業務用FAX複合機のおすすめ機種10選!小型・大型モデルの選び方や導入方法を紹介

業務用FAX複合機は、ビジネスの効率を大幅に向上させる重要なツールです。しかし、種類が豊富で選択肢が多いため、最適な機種を選ぶのは難しいと感じる方もいるのではないでしょうか?

本記事では、業務用FAX複合機の特徴や選び方のポイント、おすすめの機種を紹介します。導入時に知っておきたい情報もまとめているので、ぜひ参考にしてください。

なお、業務用FAXの導入を検討している方には、NTTが提供する「ひかり電話」を使ったFAXがおすすめです。多くの企業で導入実績があり、トラブル発生時のサポートも豊富にあります。以下の窓口から申し込むと、FAX機の導入だけでなく、電話回線やネット回線の導入も案内してもらえるので、興味がある方はぜひ一度ご相談ください。

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業務用FAX複合機と家庭用モデルの違い

業務用FAX複合機と家庭用モデルの違いは、以下のとおりです。

項目 業務用FAX複合機 家庭用FAX複合機
用途 ビジネス利用

(オフィス、店舗など)

家庭利用(個人や少人数の用途)
印刷速度 高速(毎分20〜50ページ以上) 低速(毎分10〜20ページ程度)
印刷枚数 大量印刷対応

(数万枚以上の耐久性)

少量印刷対応

(数千枚程度の耐久性)

給紙容量 多段給紙トレイで数百〜数千枚の

給紙が可能

単一トレイで50〜100枚程度の

給紙容量

ファクス機能 複数の受信・転送機能や

リモートアクセス対応

基本的な送受信機能
スキャニング 高速スキャン、両面スキャン、

ネットワーク対応

標準スキャン、片面スキャンのみ
ネットワーク

機能

LANやWi-Fi、クラウドサービスとの接続対応 Wi-Fi対応が一般的で、ネットワーク機能は限定的
コスト 高価格(数十万円以上) 低価格(数千円〜数万円)
耐久性 長期使用可能 短期間使用向け
セキュリティ 高度な暗号化やアクセス制限機能 基本的なセキュリティ機能

業務用FAX複合機は、家庭用とは異なり、ビジネスのニーズを満たすための性能や機能を備えています。具体的には、処理速度や対応できる印刷枚数の違いが大きなポイントです。

さらに、業務用には、ネットワーク機能やセキュリティ機能など、多彩な機能が搭載されています。

一方、家庭用FAX複合機は低コストでシンプルで低価格ですが、印刷のスピードや耐久性、その他機能の観点から、ビジネスシーンでは十分な機能があるとはいえません。FAXを利用するためにオフィスへ複合機を導入する場合は、業務用を選びましょう。

FAXを利用するためには、複合機だけでなくFAX番号の取得が必要です。FAX番号を取得する方法は以下の記事で詳しく解説しているので、ぜひこちらも参考にしてみてください。

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業務用FAX複合機を選ぶポイント

業務用FAX複合機を選ぶ際に重視したいポイントは以下の5つです。

  • 設置スペース
  • 月間印刷枚数(印刷速度)
  • 印刷方式(レーザー・インクジェット)
  • 必要な機能
  • 初期費用やランニングコスト

順番に見ていきましょう。

設置スペース

業務用FAX複合機を導入する際にまず確認したいのが、設置スペースです。複合機は家庭用よりも大型であることが多いため、オフィス内に適した場所を確保する必要があります。

例えば、広いオフィスでは大型の複合機が活用しやすく、小規模オフィスではコンパクトなモデルが適しています。また、広さだけでなく、電源やネットワーク接続のための配線も考慮しなければいけません。

設置スペースを考えずに選ぶと、業務の効率が低下したり、通路の邪魔になったりする場合があるため注意が必要です。

月間印刷枚数と印刷速度

月間印刷枚数と印刷速度も、考慮すべき重要なポイントです。オフィスでの業務量に応じた印刷性能を持つ複合機を選びましょう。

大量の書類を処理する必要がある場合、高速印刷が可能なモデルがおすすめ。例えば、大量印刷が必要なオフィスでは、1分間に20〜50枚の印刷が可能な機種を選ぶことで業務の生産性を向上できます。

さらに、印刷枚数が多いオフィスでは、耐久性の高い機種を選ぶことが求められます。故障を避け、メンテナンスの負担を軽減するためにも、業務量に応じたモデルを検討しましょう。

印刷方式(レーザー・インクジェット)

印刷方式には主にレーザー方式とインクジェット方式があります。

レーザー方式は、高速かつ高品質な印刷が可能で、大量印刷が必要なオフィスに適しています。一方、インクジェット方式は初期費用が低めで、カラフルな印刷や小規模な用途におすすめです。

どちらの方式を選ぶかは、使用用途や予算に応じて検討しましょう。

必要な機能

FAX複合機には、基本的なFAX機能や印刷機能に加えて、コピー、スキャン、ネットワーク印刷、クラウドサービス連携など多くの機能があります。業務内容に応じて必要な機能をリストアップしておきましょう。

例えば、ペーパーレス化を進めたい場合にはスキャン機能が充実したモデルが適しています。また、リモートワーク環境では、クラウドサービスとの連携やモバイル印刷機能が役立つでしょう。

業務内容に応じて必要な機能を搭載したモデルを選ぶと、効率化を期待できます。

初期費用やランニングコスト

初期費用やランニングコストを考慮することも大切です。初期費用が高い機種でも、ランニングコストが低ければ、長期的にはコストパフォーマンスが良くなる場合があります。

特に、トナーやインクの交換費用、電気代、メンテナンス費用などを考慮して予算を設定しましょう。リース契約を活用することで、初期費用を抑えつつ最新の複合機を導入することも可能です。

業務用におすすめの大型FAX複合機5選

業務用におすすめの大型FAX複合機の種類とそれぞれの特徴を以下にまとめました。

機種名 メーカー 特徴
MX-2517FN SHARP 高速印刷、コンパクトなサイズで多機能
iR C3222F Canon 高い耐久性、カラー印刷に優れた性能
Apeos C2360 富士フイルム 高画質なカラー印刷、ビジネス向け。
iR-ADV C3930F Canon 高速で大容量の印刷が可能、エコ設計。
Apeos C3070 富士フイルム 省エネ設計、簡単操作で高生産性。

順番に詳しく解説していきます。

MX-2517FN(SHARP)

特徴 高速印刷、コンパクトなサイズで多機能
印刷方式 レーザー
印刷速度 モノクロ25枚/分

カラー25枚/分

本体サイズ

(幅×奥行き×高さ)mm

609×642×834
定価(税込) 1,320,000円

SHARPのMX-2517FNは、オフィス向けの高機能デジタルフルカラー複合機です。9インチのカラー液晶タッチパネルを搭載し、直感的な操作が可能になっています。

印刷速度はカラー・モノクロともに毎分25枚で、最大A3サイズに対応。4段の給紙カセットにより最大3,400枚の用紙を補給でき、大量印刷に最適です。

スキャン速度は毎分50枚で、両面コピー機能も搭載。モバイル端末からの直接印刷や、省エネ設計も特徴です。さらに、長尺印刷やセキュリティ機能も充実しており、業務効率を向上できます。

iR C3222F(Canon)

特徴 高い耐久性、カラー印刷に優れた性能
印刷方式 レーザー
印刷速度 モノクロ22枚/分

カラー22枚/分

本体サイズ

(幅×奥行き×高さ)mm

565×687×891
定価(税込) オープン価格

CanonのiR C3222Fは、A3カラー複合機で、印刷速度22枚/分、モバイル連携、高品位なスキャン機能を備えています。防汚コートガラスと独自の画像処理技術により、スキャン品質が向上。FAX送信用にスキャンした画像に、ゴミやスジの写り込みが少なくなります。

月間印刷枚数3,000枚以下のオフィスに最適で、カウンター保守契約によりトラブル時の修理費用も無料で対応してもらえます。そのため、印刷品質を重視する企業におすすめです。

Apeos C2360(富士フイルム)

特徴 高画質なカラー印刷、ビジネス向け。
印刷方式 レーザー
印刷速度 モノクロ23枚/分

カラー23枚/分

本体サイズ

(幅×奥行き×高さ)mm

590×659×771
定価(税込) 1,618,100円

Apeos C2360は、富士フイルム(旧富士ゼロックス)が提供する高性能なカラー複合機です。印刷速度はカラー・モノクロともに23枚/分で、A3サイズに対応。直感的な10インチタッチパネルやスマートフォン連携により、操作が簡単です。

クラウドサービスとの連携が強化され、スキャンした文書を直接保存したり印刷したりできます。高度なセキュリティ機能も搭載されており、企業の重要情報を守ります。特に、オフィス環境での業務効率を向上させたい中小企業や、リモートワークを行う企業におすすめです。

iR-ADV C3930F(Canon)

特徴 高速で大容量の印刷が可能、エコ設計。
印刷方式 レーザー
印刷速度 モノクロ30枚/分

カラー30枚/分

本体サイズ

(幅×奥行き×高さ)mm

565×722×897
定価(税込) 2,178,000円

CanonのiR-ADV C3930Fは、他のFAX複合機と比べてデジタル化と効率性に優れています。ペーパーレスFAX機能により、受信したFAXを印刷せずにPCや共有サーバーに転送でき、コスト削減が可能です。また、両面同時読み取り機能を搭載し、大量の原稿を迅速にスキャンできます。さらに、セキュリティ機能が充実しており、企業の情報保護にも配慮されています。

月間推奨使用枚数が1,000〜3,000枚であるため、業務内での印刷枚数が多い企業におすすめです。また、デジタル化を進める企業や、情報漏洩対策が重要な業種(金融、医療など)にも適しています。

Apeos C3070(富士フイルム)

特徴 省エネ、簡単操作で高生産性。
印刷方式 レーザー
印刷速度 モノクロ30枚/分

カラー30枚/分

本体サイズ

(幅×奥行き×高さ)mm

595×677×1,119
定価(税込) 2,482,700円

「Apeos C3070」は、富士フイルムのハイエンドモデルで、高速印刷と高機能が特徴です。

毎分30枚の印刷が可能で、スキャンやコピー機能も充実しているため、大量の業務を抱える企業に適しています。また、クラウド連携機能があり、デジタル書類の管理が簡単に行えるため、オフィスのペーパーレス化を促進可能です。

また、ICカード認証機能など、情報漏洩を防ぐためのセキュリティ機能が充実しており、安心して利用できます。

業務用におすすめの小型FAX複合機5選

デスク上でも設置できるおすすめの小型FAX複合機は、以下の5つです。

機種名 メーカー 特徴
MFC-L2880DW ブラザー(brother) コンパクト、ネットワーク対応、コストパフォーマンスが良好。
PX-M270FT EPSON 高速プリント、小型設計でオフィスに最適。
MB2130 Canon 手頃な価格で基本機能をカバー、シンプル操作。
LP-S2290 EPSON 小型で省スペース、モノクロ印刷に強み。
MFC-J739DN ブラザー(brother) 高性能ながらリーズナブル、カラー印刷対応。

それぞれの特徴を順番に見ていきましょう。

MFC-L2880DW (ブラザーbrother)

特徴 コンパクト、ネットワーク対応、コストパフォーマンスが良好。
印刷方式 レーザー
印刷速度 [片面(A4)モノクロ]約34枚/分

[両面(A4)モノクロ]約16枚/分

本体サイズ

(幅×奥行き×高さ)mm

410×421×319
定価(税込) 約49,478円

ブラザーの「MFC-L2880DW」は、コンパクトながら必要な機能をしっかり備えたモデルです。高速印刷が可能で、モノクロ印刷に特化しているため、ビジネス文書を効率よく印刷したい場合に適しています

Wi-Fi接続に対応しており、オフィス内のどこからでも印刷ができるため、利便性が高いです。印刷費用は約3.3円/枚で、ランニングコストも抑えられます。

PX-M270FT(EPSON)

特徴 高速プリント、小型設計でオフィスに最適。
印刷方式 インクジェット
印刷速度 [片面(A4)モノクロ]約39枚/分
本体サイズ

(幅×奥行き×高さ)mm

375×347×346
定価(税込) 約43,780円

EPSONの「PX-M270FT」は、インクジェット方式の小型FAX複合機です。

EPSONのPX-M270FTは、他のFAX機と比較して、特にコストパフォーマンスと多機能性に優れています。大容量インクタンクを搭載しており、印刷コストが非常に低く、1枚あたり約0.4円で印刷可能です。また、コピーやスキャン機能も備えており、オートドキュメントフィーダー(ADF)を利用することで、効率的に文書を処理できます。

印刷コストを抑えたい企業や、限られたスペースでの設置を考えている企業におすすめです。

MB2130 (Canon)

特徴 手頃な価格で基本機能をカバー、シンプル操作。
印刷方式 インクジェット
印刷速度 モノクロ印刷: 約19枚/分

カラー印刷: 約13枚/分

本体サイズ

(幅×奥行き×高さ)mm

463×389×260
定価(税込) 約18,568円

Canonの「MAXIFY MB2130」は、ビジネス向けのインクジェット複合機で、特にFAX機能において他の機種と異なる点があります。最大101カ所への同報送信が可能で、効率的な情報伝達をサポートします。

また、顔料インクを使用しているため、普通紙への印刷時に高い耐水性と鮮明な印刷品質を実現しています。これにより、受信したファクスを高品質で印刷できる点が特徴です。

FAX機能以外に、カラーでの印刷や顔料インクを生かした高画質な書類が必要な企業におすすめです。

LP-S2290 (EPSON)

特徴 小型で省スペース、モノクロ印刷に強み。
印刷方式 レーザー
印刷速度 [片面(A4)モノクロ]約30枚/分

[両面(A4)モノクロ]約28枚/分

本体サイズ

(幅×奥行き×高さ)mm

490 × 782×338
定価(税込) 約52,700円(税込)

エプソンの「LP-S2290」は、A3サイズに対応したモノクロページプリンターで、特にビジネス環境において高いパフォーマンスを発揮します。毎分30枚の高速印刷が可能で、効率的な文書処理を実現。

最大用紙サイズはA3で、増設ユニットを装着することでさまざまな用紙サイズに対応できます。FAXの印刷や送信以外に、はがきやポスターなど、多様な印刷が必要な企業におすすめです。

MFC-J739DN (ブラザー brother)

特徴 高性能ながらリーズナブル、カラー印刷対応。
印刷方式 インクジェット
印刷速度 モノクロ印刷: 約17枚/分

カラー印刷: 約9.5枚/分

本体サイズ

(幅×奥行き×高さ)mm

400× 341×159
定価(税込) 約25,000円

ブラザーの「MFC-J739DN」はカラーインクジェット方式の小型FAX複合機です。印刷やコピー、スキャン、FAXの全てを一台でこなすため、高性能でありながらスペースの節約とコスト効率が向上します。

また、無線LAN接続により、スマートフォンやタブレットからの印刷が可能で、モバイル対応が充実。さらに、受信したファクスを液晶画面で確認できる「みるだけ受信」機能や、誤送信を防ぐ「みてから送信」機能も搭載されています。

業務用FAX複合機の導入はリースがおすすめ

業務用FAX複合機は高機能である分、購入時に高額な初期費用が発生します。この課題を解決する手段として、リースの活用が非常におすすめです。

リースのメリット

  • 初期費用を抑えられる: 一度に高額な費用を支払う必要がありません。
  • 最新機種を利用可能: リース契約期間中に最新機種を使用できます。
  • 保守サービス込み: 故障時の修理やメンテナンス対応が含まれる場合が多く、安心して利用できます。

特に中小企業にとっては、予算を有効活用しながら高性能な設備を導入するお得な方法といえるでしょう。

リース契約の仕組みやレンタルとの違いについてもっと知りたい方は、以下の記事で詳しく解説しているので、ぜひこちらも参考にしてみてください。

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