フレッツ光の引越し時に確認する事とは？

手続きの方法は引越し先がどこかによっても変わり、ひかり電話をお使いの場合は番号が変わることも考えられます。

この記事ではフレッツ光の引越し手続きの方法や流れ、解除料についても解説します。電話番号が変わるか変わらないかも説明いたしますので、引越しをする際の参考にしてください。

フレッツ光のインターネットを引越し先でも利用するには

現在フレッツ光を使っている人は、引越し先の住所に移転の手続きが必要になります。今お住いの管轄のNTTに引っ越しの手続きを依頼しましょう。

フレッツ光は手続きが完了するまでに時間がかかります。新居での工事は予約制となっているため、すぐに予約が取れないことも考えられます。引っ越したその日からインターネットを使えるように、引越しの手続きは早めに行うのがおすすめです。

ひかり電話も一緒に使っている人は、引越し先ですぐに電話を使えるように、特に早めに手続きしましょう。引越し先の手続き等で電話が使えないと、何度も役所に向かう必要があり二度手間になってしまいます。

NTT東日本・NTT西日本をエリアがかわる引越しの場合、現在お使いの管轄のフレッツ光を解約して、引越し先の管轄のNTTで新たに申し込みが必要です。

NTT東日本・西日本のエリアについては次をご覧ください。

NTT東日本・NTT西日本エリアの確認

NTT東日本とNTT西日本の管轄エリアである都道府県を詳しくまとめました。県外に引っ越す予定の人は、管轄が変わる可能性もあるため確認しておいてください。

NTT東日本とNTT西日本の管轄は以下のとおりです。

NTT東日本・西日本エリア内の引っ越しの場合

NTT東日本・西日本の管轄エリア内での引越しの場合、そのNTTで移転手続きをします。管轄のNTTにインターネットまたは電話で、引越しの予定があることを伝えましょう。

今の契約をそのまま使うことができますが、プロバイダーの事業者によっては対象エリアが決まっていることがあります。その場合は、プロバイダーを変更する必要があります。

NTTの引越し手続きと同時にプロバイダーの手続きも忘れないように気をつけてください。

NTT東日本・西日本エリアが変わる引越しの場合

NTT東日本・西日本のエリアから出る引越しの場合、以下の2つの手続きが必要です。

NTT東日本とNTT西日本はつながっておらず、別の会社になります。そのため現在の回線契約の解約と、新たな管轄のNTTで新規契約の2つ手続きが必要です。

まずは今お住いの地域のNTTに電話をして、管轄が違う都道府県に引越すことをオペレーターに伝えましょう。その後新たな管轄のNTTで新規申し込みをします。

管轄が変わる引っ越しの場合は、インターネットからの手続き申し込みはできなくなっています。

解約を忘れて引っ越してしまうと、二重で料金が請求されるため注意しましょう。解約の際は、契約しているプランの種類によっては解除料がかかる可能性があります。

解約する際は解除料がかかる場合がある

NTT東日本・NTT西日本の管轄を出る引っ越しの場合、現在のプランは解約します。その際、契約内容によっては解除料がかかる場合があります。

解除料がかかる可能性があるのは、以下のものがあります。

・NTT東日本のにねん割
・NTT西日本の光もっともっと割/光はじめ割
・分割払いにした工事費
・プロバイダの解除料・違約金

●NTT東日本のにねん割

にねん割はNTT東日本で提供されている2年更新の割引サービスです。加入していると以下の割引を受けられます。

にねん割は2年の自動更新となっており、利用期間満了月の翌月と翌々月に解約をすると戸建てなら10,450円（税込）、集合住宅なら1,650円（税込）の解除料がかかります。

戸建ての人は特に高額な解除料がかかるため気をつけましょう。

ただしNTTの管轄が変わる引っ越しでも、フレッツ光を使い続けるのであれば解除料がかからない場合もあります。引っ越しの手続きの時、オペレーターに問い合わせてみてください。

●NTT西日本の光もっともっと割・光はじめ割

NTT西日本のフレッツ光では、「光もっともっと割」または「光はじめ割」に入っていると、解除料がかかる可能性があります。

光もっともっと割・光はじめ割は以下のようなサービスです。

光もっともっと割・光はじめ割は更新月以外に解約すると解除料がかかります。

各プランの更新月と解除料は以下のようになっています。

解約するタイミングとプランによっては高額の解除料がかかるのでご注意ください。

こちらもNTT東日本のにねん割と同様に、NTTの管轄が変わってもフレッツ光を使い続けるのであれば、解除料がかからない場合があります。

引越し手続きの際、オペレーターに問い合わせてみましょう。

●分割払いにした工事費

今お使いのインターネットを契約した時にかかった工事費を分割で支払っている人は、解約と同時に一括で精算が必要です。

キャンペーンで工事費がかからなかった人も、キャンペーンによっては契約期間が決められており、期間内に解約すると工事費の支払いを求められる場合があります。

料金明細を確認し、工事費の支払いがないか確認してみてください。

●プロバイダの解除料・違約金

フレッツ光では、光回線と合わせてプロバイダを契約しています。プロバイダーとはインターネットと光回線をつなげる事業者のことで、OCNやniftyなどがあります。

プロバイダーはNTT東西が変わっても同じ会社を使い続けられますが、プロバイダーによっては、使用できるエリアが決まっている場合があります。

今お使いのプロバイダーの対象外エリアに引越す場合、プロバイダーの解約も必要です。解除料はプロバイダーにより違うので、引越し手続きの際に問い合わせてみてください。

解除料がかからないようにする方法

どうしても解除料がかかるタイミングで引越す場合、高額の解除料はなかなかの出費です。

そんな時に解除料がかからないようにする方法を2つ紹介します。

・更新月に解約する

解除料が高額で更新月がもうすぐ来る場合であれば、更新月を待って解約したほうが負担が少なくなります。

例えば解除料が1万円で更新月が来月という人は、回線を使わなくても基本料金を払ったほうが安くすみます。

引越しの準備もあり解約をずらすのは難しいこともありますが、可能であれば検討してみると良いでしょう。

・キャッシュバックキャンペーンのある他社に切り替える

解除料がかかっても、解除料と同じくらいの金額をキャッシュバックするキャンペーンを行っている事業者を利用すれば、負担をなくすことができます。

光回線の事業者はネットで探すとたくさん出てくるので、キャッシュバックキャンペーンを探してみてください。

くれぐれも悪徳業者にはだまされないよう、注意事項をしっかり読むようにしましょう。

中にはフレッツ光の工事費を負担してくれる窓口もあり、キャンペーンをうまく使うことで引越しの負担を抑えられます。

フレッツ光の引越し手続きの流れ

フレッツ光の引越し手続きは、以下の流れで行います。

・賃貸の人は大家さんに回線撤去工事が必要か確認 ・フレッツ光の引っ越しの手続きを申し込む・プロバイダーを確認する・ルーターを外す・回線の撤去工事をする・引越し先の開通工事をする
以下で1つずつ具体的に解説していきます。

賃貸の人は大家さんに回線撤去工事が必要か確認

引越しが決まったらまず大家さんや管理会社に連絡しますが、その時に回線の撤去工事が必要か確認しておきましょう。賃貸で自分で光回線を引き込んだ場合、次の人が使うから撤去工事が必要ないと言われることがあります。
撤去が必要かどうかは大家さんや管理会社によっても違うため、NTTの引越し手続きの前に聞いておいたほうが確実です。
撤去してほしいと言われたら、撤去のための工事が必要となります。

フレッツ光の引っ越しの手続きを申し込む

手続きはNTTもしくはNTT販売窓口へ連絡をして、引越す事をオペレーターに伝えましょう。以下のサイトでもフレッツ光の引っ越しの手続きができますので、参考にしてください。
申し込み手続きの際は、プロバイダーの手続きは必要かも聞いておくと良いでしょう。フレッツ光はプロバイダーがセットになった契約もあり、プロバイダーで別途手続きが必要ない場合もあります。
引越しの手続きを申し込むと同時に、解除料やプロバイダー手続きなどもしっかり確認しておきましょう。

お手続きはこちらから　 【フレッツ光／ひかり電話受付センター】

プロバイダーを確認する

引越しによりフレッツ光の利用住所が、東日本/西日本をまたがない場合、NETの接続自体はそのままできます。ただし、住所変更の連絡は引越し前後にプロバイダーへしておきましょう。例外としてプロバイダーとフレッツ光がセットになった「with フレッツ」をお使いの方は、プロバイダーでの手続きは必要ありません。

プロバイダーの引っ越し手続きは、フレッツ光の手続きに比べ簡単に済むことが多いです。
ただプロバイダーの提供エリア外に引越す場合は、プロバイダーを解約する必要があり別途手続きになります。特に県外に引越す人は、引き続き使えるか聞いてみてください。
解約の場合プロバイダーによっては解除料がかかる会社もあるので、しっかり確認しておきましょう。

ルーターを外す

家に設置してあるルーターを外します。ルーターを外すとインターネットが使えなくなるため、引っ越しの荷運びの日や撤去工事の日に外すことをおすすめします。
自分で購入したWiFiルーターなどは転居先で引き続き使えますが、NTTからのレンタル品はどうしたらよいかNTTに確認が必要です。
返却したほうが良いのか新居でも使えるのか、引っ越し手続きの際に聞いておくと良いでしょう。

回線の撤去工事をする

回線の撤去工事は、フレッツ光を引いた時に引き込んだ回線を、壁に穴をあけるなどして撤去する作業です。
NTTの光回線は撤去工事が絶対に必要でははなく、賃貸などの場合次の人が使えるため残していく場合もあります。
大家さんや管理会社に問い合わせ、撤去工事不要と言われれば、撤去工事は必要ありません。ただし撤去を希望している場合は工事が必要です。
撤去工事の費用はかからないのでご安心ください。ですが機器の引き渡しなどがあるため立ち会いが必要です。
NTTの光回線であれば撤去工事は絶対ではなく費用もかかりませんが、NTT以外の回線であれば必ず撤去しないといけない場合もあります。例としてauひかりホームは撤去工事を絶対行う必要があり、31,680円（税込）の工事費用もかかります。

引っ越し先の開通工事をする

転居先で光回線を導入するため、開通工事をします。ただし、前の入居者の配線が残っている場合工事は不要です。

工事を行う場合、初期費用として以下の工事費がかかります。

【屋内配線の工程あり】戸建て19,800円（税込）集合住宅16,500円（税込）

【屋内配線の工程なし】戸建て8,360円（税込）集合住宅8,360円（税込）

工事費はNTT東日本・NTT西日本ともに共通です。ひかり電話やひかり電話に関するオプションを使う場合、上記の工事費に加えてひかり電話の工事費が加算されます。
工事費が無料になるキャンペーンを行っている窓口を利用すれば、工事費がかからないようにもできます。
開通工事が終了したら無事開通は完了です。その日からフレッツ光でインターネットやひかり電話を使えるようになります。

現在の電話番号（ひかり電話）の継続希望の場合

現在フレッツ光でインターネットと一緒にひかり電話をお使いの方は、今の電話番号が転居機でそのまま使えるか気になるのではないでしょうか。

現住所と引っ越し先の市区町村が変われば電話番号が変わる場合があります。また発番元がNTTかNTT以外かでも、番号が引き継げるかどうかが違ってきます。

NTTアナログ回線で発番してひかり電話で使っている場合

NTTアナログで発番された番号は、他社回線に切り替える場合も電話番号はそのまま継続して使う事ができます。
ただし、電話番号が変わるかは、NTTの収容局が変わるかで違ってきます。
市区町村が変わっても絶対に番号が変わるわけではなく、NTT収容局が変わらなければ電話番号が変わらない場合もあります。
電話番号が引き続き使えるかどうかは、引越しの際にNTT窓口へ確認してみましょう。

NTT以外のひかりコラボなどで発番した場合

NTT発番ではなく、最初からひかり電話で初番した場合です。
ひかり電話で発番した番号は、NTTで発番した場合と違い、引っ越し先が同じ市内であれば番号は変わりません。
NTT発番の番号は収容局ごとに管理されていますが、光回線で発番した番号は市内ごとに管理されているからです。そのため同じ市内へ移転であれば電話番号を引き続き使うことが可能です。
ただし市外への引っ越しや、プロバイダを変えてしまうと電話番号は変わってしまいます。

同じ番号で移行する場合、手続きに時間がかかることもある

電話番号の引っ越しをする際は、電話番号をそのまま移行手続きをするよりも、新規で番号を発行する手続きの方が早く開通できる事があります。
同じ電話番号を引き続き使う場合、現在の契約者名義・住所・お使いのプラン名の確認が必要になり、新規番号発行よりも日数がかかるためです。

番号をそのまま転居先で使い続けたい人は、少し余裕を持って手続きすることをおすすめします。

引越し手続きの際に必要なもの

NTTに引越しの手続きをする際は、以下のものを準備しておきましょう。

契約者情報が確認できる免許証や保険証などと、転居先の住所、すぐに連絡が取れる電話番号を準備しておきます。

上記のものの他に、今回移転するフレッツ光を契約した時の書類など、契約内容やお客様ID・回線IDが確認できるものがあると便利です。

引越し日が決まっている人は、工事の希望日もいくつか候補を挙げておくとスムーズに予約が取れます。

引越先住所が決まってから申込ができる

引っ越しの手続きは余裕を持って早めに申し込みが鉄則ですが、引っ越し先の住所がわからない状態では申し込みはできません。

NTT申込時に転居先の住所登録が必要になるため、引っ越し先の住所が決まってから申し込みができるようになります。

住所登録をしてから転居先での光回線の導入工事が行われ、開通まで1～2ヶ月かかることも多いです。住所が決定した時点で早めに手続きをしましょう。

引っ越し先の住所がまだ決まらない場合でも、先にフレッツ光の解約をしてしまうのは避けてください。現在の契約が引き継げず、ひかり電話の番号も変わってしまいます。

フレッツ光の引越し手続きは早めがベスト

今お使いのフレッツ光は、引越し先でも引き続き使うことが可能です。
ただしNTT東西の管轄が変わる引越しの場合、今の契約を解約し、新たに引越し先で新規契約が必要です。
フレッツ光の引越し手続きと同時に、プロバイダーの移転手続きも必要か聞いておきましょう。プロバイダーによっては、引越し先が提供エリア外である可能性もあるため注意してください。
引越し先では光回線導入のための開通工事が必要ですが、工事は予約制となっており希望日を取れない場合もあります。繁忙期は特に混雑が予想されるため、余裕をもって申し込みをおすすめします。
利用開始希望日から利用できるようにするためにも、早めに申込みの手続きを済ませておくのがベストです。
最短で工事日取得、毎日受付けが可能な引越し手続きの窓口もあります。以下のサイトぜひ参考のご覧ください。