水道の名義変更をする際に知っておきたい基礎知識を徹底解説!

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水道の名義を変更したい時には、どのような手続きが必要なのでしょうか?

世帯主が亡くなる、なんらかの事情で世帯の形態が変わるなどでは、水道も名義変更が必要です。

本記事では、

  • 水道の名義変更をするタイミング
  • 水道の名義変更方法
  • 必要な書類や手続き

などについて詳しく解説いたします。

水道水道

水道の名義変更はいつ行えばいいの?

水道の名義変更はそれほど頻繁に行うものではありませんが、以下のようなタイミングで行われます。

  • 結婚や離婚などで契約者名が変わった
  • ルームシェアなどで世帯主だった人が退去した
  • 家族が亡くなって世帯主が変わった
  • なんらかのミスで契約者名が間違えて登録してしまった

結婚、あるいは離婚などで契約者名が変わった場合は、役所や家庭裁判所での諸手続きがすべて終わってから名義変更を行いましょう。

身分証明書や住民票など、変更後の名前と住所などが分かる本人確認書類があるとスムーズです。

ルームシェアや同棲、同居などで世帯主として登録していた人が引っ越してしまった時も、新たな世帯主の登録が必要です。

実家や親族の家で世帯主が亡くなった際に、不動産を引き継ぐ場合は、水道などのライフラインも名義変更して登録しなおさなければいけません。

最後の例は非常に稀ですが、水道局のミスなどで名前が正確に登録されていなかったというケースも考えられます。

他の漢字と勘違いされやすい場合などは、名義が間違っていることに本人も気づきにくいので、請求書や契約書の内容をきちんとチェックするといいでしょう。

また、名義変更するタイミングとしては、なるべく早めに済ませておくことをおすすめします。

ただし、ライフラインの名義変更には、冠婚葬祭などの大きな出来事が関係していることも多いので焦って行う必要もありません。

「状況が落ち着き次第すみやかに」という認識で大丈夫です。

手続き漏れで支払いが滞ってしまっていた場合

例えば家族が亡くなり、銀行口座が凍結されてしまったことで口座振替ができなくなってしまったことにより、水道料金が支払われていなかったなどのケースも考えられます。
そのような場合は水道局よりハガキで再振替日の連絡がありますので気づくことができます。

請求書払いであった場合も支払い期日までに支払いが確認ができなかった場合、督促状が届きます。
忘れずに支払いと名義変更手続きを行いましょう。

水道の手続きはどこで行えばいいの?

水道の名義変更の手続きは、一体どこで行えばいいのでしょうか。

実際に名義変更が必要な時に焦らないでいいように、予定がない方も一緒に確認しておきましょう。

水道の名義変更手続きは、お住まいの自治体によって

  • 水道局
  • 自治体の役所

のどちらかで行います。

水道局は公共のサービスのため、

  1. 自治体の役所が運営しているケース
  2. 下水道と県営しているケース
  3. 上水道のみ独立しているケース

に分かれています。

人口が少なかったり小規模なエリアだと、水道の他にガスなどの、他の事業とまとめて管理していることもあります。

事業形態が違うと、問い合わせ方法や手続きのやり方も異なることがあります。

水道の手続きは電話やインターネットで行う?

水道の手続きには、支払いやプランの変更、住所変更に伴う利用停止/開始手続きなどがあります。

これらはオンラインで手続きできるところも多いです。

ただし、名義変更はウェブ手続きに対応していない自治体も少なからずあり、申請を行う前にお住まいの市区町村のルールを調べておきましょう。

水道の名義変更の場合だと、電話や窓口で対応していることが多いです。

手続きの方法を確認するためにも、いきなり水道局の施設に向かわずに、まずは電話で連絡してください。

問い合わせの際は水道局や自治体の役所のお問い合わせ窓口に連絡し、請求書や検針票に記載してあるお客様番号を伝えるとスムーズです。

  • なぜ名義変更したいか
  • 他の人が名義人になる場合にはどうすればいいか
  • いつから名義が変更されるのか

などを確認しましょう。

また、名義変更ではなく相続をせずに実家を売却する場合など、利用を停止したい時もサポートセンターなどに電話するのがおすすめです。

引き落とし口座の変更も必要

水道を名義変更して、同じ住所で使い続ける場合は支払い方法の登録も必要です。

請求書を受け取ってから払い込みをするなら、名義変更の申請時にその旨を伝えれば問題ありません。

口座振替やクレジットカード払いを選択したいなら、口座情報の登録をしなければいけません。

銀行などの金融機関から変更する場合は、窓口の「口座振替依頼書」に記載しましょう。

口座振替依頼書には、

  • 検針票のお客様番号
  • 通帳名義人の氏名
  • 住所
  • 口座情報

を記入して押印します。

銀行によって、口座振替依頼書は水道・電気・ガスなど種目ごとに分かれている場合と、1枚で全ての公共料金がまとまったものがあります。

まとめて手続きできるタイプの用紙は、一括でお申し込みしたい場合に重宝しますよ。

「仕事で銀行の営業時間にいけない」という場合は、各銀行のATMに設置されているメールオーダーを利用するといいでしょう。

こちらは郵送で手続きができるため、自分のタイミングで書類の記入・郵送が可能です。

忙しい方や、近くに銀行の支店がない場合に有効です。

他にも別の方法で手続きをする事ができますが、銀行で口座振替依頼を行う方が反映も早いのでおすすめです。

クレジットカード払いにする場合は、支払いに使いたいカードの情報を新規登録します。

ただし、クレジットカード払いに対応していないところもありますので、手続き前にチェックしておきましょう。

その都度コンビニやATMで払い込みするのが面倒だという場合は、口座振替が便利です。

水道の名義変更(使用者・所有者)で必要となる書類は?

水道の名義変更を申請するとき

  • 旧契約者の名義
  • お客様番号
  • 新契約者の名義
  • 住所
  • 電話番号

を伝えます。

電話で名義変更を申し込む場合は、特に必要な書類はありません。

名義変更後に口座振替手続きをする場合は、

  • 通帳
  • 届印
  • 検針票(請求書)

が必要です。

口座振替依頼書は銀行に備え付けられているので、持参する必要はありません。

ただし、「水栓所在地」の名義が売買や相続によって変更される場合は、給水装置名義変更届の提出が必要になります。

一戸建ての時などは、給水装置を設置していることもあるので注意してください。

水道料金の支払い忘れで支払期限が過ぎてしまった場合どうなってしまう?

各市のホームページでそれぞれ詳細が確認できる

これまで、名義変更の方法について詳しく解説してきましたが、水道は公共性が高い制度のため、自治体の制度ごとに異なることも多いです。

中には手続きの方法自体が大きく違うところもあるので、名義変更が必要になったらまずは住んでいる市区町村の公式サイトを見て詳細を確認しましょう。

結婚、離婚、世帯主の死亡などが原因で名義変更を行う際には、役所での手続きもしなければいけないので、その際に水道などの名義変更についても案内してもらってもいいかもしれません。

水道名義変更の注意点

水道の名義変更をする際に注意したい点には、以下のようなものがあります。

  • 債権債務を引き継がない場合
  • 手続きを放置したままだと口座の凍結も

同じ住所で水道の名義変更を行う場合は、これまでの支払い情報も引き継がれます。

債務債権を引き継ぐと、それまでの時点で未払いの料金を精算する必要があります。

債務の引継ぎをせずに名義だけ変更したい場合は、お問い合わせ時にその旨を伝えておきましょう。

名義変更をしないまま故人の名義の口座振替を使っていると、死亡を知った銀行が口座を凍結することもありますので注意してください。

まとめ:水道の名義変更をする際に知っておきたい基礎知識を徹底解説!

いかがでしたか?今回は水道の名義変更について、基本的な知識をまとめてご説明いたしました。

CHECK!
  • 水道名義変更は状況が落ち着き次第速やかに済ませよう
  • 名義変更の手続きは水道局や役所のお客様センターで電話で行う
  • 口座振替で支払いするなら名義変更後に銀行で口座振替依頼書を提出
  • 自治体によってルールが違うので事前に確認する
  • 債務の引継ぎや口座の凍結には注意

この5点が今回の重要なポイントでした。

水道の名義変更はあまり頻繁に経験するものではありませんが、実際に手続きが必要になる時に、落ち着いて進めるように本記事が参考になればと思います。

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