ひかり電話オフィスタイプは家庭用の電話機でも使えるの？

オフィスでひかり電話を使う際、必要な分の電話機を用意する必要があります。
ビジネス用の固定電話は普通の小売店での扱いが少ないため、より安価で手に入りやすい個人用固定電話機を使いたいと考える方もいるかもしれません。

そこで今回は、個人用の電話機をビジネス用ひかり電話として使うのはアリか？ナシか？について解説していきます。

そもそも家庭用電話機だと各部門に繋ぐ内線機能がない

ひかり電話でオフィスプランを契約する場合、外部との通話だけでなく会社内で通話する内線機能が必要になります。

家庭用電話機では、
・内線機能
・保留転送
・同時着信
など、業務上必要な機能が搭載されていないという弱点もあります。

事業所が小規模だったり、業務上電話をあまり利用しない場合は、家庭用電話機で賄えることもありますが、ひかり電話のオフィスプランを利用する場合は、複数台の電話を利用するケースがほとんどですので、専用のビジネスフォンがおすすめです。

「全部購入するのは費用がかかる…」という場合でも、レンタルサービスや中古の電話機で揃えるなど、コストを抑える方法もたくさんあります。

オフィスに設置するひかり電話はオフィス使用に合った物が必要

個人事業主など、設置する電話が少ない場合は家庭用プランと家庭用電話機でも問題なく使えますが、内線機能を使ったり設置台数が多かったりするオフィスでは、専用のものを使ったほうがよいでしょう。

家庭用の電話機では、電話機1台につき電話番号を1つ利用するのが一般的です。

ビジネス向けのようにチャネルや番号をたくさん利用できなければ、Aさんが取った電話を担当者に取り次ぎする際、担当者がわざわざAさんのデスクに移動して電話を受けなければなりません。
その間Aさんは自分の仕事ができないので、業務効率的な面でもロスが大きくなることが考えられます。

ビジネスフォンは主装置を通して複数の電話機と接続して使えるため、初期費用がかかることを考えても、中長期的に見たら専用のビジネスフォンを使う方が無駄はないでしょう。

オフィス向けのひかり電話には主装置や配線工事が必要

オフィスで使うひかり電話では、主装置やアダプタが必要です。
主装置とは契約したすべての電話番号をまとめられる機械で、オフィス内の誰でも電話対応ができますし、内線通話も可能になります。

個人でひかり電話を使う場合はひかり電話対応ルーターにケーブルを接続するだけで、すぐ利用できるため自分で設定できますが、複数の電話機を利用するビジネスフォンでは接続方法が異なります。

ひかり電話をオフィスで使う場合は、回線終端装置にビジネスフォン用の専用装置を接続して電話とつなげます。会社の設備によっては専用アダプタが必要なケースも。
複数設置する場合は自分たちで行うのではなく、業者に配線・接続を依頼する必要があります。

ビジネス用電話機のリースや販売を行っている業者は、設置工事も担っているところが多いので、個人用の電話機を個別に用意するよりも、必要な台数を一括契約して設置もお任せすれば、面倒な手間もかからないでしょう。

まとめ：ひかり電話オフィスタイプは家庭用の電話機でも使えるの？

いかがでしたか？今回の内容をまとめると、
・オフィスタイプにはビジネス用電話機を用意する必要がある
・オフィス向けに電話環境を整えるためには主装置が必要
という事でした。

ひかり電話のオフィス用プランは、複数の電話機で通話可能になるので仕事の場でも役立つ便利な存在です。
しかし、個人用電話機ではビジネスプランの良さが活かせないどころか、仕事に支障をきたす恐れもあるため、最初からビジネスフォンを用意するのがベストです。

業者によって料金が異なるので、コストを抑えたい場合は複数のビジネスフォン業者を比較してみるとよいでしょう。