引っ越し時の電気開通手続きの流れや注意点を解説!
「引っ越す時の電気の契約手続きはいつまでにすればいいの?」
「手続きが漏れていて電気料金を二重で請求されないか心配」
初めて引っ越しをする方の中には、このような疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
引っ越しは物件探しやインテリア決めなど、当日までにやるべきことがたくさんあります。バタバタしているうちに手続きを忘れてしまうと、引っ越し当日に電気が使えないかもしれません。
引っ越しが決まったら早めに着手することで、電気契約の手続き漏れは防げます。この記事では、引っ越し時の電気の契約手続きや注意点について解説します。
なお、引っ越しの際には、いま契約している電力会社からの乗り換えを行うことで、料金が安くなる可能性があります。電気・電力会社の乗り換え窓口では、地域や使用状況に応じた電力会社やプランを無料で提案いたします。家計の負担を下げるためにも、ぜひ一度ご相談ください。
引っ越し日が決まったら早めに電気開通の契約手続きを済ませよう
電気の契約手続きは、引っ越し日が決まったらなるべく早く行いましょう。引っ越し時はやるべきことが多く、後回しにすると忘れてしまうリスクがあるためです。
物件の引渡し時や引っ越し作業中も使えるように、電気の使用停止日は引っ越し当日にするのがおすすめ。ただし、電気の使用停止手続きの受付開始日は電力会社によって異なります。例えば、東京電力エナジーパートナーのWeb受付可能期間は当日~1か月前となっており、東京ガスは申込日の2日後以降しか選択できません。
いずれも期間外の日程を希望する場合は、カスタマーセンターなどへの電話連絡が必要です。自身が契約している電力会社の受付期間をあらかじめ確認しておくと、スムーズに手続きできます。
うっかり手続きをしないまま当日を迎えると、新居で電気を使用できない可能性が高いです。それだけでなく、旧居での電気料金も余計にかかってしまいます。
電力会社や契約プランをじっくり選ぶためにも、契約手続きは早めに済ませておきましょう。
引っ越し時の電気開通の契約手続き3STEP
引っ越しするときに必要な手続きは次の3STEPです。
- 契約する電力会社とプランを決める
- 契約したい電力会社に申し込む
- 現在の電力会社を解約する
ただし、引っ越し後も同じ電力会社と契約する場合は1回の手続きで済みます。順番に見ていきましょう。
STEP1. 契約する電力会社とプランを決める
まずは契約する電力会社を決めましょう。電力会社によって供給エリアが異なるため、契約したい電力会社が引っ越しエリアに対応しているかを確認する必要があります。
また、各電力会社ではポイントを還元したり、時間帯によって料金が変わったりするなど、さまざまなプランを用意しています。世帯構成やライフスタイルによって最適なプランは異なるため、複数の電力会社のプランを比較するのがおすすめです。
とはいえ、数多くの電力会社の中から、自分にとって最適なプランを見つけるのは時間がかかる作業です。そこで電気・電力会社の乗り換え窓口では、お住まいの地域でお得に使える電力会社を無料でご案内しています。
あなたの家にピッタリな電力プランを提案いたしますので、プランが選べずにお困りの方はぜひご相談ください。
STEP2. 契約したい電力会社に申し込む
電力会社とプランが決まったら、使用開始手続きを行いましょう。手続きはWebまたは電話で行うのが一般的です。
また、手続きの際は事前に次の情報を用意しておくとスムーズです。特に電話で手続きする場合は、電話をかける前に手元に用意しておくと慌てずに対応できます。
- 契約者名
- 契約者連絡先(電話番号、メールアドレス)
- 電気を使用開始する住所
- 電気の使用開始希望日
- 支払情報(口座振替、クレジットカードなど)
- 希望する料金プラン
- お客様番号
- 供給地点特定番号
お客様番号は電力会社が契約単位で割り振っている番号で、桁数は電力会社によって異なります。供給地点番号は、電気を使っている場所を特定する22桁の番号のことです。
どちらも検針票や電力会社のマイページで確認できます。もし不明な場合はカスタマーセンターに問い合わせれば教えてもらえますが、本人確認に時間がかかる場合があります。
STEP3. 現在の電力会社を解約する
電気開通の手続きとあわせて、現在契約している電力会社に使用停止手続きを行いましょう。電気の使用停止手続きには、次の情報が必要です。
- 契約者名
- 契約者連絡先(電話番号、メールアドレス)
- 電気を停止する住所
- 電気を停止する希望日
- お客様番号
- 供給地点特定番号
使用停止の手続きを忘れると、電気料金が引き続き発生します。前回の検針日から使用停止日までを日割り計算した金額が請求され、解約日を遡ることはできません。
引っ越し後に手続き漏れに気づいた場合は、できるだけ早く電力会社に連絡してください。
引っ越し先で電気を使用する際の注意点4選
引っ越し先で電気を使用する際の注意点は次の4つです。
- 契約手続きを忘れると引っ越し当日に電気が使えない可能性がある
- 同じ電化製品を使用できない場合がある
- 引っ越しシーズンは手続きに時間がかかる場合がある
- 集合住宅は電力会社を自由に選択できない場合がある
それぞれ順番に解説します。
1. 契約手続きを忘れると引っ越し当日に電気が使えない可能性がある
電気の使用開始手続きをしていないと、当然ではありますが電気は使えません。手続き当日に電気が開通するとは限らないため、忘れないように早めに行いましょう。
なお、電力小売りが自由化される以前は、手続きを忘れていてもブレーカーを上げさえすればすぐに電気が使えました。しかし、現在は電力小売りが自由化され、スマートメーターが設置されている住宅が大半になっています。スマートメーターがあると電力会社が遠隔で通電操作できるため、使用開始の手続きがされない限り電気が供給されません。
仮に手続きをしていないのに電気がつく場合は、前の居住者が使用停止の手続きを忘れている可能性があります。無断で使用しているとトラブルになるリスクがあるため、管理会社に相談しましょう。
2. 同じ電化製品を使用できない場合がある
電化製品の中には、特定の周波数にしか対応していない製品があります。そのため、今まで問題なく使用できていた電化製品が、引っ越し後急に使えなくなることがあるので注意が必要です。
具体的には、東日本から西日本(もしくはその逆)へ引っ越した場合、電気の周波数が異なるため、対応していない電化製品が使えなくなります。対応していない電化製品を誤って使用すると、製品を傷めるだけでなく火災の原因にもなるため大変危険です。
東日本が50Hz、西日本が60Hzという周波数になっているため、地域をまたいで引っ越しする際は、お手持ちの電化製品の対応周波数を事前に確認しておきましょう。
3. 引っ越しシーズンは手続きに時間がかかる場合がある
Web受付は待たずに手続きできて便利ですが、当日中の電気の開通や停止には対応していないことが多いです。この場合はカスタマーセンターなどに電話することになりますが、引っ越しシーズンだと電話がなかなかつながらず、通常よりも時間がかかる可能性があります。
余裕を持って手続きを進めれば、引っ越し日ギリギリに焦らずに済みます。2週間くらい前に手続きを済ませておくとスムーズに契約を切り替えられるでしょう。
なお、引っ越しは電気料金を見直す絶好の機会です。電気・電力会社の乗り換え窓口では、コンシェルジュがお住まいの地域や使用状況に応じた電力会社やプランを無料でご提案しています。家計の負担を少しでも軽減したい方は、ぜひ一度ご相談ください。
4. 集合住宅は電力会社を自由に選択できない場合がある
高圧一括受電契約をしているマンションに引っ越す場合、電力会社を自分で選べません。高圧一括受電契約は、マンションやアパートで使用するすべての電気を同じ会社から供給してもらうことで、安定的に安く電気を調達するものです。
電力会社やプランにこだわりがある場合は、引っ越し先のマンションやアパートが高圧一括受電契約をしていないか不動産管理会社に確認しましょう。
ただし、自分で電力会社を選ぶよりも安い場合があるため、比較検討を行うことは大切です。
引っ越し時の電気開通に関するよくある質問
電気の使用開始や停止に関して、よくある質問をまとめました。ぜひ参考にしてください。
1. 電気の開通は土日祝日でもできる?
使用開始希望日を土日祝日にすることは可能です。ただし、引っ越し直前に手続きすると希望の日程を指定できないこともあります。土日祝日に引っ越して確実に電気を利用したいときは、早めの手続きを心がけましょう。
2. 新築物件に引っ越す場合でも電力会社は選べる?
新築物件の供給地点特定番号がまだ決まっていないと、旧一般電気事業者しか選べない可能性が高いです。この場合は旧一般電気事業者と一度契約し、供給地点特定番号が決まってからお好きな電力会社に切り替えます。
詳細は申し込みを検討している電力会社にお問い合わせください。
3. 電気の使用開始や停止に立ち会いは必要?
電気の使用開始や停止の際、原則立ち会いは不要です。ただし、エコキュートなどの電気温水器が設置されている場合は、開通時に立ち会いが求められます。オール電化住宅に引っ越す際は注意しましょう。
4. 電気開通時に契約アンペア数を変更できる?
電力会社によって対応が異なるため、事前に問い合わせておくことをおすすめします。また、賃貸物件の場合は契約アンペアが決まっていることが多いです。管理会社や大家に確認しましょう。
5. 電気とガスをまとめて手続きすることは可能?
電力会社がセットプランを提供している場合、まとめて手続きできる可能性があります。
ただし、電気とガスのどちらかが対応エリア外の場合はセットでの申し込みはできません。例えば東京電力エナジーパートナーの場合、電気は全国のほとんどで利用できます。しかし、都市ガス供給エリアは関東や九州などに限定されています。このように、電力会社がセットプランを提供していても、サービスの提供エリアが異なる場合があるため注意が必要です。
しかし、引っ越し時はほかにもやることが多く、電気やガスの契約先を探すのにあまり時間をかけたくないところです。まるっと一括引越し窓口では、電気・ガス・水道の業者を調べて連絡する面倒な手続きをまとめて代行しています。インターネットの乗り換えも相談できるため、契約先を探すのに苦労している方はぜひご利用ください。
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引っ越す際の電気契約手続きはお早めに!新電力への乗り換えも検討しよう
引っ越すときに電気の契約手続きを忘れていると、引っ越してから数日電気が使えないだけでなく、旧居の電気料金も請求されてしまいます。不便な生活や余計な出費を避けるためにも、手続きは早めに行いましょう。
また、引っ越しのタイミングで電気契約を見直してみるのもおすすめです。大手電力が値上げしたエリアでは、新電力に切り替えると電気代が下がる可能性もあります。
とはいえ、電力会社ごとの料金プランを比較するのは手間がかかるものです。電気・電力会社の乗り換え窓口では、地域や使用状況に応じた電力会社やプランを無料で提案いたします。家計の負担を下げるためにも、ぜひ一度ご相談ください。
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