プロパンガスとLPガスの違いとは?飲食店経営を考えるならしっかり押さえておこう!

「プロパンガスとLPガスには違いがあるのだろうか?」
「プロパンガスと都市ガスの違いは?」
飲食店経営をするのであれば、それぞれの違いについて知っておきたいもの。

そこで本記事では、プロパンガスとLPガスの違いなど、飲食店経営者が知っておくべきガスをテーマに進めていきます。

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プロパンガスとLPガスはどちらも液体のガス

プロパンガスとLPガス、名前が違いますが実はこの2つは同じです。
ではなぜ2つの名前があるのでしょうか?

LPガスは、Liquefied Petroleum(液化された石油燃料)の頭文字からとられています。
石油ガスを圧縮して液体にすると、たくさんのガスを効率的に運搬できるため様々な場面で使われています。

プロパンガスというのは液化燃料に含まれるガスの種類の1つですが、家庭やお店で使われるLPガスにはプロパンが多く含まれているため、プロパンガスという名前でも呼ばれるようになりました。

内容をまとめると、(LPガス=液化石油ガス)←プロパンが多く含まれるので「プロパンガス」とも呼ばれているという事です。

プロパンガス(LPガス)を利用するメリット

プロパンガスを飲食店で利用する際、どのようなメリットがあるのでしょうか?

プロパンガス(LPガス)は移動型店舗でも導入可能

皆さんご存知のようにプロパンガスは、ボンベを繋いで調理や給湯などに使う仕組みです。
都市ガスのように管で繋がれて供給されているわけではないので、キッチンカーや催事・イベントなどの移動型店舗でも調理に使えます。
キッチンカーやフードトラック用に場所を取らずに使える、小型のガスボンベも存在しています。

火事対策のために耐圧検査などを定期的に行う必要がありますが、より本格的な調理ができるため飲食業界でも人気があります。

プロパンガスは火力が高い

プロパンガスとよく比較される都市ガスですが、都市ガスで使われているのは主にメタンガスです。

都市ガスと比較すると、プロパンガスの熱量は2倍以上高いので火力が必要な飲食店では、都市ガス対応地域でもプロパンガスを使用するところも少なくありません。

飲食店でプロパンガス(LPガス)を使うデメリット

飲食店を経営する人が知っておきたい、プロパンガスを利用するデメリットもご紹介します。

会社によって料金がかなり異なる

プロパンガスは、都市ガスとは違って自由料金制となっています。
そのため、契約する会社ごとにプラン内容がかなり異なります。
中には高額な初期費用や違約金を支払わなければいけないところもあるので、自身の飲食店でプロパンガスを導入したい場合は、複数の会社から見積もりをするとよいでしょう。

都市ガスの設備が使えない

プロパンガス(LPガス)を普段使っている場合、途中で別のプロパンガス会社に切り替える事は可能です。
しかし、プロパンガス→都市ガスあるいは都市ガス→プロパンガスに切り替える場合、ガスの供給方法が違うので設置工事が必要です。

また、都市ガスに切り替えるときは都市ガス対象エリアであることが条件となります。
地域によって都市ガスの導管が通っていないこともあるので、そういったケースではガスの切り替えはできません。

まとめ:プロパンガスとLPガスの違いとは?飲食店経営を考えるならしっかり押さえておこう!

プロパンガスとLPガスに違いはあるのか?というテーマでお送りしました。
また、プロパンガスと都市ガスは火力や価格において違うことなど、飲食店経営を検討している方にとっては、押さえておきたいポイントだったと思います。

お店の方向性によって、プロパン・都市ガス・IHなど最適な方法が異なりますが、本記事でご紹介したポイントがご参考になれば幸いです。

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