【2026年最新】法人向けインターネット回線おすすめ9選を比較!法人契約のメリット・デメリットも解説

最終更新日:

「法人向けのインターネット回線は、どれを選べばいいの?」
「個人契約のまま社用で使い続けても問題ない?」
「固定IPやサポート体制は、どこまで必要なんだろう?」

法人向けの回線を選ぶ際は、月額料金よりも固定IPの可否・提供エリア・サポート体制を確認すべきです。とくに固定IPが必要な業務では、対応していないサービスを選んでしまうと、業務に支障をきたします。

また、「法人契約だから速い・安定する」という理解は誤りです。通信の品質を決めるのは契約名義ではなく、回線の種類と接続方式、そして社内の機器構成になります。

本記事では、法人向けのインターネット回線サービス9つを、月額・最大速度・固定IPの3項目で一覧にしました。あわせて、フレッツ光の取次窓口として月325件超を取り次ぐ実務から、申し込みでつまずきやすい点と開通までの日数もお伝えします

本記事を読めば、自社の条件に合う回線を選べる内容となっているので、ぜひ最後までご覧ください。

なお、内容が充実している法人向けのインターネットを探している方には、NTTが提供する「フレッツ光」がおすすめです。法人向けのオプションサービスが豊富で、あらゆる企業のニーズにマッチします。

開通工事は予約制のため、お急ぎの方は以下のリンクから、早めの申し込みを検討してみてください。

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【2026年最新】おすすめの法人向けインターネット回線サービス9選

法人向けインターネット回線を比較する

法人向けにおすすめのインターネット回線9サービスを、月額料金・最大速度・固定IPの3項目で比較しました。契約期間と向いている企業は、各サービスの詳細で扱います。

サービス 月額料金(税込・通常料金) 最大速度 固定IP
フレッツ光クロス

オフィスタイプ(NTT東日本)

・スタンダード:9,350円

・ライト:8,140円

+プロバイダー料

10Gbps 回線側では提供なし
ドコモ光 ・1ギガ タイプA 戸建て:5,720円〜

・1ギガ タイプA マンション:4,400円〜

・10ギガ タイプA:6,380円〜

1Gbps/10Gbps プロバイダーによる
NUROアクセス 10G 28,270円 10Gbps あり
BIGLOBE biz.(BIGLOBE光) ・1ギガ ファミリータイプ:5,698円

・1ギガ マンションタイプ:4,488円

・10ギガタイプ:6,820円

1Gbps/10Gbps 1ギガのみあり
SoftBank 光 ・1ギガ マンション:4,180円〜

・1ギガ ファミリー:5,720円〜

1Gbps/10Gbps なし
So-net ・光 S 戸建:4,500円

・光 S マンション:3,400円

1Gbps なし
@nifty光 ・3年プラン(N) ホームタイプ:5,720円〜

・3年プラン(N) マンションタイプ:4,378円〜

・法人契約管理費:550円

1Gbps/10Gbps あり(有料オプション)
XLeiひかり ・ファミリータイプ:4,950円〜

・マンションタイプ:3,850円〜

+プロバイダー料:1,100円〜

1Gbps/10Gbps 1ギガのみあり
MOT光 ・ファミリータイプ:4,400円〜

・マンションタイプ:3,400円〜

・ファミリータイプ+VPS:5,500円〜

・マンションタイプ+VPS:4,500円〜

1Gbps/10Gbps VPS契約で利用可能

表の料金は、各サービスの通常料金です。割引に関する内容は各社で異なるため、実際の支払額は各サービスのページを確認してください。

また、フレッツ光クロス オフィスタイプ・XLeiひかり・MOT光は回線単体の料金で、インターネットを使うにはプロバイダー契約が別途必要です。それぞれの料金は、総額で比べてください。

1. フレッツ光クロス オフィスタイプ(NTT東日本)

月額料金 ・スタンダード:9,350円

・ライト:8,140円

初期費用 ・契約料:880円

・工事費(Web申込):22,000円

・工事費(その他):23,100円

最大速度 10Gbps
固定IP プロバイダーによる
契約期間 なし
問い合わせ窓口 故障受付:24時間365日(スタンダード・ライト両方)

その他問い合わせ:平日9:00〜17:00

向いている企業 東日本に大容量通信を扱う拠点がある企業

出典:フレッツ 光クロス/ネクスト オフィスタイプ|NTT東日本料金|フレッツ光|法人のお客さま|NTT東日本

「フレッツ光クロス オフィスタイプ」は、NTT東日本が提供する法人向けインターネットサービスです。

表の月額料金は、回線のみの金額です。インターネットを使うにはプロバイダー契約が別途必要で、固定IPもプロバイダー側で用意します。

スタンダードとライトで違うのは、サポート対応の時間帯になります。故障受付はどちらも24時間365日で、駆けつけはスタンダードが24時間365日対応、ライトが7〜22時対応です。

なお、NTT東日本の営業地域は東日本17都道県です。西日本に拠点がある場合は、別途NTT西日本との契約が必要になります

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2. ドコモ光

月額料金 ・1ギガ タイプA 戸建て:5,720円〜

・1ギガ タイプA マンション:4,400円〜

・10ギガ タイプA:6,380円〜

初期費用 ・契約事務手数料:4,950円

・工事料:28,600円

最大速度 1Gbps/10Gbps
固定IP プロバイダーによる
契約期間 2年
問い合わせ窓口 ドコモの窓口
向いている企業 ドコモの社用端末を使っている企業

出典:ドコモ光|NTTドコモ料金プラン|ドコモ光

「ドコモ光」は、NTTドコモが提供する光回線サービスです。回線とプロバイダーをセットで契約します。

タイプの違いは選べるプロバイダーで、Aのほうが安く設定されています。Cは提携ケーブルテレビ事業者の設備を使うプランで、料金はAと同額です。

契約期間縛りを避けたい企業の方は、定期契約なしも選べます。ただし戸建て1ギガと10ギガは1,650円、マンション1ギガは1,100円高くなるため、2年以上使うなら定期契約のほうが安く収まります。

3. NUROアクセス 10G

月額料金 28,270円
初期費用 ・初期費用:55,000円

・基本工事費:55,000円

・事務手数料:3,300円

最大速度 10Gbps
固定IP IPv4固定グローバルIP 1個

IPv6は固定IP・プレフィックス/56

契約期間 1年
問い合わせ窓口 平日9:30〜18:00
向いている企業 通信の安定性を重視する企業

出典:NUROアクセス 10G|NURO BizNUROアクセス 10G 料金・スペック|NURO Biz

NURO Bizが提供するのが「NUROアクセス 10G」です。上下10Mbpsの帯域を確保する、帯域確保型の光回線にあたります。

公式のスペックでは、上下10Mbpsの通信帯域とサービス品質保証が付きます。ほかの8サービスは、混雑時に速度が落ちても保証がない「ベストエフォート型」です。

注意したいのは、10Gbpsと10Mbpsで数字の意味が違う点です。10Gbpsは技術規格上の最大速度で、確保されるのは上下10Mbpsになります。

4. BIGLOBE biz.(BIGLOBE光)

月額料金 ・1ギガ ファミリータイプ:5,698円

・1ギガ マンションタイプ:4,488円

・10ギガタイプ:6,820円

・10ギガタイプ 14〜49ヶ月目:6,270円

初期費用 ・申込手数料:1,100円

・工事費(屋内配線新設):28,600円

・工事費(新設なし):18,260円

最大速度 1Gbps/10Gbps
固定IP 1ギガのみあり(有料オプション)

10ギガ・フレッツ光クロス・IPv6接続では利用不可

契約期間 2年
問い合わせ窓口 法人専用窓口
向いている企業 コストを抑えたい企業

出典:法人向け光回線 BIGLOBE光|BIGLOBE biz.BIGLOBE光の料金|BIGLOBE biz.

「BIGLOBE biz.」は、BIGLOBEの法人向けサービスブランドです。光回線は「BIGLOBE光」として提供されています。

開通翌月から13ヶ月目までは割引が入り、ファミリー1ギガは3,058円になります。ただし固定IPが必要な場合、BIGLOBE光では10ギガを選べません

解約のタイミングにも決まりがあります。更新月とその翌月・翌々月は違約金がかからないため、乗り換えを考える場合はこの3ヶ月間に済ませましょう。

5. SoftBank 光

月額料金 ・1ギガ マンション:4,180円〜

・1ギガ ファミリー:5,720円〜

初期費用 ・契約事務手数料:4,950円

・開通工事費 立ち会いあり:47,520円

・開通工事費 立ち会いなし:5,280円

最大速度 1Gbps/10Gbps
固定IP なし
契約期間 2年
問い合わせ窓口 ・問い合わせ:Webフォーム

・保守対応:10:00〜19:00

向いている企業 SOHO・個人事業主

出典:SoftBank 光|法人向け|ソフトバンクSoftBank 光 料金|ソフトバンク

「SoftBank 光」は、ソフトバンクが提供する光回線サービスです。法人向けの案内ページも用意されています。

SoftBank光に申し込む前に押さえておきたいのが、対象の範囲です。法人ページで案内されているのは個人事業主向けの内容で、法人企業には別サービスを勧めています

また、サポート範囲と今後の料金にも気をつけましょう。保守対応は標準で10時から19時までで、24時間対応は有料オプションになります。

さらに2026年12月以降、契約条件に応じて順次、月額基本料金が330円上がる点も覚えておいてください。

6. So-net

月額料金 ・光 S 戸建:4,500円

・光 S マンション:3,400円

・光 L 戸建:7,095円

・光 L マンション:5,995円

初期費用 ・事務手数料:3,500円

・回線工事費(派遣工事):29,040円

・回線工事費(無派遣工事):3,300円

最大速度 1Gbps
固定IP なし
契約期間 なし
問い合わせ窓口 法人サポートデスク:平日9:00〜18:00
向いている企業 プランを柔軟に選びたい企業

出典:So-net 光 法人のお申し込み|So-net契約更新月/違約金/最低利用期間を知りたい|So-net

「So-net」が法人向けに提供している光回線が「So-net 光」です。S・M・Lはいずれも最大1Gbpsで、帯域設計と料金が異なります。

強みは、契約期間の縛りと解約金がない点です。ただし工事費を分割で払っている途中に解約すると、残債を一括で請求されます

料金改定が控えている点にも注意してください。2026年9月1日の受付分から、事務手数料が6,050円、派遣工事費が39,600円へ上がります

7. @nifty光

月額料金 ・3年プラン(N) ホームタイプ:5,720円〜

・3年プラン(N) マンションタイプ:4,378円〜

・法人契約管理費:550円/月

初期費用 ・回線契約料:3,300円

・工事費:1,100円×20回払い

最大速度 1Gbps/10Gbps
固定IP あり(有料オプション)
契約期間 2年/3年
問い合わせ窓口 @nifty法人窓口
向いている企業 IPv6環境を重視する企業

出典:@nifty光|@nifty法人向けサービス@nifty光 10ギガ|@nifty法人向けサービス

「@nifty光」は、@niftyの法人向けサービスとして提供されている光回線です。

表に載せているのは22ヶ月目以降の通常料金で、2〜21ヶ月目は戸建て4,290円/マンション3,278円に下がります。請求されるのは月額に工事費1,100円と法人契約管理費550円を足した額です。

なお、10ギガは別プランで、料金は月額6,380円です。10ギガ対応ルーターをレンタルする場合は、さらに月額550円が加わります

8. XLeiひかり

月額料金 ・ファミリータイプ:4,950円〜

・マンションタイプ:3,850円〜

・クロス(10GB):5,720円

+プロバイダー料:1,100円〜

初期費用 ・事務手数料:3,300円

・工事費 マンションタイプ:16,500円

・工事費 ファミリータイプ:19,800円

最大速度 1Gbps/10Gbps
固定IP あり(有料オプション)
契約期間 なし
問い合わせ窓口 問い合わせフォームあり(2営業日以内に電話連絡)

電話番号・受付時間の記載なし

向いている企業 契約期間の縛りを避けたい企業

出典:XLeiひかり(株式会社エクスレイ)

「XLeiひかり」を提供しているのは、株式会社エクスレイです。

XLeiひかりでは、回線とプロバイダーを別々に選べます。また、契約期間の縛りがなく、いつ解約しても違約金がかかりません

なおXLeiひかりは、回線単体の料金である点に注意してください。プロバイダー料は動的IPが月額1,100円、固定IP付が月額1,650円、クロス用が月額1,870円です。

マンションタイプであれば、3,850円に固定IP付プロバイダー1,650円を足した5,500円が、実際の支払額になります。

9. MOT光

月額料金 ・ファミリータイプ:4,400円〜

・マンションタイプ:3,400円〜

・ファミリータイプ+VPS:5,500円〜

・マンションタイプ+VPS:4,500円〜

初期費用 ・事務手数料:無料

・フレッツ光の契約プランによっては回線変更工事費が別途

最大速度 1Gbps/10Gbps
固定IP あり(有料オプション)
契約期間 なし
問い合わせ窓口 平日9:00〜17:30
向いている企業 開業時に電話とセットで導入したい企業

出典:法人向け光回線・インターネット回線「MOT光」

「MOT光」は、バルテックが提供する法人向けの光回線サービスです。クラウドPBX「MOT/TEL」と同じ会社が手がけています。

回線単体で契約するサービスでは、プロバイダーの契約先が別の会社です。「MOT光」は回線もプロバイダもバルテックが提供するため、回線代とプロバイダー代の請求が1本にまとまります

開業時に固定電話とインターネットをまとめて用意したい場合、1社で完結できる点が利点です。

もし固定IPが必要ならプロバイダのVPS契約が要り、ファミリータイプが月額5,500円、マンションタイプが月額4,500円になります。また、解約日の45日前までに通知が必要なため、乗り換えを考えるなら早めに動きましょう。

インターネット回線の法人契約と個人契約の違い

法人契約と個人契約の違いを比較する

法人向けと個人向けの主な違いは、次の5点です。

  • 固定IPアドレスの利用しやすさ
  • 通信の安定性と帯域の考え方
  • サポート体制
  • 法人名義での請求書・領収書の発行
  • セキュリティオプション

このうち業務への影響が大きいのは、固定IPとサポート体制の2つです。固定IPは固定のアドレスを前提とする構成を組むときに必要になり、サポート体制は通信が止まったときの復旧開始の早さに関わります。

一方で、契約名義そのものが通信品質を左右するわけではありません。法人契約にしたから速くなる、安定する、という理解は誤りです。

品質を決めるのは回線の種類と接続方式、そして社内の機器構成になります。

法人向けインターネット回線を導入する4つのメリット

法人向けの回線を導入するメリットは、以下の4つです。

  1. 業務に必要なシステムを安全に運用できる
  2. 障害の受付・修理手配を早く開始できる
  3. 業務規模に合わせた回線設計ができる
  4. 経理処理がしやすい

1. 業務に必要なシステムを安全に運用できる

法人向けの回線なら、固定IPアドレスを駆使して、社内システムに接続できる対象を限定できます。

固定IPとは、回線に割り当てられるIPアドレスが変わらない仕組みです。アドレスが変わらなければ、接続を許可する相手を指定できます。

固定IPが必要になる企業は、主に次の2つのパターンです。

  • 接続元のIPアドレスで許可・拒否を判定する仕組みを使っている
  • 固定アドレス前提の拠点間VPN装置や公開サーバーを自社で運用している

社内サーバーへのアクセスを特定のIPだけに許可する、業務システムのログイン元を制限するといった使い方ができる点が、魅力です。

2. 障害の受付・修理手配を早く開始できる

法人向けの回線には法人専用の窓口があるため、障害が起きてからの対応が早まります。ただし受付時間はサービスごとに違うため、確認しておいてください。

通信が止まると、レジ・予約システム・受発注が同時に使えなくなる業種もあります。受付が24時間開いていれば、営業時間外に起きた障害でも、その時点で手配を始められる点が違いです。

3. 業務規模に合わせた回線設計ができる

法人向けインターネットサービスなら、利用する端末の台数や通信量に合わせて回線とプランを選べます。

ただし法人向けでもベストエフォート型では、同時利用により速度が落ちることがあります。想定する接続数に応じて、回線帯域・ルーター・アクセスポイントの性能・社内LANまで含めた設計が必要です。

「回線だけを速くすれば解決する」という考え方はおすすめできません。ルーターや社内LANが追いつかなければ、体感は変わらないためです。

4. 経理処理がしやすい

法人名義でインターネットを契約すると、経費精算の手間を減らせます。請求書や領収書が法人名義で発行されるためです。

個人名義の契約を業務で使っていると、通信費のうち何割が業務利用かを分けて示す「按分」の説明が、経費処理の際に必要になることがあります。

法人名義なら、請求書をそのまま経費の証拠書類として使えます。ただし按分が要るかどうかを決めるのは、名義ではなく実際の利用状況です。

複数拠点をまとめて契約している場合は、請求を一本化できるかどうかも確認しておくと、月次の処理が楽になるでしょう。

法人契約のインターネット回線サービスの2つのデメリット

法人契約には、個人契約にはない「書類の準備」と「料金の水準」の手間がかかります。

いずれも、事前の準備で対処が可能です。とくに書類は、用意するタイミングを間違えると開通そのものが遅れるため、しっかり準備しましょう。

契約時に提出する書類の数が多い

法人契約では、会社の実在を確認する書類と、申込担当者本人を確認する書類が求められます

例えば弊社の取次窓口が、法人のお申し込み時に案内している書類は次のとおりです。

区分 必要な書類
法人確認書類【A】 ・履歴事項全部証明書(登記簿謄本)

・現在事項全部証明書・印鑑証明書などのうち指定されたもの

・官公庁が発行し、法人の名称と所在地がわかる書類

申込者確認書類【B】 申込担当者本人の確認書類(個人名義で証明できる書類)
個人事業主 ・運転免許証などの写真付き本人確認書類

・顔写真のない書類は住所確認書類も必要

また、NTT東西では、求められる書類が違います。エリア別に整理すると、次のとおりです。

契約エリア 個人名義 法人名義
NTT東日本 提出書類なし(弊社窓口経由の場合)

本人確認書類の番号をお伝えいただく

登記簿謄本
NTT西日本 写真付きの本人確認書類 登記簿謄本+写真付きの本人確認書類

とくに注意したいのが西日本エリアで、法人契約でも代表者などの本人確認書類が別途必要です。東日本と同じ感覚で登記簿謄本だけを用意すると、手続きが止まってしまいます。

法人書類には有効期限があり、NTT西日本は発行から6ヶ月以内が目安です。古い謄本だと再取得で開通が遅れるため、申し込みの直前に取得しておいてください。

料金は高めに設定されている

法人向けの回線は、個人向けと比べて月額が高くなることがあります。24時間保守や品質保証といった機能が、料金に含まれているためです。

法人向けの回線には、大きく2つのタイプがあります。

  • 法人専用に設計された回線
  • 個人向けと共通の回線を法人名義で契約するタイプ

専用回線は、保守や品質保証が標準で付くぶん高めです。共通回線のタイプでは、固定IPや24時間保守が別料金になるか、提供されてない場合もあります。

月額料金だけでなく、必要な機能が標準で付くかどうかも判断材料になります。

法人向けのインターネット回線サービスを選ぶ際の7つのポイント

自社に合う回線を選ぶには、料金より先に、使える条件を満たしているかを以下7つのポイントから確認しましょう。

  1. 回線速度と安定性は十分か
  2. 帯域保証型かベストエフォート型か
  3. 固定IPアドレスが利用できるか
  4. オフィスは提供エリア内にあるか
  5. 法人ならではのサービスがあるか
  6. 同時接続台数は何台か
  7. お得なセット割があるか

1. 回線速度と安定性は十分か

業務に必要な回線速度は、何人が、何の用途で使うかから逆算します。例えば、10人でメールとWeb閲覧が中心の事務所と、5人で動画編集を行う制作会社では、必要な帯域が違うためです。

また、カタログ上の最大速度は上限の目安にすぎません。業務への影響が大きいのは、数字そのものより「混雑する時間帯に速度が保てるか」です。

必ずしも最大速度だけで選ばず、使い方から必要な帯域を見積もってください。

2. 帯域保証型かベストエフォート型か

混雑する時間帯にも速度を保ちたい業務なら、帯域確保型が候補になります。ベストエフォート型は表示されている速度が上限の目安で、混雑時には速度が落ちることがあるためです。

帯域確保型・帯域保証型では、一定の帯域が確保される代わりに月額料金が高くなります。9サービスのうち帯域確保とSLAを備えるのはNUROアクセス 10Gだけで、月額28,270円です。

速度が落ちても業務が止まらないなら、ベストエフォート型で足りるといえるでしょう。

3. 固定IPアドレスが利用できるか

固定IPアドレスを使う予定があるなら、利用できるかを先に確認します。なかには、固定IPアドレスの提供がないサービスや、上位プラン・有料オプションに限られるサービスがあるためです。

固定IPアドレスが必要になるのは、接続元のIPで認証を制限する場合や、固定アドレス前提のVPN装置を使う場合です。Web閲覧とメール、クラウドサービスが中心なら、なくても業務は回ります。

固定IPアドレスを使う予定がある方は、各社の条件を合わせて確認してください。

4. オフィスは提供エリア内にあるか

回線には提供エリアがあり、同じ市区町村でも建物によって使えないことがあります

とくに、10ギガのサービスは提供範囲が限られます。例えばフレッツ光クロスはすべての地域で使えるわけではないため、住所と建物の単位で提供エリア内か確認しましょう。

物件を決める前にエリア検索で確認しておくと、契約後に別のサービスへ切り替える手間を避けられます。

5. 法人ならではのサービスがあるか

法人向けには、個人向けにない付帯サービスが用意されていることが多いです

法人向けのサービスとして代表的なものは、以下の4つです。

  • 法人専用の問い合わせ窓口
  • セキュリティオプション
  • 複数拠点の一括請求
  • 電子請求書への対応

自社にとって必要なものだけを選ぶことで、コストを適切に下げられます。

6. 同時接続台数は何台か

オフィスで同時に接続する端末の数は、あらかじめ把握しておきましょう。台数に対して回線やルーターの性能が足りないと、全体の速度が落ちるためです。

数えておきたいのは、次の端末になります。

  • パソコン
  • スマートフォン
  • 複合機
  • 決済端末
  • 防犯カメラ

同時接続台数はWi-Fiにつながる機器がすべて含まれるため、想定より多くなりがちです。現在の台数だけでなく、増える見込みの端末も含めて数えておけば、当面の間は安定して使えるはずです。

7. お得なセット割があるか

社用の携帯電話と同じキャリアの回線を選ぶと、セット割が適用される場合があります

ドコモ光とSoftBank 光は、それぞれのキャリアの端末とまとめると割引の対象になります。端末の台数が多い企業ほど、月額全体への影響が大きくなるでしょう。

ただし割引の対象となる契約名義やプランには条件があるため、申し込む前に確認してください。

法人向けのインターネット回線サービスを選ぶ際の4つの注意点

契約の前に確認しておくと、あとで困らない点をまとめました。書類の不備や建物の条件が、開通を遅らせる要因です。

注意点は、以下の4つです。

  1. 法人契約ができるサービスか調べる
  2. 会社の登記簿謄本の用意が求められることがある
  3. ファイルのアップロード制限を確認する
  4. 工事費用や管理費などを含めた総額で検討する

1. 法人契約ができるサービスか調べる

法人契約ができるサービスかは、あらかじめ確かめておきましょう。個人向けで提供されているサービスのなかには、法人名義での契約を受け付けていないものがあります

候補を絞る段階で、法人契約に対応しているかを確認しておいてください。

また、法人契約に対応していても、必要な書類や審査の有無はサービスによって違います。開業のスケジュールが決まっている場合は、審査に不備がないように注意しましょう。

【法人・店舗のお客様へ】

NTTのフレッツ光は、法人名義での契約が可能です。現に、弊社の取次窓口は新規開業に伴うお申し込みが約5割を占めています。法人契約の可否や必要書類は、申し込みの前にご相談ください。

【NTT】フレッツ光の最短導入窓口はこちらから

2. 会社の登記簿謄本の用意が求められることがある

法人契約では、会社の実在を証明するため履歴事項全部証明書などの提出を求められます。法務局の窓口なら当日交付されますが、郵送では数日かかるため、契約日から逆算して準備してください。

なお、会社の設立前でも、個人名義で申し込んで登記後に法人名義へ変更できる場合があります。弊社の取次窓口も、この流れでご案内しています。

回線の開通には時間がかかるため、登記を待たずに申し込むのがおすすめです。

3. ファイルのアップロード制限を確認する

回線によっては、上りの通信に制限が設けられていることがあります

動画や設計データなど大きなファイルを日常的に送る業務では、下りの速度だけを見て契約すると業務に支障が出かねません。クラウドへのバックアップを常時走らせるケースなどでは、アップロードの遅さは致命的な欠点となります。

契約前に、上下それぞれの速度と、通信量の制限の有無を確認してください。

4. 工事費用や管理費などを含めた総額で検討する

月額だけでなく、初期費用と工事費を含めた総額で比べます。月額が安くても工事費が高ければ、契約期間全体で見るとコストが高くなる可能性があるためです。

例えば、弊社の取次窓口でご案内しているフレッツ光の工事費は、次の額が目安となります。

契約内容 工事費の目安
インターネットのみ(電話なし) 22,880円
インターネット+ひかり電話 1チャネル 23,980円
インターネット+ひかり電話 2チャネル 25,080円
ひかり電話 3チャネル以上 チャネル数によって変動(おおよそ30,000円〜)

また、開通までの目安期間も、弊社の実績からお伝えします

建物タイプ 開通の目安
集合住宅(光設備あり) 最短2週間
一軒家・戸建て(既築) 最短2〜3週間
新築 1ヶ月〜1ヶ月半(現場調査が入る場合あり)

居抜き物件では、管理会社や前テナントの同意を得たうえで設備の状況を確認するか、NTTや申込先へ住所情報で照会してください。物件の契約時に光設備の有無を確認しておけば、開通までの期間が早くなる可能性もあります。

【取次窓口が解説】法人がインターネット回線を選ぶときの判断ポイント

ここからは、フレッツ光の取次窓口として月間325件超を取り次ぐ弊社の実務から、比較サイトの情報だけでは見えにくい判断ポイントをお伝えします。

弊社の窓口では、2026年の月間平均取次数が325件を超えています。そのうち約5割が新規開業に伴うお申し込みで、さらにその6割が法人設立に伴うものです。屋号を持つ個人事業主からのご相談も、多くいただきます。

もっとも多いのは「新しく事業を始めるにあたって、固定電話の番号とインターネットをまとめて用意したい」というご相談です。以下は、その現場で実際にお伝えしている内容になります。

フレッツ光の月額基本料金は申込窓口によらない

まず押さえていただきたいのは、フレッツ光やひかり電話は、どの窓口から申し込んでも月額の基本料金が同じだという点です。

ただし同じなのはNTT所定の月額基本料金で、キャッシュバックなどの特典は窓口によって異なります

窓口を選ぶ基準は、ずばり「対応の質」です。具体的には、以下の4点になります。

  • 最短で開通させる段取り力
  • 工事を安く早く済ませる見極め(ひかりコンセントの有無の判断など)
  • 初期費用のキャッシュバック(条件は窓口で要確認)
  • 開通後の設定サポートまで一貫して任せられるか

4つ目を挙げたのは、工事のあとにプロバイダーの接続設定が残るためです。ここでつまずくと回線は開通しているのに数日使えない状態になるため、弊社の窓口でも設定の要否をお申し込みの段階で確認しています。

料金が同じなら、開通までの速さとサポートの範囲で選ぶのが合理的です。

申し込み前に用意しておくとよい情報

弊社の取次窓口では、お申し込み時に次の9項目を確認しています。事前に整理しておくと手続きが早く進むので、ぜひ確認しておきましょう

  1. 担当者の名義
  2. 契約者の名義
  3. 担当者の生年月日
  4. 設置先の住所
  5. 書面の送付先住所
  6. 書面の宛名
  7. 利用開始の希望日
  8. 物件の管理会社(NTT西日本エリアの場合)
  9. プロバイダー設定の要否

とくに設置先の住所は、部屋番号まで正確に控えておきます。ビル名の表記ゆれで設備の照会が止まることもあるため、契約書どおりの表記を控えておいてください。

申し込みでつまずきやすいのは書類の有効期限

弊社の取次窓口で法人の申し込みがつまずく原因のひとつとして挙げられるのが、用意した登記簿謄本が受領基準の期限を過ぎているケースです。

法人契約では会社の実在を確認するため、履歴事項全部証明書などの提出が求められます。この書類には受領基準としての有効期限があり、NTT東西では発行からの期間が目安として設けられています。

注意して欲しいのは、これが各サービスの新規法人契約に共通する基準ではないという点です。そのため、NTT東西以外に申し込む場合は、申込先へ個別に確認してください。

実際に、数ヶ月前に別の手続きで取得した謄本をそのまま使おうとして、期限切れで再取得が必要になり、開通が数日から1週間ほど遅れることがあります。そのため謄本は、申し込みの直前に取得しておくのが確実です。

開通までの日数は建物の条件次第

弊社の取次実績では、申し込みから開通までは最短で10日程度です。これは条件がそろったケースであり、実際は建物の状況によって変わります。

一例として、ビルの1階に入居する飲食店のケースでは、申し込みから利用開始まで2週間程度でした。期間を左右する1番の要因は、室内にひかりコンセントがあるかどうかです。

なお、前の入居者が光回線を使っていた物件なら、手続きをさらに早められます。前契約者のひかり電話番号とお客さまID(CAFから始まる13桁)がわかれば、NTTが開通履歴を確認できるためです。

逆に時間がかかるのが、NTTに建物の登録がない物件です。住所の登録から始めるため現場調査が入ることがあり、その場合は1ヶ月から1ヶ月半が目安になります。

新築や番地が未登録の物件では、開業日から逆算して早めに手続きを進めましょう。

法人向けインターネットに関するよくある質問

法人向けインターネットのよくある質問

法人でインターネットを契約する際に、よくいただく質問をまとめました。

プロバイダは法人名義で契約することはできますか?

プロバイダの法人名義での契約は可能です。ただしサービスによって法人契約に対応していない場合があるため、候補を絞る段階で確認してください。

なお、法人名義で契約する場合、履歴事項全部証明書などの提出を求められる可能性があります。

法人向けの回線速度はどれくらい必要ですか?

法人向けの回線速度は、使う人数と用途から逆算しましょう。「何Gbpsあれば足りる」という、法人全体に当てはまる答えはありません

もし、Webの閲覧とメールが中心であれば、1Gbpsのプランで足りることが多いです。動画の編集や大容量ファイルの送受信が日常的にある場合、あるいはWeb会議を複数人が同時に行う場合は、10Gbpsのプランや帯域確保型が候補となります。

法人向けのWi-Fi(モバイル回線)でも代用できますか?

用途によっては代用できますが、光回線の置き換えには向きません。

工事が不要ですぐ使えるため、移転の多い事業所や短期の拠点には向いています。一方で固定IPが使えない場合が多く、通信量の制限や同時接続台数の上限もあります

固定IPを使った社内システムへの接続や拠点間の常時接続が必要なら、光回線が有力です。

まとめ|自社に最適な法人向けインターネット回線を選ぼう

自社に最適な法人向けインターネット回線を選ぶ

法人向けのインターネット回線を選ぶ際は、月額料金よりも先に固定IPの可否・提供エリア・サポート体制を確認しましょう。とくに、固定IPが必要な業務では、対応していないサービスは料金が安くても候補から外すべきです。

また「法人契約だから安定した高速回線が使える」というのも誤解です。回線の品質を決めるのは回線の種類と社内の機器構成なので、名義ではなく中身で選んでください。

とはいえ、自社に合ったサービスかどうかを1社ずつ調べるのは手間がかかります。弊社の取次窓口では、条件がそろえば最短10日程度での開通をご案内しています。

【法人・店舗のお客様へ】

自社に合ったインターネット回線を選びたい方に弊社がおすすめしているのが、NTTの「フレッツ光」です。迷っている段階であっても、よろしければ以下の窓口からお気軽にご相談ください。

【NTT】フレッツ光の最短導入窓口はこちらから
フレッツ光の最短導入窓口はこちら 電話番号 0120-407-629

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