Ping値が重要!影響するオンラインサービスと測定・改善方法を解説

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この記事を開いた方の中には、Ping値というものを聞いたことがあり、測定や改善に興味があるのではないでしょうか?
Ping値は測定し改善することで回線環境が良くなることにつながります。

しかし、Ping値が何を示しているのかはあまり知れ渡ってはいません。
改善されると良いということは知っていても、測定する方法や具体的に何が良い状態なのか詳しくはわからない方はいるのではないでしょうか?
分かっているようで、よくわからない、そんな「Ping値」に関して今回は説明していきたいと思います。
また、あわせてPing値の測定や改善について詳しく見ていきましょう。

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Ping値とは回線速度と何が違うのか

まずは、Ping値とは何なのか改めてご説明します。
Ping値(ピン値・ピング値)とは、一般的にはタイムラグのことを差します。
これはオンラインゲームなどではよく聞く言葉です。自分が行った操作に対してコンピューター上での動作が遅れることをタイムラグと言います。

では、よく混同されがちな回線速度(bps)とは何が違うのでしょうか?
Ping値は通信にかかる時間「レスポンス、応答時間」に対し、回線速度(bps)は「1秒間に送ることのできるデータの量」を表しています。
そのため、Ping値は小さければ小さいほど通信環境が良い状態であり、回線速度は大ければ大きいほど通信環境が良い状態であるといえます。

通信環境の改善には回線速度だけではなくPing値に関しても測定し確認する必要があります。

Ping値によって何が違ってくるのか

Ping値が小さい、または大きいことによってどんなことが想定されるのでしょうか?

先ほどご説明した通りPing値は通信にかかる「レスポンス、応答時間」です。Ping値が小さければそれだけ応答時間が早くなりスムーズに操作が反映されます。
Ping値が大きくなってしまうと通信の応答に時間がかかってしまうため、誤操作や誤反応が増えてしまいます。
これは、特にオンラインゲームなどでは顕著にそれが現れてしまうことでしょう。

一般的にPing値を計測して「0〜20」ならとても早く環境は優秀、「21〜40」で早いが環境は通常、「41〜60」だと普通でオンラインゲームによっては遅延が発生すると言われています。
またPing値は100もあれば通常のインターネット利用には支障がないと言われていますが、逆にそれ以上大きい場合は改善を検討した方が良いでしょう。

あまりにもPing値が大きい場合はリアルタイムでの動画視聴などにも影響が出てきてしまうため気をつけたいところです。

Ping値の影響を受けやすいオンラインサービス

では、Ping値の影響を受けやすいサービスとはどのようなものがあるのでしょうか?それぞれ見ていきましょう。

オンラインゲーム

一番Ping値の影響を受けるのがオンラインゲームです。

オンラインゲームをプレイする場合50ms程度(msはPing値の単位です、ミリセカンド・ミリ秒。本記事では基本省略します)は必要ですが、それでは一部のゲームでは対応が遅れてしまうことがあります。
ゲームの種類によっては次の数値を目安に測定、または改善したほうがいいでしょう。

「0~15」FPSやTPS、PUBG・スプラトゥーン・スマブラ・FORTNITEなど
「16~30」MOBAやRTS、LOL・DOTA・GTAなど
「31~50」RPG、FF14・ラグナロクオンライン・モンハンなど
「51~100」TCGなど、Shadowverse・囲碁・将棋など

特にFPSゲームは操作に対して反応が遅いと撃ち負けてしまうため、Ping値は重要になってきます。
逆に、テーブルゲームである将棋やポーカー、カードゲームなどは反応が大少遅くても支障があまりないでしょう。

動画視聴

一般的にはPing値は100もあれば動画視聴には問題がないとされています。
ただし、Ping値はレスポンス、応答時間なのでリアルタイムな通信が必要な動画視聴においても影響を与えます。
特に高画質な動画をリアルタイムで試聴する際は注意が必要になるでしょう。
そのため、動画の視聴の際にカク付きが気になった場合Ping値を測定し改善を試みましょう。

ネットショッピング

基本的にはPing値は影響がないと思われるネットショッピングです。
こちらも、一般的にはPing値は100もあれば問題がないとされています。
しかしPing値が大きくなっていまうと決済時のレスポンスが遅くなったり、入力した数値が反映されずに次のページへ進んでしまったりと不便なことが起こる可能性があります。
また、オンラインショップなどでカートの移動や決済の際に反応の遅延、または誤反応が起こった場合トラブルの原因になります。
そのような時は、間違った注文になる前に一度中断し、Ping値などを測定し改善することをおすすめします。

先着受付のサービス

単純にPing値の小さい人の方が有利に働くので、Ping値は小さければ小さいほど良いでしょう。
Ping値が大きいと、仮に誰よりも先にサービスの受付ボタンを押してたとしても、反応が遅れて先着を逃してしまうことが考えられます。
特にサービス数などが少なく、それが限定品であれば、アクセスも殺到することが見込まれます。
そのような場合は、Ping値を測定し改善したうえで、回線速度とともに万全にしておきたいところです。

オンライントレード

オンライントレード、デイトレードでは回線速度も重要ですが、Ping値も重要です。
Ping値が大きいと、トレードの注文ボタンを押しても、反応が遅れたり、そもそも押せないということもありえます。
オンラインゲームと同じくPing値を測定し最高50以下になるように改善しておきましょう。

Ping値の測定方法

では、Ping値は簡単に測定できるのでしょうか?

答えは簡単にできます。
以下のサイトにアクセスし「GO」のボタンを押すだけで測定が始まり、メーターの左端にPing値が表示されます。
また、同時に回線速度の上り下りも測定してくれるので、引っ越しなどで新しい環境にした時や、回線が遅いと感じた時は試してください。

⇨SpeedTest https://beta.speedtest.net/

Ping値を改善する方法

Ping値を改善する一番簡単な方法は、快適な光回線に乗り換えることです。

現在の日本で、最速の回線はNuro光と言われていますが、それ以外にもフレッツ光のv6シリーズが注目を集めています。
v6はv4などに比べると新しく、まだ利用者が少ないのが最大のメリットです。
今の回線状態が飽和気味だった可能性もあるので、v6に乗り換えただけでPing値が改善される可能性はあります。
そのため、光回線でもPing値を測定して値が大きかった人は、v6への乗り換えを検討するのもありです。

また、身近な改善方法として、周辺機器やケーブルなどが他の干渉を受けていないかも確認すると良いでしょう。
複数の端末をひとつのルーターで使用する、Wi-Fiの状態が悪いなど、物理的な影響でPing値が大きくなっている可能性もあります。
その場合はルーターを分ける、有線に繋げる、Wi-Fiの干渉を防ぐ物をどかす、または守るなどの改善方法を試してみてください。

まるっとひかりならIPv6標準装備で高速に

前項目で述べた通り、Ping値を改善するには光回線の乗り換えが一番です。

その際におすすめなのが「まるっとひかり」です。
「まるっとひかり」は、NTT東日本・NTT西日本が提供している「フレッツ光」サービスを利用いただきやすい低価格で展開するサービスパックの総称です。
「まるっとひかり」なら、v6が標準装備なので回線状態が飽和していることはありません。

⇨「まるっとひかり」https://marutto.co.jp/hikari/

まとめ:Ping値で有利に!影響するオンラインサービスと測定・改善方法を解説

意外と知られていないPing値について。
その内容や測定方法、改善方法について説明させていただきました。

回線速度は気にしてもPing値までは気にされていなかった方はいるのではないでしょうか?
これを気にPing値を計測してみて、もし高いようでしたら改善方法、光回線の乗り換えを検討してはいかがでしょうか?
Ping値を小さくして快適なインターネット生活を、手に入れてください。

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