電気代を節約したい人必見!電気代を安くする方法【電気料金値上げ対策】

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ニュースなどで「電気料金が値上げされている」と報道されることが増えました。
実際に電気代の負担は日々増すばかりで「電気代を節約したい」と考えている人も多いのではないでしょうか。

そして令和5年5月16日、これから夏の電力需要増大を前に、政府は電力大手7社が申請していた家庭向け電気料金の値上げ幅を確定する査定方針を了承しました。
これにより標準的な家庭の電気料金は14〜42%値上がりすることとなります。

リモートなどで家にいる時間が増える中で、夏場にエアコンの稼働率も上がるため、値上げの影響を受け電気代が想像を超えてくるかもしれません。
そうなるとできるだけ節約できる電気を見つけて対策をしたいところではないでしょうか。

そこでこの記事では、電気代を節約する方法をさまざまな角度から紹介します。
また、電力会社の乗り換えでも電気代が安くなる場合がありますので併せてご紹介いたします。
一人暮らしの方もファミリーの方も、ぜひ参考にしてください。

電気の乗り換え窓口電気の乗り換え窓口

電気代が高くなる原因

まずは電気代が高くなる主な原因を紹介します。

  • 電気の使用量が多い
  • 電気料金が値上がりしている

急に電気代が高くなった場合には「漏電している」「盗電されている」という例もありますが、ケースとしては稀です。

そのためこの章では主な理由について紹介しますね。

電気の使用量が多い

電気の使用量(電力消費量)が増加すると、電気代は高くなります。そのため「電気代が急に高くなった」と感じたら、まずは家庭での電気の使用量が増えていないかチェックしてみましょう。

電気使用量はポストインされる「検針票(電気ご使用量のお知らせ)」や、電力会社のマイページでチェックできます。

なお電気の使用量が増える理由としては以下のようなものが考えられます。

  • 家族が増えた
  • 冷暖房の使用が増えた
  • おうち時間(在宅時間)が増えた
  • 使う家電が増えた

電気料金が値上がりしている

電気の使用量が変わっていないのに、支払う電気代が高くなることもあります。その場合に考えられるのは「電気料金自体が値上がりしていること」です。

電気料金の値上げについて、電力会社からお知らせがなかったか確かめてみましょう。


電気料金が値上がりする理由としては、以下のようなものがあります。

  • 電気の取引価格が上昇している
  • 燃料費調整額が上昇している

電力供給に対して需要が多くなったり、火力発電所の燃料となる石油・石炭・液化天然ガスなどの価格が上昇したりすると、電気料金も上がります。

また「電気の使用量が多い」「電気料金が値上がりしている」に当てはまらない場合は、漏電や盗電を疑ってみましょう。

漏電の有無は漏電ブレーカーなどを使って自分でも調べられますが、安全なのは業者に依頼して調査する方法です。盗電は庭や外壁にコンセントがある場合に疑われます。

電気代の相場ってどれくらい?

「電気代が高い」と感じたら、自身の家庭の電気代が相場より高いかチェックしてみましょう。

各家庭の電気代の目安とは

総務省の家計調査によると、ファミリー世帯と単身世帯の電気代目安は以下のとおりです。

  • ファミリー世帯(3~4人家族):月間11,000円程度
  • 一人暮らし世帯:月間5,600円程度

上記は年間通しての平均額です。実際には夏・冬の電気代は高くなりますし、地域によっても差があります。そのためあくまで目安として考えてください。

目安金額より高いなら節約に取り組もう!

「相場より電気代が高い」と感じたら、ぜひ節電・節約に取り組みましょう。

例えば電力の消費量が多くないのに電気代が高い人は、契約している電気プランを見直すのがおすすめ。プロに見直しを相談できる窓口もあります。

一方で電力の消費量が多い場合には、消費量を減らす工夫が必要です。次の章から、簡単に実践できる電気代の節約術を紹介します。

電気代の節約術その1:電力消費の高い家電の見直し

電気代を節約する方法のひとつとして、家電の「使い方」「買い方」を見直す方法があります。

消費電力量が多くなる家電一覧

まずは消費電力量が多く電気代が高くなる家電を紹介します。

家電 消費電力 1ヶ月の電気代目安
エアコン(12畳) ・暖房:910W
・冷房:820W
2,300~2,400円
洗濯乾燥機(縦型) ・洗濯:110W
・乾燥:2,200W
1,800~1,900円
食器洗い乾燥機 ・モーター:65W/85W
・ヒーター:1,100W
1,200~1,300円
冷蔵庫(2~3人用) ・電動機:82W
・電熱装置:135W
700~800円
テレビ(55インチ) 208W(待機時0.5W) 400~500円
照明(12畳) 34.3W 200~300円
アイロン 1,400W 100~200円
ジャー炊飯器(5.5合炊き) 1,240W 100~200円
ドライヤー 1,200W 100~200円
電子レンジ(オーブン機能なし) 150~900W 100~200円

※実際の電力消費量は機種や使う時間・頻度などにより異なります。
※実際の電気代は契約先電力会社などにより異なります。

消費電力(W)の大きさと電気代は比例しないのは、「使う時間の長さや頻度」が違うからです。消費電力が少なくても、長時間使っていると消費電力量は増え、電気代も多くなります。

電気代の節約に繋がる家電の使い方

家電の使い方によって、電気代が高くなったり節約できたりします。節約に繋がる家電の使い方を紹介します。

エアコンのスイッチは頻繁にオンオフしない

「使わないときはエアコンを切る」と心がけている方もいるかもしれません。しかしエアコンは「スイッチを入れた直後」に多くの電気を消費するため、頻繁にスイッチを切ったり入れたりすると消費電力が多くなってしまいます

また以下の方法で冷暖房効率を高められます。簡単にできて夏も冬も効果があるので、ぜひ試してみてください。

  • 冷暖房を効かせるスペースを狭くする
  • フィルターを掃除する
  • サーキュレーターや扇風機と併用する

洗濯はまとめ洗いを心がける


洗濯はできるだけまとめ洗いしましょう。
一人暮らしなら洗濯物が少ないため、「2日に1回の洗濯」でもOKでしょう。

ただ詰め込みすぎると洗濯機に負担がかかってしまうので注意してください。容量の8割程度が目安です。

また乾燥機能は電力を多く使います。そのため「晴れた日は外干しする」など、乾燥機能の使用頻度を少なくするのも電気代の節約に効果的です。

冷蔵庫の開閉回数を減らす


冷蔵庫の開閉回数や開けている時間を減らすのも、電気代の節約に効果的です。
開閉回数が減ると、冷気が逃げないからですね。

また以下のような方法も有効です。

  • 冷蔵庫の周りにスペースを確保する
  • 食品を詰め込みすぎない
  • 食品は粗熱をとってから入れる

テレビを見ないときは消す

]電気代を節約するには、見ない時はテレビを消すのが基本です。

BGM的にテレビをつけっぱなしにしている人もいるかもしれませんが、無駄に電力を消費してしまいます。見ないときは意識して消しましょう。

ご飯はまとめて炊いて冷凍

炊飯器は意外に消費電力が大きい家電のひとつです。電気代節約するなら、ご飯はまとめて炊いて冷凍しておきましょう。


また炊飯が終わったら、できるだけ早く保温機能を切るのもポイント。保温し続けていると電気代を消費してしまいます。

電気代が高い時間帯を避けて使う

時間帯によって電気料金が変わるプランを使っている場合、「電気代が高い時間帯を避けて家電を使う」のも節約に有効です。

「乾燥機や食洗機は電気料金が安い時間に使用する」ことを心がけてみてはいかがでしょうか。

待機電力を減らす

「年間の電力消費量のうち、5%が待機電力(使用していない状態でコンセントに繋がっているときに消費している電力)」とされています

そのため家電の待機電力を減らすのも、節約に効果的です。

「使わないときには主電源を切ったり、コンセントから抜いたりする」といった方法を試してみてください。待機電力対策グッズとして「スイッチ付きのタップ」も販売されています。

古い家電は省エネ家電に買い換える

家電全体にいえる節約方法として、「古い家電を新しい省エネ家電に買い換える」という方法もあります。最新の家電は、省エネ性能が向上しているからですね。

特に「エアコン」「冷蔵庫」「洗濯機」などは家電買い替えによる節約効果が大きいことが知られています。

買い替え費用はかかりますが、10年以上前の家電を使っている場合は検討してみてもいいでしょう。最新のテレビや冷蔵庫は、10年前の製品に比べて40%程度の省エネを実現しています。

「統一省エネラベル」に記載されている「省エネ基準達成率」が高いものや、「APF(通年エネルギー消費効率)」が大きいものを選ぶのがポイントです。

また照明をLEDに交換すると、約86%も省エネになります。

電気代の節約術その2:季節ごとの節電方法

エアコンや暖房など、季節によってよく使う家電も変わります。そこでこの章では、夏と冬にそれぞれトライしたい節約方法を紹介します。

夏場に活用したい節電・節約術

夏の電気代が高くなる原因は、何と言ってもエアコン(冷房)です。そのため「冷房の効率を上げる」のが、電気代節約にとって重要となります。

冷房効率を上げる方法としては、以下のものがあります。

  • エアコンの設定温度は28℃
  • すだれ・グリーンカーテンで日差しを遮る
  • 室外機の周りに物を置かない
  • 室外機に日除けをする

エアコンの設定温度は28℃

エアコンの設定温度は28℃にしましょう。室温が28℃になるように設定してください。エアコンの設定温度を1℃上げると、約10%の節電になると言われています。

エアコンを扇風機・サーキュレーターと併用すれば、風が直接身体に当たって体感温度が下がり、設定温度が高めでも涼しく過ごせます。

エアコンを自動運転に設定するのもおすすめです。

すだれ・グリーンカーテンで日差しを遮る

すだれやグリーンカーテンで日差しを遮ると、部屋の温度が上がりにくくなります。ゴーヤやきゅうりなど「食べられるグリーンカーテン」なら、食費の節約にも繋がりますね。

カーテンでも室温上昇を抑えられますので、外出時はカーテンを閉めておきましょう。

室外機の周りに物を置かない

エアコンの室外機周辺に物を置かないのも、冷房効率を高める方法です。室外機の周りに物があると、空気がうまく流れず、室外機から吐き出された熱気がこもってしまうからですね。

そのため室外機のすぐ前や横には、植物などを置かないようにしましょう。背面も外壁と10センチ以上の距離を開けて設置します。

室外機に日除けをする

エアコンの室外機に日除けをつけるのも効果的。室外機の温度が高くなるのを防ぐ効果があるからです。

日除け設置の際には、「室外機に近づけすぎない」「排気口を防がない」といった点に注意が必要です。

室外機用の日除けは、ネット通販などで購入できます。

上記に加え、さきほどエアコンの節電方法でも紹介した「フィルターを掃除する」も試してみてください。

冬場に活用したい節電・節約術

実は夏よりも電気代が高くなる冬。外気温と室温の差が大きくなり、暖房代が高くなりがちだからです。

そのため冬の電気代節約も、エアコンや暖房の効率を高めるのがコツ。冬ならではの工夫を紹介します。

  • 設定温度は20℃
  • 窓や扉で断熱
  • 厚着を心がける

暖房の設定温度は20℃

冬、エアコンの設定温度は20℃が目安です。

設定温度を高くしすぎると外気温との差が大きくなり、電気代が高くなってしまいます。冬のほうが夏よりもエアコンの電気代は高くなりがちなので、設定温度には十分注意しましょう。

冬にエアコンの設定温度を1℃下げると、消費電力量を約10%節約できます。

窓や扉で断熱


窓や扉で断熱することも大事。
冬に窓ガラスを触るとわかるように、ガラスは外気によって冷やされます。窓の近くに立つだけでも、窓からひんやりした冷気がやってくるのがわかるでしょう。

窓の断熱には「二重ガラスにする」「二重窓(内窓、二重サッシ)を設置する」といった方法があります。リフォーム工事なしで簡単にできることとしては、「窓を厚手のカーテンで床まで覆う」「断熱シートを貼る」という方法があります。

また暖房をつけるときは部屋の扉をしっかり閉め、暖房を効かせるスペースを区切りましょう。

厚着を心がける


室内で厚着を心がけるのも、節電には効果的です。
「上着やはんてんを羽織る」といった方法があります。

「足元が冷える」という方には、暖かい靴下やスリッパがおすすめ。USBヒーターつきのスリッパなども販売されています。足元がしっかり暖まると、かなり体感温度は変わります。

上記に加え、さきほどエアコンの節電方法でも紹介した「サーキュレーターと併用する」「フィルターを掃除する」といった方法も試してみてください。

また冬はお風呂のお湯の温度も下がりやすくなるります。そのため「自動追い焚きを切る」「家族みんなで続けてお風呂に入る」といった方法も光熱費節約に有効です。

電気代の節約術その3:契約中の電力会社の見直し

日々の暮らしでの心がけと同時に、電気契約の見直しも検討してみましょう。

電気契約の見直しは、「節約の心がけをつい忘れてしまう」「子どもに節電を意識させるのは難しい」という方にもおすすめです。

契約先見直しの方法

電力の小売りは自由化されており、地域電力以外の電力会社も選べるようになっています。電力会社により料金プランが違うため、自分に合う電力会社を選べば、それだけで電気代が安くなることもあります。

簡単にではありますが、各家庭に適しているプランの例を挙げておきますので、参考にしてみてください。

世帯の特徴 適しているプラン
・ファミリー層
・電力消費量が多い
・電力消費量が多くなったときの単価が安い
・一人暮らし~二人暮らし
・日中は家にいないことが多い
・電力消費量が少ない
・電力消費量が少ないときの単価が安い
・基本料金がない・安い
・夜の電気料金が安い

各家庭に適しているプランを紹介しましたが、電気の料金プランはたくさんあり、地域によっても違うので、比較して選ぶのは大変です。

「自分で選ぶのが難しい」という場合は、下記の窓口で電気のプロにプランを提案してもらえます。

電気の契約先を変更する手続き


電気の契約先を変更するには、変更先の電力会社に申し込むだけでOKです。
今使っている電力会社での手続きは必要ありません。

ただ電気料金の高騰を受け、2022年10月時点では事業撤退したり新規受付を停止している電力会社もあります。

そのため契約先を乗り換えたい方は、早めに以下の窓口で相談してみましょう。

オール電化だと光熱費って安いの?

新築や引越しを考えていて、「オール電化住宅ってどうなの?」と疑問に思っている方もいるのではないでしょうか。オール電化にするとガスを使わないので、当然電気代だけ見ると高くなります。

ただオール電化専用の電気料金プランを使うと、光熱費全体は「ガス+電気」より安くなることも。「電気料金の単価が安く設定されている」「ガスの基本料金がかからなくなる」ことが影響しています。

またオール電化には「ガス調理しないので家事のリスクが減って安心」「太陽光発電システムと併用すればさらにオトク」「コンロがフラットなのでキッチンの手入れがラク」といった料金外のメリットもあります。

ただ電気料金の値上げが続いている今、オール電化住宅でかかる電気代も上昇しており、負担は大きくなっています。「オール電化にするべきか悩んでいるけど、オトクに使えるプランはある?」と不安な方は、以下の窓口で無料相談してみてはいかがでしょうか。

まとめ

電気代の節約方法にはさまざまなものがあります。

家電の使い方を工夫して電気の使用量を減らすのも大切ですが、電気料金自体が上がっている今なら、電気の契約先自体を見直す方法も効果的です。電気プランを家庭に合ったものに変えるだけで、節約効果が得られることも多いからです。

とはいえ、比較サイトなどを使って電気プランを自分で比較検討するのは大変です。「自分で選べない」「詳しい人に選んで欲しい」という場合は、以下の窓口で相談してみてはいかがでしょうか。

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