光電話の番号ポータビリティとは?電話番号を引き継げる場合の判別方法と乗り換えの流れ・費用を解説
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光電話を契約している方の中には、電話番号を移行する「番号ポータビリティ」ができるのか疑問に思っている方がいるのではないでしょうか。光電話は、電話番号の取得元や移行先によって、そのまま番号を引き継げるか異なります。
本記事では、光電話の番号ポータビリティができる条件や、具体的な手順について解説しているので、電話番号の引き継ぎが必要な方はぜひ最後までお読みください。
従来の固定電話である「加入電話」や他社からの移行を検討している方には、フレッツ光の電話サービス「ひかり電話」がおすすめです。
なお、「ひかり電話」の導入工事は予約制のため早めの申し込みが必要です。こちらの窓口から申し込むと最短の日程で導入可能です。
気になる方は、こちらの新規電話番号最短導入窓口にお問い合わせください。
光電話の番号ポータビリティとは
光電話の番号ポータビリティとは、現在利用している固定電話番号や他の光電話番号を、新しい光電話サービスにそのまま移行できるサービスです。
番号ポータビリティを利用することで、引っ越しやプロバイダーの変更などがあっても、同じ電話番号を使い続けられます。番号ポータビリティを行うことで、電話番号の変更が不要になるのは、ビジネスや個人の利用者にとって大きなメリットです。
ただし、番号ポータビリティを利用するにはいくつかの条件があるため、事前に確認しておきましょう。
光電話の番号ポータビリティで引き継ぎできるか判断する4つのステップ
光電話の番号ポータビリティで電話番号を引き継げるかは、以下の4つの流れで判断します。
- 引っ越しを伴うかどうか
- 加入中の提供元が対応しているか
- 発番元がNTTか
- 移行先のプロバイダー対応しているか
順番に確認していくと、電話番号を引き継げるかどうかを理解できます。
引っ越しを伴うかどうか
〇 番号ポータビリティが利用できる | 引っ越ししない、
もしくは同一の市外局番エリア内での引っ越し |
✕ 番号ポータビリティが利用できない | 異なる市外局番エリアへの引っ越し |
最初に確認すべきポイントは、電話番号の移行に際して引っ越しを伴うかどうかです。
番号ポータビリティは、同一の市外局番エリア内でのみ可能であるため、引っ越し先が現在の電話番号のエリアと同じでなければいけません。
例えば、東京都内での引っ越しであれば、同じ市外局番(03)の範囲内であれば番号を保持できます。しかし、異なる市外局番(たとえば、03から06のエリアへの移動)の場合は、番号ポータビリティを利用できないため、電話番号を引き継げません。
引っ越しを伴う場合には、新しい住所の市外局番が現在の番号と一致しているかを確認することが最初のステップです。
加入中の提供元が対応しているか
〇 番号ポータビリティが利用できる | 提供元のプロバイダーが番号ポータビリティに対応している |
✕ 番号ポータビリティが利用できない | 提供元のプロバイダーが番号ポータビリティに対応していない |
次に、現在加入している電話サービスの提供元が、番号ポータビリティに対応しているかどうかを確認しましょう。
NTTの固定電話(アナログ電話)を利用している場合、ほとんどの場合で番号ポータビリティを利用可能です。また、NTT東日本またはNTT西日本が提供している加入電話サービスや光コラボレーションモデル※を利用している場合でも、ほとんどの場合で電話番号を移行できます。
ただし、「auひかり電話」や「Softbankおとくライン」など、一部のサービスでは番号ポータビリティに対応していないことがあるため、事前に確認しておきましょう。番号ポータビリティに対応しているかどうかは、契約している提供元のホームページやカスタマーサポートで確認できます。
発番元がNTTか
〇 番号ポータビリティが利用できる | 発番元がNTT(東・西日本電信電話株式会社) |
✕ 番号ポータビリティが利用できない | 発番元がNTT以外(KDDIやソフトバンク) |
発番元がNTTであるかどうかも、重要な確認事項です。発番元とは、電話番号が最初に発行された事業者のことを指します。発番元がNTT東西の場合、その番号を他のプロバイダーに移行できます。
NTT東西が提供している「加入電話」や「ひかり電話」の契約時に電話番号を取得した場合は、発番元がNTTになるので番号ポータビリティに対応しています。一方、「auひかり電話」や「ドコモ光電話」など、光コラボレーション事業者が提供するサービスで電話番号を取得した場合は、移行できない可能性があります。
発番元がNTTかどうかは「総務省 電気通信番号指定状況」で自分の電話番号を調べて確認できます。
電気通信番号指定状況のページに「1から始まる市外局番」などのデータが掲載されているため、該当ページのPDFを開き、自分の電話番号を確認します。
例えば、以下の図の場合だと、「東日本電信電話株式会社」となっている番号は移行可能ですが、「KDDI株式会社」「ソフトバンク株式会社」となっている番号は移行できません。
電話番号の引き継ぎを検討する際は、発番元を必ず確認しておきましょう。
移行先のプロバイダー対応しているか
〇 番号ポータビリティが利用できる | 移行先が番号ポータビリティに対応 |
✕ 番号ポータビリティが利用できない | 移行先が番号ポータビリティに非対応 |
最後に、移行先のプロバイダーが番号ポータビリティに対応しているかを確認しましょう。すべてのプロバイダーが番号ポータビリティに対応しているわけではないからです。
特に小規模プロバイダーに移行する場合や、光コラボレーション事業者間で移行する場合は、番号ポータビリティに対応していないことがあります。
移行先のプロバイダーの公式Webサイトやサポートセンターで、番号ポータビリティに関する情報を事前に確認することが重要です。
ここまでの4つの条件をすべて満たしていると、番号ポータビリティを利用して電話番号を引き継ぐことができます。
光電話の番号ポータビリティを行う3つのケース
光電話の番号ポータビリティが必要になるケースは、主に以下の3つです。
- 光電話同士
- 固定電話(加入電話)から光電話
- 光電話から固定電話(加入電話)
光電話同士
光電話同士で番号ポータビリティは、最も一般的なケースです。例えば、KDDIの「auひかり電話」からNTT東西の「ひかり電話」に移行する場合が該当します。
移行するためには、利用中のサービス元から「事業者変更承諾番号」を取得し、新たに契約をする事業者に申し込みます。手続きは比較的シンプルで、提供元が対応していれば、短期間で手続き可能です。
光電話同士の乗り換えでは、移行前とほぼ同じ利用環境が維持できるため、ユーザーにとっても大きな負担にはなりません。
固定電話(加入電話)から光電話
従来の固定電話(加入電話)から光電話へ番号ポータビリティを行う際は、新たに契約する光電話の事業者へ申し込みます。例えば、NTT加入電話からドコモが提供する「ドコモ光電話」に乗り換える場合が該当します。
乗り換え先のプロバイダーに移行の旨を連絡して契約すると、サービスを提供している事業者がほとんどの手続きを行ってくれます。そのため、新規に契約をするだけで手続きは完了です。
ただし、固定電話(加入電話)で利用していた電話加入権(NTTの固定電話を利用するための権利)は、基本的に休止となるため取り扱いに注意が必要です。
光電話から固定電話
光電話から固定電話へ移行する際には、電話番号の発行元がNTT東西であれば番号ポータビリティを利用できます。
光電話から固定電話へ番号ポータビリティすることを、アナログ戻しと言い、基本的にはNTT東日本またはNTT西日本へ申し込めば手続きは完了です。
ただし、光電話から固定電話(加入電話)に移行する場合は、同時に契約していたインターネットサービスが利用できなくなる可能性もあるため要注意です。移行元の契約内容を事前に確認しておきましょう。
光電話の番号ポータビリティにかかる費用
プロバイダーやサービス内容によって異なりますが、一般的には以下のような費用が発生します。
- ポータビリティ手数料
- 解約違約金
- 新規契約手数料
番号ポータビリティを行う際には、プロバイダーに支払う手数料が発生します。手数料は、通常数千円程度ですが、プロバイダーや契約内容によって異なります。
キャンペーン期間中や特別なプランを利用する場合、手数料が無料になることも。解約金や違約金もサービス提供元によって異なるため、契約時に移行先に確認しておきましょう。
光電話の番号ポータビリティを申し込む流れと手順
光電話の番号ポータビリティを申し込む手順は、以下の2つのパターンに分けられます。
- 光電話同士で番号を引き継ぐ手順
- 固定電話(アナログ電話)から光電話に番号を引き継ぐ手順
順番に見ていきましょう。
光電話同士で番号を引き継ぐ手順
「ドコモ光電話」からNTTが提供する「ひかり電話」へのように、光電話同士で電話番号を引き継ぐ手順は以下のとおりです。
- 番号ポータビリティに対応しているか確認
- 事前に承諾番号を取得する
- 光電話サービスに申込む
- 開通工事を行う
- 各種設定を行う
- 元の光回線業者に解約の連絡をする
光電話同士で番号ポータビリティを行う際は、「事業者変更承諾番号」が必要です。まずは、現在利用している光回線の事業者に依頼して、事業者変更承諾番号の発行してもらいましょう。
次に、新しく契約する事業者に契約申し込みを行い、事業者変更承諾番号などの必要な情報を伝えます。その後、事業者からの案内にしたがって工事や各種設定を行うと、番号の引き継ぎが完了します。
また、新たに契約する事業者へ乗り換えが完了すると、旧事業者の光電話契約は自動的に解約されるため、特別な手続きは必要ありません。
なお、光電話同士で番号ポータビリティを行う場合、工事が不要なケースも多く、機器の設置や設定など簡易的な作業で済む場合もあります。新規に申し込んでからの手順について詳しく知りたい方は、以下の記事で解説しているので参考にしてみてください。
固定電話(アナログ電話)から光電話に番号を引き継ぐ手順
NTTの加入電話などの固定電話から、光電話に番号を引き継ぐ手順は以下のとおりです。
- 光回線を契約していない場合は光回線と光電話サービスに申込む
- 開通工事を行う
- 各種設定を行う
- アナログ電話の加入先に休止・解約の連絡をする
固定電話(加入電話)から光電話に番号を引き継ぐ際は、まず光電話の事業者に申し込みを行います。申し込み後は、固定電話の解約手続きなどの手続きなどを契約した事業者が代行してくれるため、加入元へ連絡する必要はありません。
契約が完了した後、光回線が未導入の家庭では開通工事が行われます。開通工事や各種設定については、以下の記事で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
電話番号の引き継ぎが完了した後、NTTへの連絡は基本的に不要です。ただし、電話加入権を解約したい場合は別途手続きが必要です。解約をしたい方は、こちらのページから連絡しましょう。
また、光電話の導入手続きを自分で行うのが面倒な方は、以下のリンクから申し込むと「ひかり電話」の契約案内を申し込むことができます。最短で導入が可能なので、気になる方は以下のボタンから詳細を確認してみてください。
光電話の番号ポータビリティについてよくある質問
光電話の番号ポータビリティについてよくある質問は以下の3つです。
- 電話番号を引き継げないケースは?
- 電話番号の発番元を調べる方法は?
- 電話番号が引き継げないときはどうする?
多くの人が疑問に思う点を理解しておくと、電話番号の引き継ぎに関する不安を軽減できます。順番に見ていきましょう。
電話番号を引き継げないケースは?
電話番号が引き継げないケースは以下の4つです。
- 市外局番の管轄区域が変わるとき
- 発番元がNTTではないとき
- 移行元・移行先が番号ポータビリティに対応していないとき
- 光回線提供者の独自サービス(SoftBank光の「BBフォン」など)
特に、引っ越しに伴い市外局番の管轄が変わるときや、NTT以外の光電話サービスを利用する際に注意が必要です。
電話番号の発番元を調べる方法は?
電話番号の発番元は、総務省の該当ページで調べられます。
「総務省:電気通信番号指定状況」
わからない場合は契約中のプロバイダ―に問い合わせてみましょう。
電話番号が引き継げないときはどうする?
電話番号が引き継げないときは、以下のような対処法が挙げられます。
- クラウドPBXなどのサービスを使う
- 携帯電話の番号に切り替える
どちらの方法も利用できない場合は、新しい電話番号を発行するしかありません。
新規の電話番号を発行する際は、フレッツ光の「ひかり電話」がおすすめです。
なお、「ひかり電話」の導入工事は予約制のため早めの申し込みが必要です。こちらの窓口から申し込むと最短の日程で導入可能です。
気になる方は、こちらの新規電話番号最短導入窓口にお問い合わせください。
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