話

ひかり電話はインターネット回線を使う電話のため、フレッツ光同様に一ヶ月前のお申込みをしたほうが良いです。

ひかり電話の電話番号はプロバイダが管理しているため、プロバイダを変わると電話番号も変わってしまいます。

そのためもし引っ越し先で今のプロバイダが使えなければ、電話番号が変わるため新たに設定する必要があります。

今の番号を使い続けたい場合、引越し先で今のプロバイダが使えるか事前に確認しておいたほうが良いです。そのためにも余裕を持ってNTTに問い合わせましょう。

引っ越し日からＮＴＴの回線を使えるようにしたいけど、指定できるのかな？

引っ越しても電話やネットが使えなかったら不便なので、引っ越す日を指定して当日から快適に使いたいですね。

あらかじめNTTを使い始める日の指定は可能です。申込みをする時「○月△日から使いたい」とオペレーターに伝えましょう。

ただし、期日がギリギリだと間に合わない可能性があります。先述したとおり電話の開通工事は予約制となっています。そのためギリギリに申し込んでしまうと繁忙期には予約が取れず、期日に間に合わないことも考えられます。

インターネットの工事も住所によっては2～3ヶ月かかる場合もあるため、思いの外インターネットの開通が遅くなってしまう可能性もあります。

引っ越しの日を指定する場合は特に、余裕を持って申込みたいですね。

工事が遅れる理由は？どれくらいかかるの？

NTTの開通工事は場合によっては遅れることがあります。開通工事が遅れてしまう例として、以下のものがあります。

現場調査が必要

最近のマンションなどは最初から回線が導入されていることが多いです。その場合は宅内の工事だけで良いので、工事の時間はかかりません。

ただ集合住宅やビルなどでは、事前の現場調査が必要となる場合があります。現場調査では光ファイバーの入線ルートや電話配管が通っているかなどが調べられます。

現場調査が終わったあと工事となるため、訪問が2回となり、完了するまで1～2ヶ月かかってしまいます。

引越し先が集合住宅の人は、注意しておきましょう。

設置先に配管がない

これも集合住宅やビルで多いのですが、工事に訪問したら光ファイバー線を通す配管が途中で切れていた、または配管がないことがあります。

この場合は工事日に開通させることはできません。配管工事業者へ依頼し、事前に配管工事を行ってから光回線の工事の依頼が必要になります。

配管工事後に光回線の工事となるため工事の回数が増えてしまい、開通できるまで2ヶ月程度かかります。工事の内容によっては別途費用がかかることも覚えておきましょう。料金は工事内容により変わります。

引っ越し初日から使いたい人は、配管が来ているか事前に確認したほうが良いですね。

引越しのシーズンで混んでいる

引っ越しのシーズンは回線工事の需要が増えるため、工事の予約が取りにくくなります。その結果引っ越しの日に間に合わないことがあります。

引っ越しのシーズンは新生活が始まる春の3月が最も多く、次に4月となっています。また春についで意外と引っ越しが多いのが8月と10月です。

この時期は引っ越しの事業者と同様に、回線工事も混み合います。

もし引っ越す時期が3月と4月、または8月や10月であれば、さらに余裕を持って申込みをした方が良いでしょう。

NTT回線の引越しについてまとめ

NTT回線の引っ越しは、「この日までに申し込めば引越し日に確実に間に合う」ということはありません。

引越し先の住所や建物によって、手続きや工事が全く違ってくるからです。場所によっては2～3ヶ月かかる場合もあります。

電話とインターネットを使い始める希望日の指定は可能ですが、建物の状況によっては工事が長引く、または混み合っていて工事の予約が取れないことも考えられます。その場合は希望日に間に合わなくなってしまいます。

そのため、繰り返しになりますが余裕を持って早めの申込みをおすすめします。

NTTの引っ越し手続きは以下のバナーから可能となっています。ぜひご覧ください。