NTTひかり電話のお申し込み

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固定電話を導入する方法はいくつかありますが、ここ最近で一般的なのはNTTのひかり電話です。

NTTひかり電話は初期費用が安く通話料もお得のため急速にシェアを拡大しており、今後もさらに広がって行くことが考えられます。

ただ料金体系が少し複雑なため、費用をしっかり調べた上で申し込みたいとお考えの人もいるのではないでしょうか。

今回はNTTひかり電話の料金やオプションサービスについて詳しく解説します。

NTTひかり電話の導入をお考えの人は参考にしてくださいね。

ひかり電話ひかり電話

ひかり電話はフレッツ光のインターネット回線を使用

NTTで固定電話を導入する場合、加入電話とひかり電話の2種類から選ぶようになります。

加入電話は昔ながらのアナログ回線で通話をするのに対し、ひかり電話はルーターなどの接続機器で光ファイバーのインターネット回線を使い通話をします。

インターネット回線を使う通話といえばIP電話のように050から始まる番号のものもありますが、NTTひかり電話なら東京なら「03」大阪なら「06」のようにその地域に合う電話番号を取得できます。

またライン通話のように途切れたりガサガサしたりする音質ではなく、アナログ回線の加入電話と同じ通話品質で通話が可能です。

加入電話とひかり電話は通話品質も変わらないで使えるのですが、他にもひかり電話のメリットは多いです。

現在NTTの加入電話をお使いの方が解約してひかり電話に加入することも可能で、その場合は今の電話番号を引き継ぐこともできます。

ひかり電話のメリットは以下のものがあります。

NTTひかり電話は設置負担金が不要

NTTひかり電話の一番のメリットは39,600円(税込)の設置負担金がかからないことです。

設置負担金は加入権とも呼ばれ、加入電話に申し込む際は初期費用として必要になります。

NTTの設置負担金は時代とともに金額は下がり、平成17年3月より72,000円(税別)から今の39,600円(税込)に変更されました。

昔に比べかなり安くなったとはいえ、4万近い初期費用はかなりの負担です。

工事費用は別で支払う必要がありますが、それでも加入電話に比べひかり電話なら初期費用は抑えられます。

導入しやすいのはひかり電話のメリットですね。

通話料金がお得でわかりやすい

加入電話の通話料はいつかけるか、相手がどこにいるかで違ってきます。

一番通話料が高額になるのは昼間、県外の遠くに住んでいる相手にかけたときです。一番高額になるのは100キロ以上離れた相手にかけたときで、3分間88円(税込)にもなります。

遠くに住んでいる人にかける時は通話料が気になって話に集中できない、ということになっては残念ですね。

ひかり電話の通話料については後ほど詳しく解説しますが、ひかり電話の通話料は相手が固定電話なら距離と時間は関係なく、一律で3分8.8円となっています。

国内であればどこでも8.8円なので、相手と距離が離れていても安心です。また一律なので料金を把握しやすいというメリットもあります。

オプションサービスが充実

最近は防犯のためにもナンバー・ディスプレイなど、オプションを付ける人が多いのではないでしょうか。

ひかり電話でもキャッチホンやナンバー・ディスプレイと言ったオプションサービスは充実しています。

また、マイナンバー・ダブルチャンネルを使えば最大5つの電話番号を持つことができます。

オフィスなどでFAXも一緒に使いたい時、アナログ回線の加入電話だと電話とFAX番号の基本料金がそれぞれ二重にかかりますが、ひかり電話でマイナンバー・ダブルチャンネルを活用すれば月々の経費を抑えることも可能です。

オプションを活用すれば安心して電話を使えますね。

NTTひかり電話の初期費用

NTTひかり電話を導入する時は、契約料と初期工事費用、事務登録手数料が必要となります。

初期工事費用は集合住宅の場合は16,500円(税込)、戸建てなら19,800円と建物により違うため確認しておきましょう。

内容 金額
契約料 880円
初期工事費用 16,500円~19,800円
事務登録手数料 3,300円
合計 20,680円~23,980円
※すべて税込み

ひかり電話を新しく契約した際は、初回の請求に契約料・初期工事費用・事務登録手数料が一緒に請求が来ます。

先ほど解説したとおり、加入電話で必要な設置負担金はひかり電話では必要ありません。

工事費などで初期費用はかかりますが、加入電話でも工事費はかかることを考えると、やはりひかり電話は導入しやすいと言えるでしょう。

NTTひかり電話の利用料金

ひかり電話の利用料金は基本料と通話料に分けられます。

基本料金

インターネットを使わずに電話だけを使いたい場合、NTTのフレッツ光ライトプランがおすすめです。

フレッツ光ライトプランは3,080円~6,380円(税込)の2段階制のプランです。
ただし、固定電話だけを利用したい場合は、回線使用料は3,080円のみとなり、ここにひかり電話基本料550円が足されて、3,630円(税込)が、ひかり電話の基本料になります。

ひかり電話の基本料金は550円なので、フレッツ光ライトプランの3080円と合わせて3630円が毎月の基本料金です。
最初の二年間は550円の割引が入りますので、実質3,080円(税込)+通話料でひかり電話がご使用いただけます。

以上のことから、月々の費用はこのようになります。

内容 金額
フレッツ光ライト 3080円~
ひかり電話基本プラン 550円
もっとライトに!割引(2年間) -550円
ユニバーサルサービス料 3.3円
合計 3083円~
※2021年6月現在・すべて税込

表の最後のユニバーサルサービス料とは、NTTが提供しているサービスを日本全国どこに済んでいても公平に負担する制度による料金です。

個人・法人問わず固定電話でも携帯電話でも、一律に3.3円が引き落とされます。なおユニバーサルサービス料は数年ごとに改定されます。

上記の料金にocnやぷららなどのプロバイダを追加すれば、インターネットを一緒に使うこともできます。

以上の基本料金に通話料が加算されて、月々の支払額となります。ただしNTT西日本のエリアでは、建物の種類により違うプランが適用となる場合があるので問い合わせてみてください。

次に通話料を見ていきましょう。

通話料

ひかり電話から固定電話にかけた時の、3分あたりの通話料はこちらです。

【ひかり電話から固定電話】

距離 通話料
相手の距離時間帯に
関わらず一律(国内)
8.8円(3分当たり)

※料金は税込み

ひかり電話から固定電話にかけた時の通話料は、相手がどこに住んでいても国内なら一律で8.8円(税込)となっています。

参考までに加入電話で固定電話にかけた時の料金は、昼間なら9.35円~88円となっています。加入電話の場合、時間帯と相手への距離で料金が変わるため、通話料が把握しにくいのが難点でした。

ひかり電話なら国内であれば一律で8.8円となっており、通話料がわかりやすいメリットがあります。遠く離れた人にかけても8.8円なので、県外の人にかけることが多い人は通話料がお得になりますね。

次にひかり電話から携帯電話にかけた場合です。

【ひかり電話から携帯電話】

携帯会社 通話料
ドコモ 52.8円
au 57.75円
ソフトバンク 57.75円

※料金はすべて税込み
ひかり電話からドコモ・au・SoftBank、楽天モバイルにかけた時の料金は52.8円~57.75円となっています。

ちょっと高いようにも見えますが、加入電話でドコモ・au・SoftBankにかけた時の料金は60.6円なので、こちらも少し安くなっています。

最近は楽天モバイルが新たな携帯電話会社となりましたが、楽天モバイルもau・SoftBankにかけたときと同様に3分当たり57.75円の通話料となります。

通話が多い人は無料通話付きのお得なプランも

ひかり電話は加入電話に比べて通話料がお得ですが、通話をたくさん使う人は無料通話付きのプランを使えば利用料をさらに抑えることができます。

先ほど解説した550円の「ひかり電話基本プラン」の代わりに以下のプランを適用するようになります。

プラン名 月額追加料金 月額利用料に含まれる通話料金を
超過後の通話料
無料通話
ひかり電話A(エース) 1,650円 8.8円/3分 最大3時間相当
安心プラン 1,540円 7.92円/3分 最大8時間相当
もっと安心プラン 4,290円 7.92円/3分 最大30時間相当
※料金は全て税込み

安心プランともっと安心プランはそれぞれ、最大8時間と30時間の無料通話がついたプランで、通話料もさらに安く使うことができます。

お仕事や離れて暮らす家族など、通話が多い人におすすめです。

ひかり電話Aは3時間の無料通話に加え、オプションもお得に使えるプランです。オプションについては次に解説します。

便利なオプションサービス

ひかり電話では便利で安心のオプションサービスも充実しています。ナンバーディスプレイやキャッチホンなど、聞いたことがある人もいるのではないでしょうか。

悪質な勧誘や迷惑な電話を防ぐためにも、オプションはとても役立ちます。

ひかり電話のオプションには以下のものがあります。

ナンバーディスプレイ

電話をかけてきた相手の電話番号を表示するサービスです。月額は440円(税込)で、ナンバーディスプレイに対応したでんわ機が必要になります。

もし電話に出られなくても着信履歴でも番号が見られるため、かけ直すことも可能です。

ナンバーディスプレイはアナログ回線の加入電話の場合、業務使用だと1320円(税込)かかるのですが、ひかり電話なら業務使用でも440円で使うことができます。

キャッチホン

月額330円(税込)で、通話中に別の相手から電話がかかってきた時に、通知音でお知らせしてくれます。

電話の切るボタン(フックボタン)を押せばかかってきた相手と通話ができて、もう一度押せば元の相手と通話を続けることも可能です。

ただし保留中の電話にも通話料がかかるので注意しましょう。

ボイスワープ

外出時などかかってきた電話に出られない時に、あらかじめ指定しておいた番号に転送できます。

月額は550円(税込)で、4つの設定が可能です。

・呼び出し音を鳴らさずに転送
・一定時間呼び出し音を鳴らして出なければ転送
・お話中の時に転送
・一定時間呼び出し音を鳴らして出なければ転送+お話中の時に転送

固定電話は持ち歩くことができないため、自分の携帯などに転送する設定をしておくと便利ですね。

ナンバーリクエスト

月額220円(税込)で、非通知でかかってきた電話に番号を通知してかけ直すよう、自動音声で案内するサービスです。

非通知の電話はちょっとドキッとしてしまうので、自動音声で案内してくれるのは安心ですね。

使い始めの時は停止の状態になっているため、「148」にダイヤルして利用開始に設定すれば使えるようになります。

迷惑電話おことわりサービス

迷惑電話電話おことわりサービスは、何度もかかってくるしつこい迷惑な電話を自動音声で拒否するサービスです。

設定のしかたは次のようになります。

迷惑な電話がかかってきたら…
1.電話が終わった後に「144」にダイヤル
2.ガイダンスに従い操作
3.「2」を押せば迷惑電話として登録完了

月額220円(税込)で最大30個まで登録が可能です。おかしいなと思った電話や、何度もかかってくる勧誘電話に有効ですね。

着信お知らせメール

着信があり出られなかった時に、着信があったことをメールでお知らせするサービスです。出られなかった着信だけメールを送る設定もできます。

メールアドレスは最大5件まで登録が可能で、月額は110円(税込)となっています。

あらかじめ登録した電話番号からかかってきた時だけメールを送る設定も可能で、その場合は最大30件まで番号の登録が可能です。

ひかり電話Aならすべてのオプションがお得に使える

NTTのひかり電話には便利なオプションがとても多いですが、全部使うと総額で1870円となかなかの金額になります。加えて基本料や通話料となると、毎月支払うのは厳しいですね。

オプションをお得に使うには、ひかり電話A(エース)というプランが便利です。先ほど紹介した6つのオプションが全てついて、さらに3時間の無料通話もついて1,650円ととてもお得に使えます。

プラン名 月額追加料金 月額利用料に含まれる通話料金を
超過後の通話料
無料通話
ひかり電話A(エース) 1,650円 8.8円/3分 最大3時間相当
※料金は全て税込み

ひかり電話エースは、先ほど解説した550円の「ひかり電話基本プラン」の代わりに使うプランで、オプションを全て入るのに比べて220円安く無料通話もついて来ます。

安心して電話を使い続けたい人は光電話Aがおすすめです。

マイナンバー・ダブルチャンネルは法人契約にもピッタリ

複数の電話番号を持ちたい人はマイナンバーとダブルチャンネルを使うと便利です。

法人契約や2世帯住宅にお住まいの方など、番号を複数持ちたい人・同時に使いたい人におすすめです。

マイナンバー

マイナンバーは一つの契約に付き最大5つの電話番号が持てるサービスです。NTT東日本とNTT西日本で呼び方が違い、NTT西日本ではマイナンバーではなく追加番号と言われています。

電話番号を一つ追加するごとに月額110円(税込)で、最初に契約した電話番号に加えて4つ番号の追加が可能です。最初の番号と追加の4つで、合わせて最大5つの番号が持てるというわけですね。

番号を部署により使い分けることもできますし、電話用とFAX用でそれぞれ番号を持つことも可能です。

一つ番号につき月額110円とひかり電話の基本料金、ユニバーサルサービス料がかかるのでご注意ください。

マイナンバーでは複数の番号を使えますが、マイナンバーのみ加入では同時に通話はできません。同時に通話をするためにはダブルチャンネルに加入する必要があります。

ダブルチャンネル

ダブルちゃんねるはひかり電話1契約で、2回線同時に通話ができるサービスです。

マイナンバーで番号を複数取得しても、ダブルチャンネルに未加入だと同時に通話ができないので気をつけましょう。

月額220円(税込)となっており、2世帯住宅のご家庭などそれぞれが電話を使いたい時にぴったりです。また番号を2つ取得して片方は電話、もう一方はファックスとして設定しておけば、通話をしながらFAXを送ることも可能です。

マイナンバーとダブルチャンネルはセット使いでさらに便利に使うことができますね。

NTT東日本・西日本で新規申し込みに必要なもの

NTTのひかり電話を申し込む前に必要な書類もチェックしておきましょう。

個人の場合と法人の場合で必要な書類は変わってきます。

個人の場合

ひかり電話の申込みの際、個人であればお名前と生年月日、電話設置住所の確認が取れる書類が必要です。

具体的には以下のものがあります。
・1点準備すれば良いもの
運転免許証・マイナンバーカード・パスポート・在留カード・特別永住者証明書など
・2点準備が必要なもの
健康保険証・国民年金手帳・印鑑登録証明書など


運転免許証やマイナンバーカードを持っている人は、その一つだけを見せれば確認が完了します。ただし住所は電話設置場所である必要があります。

健康保険証や国民年金手帳は1点提出したのみでは確認ができず、もう1点確認書類が必要なので注意しましょう。

お手持ちの確認書類が使えるか、不安であればNTT西日本やNTT東日本に問い合わせてみてください。

法人の場合

法人の場合は原則として、登記情報がネットで閲覧可能な「登記情報サービス」で登記情報が確認されます。

もし登記情報サービスで確認ができなければ、以下の書類が必要となります。
・登記簿謄(抄)本(書面)・資格証明書・現在事項全部証明書・地縁団体台帳・印鑑登録証明書

登記情報サービスに登録が間に合わない場合は、発行から3ヶ月以内の登記簿謄本の写しを準備しておきましょう。

悪質な光回線・インターネットの勧誘に注意

ひかり電話や光回線のよくあるトラブルとして、NTTを名乗る業者から電話があり、無理やりネットを契約させたれたというものがあります。

よくあるのはNTTと関係がないにも関わらずNTTを名乗り、「電話料金が安くなるので申込書に署名をしてください」というような、騙して契約をさせるものです。

おかしいと気づき解約しようとしても、高額の解約料かかかるため解約できないと言われるパターンもあります。

大原則として、優良な代理店はいきなり勧誘してくることはありません。またNTTが事前連絡無しで訪問してくることもありえないことです。

ひかり電話や光回線の申し込み窓口は多いですが、いきなり勧誘してくる悪徳業者には十分注意してください。

ご検討中の方は早めのお問い合わせを

ひかり電話は通話料も一律で品質も今までと変わらないため、今まで通り快適に使い続けることができます。

また使う人それぞれに合ったオプションサービスも充実しているので、個人の方も法人契約でも役立つことでしょう。

また一緒に光回線のインターネットサービスを使うことも可能です。

NTTひかり電話の番号発行や工事は予約制となっているため、工事までに1ヶ月以上かかる場合もあります。また、故障時のサポートなどもしっかりした代理店を選ぶようにしましょう。

固定電話の設置をお考えの方は、使いたい時に間に合わなかったということがないよう早めの問い合わせがおすすめです

※プラン及び金額は全て2021年6月1日時点のものとなります。

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