フレッツ光の転用にデメリットは存在するの？

「フレッツ光を利用していると時々転用を勧められるけど、デメリットはないのかな？・・・」
「フレッツ光のメリットとデメリットを知らないから転用するか迷っている・・・」
このような方はいらっしゃいませんか？

フレッツ光の転用について気になっているものの、あまり理解できていない事から転用するべきか決断できていない人もいるでしょう。

そこで本記事では、フレッツ光を転用すると、どのようなメリットやデメリットが存在するのかについて解説していきます。

フレッツ光の転用とはどういうこと？

フレッツ光の転用とは、フレッツ光の契約から光コラボ事業者の契約に乗り換える事を言います。
現在使用している回線はそのままで、光コラボ事業者へ乗り換えることが可能です。

光コラボがなかった時代は、フレッツ光とプロバイダを別々に契約するという選択肢しかありませんでしたが、今では、インターネット環境を整えるためにフレッツ光の契約にプラスしてプロバイダと契約するか、光コラボでまとめて契約するかを選べるようになっています。

もし、フレッツ光とプロバイダを別で契約していて、それぞれのサービスに満足できなかった場合には、光コラボ事業者に転用する事によってサービスを変更できるのは、消費者にとって非常に嬉しい事です。

また、2019年7月以降、転用後の事業者変更も可能となり、光コラボから別の光コラボに簡単に変更できるようになっています。ただし契約していた光コラボの違約金が発生する可能性があるので、確認が必要です。

フレッツ光を転用するメリット

フレッツ光の転用には以下のようなメリットがあります。
・転用の際に工事が不要
・月額の費用が安くなることがある
・窓口が一つになる

転用の際に工事が不要

現在フレッツ光を利用している方は、回線をそのままに光コラボへ転用することができます。そのため、転用による工事が必要なく、面倒な日程調整なども不要な点が、メリットのひとつであると言えます。

月額の費用が安くなることがある

フレッツ光とプロバイダを別に加入するよりも、光コラボでまとめて加入する方がお手頃な費用（安くなる）になる場合があります。
また、光コラボ事業者は、初期費用無料キャンペーンや、キャッシュバックキャンペーンなどの割引を頻繁に行っているので、それらを利用する事でお得に光回線を利用することが可能になります。

しかし、光コラボと言ってもさまざまな業者が存在するため、必ずしも安くなるとは言えない点に注意しましょう。

窓口がひとつになる

光コラボがなかった時代は、トラブルがあった際にフレッツ光側の問題なのか、それともプロバイダ側の問題なのかが分からず、消費者が迷ってしまう事も少なくありませんでした。

しかし光コラボは、光回線とプロバイダがまとまっているので、光コラボ事業者に連絡すれば解決できるようになっています。

また、窓口もひとつになっている為、支払いが一括で済む点も嬉しいポイントです。

フレッツ光の転用によるデメリットとして考えられる事

フレッツ光の転用には、以下のようなデメリットが生まれる事があります。
・悪質な業者と契約してしまう可能性がある
・フレッツ光の工事費を一括で払わなければならない事がある
それぞれについてみていきましょう。

考えられるデメリットその1：悪質な業者と契約してしまう可能性がある

しっかり光コラボ事業者を選ばないと、悪質な業者と契約してしまう事がある点に注意が必要です。

転用勧誘の際に、料金が安くなるからと言われ契約したが、知らぬ間に不要なオプションが付けられていたり、契約時の料金に関するしっかりとした説明がなされておらず、後々トラブルになってしまうというケースが存在しています。

このような、悪質な業者との契約は問題となっており、消費者庁や国民生活センターは注意喚起を行っています。ですので、転用のデメリットとしてこのような事態が起こり得るという事は、頭に入れておきましょう。

参考：http://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20180726_1.html

考えられるデメリットその2：フレッツ光の工事費を一括で払わなければならない事がある

フレッツ光を設置した時に、工事費を分割払いにしていた方も多いかと思います。
しかし、その残金が残っている場合は、残金を一括で支払わなければならないことがあります。

転用をされる方の中には費用負担を減らす目的で行う事もあるので、一括で支払いをしなければいけないというのは、金銭的に痛手となってしまう方もいるでしょう。

しかし、事業者によっては条件により減額される場合もあるので、気になる方は乗り換え先の光コラボ事業者に事前に問い合わせる事をおすすめします。

まとめ：フレッツ光の転用は悪質な業者に気をつけよう

フレッツ光から光コラボへ転用すると、窓口を一本化できたり、月額の利用料金が安くなったりするなどのメリットがあります。

しかし悪質な業者と契約してしまう可能性が、デメリットとして考えられるため、契約前にはしっかり契約内容を確認するようにしましょう。

また、転用の手続きは自分で行う必要があったり、フレッツ光を設置した時に工事費を分割払いにしていると、残金を一括で払わなければならないこともあるので、その点には注意しましょう。