光回線の固定電話とは?切り替えるメリットと料金プラン・契約手順を解説

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固定電話の導入を検討する際に、光回線を使った「光電話」を検討している方がいるのではないでしょうか。光電話は従来の固定電話である加入電話と異なり、インターネット回線を利用して音声データのやりとりを行います。導入の手軽さや通話料などの面で、メリットが多い方法です。

本記事では、光回線を使った固定電話「光電話」のメリットや料金プランについて解説します。実際に加入電話から切り替える方法や契約する手順も紹介しているのでぜひ最後までお読みください。

なお、光電話の導入を決めている方には、フレッツ光の「ひかり電話」がおすすめです。通話料金の安さに加え、便利なオプション機能が備わっています。
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光回線の固定電話とは

光回線の固定電話とは、インターネット回線を利用して通話を行う電話サービスのことで、一般的に「光電話」や「光IP電話」と呼ばれています

光電話は、専用の光ファイバーケーブルを通じて通信が行われるため、高速かつ安定した通話品質が特徴です。

光電話は、光回線を提供している会社ごとにサービス名が異なります。具体例は以下のとおりです。

企業名 サービス名
NTT東・西日本 ひかり電話
NTTドコモ ドコモ光電話
ソフトバンク ホワイト光電話
KDDI(au) auひかり電話

総務省が公表している「令和4年版 情報通信白書」によると、固定電話のなかでも光回線を使った方法が主流になっており、2021年の段階では全体の60%以上を占めています。

総務省 令和4年版 情報通信白書「固定電話の加入契約者数の推移」をもとに作成

今後も割合の増加が予想され、固定電話としてメインのサービスになっていくでしょう

固定電話(加入電話)と光回線を使った電話の違い

従来の固定電話(加入電話)と光回線を使った電話の主な違いは、以下の3つです。

  • 通信方法
  • 電話加入権の有無
  • 料金

自分の状況にあった通信手段が選べるように、それぞれの違いを理解しておきましょう。

通信方法

光回線を使った電話 インターネット回線
固定電話(加入電話) アナログ回線(メタル線)

固定電話(加入電話)は、アナログ回線を使用して通話を行います。一方、光電話はインターネット回線を使用してデジタルデータとして音声を送受信します。

どちらの方法も通話時の音声品質は同程度で安定しているのが特徴です。利用する回線によって、導入に必要な工事の手間や費用、電源の必要性などが異なります。

回線や通信方法の違いについてもっと知りたい方は、以下の記事で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

電話加入権の有無

光回線を使った電話 電話加入権は不要
固定電話(加入電話) 電話加入権の購入が必要

固定電話(加入電話)を利用する際には、電話加入権が必要です。電話加入権は、固定電話を利用するための権利として購入するもので、初期費用が39,600円(税込)と高額です。

一方、光電話では電話加入権は必要ありません。電話加入権の購入が不要なため、利用開始までの手続きがシンプルで初期費用を抑えられます。

料金

月額利用料(税込) 通話料
光回線を使った電話

(ひかり電話の例)

550円~ 固定電話への通話:8.8 円/3分

携帯電話への通話:17.6 円/60秒

固定電話(加入電話) 1,870円~※1.2 固定電話への通話:9.35円/3分

携帯電話への通話:17.6 円/60秒

※1:加入電話 プッシュ回線(3級取扱所)の場合
※2:配線使用料や機器使用料を除く

固定電話(加入電話)の月額利用料はおおよそ2,000円前後です。一方、光電話は料金体系がシンプルで、コストを抑えることができます。代表的なサービス「ひかり電話」は月額550円から利用可能です。

さらに、光電話はプロバイダーやサービス提供者によって、インターネット回線とセットでの割引プランが提供されていることがあります。インターネット回線を別途契約する分の費用も必要になりますが、全体的なコストで考えると光電話の方がお得になるケースが多いです。

こちらの窓口では、フレッツ光のインターネットとひかり電話を同時に申込が可能です。
なお、光回線の導入工事は予約制です。お急ぎの方は、以下のボタンからお申込みください。
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光回線の固定電話にするメリット

光回線の固定電話に切り替えると、以下のようなメリットがあります。

  • 電話番号がそのまま利用できる
  • 月額利用料がリーズナブル
  • 電話加入権の購入が不要

メリットが理解できると、他のサービスと比較しやすくなります。順番に見ていきましょう。

電話番号がそのまま利用できる

光回線の固定電話にするメリットは、既存の電話番号をそのまま引き継げる点です。

電話番号をそのまま使える状態であれば、様々なサービスの契約時に記入した連絡先の変更が不要なので、手間が大幅に省けます。また、電話番号が変わる旨を周囲に伝える必要もありません。

特に、長年同じ番号を使用している方や、仕事で固定電話番号を頻繁に利用している方にとって大きなメリットとなるでしょう。

月額利用料がリーズナブル

光回線の固定電話は、500〜1,000円程度の月額料金で利用できます。また、通話料金も従来の固定電話である加入電話より安いため、頻繁に電話を利用する方におすすめです。

さらに、多くのプロバイダーでインターネット回線とセットでの割引プランを提供しているため、さらに全体的なコストを抑えられます。インターネットの固定回線を利用している方にもおすすめのサービスと言えるでしょう。

電話加入権の購入が不要

光回線の固定電話は、従来の固定電話(加入電話)で必要だった電話加入権の購入が不要です。電話加入権とは、固定電話を利用するための権利であり、新規に固定電話を設置する際には高額な費用(税込で39,600円)が発生していました。

しかし、光電話ではこの電話加入権が不要なため、初期費用を大幅に削減できます。電話を新たに導入する際の手続きが簡単になり、手軽に利用開始できるのもメリットのひとつです。

光回線の固定電話に切り替える際の注意点

光回線の固定電話に切り替える際の注意点は、以下の3つです。

  • インターネット回線の契約が必要な場合がある
  • かけられない番号がある
  • 停電時は使えない

注意点を理解しておくと、切り替えた後に後悔するリスクを減らせます。順番に詳しく見ていきましょう。

インターネット回線の契約が必要な場合がある

光回線の固定電話を利用するためには、インターネット回線の契約を同時に行うケースが大半です。

そのため、現在インターネット回線を利用していない方は、新たにインターネット回線を契約しなければいけない可能性があります。インターネット回線を契約した場合、導入時の費用以外に、回線の利用料が毎月必要になる点は要注意です。

インターネットを使用せずに固定電話回線だけを利用したい方には、フレッツ光の「ひかり電話ネクスト」がおすすめです。ひかり電話ネクストは、回線工事自体は必要になりますが、インターネット回線の契約なしで固定電話を導入できます。

詳細が気になる方は、以下のリンクから「ひかり電話ネクスト」の項目を確認してみてください。

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かけられない番号がある

光電話では、従来の固定電話でかけられる番号でも、特定の番号には発信できない場合があります。例えば、一部のフリーダイヤルや、プレミアム番号などがこれに該当します。

プロバイダーによって対応状況が異なるため、光電話を導入する前に、利用予定のプロバイダーがどの番号に対応できるかを確認しておくことが重要です。光電話の代表的なサービスである「ひかり電話」でかけられない番号が知りたい方は、こちらのページを参照してください。

停電時は使えない

光電話は、インターネット回線と電力を必要とするため、停電時には利用できなくなります。光回線の固定電話を利用する際に必要な、ルーターやモデムといった機器が停電時は使用できないためです。

このため、非常時には携帯電話を併用するか、停電時でも稼働するバックアップ電源を準備しておくと安心です。非常電源対応の端末を利用するなど、停電に備えた手段を検討しましょう。

光モバイルバッテリーを利用する例




停電対応電源アダプタ及び停電対応電源アダプタ用電池を利用するケース




無停電電源装置の例

光回線の固定電話に切り替える際にかかる料金

光回線の切り替えにかかる料金を、NTTが提供しているサービスを例に解説します。

初期費用

光回線の固定電話に切り替える際には、「光電話」と「光回線」の導入費用がそれぞれ発生します。NTTが提供しているサービスを例にすると、以下のような契約料や工事費が必要です。

ひかり電話 ひかり電話交換機等工事費※1 3,300円
(同番移行工事費2,200円 + 基本機能1,100円)
加入電話の利用休止工事費※1 1,100円
フレッツ光 契約料 880円
初期工事費用※2 22,000円
合計 27,280円

※1:工事の内容によっては別途工事費が発生する場合があります
※2:初期工事の内容によっては工事費が異なる場合があります

サービスを提供するプロバイダーやキャンペーンによって工事費などの初期費用は割引される可能性が高いため、申し込む前に公式サイトで調べてみましょう。

月額利用料

光回線の固定電話である「ひかり電話 基本プラン」を利用した際の料金例は以下のとおりです。
※「ひかり電話」は「フレッツ 光」のオプションサービスです。

戸建て:月額利用料

( ファミリータイプ)

賃貸・集合住宅:

月額利用料

(マンションタイプ)

ひかり電話利用料 <基本プラン> 550円 550円
ひかり電話対応機器利用料 無料 495円
フレッツ 光ネクスト 月額基本利用料※1.2 5,720円~5,940円 3,355円~4,455円
合計 6,270円~6,490円 4,290円~5500円

※1:別途プロバイダサービスの月額利用料が必要
※2:2025年3月31日までの料金

インターネット回線とのセットプランを利用すると550円で利用できるため、月額料金を抑えることが可能です。プロバイダーのサービス内容やオプションをよく比較し、最適なプランを選びましょう。

固定電話を光回線にする際の契約方法

固定電話を光回線にする際の契約方法は、以下の2つのパターンに分けられます。

  • 光回線をまだ利用していない場合
  • すでに光回線を利用している場合

それぞれ順番にみていきましょう。

光回線をまだ利用していない場合

光回線(インターネット回線)をまだ導入していない場合の利用手順は以下のとおりです。

  1. 契約する光回線の会社を選ぶ
  2. 光回線の申し込み時と合わせて光電話の申し込みをする
  3. 光電話のサービスに必要な機器を用意する
  4. 初めて契約する場合は、光回線を通す工事をする
  5. 接続を確認してもらい利用開始

光回線をまだ利用していない場合は、回線を導入するプロバイターと契約する必要があります。光回線プロバイダーを選び、工事日程の調整や、機器のレンタル・購入にかかる費用を確認しましょう。

一般的には、光回線の契約と同時に、同じプロバイダーで光電話サービスを申し込みます。その後、光回線の開通工事を行い、光電話に必要な機器の設置や設定が完了すると、光電話が利用できます。工事の詳しい内容や流れについて詳しく知りたい方は以下の記事を参考にしてください。

なお、すでに光電話の導入を決めている方には、フレッツ光の「ひかり電話」がおすすめです。月額550円から利用できて、さまざまなオプションも利用できます。また、インターネット回線が不要な場合は、「ひかり電話ネクスト」で光電話のみの契約も可能です。

それぞれの詳細が知りたい方は、以下のボタンから確認してみてください。

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すでに光回線を利用している場合

自宅やオフィスのインターネット利用のために、すでに光回線を導入している場合は、以下の手順で進めます。

  1. 利用中のプロバイダーか専門事業者に連絡し、申し込み手続きを行う
  2. 必要な機器を導入して利用開始

すでに光回線を利用している場合、必要な手続きは電話サービスの追加申し込みだけです。プロバイダーのウェブサイトやカスタマーサポートを通じて、光回線を使った電話サービスを申し込めます。

プロバイダーによっては、電話機器の設定が必要になる場合もありますが、手順は簡単で、通常は数分で完了します。状況に応じて、専門スタッフのサポートを受けることも可能です。

固定電話を光回線に切り替えてお得に使おう

光回線を利用した固定電話は「光電話」と呼ばれ、インターネット回線を利用して通話を行います。従来の固定電話である「加入電話」と比較して、導入の手軽さや料金の安さが魅力です。

光回線を使った「ひかり電話」を導入したい、もしくは固定電話から切り替えたい方は、以下の窓口からお申込みください

なお、「ひかり電話」の導入工事は予約制のため早めの申し込みが必要です。こちらの窓口から申し込むと最短の日程で導入可能です。

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