
ソフトバンクのおとくラインが終了するのはいつ?契約中の方におすすめのサービスと対処法を紹介
ソフトバンクが提供する固定電話サービス「おとくライン」は、2026年4月に新規受付を終了すると発表されました。サービス自体の終了も予想されており、固定電話を業務で利用している企業や個人事業主に、大きな影響を及ぼす可能性があります。
特に、飲食店や小売業、医療機関など、固定電話が欠かせない業界では、早めに代替サービスを検討することが重要です。
そこで本記事では、おとくラインの終了スケジュールや背景、おすすめの乗り換え先について解説します。おとくラインを契約中の方は、ぜひ参考にしてみてください。
なお、おとくラインからの乗り換えを検討している方には、NTTの「ひかり電話」がおすすめです。
NTTの「ひかり電話ネクスト」であればインターネット契約不要でお得にひかり電話がご利用いただけるサービスになります。
また、2025年1月14日から双方向番号ポータビリティが開始したため、NTT以外のご契約で固定電話の番号をお持ちの方も番号を変更せず「ひかり電話」の利用が可能です。
おとくラインは2026年4月に新規受付終了
ソフトバンクが提供する固定電話サービス「おとくライン」は、2026年4月1日をもってISDN64およびISDN1500回線の新規受付を終了すると発表されています。
サービス自体の終了は発表されていませんが、通信業界全体の流れを考えると、段階的な縮小が進む可能性があります。現行の契約者も、将来的な影響を考慮し、早めの対応を検討することが重要です。
新規受付終了の背景と理由
おとくラインの新規受付が終了の背景には、通信技術の進化と市場の変化があります。
メタル線(アナログ回線・ISDN)の縮小
おとくラインはメタル線を利用した固定電話サービスですが、通信業界全体でデジタル回線への移行が進んでいます。
実際、通信業界の大手であるNTTは、2024年にNTTの固定電話の一部サービスの終了、2028年12月31日にISDN(INSネット)の全サービスの終了を発表しました。
IP電話やクラウドPBXの普及
近年、コストを抑えながら利便性を高めたIP電話やクラウドPBXの利用が増加しています。これにより、企業や個人事業主の間でも従来の固定電話サービスからの移行が加速しています。
ソフトバンクの事業戦略
ソフトバンクも次世代通信技術やクラウドサービスの開発に注力しており、従来の固定電話サービスを段階的に縮小する方針を取っています。
おとくライン終了後の今後
2025年2月時点では、おとくラインの完全終了時期は発表されていません。しかし、NTTのアナログ回線の提供終了に伴い、2026年以降はサービスが段階的に縮小される可能性が高いです。
また、通信インフラのデジタル化が進むなか、NTTをはじめとする通信各社も、メタル線(アナログ回線・ISDN回線)を利用したサービスを徐々に縮小しています。そのため、現在おとくラインを利用している方は、早めに代替サービスの検討を進めることが重要です。
なお、おとくラインからの乗り換えを検討している方には、NTTの「ひかり電話」がおすすめです。
NTTの「ひかり電話ネクスト」であればインターネット契約不要でお得にひかり電話がご利用いただけるサービスになります。
また、2025年1月14日から双方向番号ポータビリティが開始したため、NTT以外のご契約で固定電話の番号をお持ちの方も番号を変更せず「ひかり電話」の利用が可能です。
おとくラインとは?サービスの仕組みと料金について
そもそも「おとくライン」とはどのようなサービスか理解できていない方のために、仕組みと料金体系について解説します。サービスの仕組みが理解できると、自社で現状使われているのか、使っていなかったとしてもどのような影響が出るのか、を把握できるでしょう。
おとくラインの仕組み
おとくラインは、ソフトバンクが提供する固定電話サービスです。NTTの通信設備を介して提供される従来の固定電話サービスと異なり、ソフトバンク独自の通信網を利用する「直収電話サービス」に分類されます。
この仕組みにより、NTTを介した従来の固定電話と比べて、コストを抑えられる点が特徴です。また、一般的な固定電話と同じように電話番号を取得できるため、企業の代表電話やFAX回線として利用されています。
おとくラインの料金プラン
おとくラインの料金プランは、NTT加入電話よりも基本料金が低く設定されているのが大きな特徴です。具体的な金額は以下の通りです。
料金の種類 | 詳細 |
基本料金(税込) | アナログ回線:2,530円~
ISDN回線:3,993円~ |
通話料金(税込) | 県内通話:8.69円/3分
県外通話:8.69円/3分 ソフトバンクモバイル向け: 17.05円/1分 その他の携帯電話事業者: 17.6円/1分 |
※2025年5月14日時点の情報です
アナログ回線の場合、月額料金は2,530円(税込)から、ISDN回線は月額3,993円(税込)から利用可能です。通話料金も全国一律で3分あたり8.69円(税込)と、NTTの9.35円/3分(税込)と比較して安価に設定されていました。
法人向けのコスト削減を目的とした料金体系が組まれており、特に中小企業や個人事業主にとって、固定電話の維持コストを抑える手段として利用されてきました。
なお、おとくラインからの乗り換えを検討している方には、NTTの「ひかり電話」がおすすめです。
NTTの「ひかり電話ネクスト」であればインターネット契約不要でお得にひかり電話がご利用いただけるサービスになります。
また、2025年1月14日から双方向番号ポータビリティが開始したため、NTT以外のご契約で固定電話の番号をお持ちの方も番号を変更せず「ひかり電話」の利用が可能です。
おとくライン終了が影響を及ぼす業界や企業
おとくラインの終了に伴い、ISDN回線が利用できなくなることで、以下の業界や企業に影響が及びます。
- 飲食店や小売業
- 医療機関
- 固定電話を利用している企業
- 警備システムを利用している企業
- G4FAXを利用している企業
おとくラインの提供が終了する前に、代替手段の検討が必要になります。順番に見ていきましょう。
飲食店や小売業
飲食店や小売業では、おとくラインで使われているような「ISDN回線」が、POSシステム(レジ)や受発注業務に広く活用されています。特に、会計時に利用されるクレジット決済端末(CCT/CAT)の多くがISDN回線を利用しているため、そのままでは決済ができなくなる可能性があります。
このため、IP回線対応のPOSシステムや、インターネット回線を利用した決済端末への移行が求められます。
医療機関
医療機関では、ISDN回線が以下の用途で使用されています。
- レセプトオンライン請求(診療報酬のデータ送信)
- 固定電話(外部からの連絡)
- FAX通信(診療情報の送受信)
病院全体でおとくラインとソフトバンクサービスを使っている場合、患者の情報や請求データの送信において、別の手段を検討しなければいけません。
固定電話を利用している企業
固定電話を利用している企業にも、ISDN回線の終了は大きな影響を及ぼします。ISDNは1990年代後半から2000年代初頭にかけて、多数の電話回線が必要な企業を中心に、国内に広く普及していきました。
ソフトバンクが前身の「日本テレコム」だったときに、固定電話を導入して使い続けている企業や店舗では、おとくライン(ISDN回線)を使っている可能性があります。音声通話をISDNを使った固定電話で契約している企業は、IP電話などの代替手段へ移行が必要です。
警備システムを利用している企業
ISDN回線は、一部の警備システムの監視カメラ映像伝送にも使用されています。おとくラインの終了により、遠隔監視システムが正常に作動しなくなる可能性があるため、セキュリティ対策の見直しが必要です。
IPカメラやクラウド型の監視システムへの切り替えを検討しましょう。
G4FAXを利用している企業
G4FAXはISDN回線を利用しているため、おとくラインで提供されているISDNの終了は直接的な影響を及ぼします。
G4FAXは、一般的なFAXよりも高品質なFAX通信で、医療機関や金融機関、官公庁などで多く利用されています。しかし、G4FAXはISDN回線に依存しているため、おとくラインの終了によって使用できなくなる可能性が高いです。
G4FAXを利用していた企業は、以前の規格であるG3FAXや、インターネットFAXなどへの切り替えが必要になります。
おとくラインを現在契約している人はどうする?対処すべき項目3選
おとくラインを現在契約している人や企業が対処すべき項目は、以下の3つです。
- 契約終了による影響範囲の確認
- 代替サービスの選定
- 通信インフラの変更に伴う費用を検討
順番に解説します。
契約終了による影響範囲の確認
おとくラインを現在契約している方は、サービスの終了によって、影響を受ける範囲を確認しましょう。
影響を受ける可能性があるポイントは、以下の通りです。
- 顧客業務対応(コールセンター、問い合わせ窓口、予約受付など)
- FAXの送受信
- 社内の内線システム
- 警備・防犯システム
- インターネット回線
特に、コールセンターやFAXを業務の中心にしている企業は、移行計画を慎重に立てる必要があります。警備システムや防犯設備などの通信におとくラインを利用している場合も、代替手段を検討し、通信事業者やシステム会社と事前に相談しておきましょう。
契約終了後にどのような業務が影響を受けるのか、具体的に把握しておくことが重要です。
代替サービスの選定
おとくラインの終了に伴い、代替サービスの検討が必要になります。他の通信サービスや固定電話の代替手段を比較し、どのサービスが自社の業務に最も適しているかを選定しましょう。
例えば、おとくラインで固定電話を利用している場合、以下のような選択肢があります。
- 光回線を利用したIP電話サービス
- VoIP(Voice over Internet Protocol)
- モバイル回線を活用したクラウドPBX
代替サービスを検討する際は、現在の通信環境と移行後の変化を比較し、業務への影響を最小限に抑えることが重要です。
なお、おとくラインからの乗り換えを検討している方には、NTTの「ひかり電話」がおすすめです。
NTTの「ひかり電話ネクスト」であればインターネット契約不要でお得にひかり電話がご利用いただけるサービスになります。
また、2025年1月14日から双方向番号ポータビリティが開始したため、NTT以外のご契約で固定電話の番号をお持ちの方も番号を変更せず「ひかり電話」の利用が可能です。
ひかり電話の詳細はこちら
通信インフラの変更に伴う費用の検討
代替サービスに移行する際は、以下のようなコストを事前に確認しましょう。
- 初期費用(機器導入・設置工事など)
- 月額料金(回線利用料・保守費用など)
- 解約費用(おとくラインの解約手数料など)
既存の設備を変更する場合や新たに機器を導入する場合には、予算を見積もり、経済的な影響を考慮します。また、移行に伴う手続きや工事が必要な場合もあるため、スケジュールを立てて計画的に進めてください。
おとくラインに代わるおすすめサービス
おとくラインの代わりになるサービスを探している方には、NTTが提供する「ひかり電話」がおすすめです。
従来、ひかり電話をご利用する場合は、インターネットの契約が必要でトータルの月額費用が高くなる契約しかありませんでした。
しかし、NTTの「ひかり電話ネクスト」であれば、インターネット契約不要でお得にひかり電話がご利用いただけます。
また、2025年1月14日から双方向番号ポータビリティが開始したため、NTT以外の固定電話番号を利用している方も、番号を変更せずにひかり電話へ乗り換えが可能になりました。これにより、契約変更に伴う手続きの負担が軽減されます。
ひかり電話への移行を検討している方は、以下の窓口で移設や新規契約の相談が可能です。
詳細を知りたい方は、ぜひ以下のボタンから確認してみてください。
おとくラインから乗り換える手順4STEP
おとくラインからNTTの「ひかり電話」に乗り換える手順は、以下の4STEPです。
- 現在の契約状況を確認する
- NTTや代理店に連絡する
- 乗り換え手続きと工事を実施
- 新規サービスの開通を確認する
順番に見ていきましょう。
現在の契約状況を確認する
おとくラインから他のサービスに乗り換える前に、まず現在の契約状況を確認しておきましょう。確認すべきポイントは以下の通りです。
- 契約内容(プランや料金など)
- 利用中の電話番号
- 解約に伴う費用(違約金・工事費など)
- 番号ポータビリティの可否
契約書やオンラインアカウントで確認できる場合が多いですが、不明点がある場合はNTTや代理店に問い合わせると安心です。
NTTや代理店に連絡する
次に、乗り換え先のサービスを提供するNTTや代理店に連絡を取り、必要な手続きを進めます。多くの場合、以下の手続きが必要です。
- 乗り換え承諾番号の取得
- 解約手続きの確認
- 新しいサービスの契約に必要な情報を確認
まずは、乗り換え先のプランや料金、サービス内容を確認し、契約を申し込みましょう。現在の契約を解約する際には、カスタマーセンターへの連絡が必要になるので、事前に連絡先を調べておくとスムーズです。
なお、おとくラインからの乗り換えを検討している方には、NTTの「ひかり電話」がおすすめです。
NTTの「ひかり電話ネクスト」であればインターネット契約不要でお得にひかり電話がご利用いただけるサービスになります。
また、2025年1月14日から双方向番号ポータビリティが開始したため、NTT以外のご契約で固定電話の番号をお持ちの方も番号を変更せず「ひかり電話」の利用が可能です。
乗り換え手続きと工事を実施
乗り換え手続きが完了したら、必要に応じて工事を実施します。
新しいサービスの開通には、工事が必要な場合があり、工事日程を調整し、当日は立ち会いが求められます。
NTTの工事について詳しく知りたい方にはこちらの記事をご覧ください。
新規サービスの開通を確認する
工事が完了した後、新しいサービスが正常に開通しているかを確認しましょう。電話が正常に機能するか、インターネット接続ができるかなど、各種サービスが問題なく利用できるかをチェックするのが重要です。
問題がある場合は、早めにNTTや代理店へ問い合わせることをおすすめします。
また、2025年1月14日から双方向番号ポータビリティが開始したため、NTT以外のご契約で固定電話の番号をお持ちの方も番号を変更せず「ひかり電話」の利用が可能です。
おとくライン終了での乗り換えの不安は専門窓口で相談
おとくラインの終了に伴い、乗り換えを検討している方の中には、
「どのサービスを選べばいいのか分からない」
「電話番号を引き継げるか不安」
「もっと楽に変更手続きを進めたい」
と感じている方も多いかと思います。
NTTの「ひかり電話」への移行は、双方向番号ポータビリティの開始により電話番号を変更せずにスムーズに進められますが、契約内容の確認や工事の有無など、事前に把握しておくべき点もあります。
スムーズな乗り換えを進めるために、不安がある方は専門窓口での相談をおすすめします。
こちらの窓口では、乗り換え手続きや費用、開通までの流れについて詳しく案内してもらえるので、安心して手続きを進められます。
NTTの工事は予約制です。お急ぎの方は以下の窓口からご相談ください。
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