「引っ越し当日、ガスの開通手続きを忘れていて焦る」という人は少なくありません。
引っ越しが急に決まったり、子ども連れの引っ越しでやることが多かったりして、ガスの開通手続きがうっかり漏れてしまうこともあるからですね。
結論から言いますと、事前の開通手続きを忘れていた場合でも、ガスの当日開通はできます。「午前中に電話連絡すれば最短で当日午後に対応する」というガス会社もあります。
ただし「繁忙期」「電話した時間が遅い」など、条件によっては当日対応が間に合わないことも。この場合、開栓は早くても翌日となってしまいます。
またガス開栓時には契約者(代理人可)の立ち会いが必要なので、ガス会社の都合だけではなく自分の時間の都合もつけなくてはなりません。
今現在、急ぎでガスを開通させたい方で、開栓の立ち会いも可能な方はこちらからお電話でお申し込みください。
ガスの開通は最速当日に可能!
結論から言いますと、ガスの即日開通は可能です。
ただし条件があるので紹介します。
ガス開通が当日可能な場合
ガスの当日開通が可能な条件は以下の通りです。
- ガス会社が「当日連絡・当日開通」に対応している
- ガス会社スタッフの都合がつく(混雑していない)
- 遅くとも当日午前中に申し込み完了する
- スタッフが来る時間に立ち会いできる
参考として、東京ガス・東邦ガス・大阪ガスの対応についてまとめました。
東京ガス | インターネットで当日7:30までに申し込むと、最短で当日13:00以降に訪問可能 |
東邦ガス |
電話で当日12:00までに申し込むと、最短で当日13:00以降に訪問可能。 平日12:00~17:00の電話申し込みなら、最短当日中に訪問可能。 |
大阪ガス |
電話で当日12:00までに申し込むと、当日中に訪問可能。 |
東邦ガスや大阪ガスは「午前中に電話すれば当日訪問・開栓可能」となっています。
ガス会社も「ガスが使えないとお湯を沸かしたりお風呂に入ったりできないので、お客さんがとても困る」と理解していますので、できるだけ要望に応えようとしてくれます。
しかし繁忙期・土日祝日ですと、どうしてもスタッフが足りず、当日訪問できないこともあります。当日訪問できない場合は、翌日になってしまいます。
また繁忙期は電話窓口そのものが混雑しており、当日開通を申し込みたくてもなかなか電話が担当者に繋がらないことも。
「手続きを忘れていても当日開通はできるが、繁忙期だと難しいかもしれない」と認識しておく必要があるでしょう。
ガス開通には立ち会いが必要
ガス当日開通の条件としては、ガス会社が当日連絡して当日訪問してくれることだけではなく、「利用者側が当日スタッフが来る時間に立ち会いできるか」というものもあります。
というのも、都市ガス・プロパンガスともに、開通(開栓)には立ち会いが必要だからです。立ち会いは法律で決まっているので、「どうしても都合がつかないから」「面倒だから」といった理由で拒否はできません。
立ち会いでは「ガス漏れ」「ガス機器の種類」などをガス会社スタッフがチェックし、注意事項の説明も行われます。時間は20分~30分程度です。
ガス開通の立ち会いに間に合わない場合の対処方法
バタバタの引っ越しだと、「どうしても立ち会いの時間に間に合わない」「本人が立ち会いできない」ということも考えられます。
上記のような場合には、以下のような対処法があります。
- 時間を再調整する
- 代理人に立ち会いしてもらう
代理人としては「家族・親戚」「友人」「大家さん・管理会社の担当者」「不動産業者」などが考えられます。説明事項を聞いてきちんと理解し、あなたに伝達してくれる人にお願いしましょう。
代理人を立てる場合に委任状などは不要なのですが、ガス会社に連絡して「代理人が対応する」と伝えておく必要はあります。
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通常のガスの開通手続きはいつまでにやるべき?
ガス開通の手続きは、引っ越し(ガスの利用開始希望日)の1~2週間前までにやっておきましょう。
東京ガスでは「遅くとも前日までにご連絡ください」としていますが、繁忙期だと前日に電話がちゃんとつながるかわかりません。
また大阪ガスの場合は前日までネット申し込みができますが、「前日ネットからの申込だと、翌日午前の予約はとれない」となっています。つまり前日に申し込むと、希望の時間帯に開栓できない可能性があるのですね。
そのためできれば1~2週間前、遅くとも2~3日前までには手続きしておくのがおすすめです。
「電気や水道の手続きと同時にやる」と注意しておくと、漏れがなくなります。もし心配な場合は、電気・ガス・水道の手続きをまとめて代行してくれる窓口に依頼しましょう。
引っ越し時のガス停止と開通までの流れ
引っ越しの際には、通常「旧居でのガスの使用停止手続き」と「新居でのガスの利用開始(開通・開栓)手続き」が必要となります。
引っ越し前と後にわけて、簡単に手続きを解説します。
引っ越し前に行うガスの手続き(利用停止・利用開始の申し込み)
引っ越し当日までに、以下の手続きを行いましょう。
- 利用停止手続き(旧居)
- 利用開始手続き(新居)
旧居での利用停止手続き
まずは旧居で使用しているガスを止める手続きが必要です。
電話・インターネットで手続きできるガス会社が多くなっています。ただガス会社によりますが、電話窓口は混みあって時間がかることも多いので、公式サイトからネットで手続きするのが快適です。ネットなら24時間手続きできます。
ネットで申し込む場合、ガス会社の公式サイトから「利用停止の手続き」を選んで、利用停止の希望日(引っ越し日)を選びます。
新居での利用開始手続き
新居でガスを使うための手続きも必要となります。
閉栓同様に、電話・インターネットで手続きできるガス会社が多くなっています。ただし電話窓口は混みあうので、公式サイトからネットで手続きしましょう。
利用開始を申し込むときに、開栓作業の立ち会い希望時間帯を連絡するようになっています。
転居先でも同じガス会社を使うなら、停止と開始を同時に手続きできます。利用停止手続きの画面で、「新居での開栓あり」を選択しましょう。
遠方への引っ越しなどでガス会社が変わる場合は、旧居と新居で別々に手続きすることになります。
引っ越し後に行うガスの手続き(新居での立ち会い)
引っ越し後(引っ越し当日)には、以下の手続きが発生します。
- ガスの開栓立ち会い(新居)
- ガスの閉栓立ち会い(旧居)
ガスの開栓立ち会い(新居)
新居でガスを使うにあたっては、開栓作業への立ち会いが必要となります。これは安全のために法律で義務付けられているからです。ガスの開栓は一般社団法人 日本ガス協会が設けている「需要家ガス設備点検員資格認定」を受けた技術者が行い、入居者に使用方法や安全のための注意事項について説明し、利用で事故などが起こらないようにする必要があります。
ガスの閉栓立ち会い(旧居)
まれに旧居でガスの閉栓立ち会いが発生することもあります。
「オートロックのマンション」「ガスメーターが室内にある」などの場合、契約者がいないとスタッフがガスメーターまでたどり着けず、閉栓作業できないからです。
「荷物を運び出したらすぐ新居に移動しなくてはならないので、立ち会いの時間がない」などの場合は、代理人(マンション・アパートの管理人さんなど)に立ち会いをお願いしても構いません。
新たに単身赴任や一人暮らしを開始する場合は、利用開始手続きのみでOK
新たに単身赴任や一人暮らしをする場合は、ガスの利用開始(新居での開通手続き)のみでOKです。もともとの家には家族が残るので、ガスを使わなくなるわけではないからですね。
ガス停止までの流れ
ガスが停止するまでの流れを、より詳しく解説します。
ガスが止まるまでの流れ
ガスが停止するまでの流れを紹介します。
- ガス会社の窓口で利用停止手続きをする
- 当日ガスの元栓を閉めて引っ越す
- ガス会社スタッフが閉栓作業を行う
- 最終月の料金を支払う
最終月のガス料金は日割り計算することが多いです。料金を計算して、従来の支払い方法(口座振替やクレジットカード払いなど)で支払います。「引っ越しと同時に銀行口座やカードを解約する」などの場合は、払込票を送付してもらうことも可能です。
ガス利用停止手続きの窓口
ガス利用停止手続きの窓口としては、以下のようなところがあります。
- 旧居で使っているガス会社(インターネットまたは電話)
- 引越れんらく帳
- まるっと!一括引越し窓口
基本的には旧居で利用していたガス会社に連絡することになります。
引越しに伴う新居での契約と一緒に申し込む場合のみ「引越れんらく帳」「まるっと!一括引越し窓口」などのサービスでも、電気などのライフラインをまとめて利用停止・利用開始できるので便利です。停止のみの依頼はできませんのでご注意ください。
ガスの利用停止手続きをする際に必要な情報
ガスの利用停止手続きをする際に必要な情報を紹介します。
- 契約者・申込者名
- お客さま番号(検針票に記載されている)
- 旧居の住所・電話番号
- 利用停止希望日・希望時間帯
- 閉栓作業に立ち会いが必要な場合:立ち会い者の氏名と電話番号
- 最終月料金の支払い方法
お客様番号は「検針票」や「ガス会社のマイページ」で確認できます。
ガス利用停止当日にやること
ガスの閉栓には基本的に立ち会いが必要ないので、利用者はガスの元栓を閉めて引っ越しするだけでOKです。
ちなみに引っ越し当日も、ガス会社スタッフによる閉栓作業実施まではガスを利用できます。閉栓作業にかかる時間は10分程度です。
なお引っ越しにあたり「給湯器を取り外してほしい」などの希望がある場合には、別途作業(有料)が必要になります。閉栓を申し込む際に相談しておきましょう。
建物自体を取り壊してガス管を撤去する場合も、事前相談が必要です。
ガスの閉栓手続きを忘れていた場合の対処法
閉栓手続きを忘れていた場合は、できるだけ早くガス会社に連絡しましょう。
引っ越し当日に閉栓できなかった場合、引っ越し後も日割り分の料金がかかってしまいます。うっかり忘れのないように注意しましょう。
ガス開通までの流れ
新居でガスを利用開始するまでの流れを、より詳しく解説します。
ガスが使えるようになるまでの流れ
ガスの利用開始までの流れを紹介します。
- ガス会社の窓口で利用開始を申し込む
- 新居で開栓作業に立ち会う
新居と旧居で同じガス会社を使う場合は、利用停止手続きと同時に利用開始手続きができます。
別々のガス会社になる場合も「もともと契約していたガス会社の利用停止」と「新居で使うガス会社の利用開始」を続けて手続きして、漏れのないようにしましょう。
ガス利用開始手続きの窓口
ガスの利用開始手続きの窓口としては、以下のようなところがあります。
- 旧居で使っているガス会社(インターネットまたは電話)
- 引越れんらく帳
- まるっと!一括引越し窓口
基本的には新居で契約したいガス会社に直接連絡することになります。
ただし「引越れんらく帳」「まるっと!一括引越し窓口」などのサービスを使えば、電気・ガスなどのライフラインについて、まとめて利用停止・利用開始手続きできます。
ガスの利用開始手続きをする際に必要な情報
ガスの利用開始手続きをする際に必要な情報を紹介します。
- 契約者・申込者名
- 新居の住所・電話番号
- 現住所・電話番号
- 新居の建物情報(集合住宅/戸建て、新築/既築)
- 開栓作業当日に連絡がとれる電話番号
- 利用開始希望日・立ち会いの希望時間帯
- 立ち会い者の氏名
- 新居で使うガス機器
繁忙期は希望通りの時間帯に予約できない可能性があるので、希望時間帯は2~3候補を考えておくとよいでしょう。
ガス利用開始当日までにやること
ガス利用開始当日までにやっておきたいことを紹介します。
新居で使う予定のガス機器を用意しておくこと
具体的には「ガスコンロ」「ガスファンヒーター」などです。賃貸だとコンロが備え付けになっていることもあるので、部屋の設備をチェックしてから用意しましょう。
事前に機器を用意しておけば、開栓立ち会い時に「利用するガスに合っている機器か」「機器がちゃんと使えるか」をチェックしてもらえるからですね。
都市ガスとプロパンガスでは使えるガス機器が異なるので、購入する際には注意してください。ガス機器の製品シールに「都市ガス用」などの記載があります。
またガス機器本体があっても、ガス栓から設置場所までの距離が遠いとホースなどが別途必要になることも。「ガス開通後にガス機器がすぐ使える状態で揃っているか」をチェックしておきましょう。
電気の契約をチェックしておくこと
ガス給湯器などが正常に作動するかチェックするときに、電気が必要になります。引っ越し当日に電気を使える状態にしておきましょう。
ガス利用開始当日にやること
利用開始当日は、開栓作業への立ち会いが必要です。ガス会社スタッフが機器の安全性をチェックしてくれます。
疑問点があれば聞いておきましょう。
まとめ:ガスの当日開通は可能!即日開栓窓口はこちら【土日祝日可】
ガスの「当日連絡・当日開通」は可能です。ガス会社もできる限り対応してくれます。
ただしガス会社の状況によっては対応できないこともあり、最速でも翌日になってしまいます。
引っ越し当日に手続き漏れに気づいた方は、引っ越し当日のできるだけ早い時間帯に、以下の窓口に電話してみてください。