エステサロンの集客を効率よく上げる方法と重要なリピーター対策!

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エステサロンを運営するためには施術が上手いかだけでなく、どのくらいお客様を集客ができるかも大切です。

ですが開店前や開店して間もないお店だと、「どうしたらお客様が増えるかわからない」と言った声も聞かれます。

エステサロンでは新規顧客を呼び込む以上に、来店したお客様にもう一度来てもらうリピーター対策が重要です。リピーターの集客こそが、エステサロン経営のカギになると言っても過言ではありません。

エステサロンの集客を成功させるコツや、新規顧客の集客方法・リピーター対策におすすめの集客方法を紹介します。

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エステサロンの半数以上が、開業後1年以内に経営できなくなる

エステサロンは開業するための資格は原則として必要なく、誰でも参入できる開業しやすいジャンルです。

その反面廃業も多く、エステサロンの半数以上が開業後1年以内に廃業、10年後に生き残っているお店はたったの5%と言われています。

廃業の原因として、以下の2パターンが挙げられます。

①施術やサービスが下手
②うまく集客ができなかった

集客には経営者目線が必要

エステサロンを開業する場合、エステティシャンとして数年経験を積み、自宅や店舗で自分のお店を構えるのが一般的です。

エステティシャンは技術を磨くのが仕事ですが、エステサロンを開業したらエステティシャンに加え「経営者」としての目線も必要になります。

エステサロンの運営には、家賃・水道光熱費・機材の導入費・広告費など様々な費用がかかります。お客様に良いサービスをしてお給料をもらうエステティシャンと違い、エステサロンでは収益率や経費率など様々な計画を立てなければなりません。

経営者に求められるのは、エステティシャンとは全く違うスキルなのです。

最近ではエステサロン経営者のためのコンサル・セミナーが多く開催されています。ネットで一度調べてみることをおすすめします。

エステサロンの集客を成功させるコツ

エステティック業界は新ジャンルの参入、サービスの細分化により、現在では飽和状態とも言われています。

その中で生き残る方法として、他店舗のエステサロンと差別化しターゲットを明確にしておく必要があります。

お店の強みを把握する

最初からあれもこれもとメニューを増やすのは禁物です。もしお客様が来なければ、導入費用の負担が増えたのに収入が増えない状況となり、経営が困難になります。

「うちのお店ならこれ!」というような、お店の強みを持っておきましょう。以下のような強みがあれば、集客に活かしやすくなります。

・エレクトロポレーションに対応している
・静かで落ち着ける隠れ家的サロン
・男性が対応するメンズ脱毛サロン
・1人1人に合うコースをカスタマイズ
・最新の機材を導入している
・夜23時まで営業しているから、仕事帰りに通える

他のエステサロンとの差別化をするためには、立地条件や地域を考えることも重要です。立地条件を考えると、ターゲットも自然と浮かんできます。

団地・住宅街が近い 主婦をターゲットにリンパマッサージ
一人暮らしが多い OLをターゲットにフェイシャルエステ

「なんでもやっている」エステサロンだと、わざわざそのお店に行く理由がなくなってしまいます。

自分の独自の強みを持っておき、強みを生かした集客を心がけましょう。

ターゲットを明確にする

集客したいのは「誰」なのか、ターゲットを明確に想像し、その人に向けた集客方法を取り入れることが大切です。

「こんなお客様に来て欲しい」と言う人を、性別・年齢・悩み、どこで何をしている人かまで想像すると良いでしょう。ターゲットは最後の1人まで絞り込み、その絞り込んだ人物は「ペルソナ」とよばれます。

ここまで具体的にペルソナを考える理由は差別化にあります。

すべての人を対象にしたサービスは、誰の心にも刺さらないため誰からも相手にされません。「このサービスはまさに私のためのものだ!」と思われるサービスを提供することで、お客様の心に刺さり訴求へと繋がります。

例として住宅街に近い場所でエステサロンを構える場合、以下のようなペルソナが考えられます。

【ペルソナ例】
・40歳・パート主婦
・子供は小学生
・立ち仕事で足がむくむのが悩み
・1人でくつろげる時間が欲しい
・エステは気になるけど、高額な料金は払えない

明確にしたターゲットに対し、「この人はどうしたらお店を知ってくれるだろうか」「どんなサービスをしたら喜ぶだろうか」と考えると、集客方法や販売するサービスが見えてきます。

誰(ターゲット)にどうやって(集客方法)、何(サービス)を届けるか、考えてみてください。

安易に値下げはしない

集客できないと焦ってしまい、「料金が高いからお客様が来ないのではないか」と考えてしまいがちです。

ですが安易に値下げをするのは避けてください。

値下げしてお客様がこないと、経営状況は更に悪化するでしょう。もしお客様が来たとしても、価格が安いためその分多く提供する必要があるため、収益率が下がります。

エステの場合お客様一人一人にかける時間が決まっているため、エステティシャン一人あたりが対応できる人数も限られます。料金を下げてサービスの質が下がっては、お客様が離れてしまう原因になりかねません。

また安さのみで来店する顧客は、他の安いお店ができた時そこに流れてしまう可能性があり、安さでの集客は極力避けるべきです。

価格を下げる以外に他にできることはないか、改めて考えてみましょう。

新規顧客を呼び込む媒体【サイト・アプリ】

ネットが発達した現代、集客方法が多すぎて「どれから手を出せばよいかわからない」という人も多いのではないでしょうか。

従来のチラシ・ビラ・ポスティングと言ったネットを使わない方法も、ターゲットによってはまだまだ使える手法です。

エステサロンに最適な新規顧客を集客できる媒体と、その特徴を紹介します。

Googleマイビジネスに登録する

Googleマイビジネスとは、Google 検索や Google マップなどでお店を見つけてもらいやすくするサービスです。

Googleでお店の名前や、「〇〇市 エステ」などで検索した際に、検索結果にお店が表示されます。ビジネスオーナーであれば自宅サロン・店舗型問わず料金は無料で利用可能です。

GoogleマイビジネスにGoogleからの集客に最適で、登録すると主に以下のことができるようになります。

・口コミの管理・返信
・Googleでお店の場所の地図が表示される
・営業時間、ウェブサイト、住所などを表示できる
・無料でシンプルなホームページを制作できる
・店舗の看板・外装など画像を投稿できる
・どのようにお店を検索したか分析データを取得できる

口コミはお店の宣伝になる反面、嫌がらせの口コミを投稿されてしまう危険性もあります。Googleは口コミは自分で削除・非表示はできませんが、Googleマイビジネスから削除申請を出すことで対処ができます。

Googleマイビジネスを使わなくてもお店の情報は表示されますが、正しい情報を提供できる管理ツールと考えると良いでしょう。

ユーザーがどのようにお店を調べたか、何回閲覧されているかの数値の分析も可能となっており、ユーザーのニーズを調べるのにも役立ちます。

webサイト・ホームページを作成する

たくさんの人にお店を知ってもらう集客方法として、webサイト・ホームページは必須とも言って良いでしょう。

ホームページを作成しておけば、お店の場所・営業時間・メニュー・店内の様子・予約などお店のすべての情報を一度にお客様に伝えられます。ブログを作成する場合も同様に、
お店の場所やメニューなど詳しい情報を記載することをおすすめします。

来店前のお客様は、初めて行くお店に不安を抱えています。特にエステサロンは「高額のコースを無理やり売りつけられる」というネガティブなイメージも根強い業界です。

ホームページで不安を取り除き「ここなら大丈夫そう」と感じてもらうことで、お客様の気持が来店へと動きやすくなります。

ただし即効性はなく、ホームページの存在自体を知ってもらうまでは効果が出にくいと考えたほうが良いでしょう。

また、始めたものの途中で更新が止まってしまうと逆効果です。やる気が無い、やっているのかわからないエステサロンだと思われることもあるため、地道な更新が必要です。

SNSアカウントを開設する

SNS配信もエステサロンと相性の良いネット集客法の1つです。

有名なSNSはいくつかありますが、それぞれの特徴に合う使い方をしましょう。特にターゲットの年齢層がどのSNSを使っているか、よく考える必要があります。

【インスタグラム】

インスタグラムはタイムラインに画像が大きく表示されるため、エステサロンの華やかで美しい画像を投稿すれば見た人の目に留まります。メニューなど文字が入ったコンテンツ画像であれば、はっきりとわかりやすいフォントを使いましょう。

利用者の年齢層は10~30代の若い女性がメインのため、若い女性がターゲットのエステサロンならインスタグラムを使って配信がおすすめです。新規顧客だけでなく、一度来店した人を集客する効果も望めます。

またインスタグラムの注意点として、拡散力が弱い点が挙げられます。フォローした人以外のタイムラインにも表示されるツイッターやフェイスブックに対し、インスタグラムで拡散できるのはフォローした人のみです。

お店にアカウントを紹介するなどして、常にフォロワーの獲得を心がけましょう。

【ツイッター】

ツイッターの特徴はその拡散力にあります。話題のツイートほど上に表示される仕様のため、一度拡散された話題はさらに多くの人に拡散され、ネットニュースになることも多くあります。

その拡散力を利用し、お店の新メニューやキャンペーンの話題を配信するのにおすすめです。

利用者層は10代~30代の男女がメインですが、他のSNSに比べ40代以降の利用率も高めとなっています。「インスタはやってないけどツイッターは見てる」という層の獲得も狙えるでしょう。

【フェイスブック】

フェイスブックは実名制であることが特徴です。信頼性が高く、投稿時の文字数制限が60,000文字と多いため、顧客とのコミュニケーションに適しています。

利用者数は20代~40代の男女がメインと年齢層は高めです。国内の利用者数はインスタグラム・ツイッターに比べて少ないですが、海外ではユーザー数ランキングで断トツ1位のSNSとなっています。

コミュニケーションを取りやすいため、施術の写真や紹介の他に、スタッフの日常風景を取り入れると共感を得やすくなります。

ただし利用者数が少ないデメリットがあるため、客層を見て取り入れるか決めると良いでしょう。

予約サイトに掲載する

「ホットペッパービューティー」「ミニモ」など、予約サイトに登録も集客に効果的です。ユーザーが多い予約サイトであれば、その分見る人も増えるため、お店の露出を増やせます。

特にホットペッパービューティーは2464万人のユーザーが登録し、合計掲載サロン数は8万件を超える巨大サイトです。自分のエステサロンを掲載すれば大きな集客効果を望めます。

ただし経営者による口コミでは、以下のようなデメリットも指摘されています。

・掲載料金が高い
・クーポン客ばかりで定着しない
・人気店が上に来るため埋もれてしまう

掲載料金が高いのは、開業したサロンのオーナーとしては大きなデメリットではないでしょうか。クーポン客ばかりでリピーターにならないのも困りますね。

お店の状況を考えながら、取り入れるかどうか考えましょう。

チラシ・ビラ配り、ポスティングを行う

自宅でエステサロンを開業して近隣の住民に知ってほしい時や、30代以降など年齢層が高い人がターゲットである場合、チラシ・ビラ配り・ポスティングは効果がある集客方法です。

施術の効果を表す写真など、大きめの画像で訴求できるデザインにしましょう。ターゲットはどこに住んでいるか、何をしている人か想像しながら制作すればさらに効果的です。

ただチラシ・ビラ配り、ポスティングでたくさんのお客様が来てくれる、という事はほぼありません。ポスティングの反響率は0.1〜0.3%と言われており、1000人配って1〜3人来店すれば上出来です。

たった1人来店されたお客様がリピーターになれば、広告料金以上にお店の資産となります。効果が出ないと感じても、諦めず定期的に配るのがおすすめです。

リピーターの集客方法

新規顧客導入にかかる広告費用は、既存のお客様を呼び込む方法に比べ5倍の費用がかかるとも言われています。

エステサロンの安定した運営を続けるためには、リピーターのお客様作りが必要不可欠です。

リピーター獲得におすすめの方法は、以下を参考にしてください。

丁寧なカウンセリングと接客

エステサロンにお客様が再来店する一番の理由として、「綺麗になった」という実感があることです。自分の肌質・体質に合う方法で理想とする自分に近づけば、「あのエステサロンなら綺麗になれる」と考えまた来店したくなります。

肌質・体質や目標とする自分は一人一人違うため、カウンセリングは丁寧に行いましょう。お客様のニーズを調べると同時に、丁寧なカウンセリングを行うことで信頼関係も生まれます。

目標の自分に近づくためには、何度か来店したほうがもっと効果があることを伝えられると、リピーターになる可能性も上がります。

お急ぎのお客様の場合、時間をかけすぎると「話が長いから他のエステサロンの方が良いな」とお店から離れてしまいます。あくまで臨機応変に、一人一人に寄り添ったカウンセリングや接客を心がけましょう。

来店時に次回予約をおすすめする

お客様が来店され施術が終わった後、次回予約のお声がけをしてみましょう。地味ですが確実に次回来店を促せる方法です。

「続けることで効果がある」など、次回来たほうが良い理由をお伝えするのがポイントです。

ただし強く言うのは逆効果なのでやめてください。「このエステサロンは無理やり予約をとらせる」と感じてしまうと、もう二度と来店することはないでしょう。

お客様の反応を見ながら、やんわりとお話するようにしてください。

ポイントカードを作る

直接的なリピーター対策として、ポイントカードは有効な集客方法の1つです。お店を忘れない効果も期待できるため、多くのエステサロンで使われています。

購入金額や利用頻度により、ランクが上がる制度を取り入れることもおすすめです。会員として「特別扱い」をされることで、お客様をまたお店に行きたい気持ちに誘導できます。

ポイントが貯まった時の特典は、できるだけお得感を感じるものにしましょう。特典に魅力がなければ、ポイントカードの効果は半減してしまいます。

サンキューレター・バースデーレターを出す

一度来店した人が再来店しない理由の約80%が、単純に「お店のことを忘れていた」というデータがあります。

来店したお客様にサンキューレターやバースデーレターをお送りすれば、喜ばれるだけでなくお店のことを思い出すこときっかけ作りにもなります。

サンキューレター・バースデーレターは全面印刷したものではなく、一筆で良いので手書きで書き添えましょう。「この時代にわざわざ手書きなんて」と思われがちですが、手書きで温かみが伝わり、親近感を覚える人は多くいます。

LINEで定期的に情報をお届けする

LINEはアプリを使ったリピーター対策として、エステサロンに必須とも言えるツールです。ビジネス用のLINE公式アカウントを使えば、クーポンの配信や、LINEから予約を取ることも可能です。

他のSNSと違い、LINEはどの年齢層でもほとんどの人が利用しているため、お客様にも受け入れられやすくなります。

LINEは友人・知人との連絡ツールとして使われることがほとんどのため、拡散は狙わずにリピーター対策としての利用が最適です。

LINEをリピーター対策として選ぶべき理由は、次をご覧ください。

リピーター対策にLINEがおすすめの理由

集客に有効なSNSはいくつかありますが、LINEは即効性と確実性が他のSNSに比べとても高く、リピーターの集客に適しています。

リピーター対策としてLINEをおすすめする理由は以下の4つあります。

ユーザーが多い

LINEは国内利用者数が8400万人と言う、SNS以外のアプリを含めても国内で一番使われているアプリです。この統計は2020年3月時点のものなので、2021年10月現在さらに増えていると考えられます。

ユーザーが多いため知名度も国内No.1となっており、この知名度を集客に利用しましょう。

「スマホのことは詳しくないけどLINEなら知っている」という人にも、登録のおすすめがしやすくなります。

対応年齢が広い

LINEは利用者数が多いため、幅広い年齢層の人に使われています。特に多いのは若い世代で、10代~30代の利用率は約9割と驚きの利用率です。

40・50代では約8割、60代でも7割以上と、他のSNSに比べミドル世代・シニア世代似の利用率が高くなっています。

エステサロンはミドル世代・シニア世代のお客様も多く、年齢層によってはインスタグラムなど若い層向けのSNSは受け入れられない可能性があります。

広い世代に対応したLINEであれば、年齢層を問わず集客に活用が可能です。

お客様に読まれる確率が高い

ツイッターなど他のSNSの場合、情報を配信してもお客様がそのSNSを開いて読むまでは伝わりません。タイムラインはどんどん更新されるため、時間が経つと埋もれてしまい、誰からも見られることはなくなってしまいます。

LINEであれば、配信するとほぼ同時にスマホに通知音が鳴り、気づいたお客様がスマホを一回タップするだけで、すぐにお客様は配信を読むことができます。

もしお仕事中などで見られなくても、スマホの待ち受け画面に通知が出るため、ひと目で配信があったことに気が付きます。

開封率が高く即効性のあるLINEを使えば、エステサロンのキャンペーン・イベント情報を効率よくお届けできるのです。

友だち登録が簡単

LINEの友だち追加方法はいくつかありますが、その中でQRコードなら読み込むだけで一瞬で友だち登録が完了します。

お店に友だち登録用のQRコードが書かれたポップを置いておけば、お客様に読み込んでもらうだけで簡単に登録が可能です。

メールのように空メールを送ったり、アドレスを打ち込んだりする手間もかかりません。

すぐに簡単に誰でも登録できるのも、LINEのメリットです。

ビジネス専用のLINE公式アカウントとは

LINE公式アカウントはお仕事用のLINEアカウントで、事業者であれば誰でも使えます。エステサロンでお客様にLINEから配信する時は、LINE公式アカウントを取得しましょう。

LINE公式アカウントがあれば、お客様に一斉配信・個別トークもできますし、データの分析も可能です。

起動に乗るまでは料金がかからないため、導入費用も必要ありません。

ライン公式アカウントの料金

LINE公式アカウントは登録時はフリープランに設定されています。

月額費(税込) 無料メッセージ送信数/月 メッセージ追加料金(税込)
フリープラン 0円 1,000通 なし
ライトプラン 5,500円 15,000通 5.5円
スタンダードプラン 16,500円 45,000通 ~3.3円

LINE公式アカウントの料金は従量制で、メッセージ送信数が増えるとその分ランクが上がり、月額料金が発生する仕組みです。

メッセージ送信数は1人に送ると1通となり、フリープランでの無料メッセージ送信数は1000通までとなります。

10通(無料メッセージ)×100人(登録者数)=1000通

登録者100人に一斉送信する場合、月に10通までしか送れない計算になります。送信数を計算しつつ、登録者が増えてきたら有料プランを検討すると良いでしょう。

LINE公式アカウントを使うメリットと注意点

LINE公式アカウントは独自の機能やサービスがあり、エステサロンの集客と相性がとても良く合います。

LINE公式アカウントのメリットとも言える機能をいくつか紹介します。

エステサロンでLINE公式アカウントを使うメリット

●リッチメニューを作成できる

リッチメニューとは、トーク画面の下の方に出てくる四角いメニューボタンです。大手の企業のアカウントでは必ずと行ってよいほど、リッチメニューが利用されています。

リッチメニューからお店ホームページやメニュー画面にリンクしておけば、お客様が行きたくなったタイミングで自由に見られるため、お店に足を運ぶきっかけになります。

メニューボタンは大きさ・画像や色など自由に設定可能で、お店独自の画像を使うこともできます。

素敵なメニューボタンを作れば、お客様に喜ばれるだけでなく、他店との差別化にも効果的でしょう。

●LINEで予約が取れる

「施術中予約の電話を取るのが大変」という時は、LINEで予約を取れるようにすると、お客様にとってもお店にとっても便利なサービスになります。

また、コロナ禍で早急に予約システムを導入しなければいけない、という経営者の方もいるのではないでしょうか。

予約のとり方は、主に以下の2つのパターンがあります。

・LINEトークで予約を取る
・お店の予約サイトにリッチメニューからリンクする

LINE公式アカウントではお客様一人一人とトークもできるため、それを利用してトークで予約が取れます。LINEなら履歴が残り後から見返せるため、聞き違いによるトラブルも防ぐことができます。

お客様が増えて一人一人とトークが大変になってきたら、お店の予約サイトを作ってリッチメニューからリンクする方法がおすすめです。お店の予約サイトはホームページやブログなど色々あり、最近では【tol(トル)などの無料アプリもあります。

●クーポン作成・配信ができる

集客用にLINEクーポンを配るエステサロンは多く、そのLINEクーポンもLINE公式アカウントで作成可能です。

クーポンの画像や内容も、自分のエステサロンに合わせて設定できるため、お店独自のクーポンが出来上がります。リッチメニューにクーポンを設定も可能です。

クーポンを作る時は「今このエステサロンに行かないと損をする」と思えるような内容にすることがおすすめです。いつも配ってしまうとお得さを感じなくなってしまうため、限定的なサービスとして使いましょう。

新規登録者限定クーポンを作成すれば、友だち登録を促すのにも効果的です。

●ショップカード作成ができる

ショップカードとは、紙のポイントカードのLINE版のようなサービスです。専用のQRコードを読み込むことでポイントが貯まります。

紙のポイントカードと違い、紛失する心配がないメリットがあります。また分析も可能で、有効期限切れのカードの数や特典の使用回数などがすぐに分かるのも、LINEならではの良さと言えます。

ただしデザインはLINEのキャラクターしか選べないため、お店オリジナルのカードを作りたい時は紙のポイントカードを使いましょう。

エステサロンでLINE公式アカウントを使う注意点

エステサロンの集客でLINE公式アカウントを使うメリットを紹介しましたが、同時に注意点もあります。

注意すべき点を最初に知っておくことで、戸惑うことなくLINEの運用が可能となります。

ブロックが簡単にできてしまう

LINEの特性として、友だち登録が簡単な反面、ブロックも簡単にできてしまう点が挙げられます。ブロックされると配信が届かないばかりか、自分のエステサロンにネガティブな印象を残してしまいます。

LINE運用は、いかにブロックを防ぎながら配信するかが重要になると言っても過言ではありません。

LINEの配信は即効性が高い分、配信回数が多すぎるとうっとおしく思われてブロックされる危険性が高まります。LINEの公式サイトでは、配信回数は週に1回程度が推奨されています。

またそのお客様に必要ない情報を配信してしまうのも、ブロックされる原因になります。

LINE公式アカウントではユーザーの性別・登録時期などで別けて配信する「絞り込み配信」の機能があります。絞り込み配信をうまく利用し、お客様ごとに合う情報を配信できるよう心がけましょう。

なお絞り込み配信は登録者が100人以上集まってから使える機能となっており、登録者が100人に満たない場合は利用できません。

最初は設定などに時間がかかる

LINE公式アカウントは便利な機能が多いですが、一つ一つ設定していく必要があるため、始めるまでの設定に時間がかかります。

エステの施術をしながらオーナー業務も行っている人は、今の仕事に加えてLINE設定・配信の仕事が増えることになります。集客のためのLINE運用で、他のエステ業務に差し支える可能性もあります。

またスマホやパソコン操作が苦手な人は、一つ一つの細かい設定がストレスに感じてしまうことも考えられます。

対処法として、LINEの運用の専門会社に委託する方法があります。LINE公式アカウントの設定・運用でプロの手を借りて、自分はエステの仕事に集中すれば、安定した経営が見込めます。

LINE公式アカウントの導入と同時に、専門会社を活用することもおすすめです。

エステサロンの集客方法とリピーター対策まとめ

美容業界は生き残るのが難しい業界と言われています。エステサロンの安定した運営を続けるためには、集客方法を確立させることが必要不可欠です。

集客と聞くと新しいお客様を呼び込むことが真っ先に浮かびますが、エステサロンでは新規顧客よりリピーター対策が何よりも重要になります。

リピーターのお客様はお店の大切な資産です。リピーターのお客様から優良なお客様を紹介してもらえたら、オーナーもお客様も幸せな好循環が生まれます。

エステサロンでリピーターの集客方法はいくつかありますが、おすすめはLINEの運用です。LINE公式アカウントからお客様に定期的に配信することで、固定客の獲得に効果的です。

LINEの運用が不安な方、自分はエステ事業に集中したい方は、LINE公式アカウントの製作代行・成果が出る運用サポートもしてくれるサービスがあります。

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