ひかり電話ネクストとは通話専用のサービス!フレッツ光ライトとの違いや月額料金を解説
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ひかり電話ネクストは、NTTが提供する通話専用のサービスです。インターネットは利用できませんが、電話だけ利用したい方から支持されています。
固定電話を利用するために、電話だけで契約できる「ひかり電話ネクスト」を検討している方がいるのではないでしょうか。
本記事ではひかり電話ネクストの詳細や月額料金、申し込みの手順について解説します。最短で導入できる方法も解説しているので、電話だけのサービスを導入したい方はぜひ最後までお読みください。
ひかり電話ネクストとは通話に特化したサービス
ひかり電話ネクストは、通話に特化した光回線サービスです。
電話のみ利用可能で、インターネットは利用できないのが特徴です。通常、インターネットと電話はセットで契約します。しかし、ひかり電話ネクストはインターネット接続が不要な分、セットで提供される料金よりも、月額料金が1,000円〜2,000円ほど安くなります。
インターネットを利用せず、電話だけ利用したい方、特に高齢者などにおすすめのサービスです。
なお、ひかり電話については以下の記事で詳しく解説しているので、こちらも参考にしてみてください。
ひかり電話ネクストとフレッツ光ライトの違い
ひかり電話ネクストは、同じく通話に特化したサービスである「フレッツ光ライト」の新規受付停止に合わせて、2023年3月31日に提供が開始されました。
各サービスの違いは以下のとおりです。
ひかり電話ネクスト | フレッツ光ライト※ | |
提供サービス | 音声通話のみ | インターネット接続と音声通話 |
基本料金 | 2,750円~ | 3,080円~ |
※2025年3月31日にはサービス提供が終了予定
ひかり電話ネクストはインターネットが不要で、音声通話のみを低コストで利用できるサービスです。フレッツ光ライトも音声通話に特化していましたが、インターネットと音声通話のセットサービスとして提供されていました。
フレッツ光ライトは以前、電話利用をメインとする方向けに提供されていましたが、インターネット利用の料金が割高となり需要が減少しました。現在では、音声通話専用の「ひかり電話ネクスト」や、インターネットも利用したい方には「フレッツ光クロス」などの光回線契約が推奨されています。
ひかり電話ネクストの初期費用と月額料金
ひかり電話ネクストの利用にかかる費用は以下の3つです。
- 初期費用
- 月額料金
- オプション
ほかのサービスと比較できるように、費用感を押さえておきましょう。
初期費用
ひかり電話ネクストの導入にかかる初期費用は以下のとおりです。
NTT東日本 | NTT西日本 | |
契約料 | 880円/1契約ごと | 880円/1契約ごと |
工事費用 | 23,100円 | 22,000円 |
土日に工事を行う場合は、さらに3,300円追加でかかります。付加サービスの利用状況によって工事内容が変わる場合は、別途工事費が発生する場合もあるため注意が必要です。
月額料金
ひかり電話ネクストでかかる月額料金はプランによって異なります。プランごとの料金は以下のとおりです。
ひかり電話ネクスト(基本プラン) | ひかり電話ネクストA
(エース) |
ひかり電話ネクスト
(安心プラン) |
ひかり電話ネクスト
(もっと安心プラン) |
|
基本料金 | 2,750 円/月 | 3,850 円/月 | 3,740 円/月 | 6,490 円/月 |
通話料金 | 8.8円/3分 | 8.8円/3分 | 7.92円/3分 | 7.92円/3分 |
備考 | - | ・528円分の無料通話付き(最大3時間相当)
・通話料分繰越期間1ヵ月 |
・1,408円分の無料通話付き(最大8時間相当) | ・5,280円分の無料通話付き(最大30時間相当) |
「安心プラン」や「もっと安心プラン」など、基本料金が高めなプランほど、通話時間当たりの料金は割安になります。個人や小規模店舗の場合は、ひかり電話ネクストやひかり電話ネクストA、電話の利用機会が多い企業には安心プランやもっと安心プランがおすすめです。
通話の頻度や量に応じて、適切なプランを選択しましょう。
オプション
ひかり電話ネクストで利用できるオプションの料金は以下のとおりです。
オプション名 | 料金 | 詳細 |
ナンバーディスプレイ | 440円/月 | 着信の際に相手の電話番号がディスプレイに表示される機能 |
迷惑電話おことわりサービス | 220円/月 | 迷惑電話を事前に登録することで、以降同じ番号からかかってきたときに自動でメッセージ流す機能 |
キャッチホン | 330円/月 | 通話中にほかの着信があった場合、着信通話音で知らせてくれる機 |
着信お知らせメール | 110円/月 | 会社に電話があったことを、事前に登録したメールアドレスに知らせてくれる機能 |
ボイスワープ | 550円/月 | 自動で電話を転送してくれるサービス |
参考:NTT東日本
オプションは高度な機能になるほど、値段が高くなります。オプションを付けるほど月額料金は高額になるため、必要なものに絞って利用しましょう。
ひかり電話ネクストの提供エリア
ひかり電話ネクストの提供地域は、ほぼ日本全域です。「フレッツ光」の提供地域と同じなので、フレッツ光が使える地域ならほぼ全域で利用できます。
フレッツ光は日本中で利用できるため、ひかり電話ネクストも多くの方が利用可能です。自分の住んでいる地域が対象かどうかはNTT東日本・NTT西日本のサイトで確認してみてください。
自分で調べる手間を省きたい方は、以下のリンクから直接問い合わせ・申し込みもできます。
ひかり電話ネクストのメリット3選
ひかり電話ネクストを利用するメリットは以下の3つです。
- 低コストで利用できる
- 固定電話として使える
- オプションが豊富にある
順番に解説します。
低コストで利用できる
ひかり電話ネクストは、従来の固定電話やフレッツ光+ひかり電話のセットに比べて月額料金を安く抑えられます。インターネット接続がない分、月額基本料金は2,750円(税込)~とリーズナブルです。
通話料金も全国一律の設定で、固定電話(加入電話)よりもお得です。固定電話(加入電話)が9.35円/3分なのに対して、ひかり電話ネクストのプラン(安心プラン)は7.92円/3分で利用できます。
電話の利用が多く、インターネットをあまり使わない方や企業ほど費用を削減可能です。
固定電話として使える
ひかり電話ネクストは、自宅やオフィスの固定電話として利用できます。ひかり電話ネクストはIP電話サービスですが、従来の固定電話と同等の音質を実現しています。今まで固定電話(加入電話)を契約していた方でも、変わりない使い心地で利用可能です。
また、104番号案内や110番、119番、フリーダイヤル、ナビダイヤルなどの特番への発信もできます。ただし、一部の電話番号(コレクトコール、国際フリーダイヤルなど)への発信が制限されている点は注意が必要です。
通話品質も安定しており、従来の固定電話と同じように利用できるのは、ひかり電話ネクストのメリットと言えます。
オプションが豊富にある
ひかり電話ネクストには、利便性を高める様々なオプションサービスが用意されています。「ナンバー・ディスプレイ」「ナンバー・リクエスト」などの基本的なオプションに加え、地上デジタル放送やBSの視聴オプションも利用可能です。
70歳以上の高齢者やその同居家族は、ナンバー・ディスプレイなどの月額料金が無料になるなど、割引サービスも充実しています。
用途に合わせてオプションを組み合わせられるのが、大きなメリットと言えるでしょう。
ひかり電話ネクストへのお申し込みを検討している方は以下のリンクから詳細を確認してみてください。
ひかり電話ネクスト利用時の3つの注意点
ひかり電話ネクストを契約する際は、以下の3つの注意点も押さえておきましょう。
- 用途が通話に限定される
- 利用できない地域がある
- 停電時は利用できない
順番に解説します。
用途が通話に限定される
ひかり電話ネクストは、音声通話専用のIP電話サービスです。インターネット接続やデータ通信はできず、通話機能のみを提供しています。
従来の固定電話と同様に、音声通話を行えますが、インターネットを利用したサービスは一切利用できません。具体的には、Web閲覧やメール送受信、動画視聴などのインターネット接続が必要なサービスは利用不可能です。
また、ファクス通信やデータ通信、テレビ電話なども利用できません。ひかり電話ネクストは音声通話専用サービスで、データ通信の機能はないので、電話以外の用途を求める方は要注意です。
利用できない地域がある
ひかり電話ネクストは、NTT東西が提供するサービスですが、提供エリアが限定されている点に注意が必要です。
フレッツ光などの光回線サービスが提供されていない一部地域では、ひかり電話ネクストを利用できません。利用を検討する際は、事前に提供エリア内に含まれているか確認しましょう。
対象外の地域はNTTの公式サイトから確認してみてください。
停電時は利用できない
ひかり電話ネクストを利用する際の主な注意点は、停電時に利用できないことです。ひかり電話ネクストは光回線を利用したIP電話サービスです。そのため、停電時には光回線のルーターが動作しなくなり、通話ができません。
そのため、災害時などに緊急通報(110番、119番)や家族への連絡ができなくなってしまうデメリットがあります。緊急時の通話手段を別に確保しておくなど、停電に備えた対策が必要です。
ひかり電話ネクストの申込手順を3STEPで解説
ひかり電話ネクストの申し込みを行う手順は以下のとおりです。
- 申し込み
- 電話番号の取得
- 開通工事の実施
順番に解説します。
1.申し込み
まず、電話でひかり電話ネクストの申込みを行います。申し込み時には、以下の情報を用意しましょう。
- 氏名、住所、生年月日
- 希望の開通日時
- 料金プランの選択(4つのプランから選択)
- オプションサービスの有無(地デジ視聴など)
- 支払い方法(口座振替、クレジットカードなど)
申し込み後、NTTから書類が送付されるので、必要事項を記入し返送します。審査が通った後、開通工事の日程調整を行います。
ひかり電話ネクストは一部地域でのみ提供されているため、申し込み前に提供エリア内であることを事前に確認しましょう。
2.電話番号の取得
ひかり電話ネクストでは、基本的に新しい電話番号が割り振られますが、従来の固定電話の番号の引き継ぎもできます。
市外局番は引き継がれるため、東京在住で03-XXXX-XXXXの番号を使用していた場合、ひかり電話ネクストでも03の市外局番は維持されます。
新規契約の場合は、割り振られた新しい電話番号は、開通工事当日に案内されます。
3.開通工事の実施
ひかり電話ネクストの開通工事は、NTT東西の技術者が自宅や事務所に訪問して行います。工事当日は、以下の作業が行われます。
- ひかり電話対応機器の設置・配線
- 電話機の接続確認
- 通話テスト
- 新しい電話番号の案内
工事に際し、以下の点に注意が必要です。
- 工事費用が必要(NTT東日本で約23,100円、NTT西日本で約22,000円が標準)
- 停電時は通話できないため、無停電電源装置(UPS)の設置が推奨される
- 工事日時の変更は、開通予定日の10日前までに連絡が必要
工事が完了すれば、ひかり電話ネクストを利用可能になります。
今すぐ申し込みたい方は、最短で電話番号が発行できる以下のリンクから問い合わせてみてください。
ひかり電話ネクストで通話専用回線を取得しよう
ひかり電話ネクストは、通話専用のIP電話サービスです。インターネットとセットになっているプランよりも月額料金を抑えられるため、コストを重視する方に適しています。
インターネットの利用が少なく、電話を頻繁に利用する高齢者におすすめです。また、従来の固定電話と同等の通話品質を提供しており、法人の電話としても安心して利用できます。
利用を検討されている方は、以下のリンクからお問い合わせください。お申し込みいただくと、最短で当日中に電話番号の取得や導入が可能です。
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