引っ越しで固定電話の手続きはどうする?電話番号の変更有無や料金について解説
引っ越しの手続きで気になるのが、今使っている固定電話番号が引き続き使えるかどうかではないでしょうか。何も知らずに手続きを始めると、今使っている電話番号が使えなくなるだけでなく、場合によっては入居後すぐに電話が使えない場合もあります。
本記事では、引っ越し時に必要な固定電話の手続きを詳しく解説します。手続きのポイントとして、工事の立ち会いや手続きにかかる料金も解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
なお、今すぐ電話の引っ越し手続きが必要な方には、最短翌日に電話番号を取得できるサービスを利用するのがおすすめです。気になる方は、以下のリンクから詳細を確認してみてください。
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引っ越しで固定電話の手続きを忘れるとどうなる?
引っ越しで固定電話の手続きを忘れると、どのようなことが問題になるのでしょうか。以下の2点について詳しく解説します。
- 引っ越し時に固定電話の手続きが必要な理由
- 忘れた場合に起こり得るトラブル
契約変更の手続きを忘れないように、しっかりと確認してください。
引っ越し時に固定電話の手続きが必要な理由
固定電話の番号を引っ越し後も利用するためには、適切な手続きが必要です。手続きをしない場合、以下のような問題が起こることがあります。
- 以前の電話番号に電話をかけた人が番号の変更に気付かない
- 古い番号が削除されず、発信者が変更に気付けない
固定電話番号を正しく管理するためにも、必ず引っ越し時に契約変更や解約手続きを行いましょう。
忘れた場合に起こり得るトラブル
解約手続きを行わない場合、現在も固定電話が使用されている扱いになるため、基本料金が発生します。
固定電話が必要なくなったからと電話機本体を処分しても、契約解除をしなければ基本料金が発生するので、忘れずに契約を解除しましょう。
引っ越し後に今の電話番号はそのまま使える?
引っ越し後に気になるのが、今の電話番号をそのまま使えるかどうかではないでしょうか。そこで以下の3点について詳しく解説します。
- 基本的に使えない
- 使える場合は限定的
- 番号を変えたくない場合
固定電話の手続きで気になる疑問について確認しましょう。
基本的に使えない
引っ越した新居では、手続きを行っても、基本的に今の電話番号は使えません。なぜなら固定電話の番号の10桁は、以下のようなルールによって数字が決まっているからです。
例えば、03-1234-○×○×という電話番号について説明すると「03」は市外局番で東京都23区を表します。次の「1234」が市内局番で、「○×○×」が加入者番号にあたります。つまり、市外に引っ越しをすれば、基本的に今の電話番号は使えず、番号は変わると考えておきましょう。
使える場合は限定的
かなり限定的にはなりますが、固定番号を変えずに引っ越しを行える場合があります。同一の都道府県内という条件に加えて、固定電話の設置場所と収容局カバーエリアが同じ場合です。
どのようなケースかというと、例えば同一ビル内で異なる部屋番号への引っ越しや、引っ越し前後の距離がかなり近いような場合です。ただし、距離が近くても収容局カバーエリアが異なれば電話番号を引き継げないので、引っ越す前に必ず確認しましょう。
番号を変えたくない場合の対策
どうしても今使っている電話番号を変えたくない場合は、引っ越し先を同一の収容局カバーエリアの範囲内から選ぶのが確実です。しかし、エリアを限定した引っ越しは、現実的に難しいので代替案を考える必要があります。
おすすめは転送サービスを利用して、擬似的に同じ番号を利用しているように設定することです。転送サービスを利用すれば、かけてきた相手に新しい番号を音声ガイダンスで伝えることできます。
双方向番号ポータビリティの利用
2025年1月からは双方向番号ポータビリティの受け付けが始まります。簡単に説明すると、携帯電話やスマートフォンで他社へ乗り換える際に、電話番号をそのまま乗り換え先でも利用できるMNP(モバイルナンバーポータビリティ)のようなサービスです。
双方向番号ポータビリティを利用すれば、現在使用している電話番号を引き続き利用できるようになります。しかし、一部の電話番号については、対象外になる場合があるので注意しましょう。利用を検討する際には契約している電話会社に問い合わせて、双方向番号ポータビリティを利用できるのか確認してみてください。
引っ越し時の電話手続き5つのポイント
こちらでは、引っ越し時の電話手続きのポイントについて紹介します。
1. 手続きのタイミング はいつがベスト?
NTTが推奨する手続きのタイミングは、引っ越しの2週間前です。少し早めの手続きが推奨されている理由は、手続きや工事の日程調整が必要になるためです。
また、引っ越しの繁忙期である3〜4月には手続きに時間がかかったり、工事の日程調整を待ったりする必要もあります。入居と同時に電話を使いたいなど、スムーズな移行を希望するのであれば、引っ越しが決まってからすぐに依頼するのがおすすめです。
2. 問い合わせ先と手続きの方法
引っ越しの問い合わせ先と手続きの方法は、NTT東日本とNTT西日本に分けて解説します。
NTT東日本の場合、手続きの方法は電話もしくはネットでの申し込みが必要です。ただし、電話についてもネットでのフォーム入力後、担当者からの折り返しになるので注意してください。
手続きを行う前に質問や疑問がある場合には、116もしくは0120-116-000に電話をかけて相談してみてください。ひかり電話については、問い合わせ先のサイトと電話番号(0120-116116)が異なります。
NTT西日本の場合も、基本的な手続きはネットからの申し込みが必要です。質問や疑問がある場合には、116もしくは0800-2000116に電話をかけて相談してみてください。
3. 手続きに必要な書類や情報
電話の引っ越し手続きを行う際には、以下の書類と情報が必要です。まずは支払い方法に合わせて、以下のものを準備しましょう。
-
- 口座振り込み:通帳やキャッシュカード
- クレジットカード払い:クレジットカード
- 請求書払い:請求書・領収書
準備すべきものをNTT東日本とNTT西日本に分けたものが、下表です。問い合わせ時に希望の工事日を伝えられるよう、事前にスケジュールを調整しておきましょう。
必要な情報 | |
NTT東日本 | ・現在の電話番号 ・契約者名 ・設置場所(住所) ・工事の希望日 ・料金の支払い情報 ※ひかり電話の場合は「開通のご案内」に記載された情報が必要 ・お客さまID ・アクセスキー |
NTT西日本 | ・現在の電話番号 ・契約者名 ・設置場所(住所) ・工事の希望日 ※ひかり電話の場合は「開通のご案内」に記載された情報が必要 ・お客さまID |
4. 手続きにかかる料金
電話の引っ越しにかかる料金は、3,300円〜22,000円です。ただし、新規に配線を設置する場合や、屋内の機器を交換する必要がある場合には料金が上乗せされます。年末年始・夜間工事などを希望する場合についても、別途料金が必要になるので注意しましょう。
詳細な金額を知りたい方は116番、携帯電話やスマートフォンからは以下の番号に問い合わせてください。
NTT東日本:0120-116-000
NTT西日本:0800-2000116
手続きにかかる料金については、当日に現金で用意する必要はありません。電話料金請求書に合わせて、後日改めて請求されます。
5. 工事の立ち合い有無
電話工事の手続きはオンラインだけで完了せず、現地工事(配線や機器設置)が必要になる場合があります。一般的な作業内容であれば、約30分〜1時間30分で作業が完了するので、スケジュールを調整しておきましょう。
また、現地工事には日時の予約が必要になるため、引っ越しの電話手続きは早めに始めるのがおすすめです。引っ越しの数日前や、引っ越しの繁忙期である3〜4月の申し込みでは、希望する日時に工事を行えない場合があります。
「なんとか手続きと工事を引っ越しに間に合わせたい」「業務で必要だから電話とネットを早く繋げてほしい」とお急ぎの方は、最短当日から電話番号を取得できるサービスを利用するのがおすすめです。サービスの詳細が気になる方は、以下のリンクから詳細を確認してみてください。スピーディーな対応で、あなたの引っ越しをサポートします。
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引越し時の固定電話でよくある3つの疑問
引っ越し時の固定電話について、多くの方が気になる3つの不安や疑問を解消します。
1. 変更前の番号に電話がかかるとどうなる?
変更前の電話番号に電話がかかってきた場合、手続きした内容や設定によってアナウンスが流れます。
休止・解約を行い、変更前の番号が使われていない場合には「あなたがお掛けになった電話番号は、現在使われておりません。電話番号をお確かめになって、もう一度お掛け直し下さい。」というアナウンスを設定できます。
自動転送などの設定を行った場合には「あなたのお掛けになった△△△のxxxxは、移転のため番号が変わりました。新しい番号は、○○○の△△△のxxxxです。」と、新しい番号をかけてきた相手に伝えることができます。
他にも、変更後の番号に転送するボイスワープを利用することで、変更前の番号にかかってきた電話を新しい番号で取れるようになります。引っ越しの手続きを行う際に、受付担当者に設定方法などを確認すると良いでしょう。
2. 新居で電話が繋がらない場合はどうする?
新居に入って電話が繋がらない時には、2つの場合に分けて対応する必要があります。
受話器を上げても発信音がしない場合や、通話中に雑音が入るなどの場合には113番に連絡してください。そもそも固定電話が繋がらない場合には、携帯電話やスマートフォンで以下の番号に連絡して、修理や点検を依頼しましょう。
NTT東日本:0120-444-113
NTT西日本:0120-248995
問い合わせる前に自分でチェックしたい方は、以下のサイトで原因を調べてみてください。
NTT東日本:Web113
NTT西日本:固定電話ドラベルセルフチェック
3. 変更後に旧番号で請求が届いたら?
引っ越しの手続きを行ったにも関わらず、旧番号で請求書が届く場合があります。これは移転工事完了後も、移転前の電話番号で請求される場合があるからです。したがって、移転前の番号を誰かが勝手に利用しているわけではないので安心してください。
ただし、新旧二重で請求されている場合には、旧番号が休止・解約できていない可能性があります。以下の問い合わせ先に連絡しましょう。
NTT東日本:電話116(または0120-116-000)
NTT西日本:電話0120-116116(東日本エリアからは0800-2000116)
引っ越しの電話手続きは代行サービスを活用して時短しよう
引っ越しが決まってすぐに手続きを始めると、新居に入ると同時に電話が使えるなどスムーズな引っ越しができます。設置状況によっては現場作業が必要になるため、早めから手続きを始めることで、希望する日時に工事を依頼できるのもポイントです。
一方で、引っ越しの数日前に手続きを開始すると、希望日に工事を依頼できず、入居しても数日間は電話が使えない日々が続くかもしれません。
引っ越しの荷造りや仕事が忙しくて、固定電話だけではなく電気・水道・ガスや転入・転出届けなど、各種手続きを行う時間がない方には、まとめて依頼するサービスを利用するのがおすすめです。各種手続きをまとめて依頼すれば、時間や手間を省けるだけではなく抜け漏れも防げます。気になった方は、以下のリンクから詳細を確認してみてください。
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