業務用Wi-Fiはどのような店舗に導入するべきなの？

業務用Wi-Fiを店舗に導入するケースが増えていますが、その背景にはキャッシュレスなど、サービスのデジタル化の影響も大きいようです。

今回は店舗のネット設備を整えたい方に向けて、
・業務用Wi-Fiと個人用Wi-Fiはどう違うのか
・どんな職種が業務用Wi-Fiを導入するべき？
・業務用Wi-Fiを導入するメリット
について解説していきます。

業務用Wi-Fiは個人用サービスとどう違うの？

業務用Wi-Fiは個人で使うWi-Fiと主に以下の2つの違いがあります。

・接続可能な端末数
・セキュリティ強度

業務用Wi-Fiは店舗に訪れたお客さんや、店舗内にある複数のIoT設備が快適に使えるように接続できる端末の台数が多いのが特徴です。
これは、レンタルするルーターの性能によって異なってきます。

個人向けWi-Fiルーターでは、快適な通信速度で利用できる台数には限りがあり、法人向けWi-Fiルーターと比べると複数人で同時接続した場合、スピードが遅くなりがちです。

製品によって、推奨接続台数を記載している場合があるので、商品ページを確認すると良いでしょう。

法人向けWi-Fiサービスである、「ギガらくWi-Fi」は、50台までの同時接続が推奨されています。

参考：http://soho-faq.flets.com/faq/show/8446

また、業務用のものはセキュリティの強度も高くWPA２/AESなどの暗号化機能によって、高いレベルで情報保護が可能になっています。

また、店舗でWi-Fi利用する場合、店舗側とお客さんが利用するSSIDを分けられる機能もあるので、業務に関する作業も安心して行えます。

業務用Wi-Fiが向いている職種

業務用Wi-Fiの利用が特に向いている職種3つと、その理由について解説いたします。

カフェなどの飲食店

コーヒーショップやカフェなどでは、リラックスできる空間を活用して勉強や仕事、打ち合わせをするお客さんも多くいます。

店内でWi-Fiが使えると集客にも繋がりますし、リピーターも獲得しやすくなります。
ただ、飲食店の業態によっては低単価で回転数が悪くなることも考えられるので、1日の使用時間に上限を設けるなどの対策を取るとよいかもしれません。

美容室などのサロン関係

美容室などのサロン関係は平均の施術時間が長いため、Wi-Fiがあると時間をつぶせると好感を持つ人も多いですね。

また、美容室やネイルサロンなどお店によっては、各席にモニターを設置して映像配信サービスの映像を流しているところもありますので、業務用Wi-Fiを導入するとサービスに付加価値が付けられるはず。

宿泊施設

ホテルや旅館などの宿泊施設でも、業務用Wi-Fiを採用しているところが多いです。
ホテルにいる間は通信料を気にせずにネットが使えるので、お客さんの満足度も上がるはずです。

観光について調べたり連絡を取りたいと考える人が多いため、外国からの観光客が多い宿泊施設ですと、Wi-Fiがないことがウィークポイントに繋がることもあります。

観光者向けのモバイルWi-Fiルーターのレンタルや、短期間使用のSIMカードもありますが、データ利用量が少ないものが多いので、宿泊施設や街にフリーWi-Fiを求める人が多いんです。

外国語対応可能＆マニュアル完備の業務用Wi-Fiサービスもありますので、外国語が話せなくてもそれらを利用すれば安心ですよね。

店舗に業務用Wi-Fiを導入するメリット

店舗に業務用Wi-Fiを導入するメリットとして、
・集客力アップ
・店内のデジタル設備が充実する
・ケーブルがないので設備がすっきりする
といったものが挙げられます。

最近はキャッシュレス・ペーパーレス化が進み、IoT設備を導入する店舗も増えているため、業務用Wi-Fiはもはや必須アイテムになりつつあります。

有線でネット接続するとケーブルの配置などで工夫が必要ですが、Wi-Fiだと混雑せず見た目にもすっきりしますよ。

まとめ：業務用Wi-Fiはどのような店舗に導入するべきなの？

今回は、業務用Wi-Fiを導入すべき理由についてお伝えしました。
・業務用Wi-Fiは接続台数やセキュリティレベルの水準が高い
・特にカフェ、美容サロン、宿泊施設は業務用Wi-Fiがおすすめ
・集客や店内設備の充実などWi-Fi導入におけるメリットは多数ある
ということが分かりましたね。

これから店舗のネット環境を整えるという方は、業務用Wi-Fiの導入を検討されてみてはいかがでしょうか？