また新居で電気・ガス・水道の使用開始手続きも必要です。
解約や使用開始など、引っ越しに伴う光熱費に関する手続きを「何日前までに手続きが必要?」「どこに電話すれば?」と悩んでいる方も多いでしょう。
従来は「現住所の光熱費の解約連絡」と「新居の使用開始の連絡」で、3~6回の連絡が必要でした。
しかし現在は「旧居での解約」と「新居の使用開始手配」をまとめて代行するサービスがあります。
引越しに伴う「光熱費に関する手続き」と「手続きを楽にする便利なサービス」を紹介します。
説明なしで代行サービスをチェックしたい人は、以下のバナーをクリックしてみてください。
光熱費の解約と使用開始手続きのやり方
ここでは従来の光熱費の解約・使用開始の仕方を紹介します。
電気の解約・使用開始の手続き
電気の解約と使用開始の手続きについて、いつまでにどうやって行うかを紹介します。まずは電気の解約手続きについてです。
いつまでに | できるだけ早めに 遅くとも引越しの3日前までに |
連絡先 | 契約している電力会社 |
連絡方法 | 電話、インターネット、一括代行サービス |
連絡内容 | 契約者名、旧居の住所、引越し日(解約日)など |
必要なもの | 連絡時に「お客様番号」「契約種別」がわかると手続きがスムーズ。手元に検針票などがあるとよい。 |
光熱費の精算方法 | 電力会社のスタッフがメーターを確認して精算を行う。「その場で現金」「請求書」「クレジットカード払い・口座引き落としなど、元の支払い方法」で支払う。 |
立会いの有無 | 基本的に不要 |
電気の解約は、電力会社に電話またはインターネットで連絡します。引っ越し手続き一括代行サービスを利用しての解約手続きも可能です。
電気の解約時には、基本的に立会い不要。
なお退去時にはブレーカーを落とします。ブレーカーが上がったままだと、漏電火災が起きる可能性があるからです。落とし忘れた場合、賃貸物件なら管理会社・大家さんに連絡しましょう。
続いて新居での電気の使用開始について説明します。
いつまでに | できるだけ早めに 遅くとも引越しの3日前までに |
連絡先 | 新居を管轄する電力会社 |
連絡方法 | 電話、インターネット、一括代行サービス |
連絡内容 | 契約者名、新住所、光熱費の支払い方法など |
必要なもの | 特になし |
立会いの有無 | 基本的に不要。 エコキュート・電気温水器設備がある住宅では通電作業への立会いが必要。 |
ご存じの方もいるかもしれませんが、電気は事前に契約手続きをしなくても、新居のブレーカーを上げれば使用できるのが一般的でした。
そのため、引っ越してから「電気使用申込書を郵送」または「インターネットで手続き」して、電気を使用開始する人も多いです。
ただし「スマートメーター」というデジタル式の電力メーターが設置されている物件では、事前に「電力会社との契約手続き」が必要で、ブレーカーを上げただけでは電気が使えないことも。
スマートメーターは経済産業省の主導で普及が進んでいるため、これからの引っ越しでは「電気の契約は引っ越してからでいいや」ではなく、入居前に契約手続きを済ませておくことが大切です。
ガスの解約・使用開始の手続き
続いてガスの解約・契約手続きについて、いつまでにどうやって行うかを紹介します。
いつまでに | できるだけ早めに 遅くとも引っ越しの3日前までに |
連絡先 | 契約しているガス会社 |
連絡方法 | 電話、インターネット、一括代行サービス |
連絡内容 | 契約者名、現住所、新住所、引っ越し日など |
必要なもの | 連絡時に「お客様番号」がわかると手続きがスムーズなので、検針票かガスメーターで確認しておく |
光熱費の精算方法 | ガス会社スタッフがメーターを確認し、ガス料金の精算を行う。「その場で現金」「請求書」「元の支払い方法」で支払う。 |
立会いの有無 | 基本的に不要。 外部からガスメーターを確認できない物件(オートロックマンションなど)では立会いが必要。 |
ガスの解約は遅くとも2~3日前には申し込んでおきましょう。
ただし「解約に立会いが必要な物件」や「3~4月の引っ越しシーズン」は、解約希望日をおさえるために、より早めの連絡がおすすめ。
ガス解約で立会いが必要なのは「オートロックのマンション・アパート」や「ガスメーターが室内にある物件」です。
続いて新居でのガスの使用開始手続きについて説明します。
いつまでに | できるだけ早く 遅くとも引っ越しの1週間前までに |
連絡先 | 新居を管轄するガス会社 |
連絡方法 | 電話、インターネット、一括代行サービス |
連絡内容 | 現住所、新住所、契約者名、光熱費の支払い方法、使用開始希望日など |
必要なもの | 利用予定のガス機器をすでに購入していれば、その情報が必要 |
立会いの有無 | 必要 |
ガスの使用開始には立会いが必要。
そのため引越しの1週間前には、ガス開栓日時の予約手続きをしましょう。引っ越しシーズン(3~4月)は予約枠が早く埋まることもあります。
開栓作業では、作業員がガス器具や警報装置を点検します。
なお引っ越し前には不動産業者に「新居のガスがプロパンガスか都市ガスか」を確認してください。
都市ガスとプロパンガスでは使用できるガス機器が異なり、連絡先のガス会社も変わります。
都市ガスが普及しているエリアにもプロパンガス利用のマンションは存在しますので、都市部でも確認が必要です。
水道の解約・使用開始の手続き
次に水道の解約と使用開始の手続きについて、いつまでにどうやって行うかを紹介します。
まずは水道の解約手続きについてです。
いつまでに | できるだけ早く 遅くとも3日前までに |
連絡先 | 現住所の自治体の水道局(水道課・水道センターの場合もあり) |
連絡方法 | 電話、インターネット、一部の一括代行サービス |
連絡内容 | 現住所、契約者名、引越し予定日時など |
必要なもの | 連絡時に「水道のお客様番号」がわかると手続きがスムーズ |
光熱費の精算方法 | 水道局のスタッフが検針し、水道料金の精算を行う。「その場で現金」「請求書」「元の支払い方法」で支払う |
立会いの有無 | 基本的に不要。 外部から水道メーターを確認できない物件(オートロックマンションなど)では立会いが必要。 |
水道の解約手続きは、自治体によって異なります。上記では一般的な例を紹介しましたが、市区町村により手続き方法が違うことも。事前に市役所や水道局のサイトで確認しておきましょう。
オンラインでの解約手続き不可で、電話だけの水道局もあります。
なお一括代行サービスについては「水道は手続きできない」「水道については限られたエリアしか対応していない」というところも多いです。
続いて新居での水道の使用開始手続きを紹介します。
いつまでに | できるだけ早く 遅くとも3日前までに |
連絡先 | 新居を管轄する水道局 |
連絡方法 | 電話、インターネット、一部の一括代行サービス |
連絡内容 | 契約者名、住所、光熱費の支払い方法など |
必要なもの | 特になし |
立会いの有無 | 不要 |
水道の使用開始には、立会いは必要ありません。
引っ越し後、新居の蛇口をひねれば水が出ます。もし水が出ないなら、水道メーター内のバルブが閉まっている可能性も。一度チェックしてください。
電気同様、事前に使用開始手続きをしなくても、新居で蛇口をひねれば水道が使える物件が多いです。
ただ「手続きを忘れたまま使い続け、水道を止められた」などのトラブルを避けるため、事前連絡がおすすめ。
光熱費の解約手続きを忘れると日割り料金が発生
電気・ガス・水道の解約手続きを忘れると、余計な光熱費が発生します。
具体的には、解約手続きした日までの日割り料金が請求されることに。
光熱費の解約忘れに気づいたら、すぐ電力会社・ガス会社・水道局に連絡を。即対応してもらうため、電話連絡がおすすめです。
解約・契約手続きのよくある悩み・失敗例
「引っ越し手続きは、新居でゆっくりやればいい」と考える人もいますが、実は手続きの多くは引っ越し後ではなく「前」にしておくもの。
そのため引っ越し当日になって「手続き忘れや不備が判明し、困った」という声も多いのです。
ここでは引っ越しでよくある「手続き系のお悩み・失敗談」を紹介します。
引っ越し手続きでよくあるお悩み
引っ越し経験者からは、以下のような体験談をよく聞きます。
- 窓口を調べるのが大変
- いくつも連絡しないといけなくて手間がかかる
- 窓口の番号にかけても待たされる
- 昼休みの時間帯は電話が混雑する
- 水道局の窓口は閉まるのが早い
- フォーム入力が面倒
「面倒」「電話が繋がらなかった」などの理由で後回しにすると、次のような失敗例に繋がる可能性があります。
引っ越し手続きの失敗例
続いて引っ越し手続きの失敗例を紹介します。
- 手続きを忘れていて、引っ越し当日に気づいて焦った
- 希望日時にガス開栓作業を予約できなかった
- インターネットで手続きしたら、手続きに不備があって当日ライフラインを使えなかった
- 光熱費の解約を忘れて、余計な日割り料金がかかった
引っ越し手続きができていないと、当日になって慌てたり、ライフラインが使えなかったりすることも。
開栓に立ち会いが必要なガスのみならず、電気にも注意が必要。
先ほども説明したように、従来は電気の契約手続きをしていなくても、新居のブレーカーを上げれば電気が使えました。
しかしスマートメーターの普及で、事前に電気の契約手続きしないとブレーカーを上げても電気が使えない物件が登場。そのため事前手続きが安心です。
光熱費の解約・契約手続きは一括代行サービスを使えば安心!
「光熱費の解約手続き漏れを防ぎたい」「引っ越し手続きで焦りたくない」という人におすすめなのが「引っ越し手続きの一括代行サービス」。
従来、電力会社・ガス会社・水道局それぞれに連絡していた光熱費の解約・契約手続きを、まとめて行えるからです。
1箇所に連絡するだけでいいので、面倒が減ります。
一括代行サービスの選び方
ネット検索してみるとわかるように、代行サービスはたくさんあります。
それぞれ「水道は対応していない」「会員登録が必要」「ネットのみで完結する」など特徴があるので、依頼したい内容や好みに合わせて選びましょう。
会員登録不要の一括代行サービス
引越し手続きの代行サービスはいくつもあります。
その中で「会員登録が面倒」「簡単に済ませたい」という人におすすめなのが会員登録不要のサービスです。
会員登録が必要な代行サービスが多い
引越し手続き代行サービスは、会員登録が必要なことが多いです。
「引っ越しでしか使わないのに会員登録するなんて」という人もいるかもしれません。
また「水道は受付窓口の連絡先を教えるだけ」というサービスも多いため、水道も手続きしたいなら「水道手続きに対応しているサービス」を探しましょう。
手間が少ない代行サービス
「会員登録は面倒」「さっさと手続きを終わらせたい」という人におすすめなのは「退去一括手続き窓口」です。特徴を紹介しますね。
メリット | ・無料 ・会員登録不要 ・送信フォームがシンプル ・電話でも申し込める(受付時間内のみ) ・水道、インターネットも手配可能 ・新電力・新ガスの提案可能 |
デメリット | ・電話対応が1回必要 ・オール電化やプロパンガス物件は利用できない |
気になる方は以下から詳細をチェックしてみてはいかがでしょうか。
Wi-Fi環境は早めの手続きを!
退去・引っ越しにあわせてネットの手続きをしたい方もいるでしょう。
さきほど紹介した「退去一括手続き窓口」なら、各種光熱費の手続きと合わせて、インターネット関連の手続きもできます。
ただどこの一括代行窓口で申し込んでも共通なのですが、固定回線(光回線)を新居に引くには2週間~1ヶ月ほど時間がかかります。
そのため早めの手続き申し込みがおすすめです。
退去・引っ越し時のインターネット手続きの選択肢
退去・引っ越し時には、インターネットについて以下のような選択肢があります。
- 旧居で契約中の回線を継続し、新居に移転
- 旧居の回線を解約し、新居で新しい回線を契約
モバイルWi-Fiなら簡単に旧居から新居に持っていけますね。契約しているモバイルWi-Fiの会員ページなどから住所変更手続きをすればOKです。
光回線を移転する場合には、移転手続き・工事が必要です。
ただモバイルWi-Fiも光回線も、旧居で使っていたものがそのまま新居で使えるとは限りません。詳しくはこちらの記事で解説しています。
インターネットの新規開通に時間がかかるのはなぜ?
新居で光回線を使い始めるには、光ケーブルを引き込む工事が必要です。
工事は早いもの勝ちの予約制なので、申し込みから開通まで2週間~1か月程度かかるのです。
新居のインターネット回線の選び方
最近では利用中のスマホキャリアに合わせてネット回線を選ぶ人が多いです。理由は、ネットとスマホの契約先を揃えると、スマホの月額料金が安くなるから。
ただエリアや建物によって「使える回線・使えない回線」が違うため、新居の環境に合わせて選ぶことも重要。
さきほど紹介した「退去一括手続き窓口」では、建物環境に合わせた回線を提案可能。気になる方は一度詳細を確認してください。
光熱費は新電力・新ガスでさらにお得に!
最近では、引っ越しに合わせて電気とガスの契約を見直す人も。
電力・ガスが自由されたことで「電気とガスをセットで契約する」と、光熱費が節約できるケースが多いからです。
賃貸マンション・アパートでも、新電力・新ガスと契約可能なところが多いですよ。
新電力・新ガスにはどんな会社がある?
代表的なものでは電力会社がガスに参入したり、ガス会社が電気に参入。またCMで良く目にする「ENEOSでんき」やソフトバンク、auなどの通信会社も、新電力として電気事業に参入しています。
ただ通信会社の新電力は「スマホと電気の支払いがまとまる」というメリットがあるものの、割引率はそれはど高くないのが現状です。
新電力・新ガスの選び方は?
地域ごとに選べる新電力・新ガスは異なります。
また「一人暮らしかファミリーか」などの家族構成や電気・ガスの使用量によっても、料金がオトクになる新電力・新ガスは変わります。
新電力・新ガスのサイトには光熱費シミュレーションが用意されていますが、会社数が多いため「自力で比較するのは大変だし、キリがない」と感じる人も。
引っ越し先エリアや使い方に合わせてオトクな新電力・新ガスを楽に見つけたいなら、「退去一括手続き窓口」で相談できます。
代行サービスが使えない環境・注意点
「退去一括手続き窓口」には利用上の注意点があるので紹介します。
「退去一括手続き窓口」が対応できない物件
以下のような物件では利用できません。
- プロパンガス物件
- ソーラーパネル・売電設備付き物件
- オール電化物件
「旧居で新電力・新ガスを利用中」「解約・水道のみの依頼」も対象外。
地域によって水道手続きなどが利用できないことも。対応可能エリアはフォームか電話で確認できます。
ギリギリの依頼だと引っ越し日に間に合わないかも
連絡がギリギリだと、手続きが間に合わない可能性があります。「退去が決まったら早めに連絡」が理想です。
遅くとも3営業日前までには連絡しましょう。以下から連絡先電話番号を確認できます。
まとめ
退去と引っ越しが決まったら、光熱費の解約手続きが必要です。
解約を忘れると解約手続き日まで日割り料金が発生し、余計な光熱費を払わないといけません。
ただ光熱費に関する手続きは「うっかり忘れてしまう」人も多いもの。電気・ガス・水道の手続き漏れを防ぎたいなら、以下のような手続き一括代行サービスに任せるのもおすすめです。
新電力・新ガスやインターネットのオトクな契約について提案してくれる窓口を選べば、引っ越しを機に光熱費や通信費を削減できる可能性もありますよ。