オフィスや事務所の監視カメラは本当に必要なのか?考察してみた

近年、オフィスや事務所に防犯・監視カメラを設置する企業が前にも増して増えています。最近の防犯・監視カメラには、防犯対策はもちろん、防犯対策以外の目的にも活かせる機能が搭載されており、業務の効率化や情報セキュリティ対策、内部不正による情報漏洩の監視などに活かそうと考える会社経営者の方が増えたためです。実際に、様々な業種のオフィスや事務所では、機能性に優れた監視カメラが、防犯対策以外の用途で積極的に導入されています。

しかし、「オフィスや事務所内に設置した監視カメラをどのように業務に活かせば良いのか分からないからうちの会社には必要ない」と、監視目的以外に監視カメラをオフィスに設置する気が無い会社も少なくありません。
監視カメラを業務に活かす会社が増えているとはいえ、まだまだ防犯カメラに対しては、犯罪やいたずら行為を働こうとする者を抑制したり、有事の際の証拠としてのみに活用するものだというイメージが根強く残っているのが原因です。

たしかに、監視カメラは有事の際の証拠や監視を目的に使用するものであることは間違いありませんが、最近のカメラは業務に活かせる仕様になっているため、防犯目的以外にオフィスで活用しないのは非常に勿体無い話です。
オフィスに監視カメラを設置することで、できることは沢山あります。
例えば従業員のオペレーション改善などに活かすことができるため、無駄な労力を省きながら効率的に業務を進めることが可能です。

このため、この記事では「オフィスに監視カメラを設置することで得られるメリット」や「オフィスに監視カメラを設置する必要性」について、「オフィスの設置に最適なおすすめの監視カメラの特徴」を含めて詳しく解説していきます。
オフィスに設置する監視カメラを探している方や監視カメラをオフィスに設置することで得られるメリットを知りたいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

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オフィスに監視カメラを設置する必要性

冒頭でも述べた通り、会社の経営者の方の中には「オフィスや事務所に、防犯目的以外で監視カメラを設置する必要はあるのだろうか?」と疑問を抱いている方は少なくありません。
ひと昔前まで防犯・監視カメラは、犯罪やいたずら行為を犯そうとする者を抑制したり、有事の際の証拠として活用することを目的に使用されるケースが大半であったためです。
このため、まだまだ監視カメラを業務に活かすという考えを持つ方は、珍しいのが現状になります。

しかし、最近発売されている監視カメラは、様々な機能が豊富に搭載されている機種が数多く登場しており、防犯目的だけでなく業務の改善や経営自体に良い影響を与えることができるので、活用しないのは勿体無いと言わざるを得ません。
せっかくオフィスに監視カメラを設置するのであれば、積極的に業務に活用したいところです。

では、具体的に防犯以外の目的でオフィスに監視カメラを設置した場合、どのようなことに活かせるのでしょうか?

防犯以外の目的で監視カメラを活用するのは、様々な用途があります。
例えば、会社のオフィスや事務所内に監視カメラを設置することで、「会社員の業務効率の向上」や「情報セキュリティ」に役立てることが可能です。
それぞれ詳しく解説していきましょう。


「会社員の業務効率の向上」
については、会社員の業務遂行の様子を確認して、問題点を洗い出し改善策を立てることで、飛躍的に業務効率を向上出来ます。


「情報セキュリティ」
については、万が一に個人情報や企業秘密の重要書類が紛失した際、監視カメラを追跡することで、どういった経緯で紛失したのかの確認が可能です。

このように、防犯の目的以外でも監視カメラは多様な用途で役立つので、防犯以外でも利用を検討してみてください。

オフィスに監視カメラを設置して得られる主な効果

監視カメラには、カメラ周辺の状況を映像として記録に残すだけでなく、以下のような効果を保有しているため、オフィス内に防犯カメラを設置することで、様々な良い影響をもたらすことが出来ます。

・犯罪や不正などが発生した際に、証拠として活用できる
・犯罪やいたずらを犯そうとする者を牽制することができる
・従業員の業務オペレーションの改善にや業務の効率化を図ることができる
・セクハラやパワハラなどの社内問題・不正に気づくことができる

上記のように、会社のオフィスや事務所に監視カメラを設置することで、業務や経営自体に良い影響を与えられるうえに、従業員が安心して快適に仕事をできる職場環境を提供することが可能です。

例えば、会社のビルの玄関口に誰が見てもすぐに監視カメラだと分かる機種を設置することで、空き巣などの犯罪を行おうとする者を牽制することが出来ます。犯罪やいたずら行為を行おうとする者にとって監視カメラは、自身が犯人だとバレてしまう危険性の高い厄介な存在になっているため、安易にカメラが設置してある場所に侵入することを避ける傾向にあるためです。
オフィスの屋外や玄関に存在感のある監視カメラを設置しておくことで、従業員が犯罪に巻き込まれたり、第三者に会社のお金が盗まれてしまうなどのリスクを大幅に減らすことが出来ます。

ただし、会社のオフィス内に監視カメラを設置したからと言って、100%犯罪に巻き込まれない訳ではありません。
犯罪者の中には、監視カメラの死角を狙って侵入したり、映像に残ることを気にせずに突発的に犯行に及んでしまう者もいます。
このため、会社のオフィスや事務所に防犯対策を目的に監視カメラを設置する際は、「誰が見ても監視カメラだと分かる形状をした機種を選ぶ」ことに加えて、「有事の際にすぐに気づける機能が搭載されている」ことに注視して導入するカメラを選ぶようにしてください。
上記のような監視カメラを選ぶことで、万が一会社のオフィスや事務所で有事が起こった際に、すぐに異変に気づくことができるため、警察に通報したり警備会社を呼ぶなどの対処を施すことが出来ます。

ちなみに、防犯対策以外の目的で会社のオフィスや事務所に監視カメラを設置する場合は、「それぞれの状況や目的に合わせて導入するカメラ」を選ぶことが重要です。
そうすることで、監視カメラを最大限活かすことができるため、後々「せっかく監視カメラを設置したのに、業務に活かすことが出来ない」などの不満を抱かずに済みます。

オフィスや事務所に設置する監視カメラを、防犯対策だけでなく業務の改善や内部不正の監視などに活かしたいと考えている経営者の方は、これからより具体的に解説する「オフィスに監視カメラを設置して得られる主な効果」を確認したうえで、目的にあった監視カメラの機種を選ぶようにしてください。

犯罪や不正の監視

会社のオフィスや事務所に監視カメラを設置した場合、「犯罪や従業員による不正の監視」を行うことが可能です。
オフィスの屋外や裏口などに監視カメラを設置すれば、不法侵入しようとする犯罪者に気づくことができますし、会社のオフィス内や事務所内に監視カメラを設置した場合は、「従業員が内部不正を行なっていないかを常に監視」することが出来ます。

さらに、従業員が業務を行う場所にズーム機能などが搭載された監視カメラを設置することで、社員に不審な動きがあった際に手元やパソコンの画面などを映像で確認することができるため、不正を行なっているのかを確認することが可能です。

正直、共に働く従業員が不正を働くなどと考えたくないことではありますが、実際に会社のお金を横領したり、重要な技術データなどを外部に渡すなどの犯行に及んだ事例があるため、常に細心の注意を払っておく必要があります。

仮に、会社内で内部不正が行われてしまうと、当然ですが経営事態に悪影響を及ぼすうえに、企業のイメージや信頼を損なう危険性が高いため注意が必要です。

このため、オフィスや事務所に監視カメラを設置するのであれば、外部からの犯罪行為だけでなく、内部による犯罪・不正を防げる箇所にカメラを設置することを忘れないでください。

セクハラ・パワハラ問題社内不正

会社のオフィスや事務所内で起こりやすい問題は、機密情報の持ち出しや空き巣などの被害だけではありません。
オフィスや事務所などでは、「セクハラやパワハラ」も重大な問題です。

例えば、オフィスや事務所内でセクハラ問題が発生した場合、被害者の方は「拒否したら職場にいられなくなってしまうのではないか」、「抵抗してしまうと降格や減給などに繋がるのではないか」などの不安を抱き、誰にも相談できずに心を病んでしまいます。
さらに、セクハラだと感じる行為を目にした会社員は、職場環境に不快感を感じて業務に集中できなくなるなどの事態に陥ってしまうため、会社員の中にこういった行為が見受けられる場合は、早急に何らかの対策を講じる必要があります。

一方で、会社のオフィスや事務所などの職場では、上司や先輩などによるパワハラも非常に多いです。
パワハラとは、「パワーハラスメント」の略称で、「従業員の前で特定の人を罵倒したり、明らかに誰が見ても無理なノルマを課せるなどの行為」が該当します。こういった行為は、特定の従業員の精神や身体に悪影響を及ぼすだけでなく、最悪の場合自殺に至る可能性のある危険な行為であるため、会社としては絶対に防止しなければいけない問題です。

とはいえ、これらの問題は会社として必ず防止するための対策を講じなければならない事案ですが、全ての従業員の言動や行動を常にチェックするのは容易ではありません。
特にこういった問題行動を起こす方は、自分より偉い経営者や役職者の前では行動に移さないため、問題が起こる前に会社が気付けないケースは多いです。

オフィス内のセクハラやパワハラ問題を防止・解決に繋げたい場合は、監視カメラを活用することをおすすめします。
職場内に監視カメラを設置しておけば、従業員の日頃の姿を常にチェックすることができるため、セクハラやパワハラと受け取れる言動・行動をしている社員に注意をしたり、問題を解決に繋げることが可能です。
さらに、仮にセクハラやパワハラによる問題が発覚して、該当の会社員同士に意見の食い違いが見られた場合、監視カメラが記録した映像を見ることで、どちらの言っていることが正しいのか明確に把握することも出来ます。
こういった問題は、双方の意見が食い違いやすく、言った言わないの水掛論に発展しやすいため、記録した映像を確認できるのは従業員や経営者の方どちらにとっても大きなメリットです。

積極的な活用で業務の効率化

会社のオフィスや事務所に監視カメラを設置した場合、監視カメラに搭載されている機能を積極的に活用することで「業務の効率化を図る」ことが可能です。
例えば、スマホを使って遠隔から操作や監視を行える監視カメラをオフィスに設置した場合、出張先や外出先から従業員の業務の様子を確認することが出来るため、「なぜ作業効率が悪いのか」などの問題点を洗い出して、従業員のオペレーションの改善に活かすことが出来ます。

また、店舗や作業場、工事現場などに定期的に巡回をする必要がある業種の場合は、各店舗や事務所などに遠隔から視聴できる監視カメラを設置しておくことで、各巡回先を回る手間を省くことが可能です。
工事現場に監視カメラを設置することで、カメラを通して現場の人とコミュニケーションを取ることができるうえに、問題が生じた際にすぐに現場の様子を確認することができるため、適切な対処を施すことが出来ます。
各事務所や店舗などに巡回が必要な業種では、その場所に辿り着くまでに大幅に時間が取られてしまったり、かなりの労力を消費するため、このように手間や時間を削減できるのは従業員にとって非常に大きなメリットです。

オフィスに設置する防犯・監視カメラの種類と選び方

会社のオフィスや事務所に業務の改善や不正などの監視を目的に防犯・監視カメラを設置するのであれば、別名「クラウドカメラ」とも呼ばれている「ネットワークカメラ」を選ぶことをおすすめします。
「ネットワークカメラ」とは、「インターネット回線に接続して記録した映像の転送や管理、視聴を行う監視カメラ」のことです。
ネットワークカメラはインターネット回線を通して、あなたの手元にあるスマホなどに映像を転送してくれる仕組みになっており、いつどこにいてもオフィス内の状況を確認することができるため、会社のオフィスや事務所に最適な監視カメラだと言えます。

ちなみに、ネットワークカメラをオフィス内に設置する際は、以下の3点に注視して導入するカメラを選ぶことがおすすめです。

・高度なセキュリティが用意されているのか
・スマホやパソコンで見ても綺麗な映像が維持されているのか
・簡単な設定で監視カメラを利用することができるのか

それぞれについて、詳しく解説していきます。

高度なセキュリティが用意されているのか

オフィスや事務所にネットワークカメラを設置する際は、「高度なセキュリティが用意されている監視カメラ」を設置することが重要になります。ネットワークカメラは、常にインターネット回線に接続されているため、外部による不正アクセスの被害に遭う危険性が高いためです。

仮に、オフィス内に設置したネットワークカメラがハッキングされてしまうと、会社の重要な機密情報や技術データなどが盗まれてしまい、経営自体に悪影響を及ぼしてしまいます。
せっかく機密情報や重要なデータを守るためにオフィスに監視カメラを設置しても、このようなリスクに晒された状態では導入した意味がありません。

したがって、ネットワークカメラをオフィスや事務所に設置するのであれば、「映像を管理するシステムのセキュリティがしっかりしているメーカーが提供している監視カメラ」を選ぶようにしてください。
例えば、誰もが知っている企業が提供している監視カメラであれば、基本的に高度なセキュリティ環境が用意されているため、安心してオフィス内に設置することが出来ます。

スマホやパソコンで見ても綺麗な映像が維持されているのか

オフィスや事務所内にネットワークカメラを設置する際は、「スマホやパソコンで見ても綺麗な映像が維持されている」のかに注視して導入するカメラを選ぶ必要があります。
ネットワークカメラの中には、スマホやパソコンで映像を視聴した際に画質が荒れてしまったり、動きが鈍くなってしまうカメラが存在するためです。

仮に、このようなネットワークカメラ(監視カメラ)を導入してしまうと、万が一有事が起こった際やパワハラやセクハラ問題が生じた際に、状況を詳細に確認できなくなってしまうため注意が必要です。

オフィスや事務所内にネットワークカメラを導入する場合は、「スマホで視聴してもなめらかな映像で確認できる監視カメラ」なのかに注視して選ぶようにしてください。
例えば、「ハイビジョン画質(HD画質)」のネットワークカメラがおすすめです。「ハイビジョン画質(HD画質)」を採用した監視カメラなら、スマホなどの小さい画面で視聴しても状況が鮮明に確認できるうえに、なめらかな動きで記録してくれるため、設置場所の状況を細かく確認することが出来ます。

簡単な設定方法で防犯カメラを利用することができるのか

ネットワークカメラを設置する場合、運用を開始する前にまず「監視カメラ自体の初期設定」を行う必要があります。
例えば、ネットワークカメラとインターネット回線を接続させたり、カメラに内蔵されているIPアドレスの設定などの初期設定を行わなければ、オフィス内の天井などに取り付けても作動させることが出来ません。

しかし、ネットワークカメラの設定は一見簡単な仕様になっていますが、ネットワークに関する知識がないとうまく設定することができないため、全く知識がない状態の場合は、動作させるまでに相当な時間と労力が必要になります。
特に会社のオフィスや事務所に監視カメラを設置する場合は、複数の台数を導入する必要があるため、それぞれのカメラを問題なく動かせるようになるまでかなりの時間が必要になるはずです。
このように、監視カメラの運用開始に時間や人員を取られてしまうと、業務に支障をきたすことになりかねません。

そのため、ネットワークカメラを設置する際は、「事前に初期設定を行なってくれるカメラ」を契約することをおすすめします。ネットワークカメラを提供しているメーカーの中には、事前に複雑な設定を行ってからカメラを支給してくれる会社があるため、あなた自身が簡単な設定を行うだけですぐに監視カメラの運用を開始することが可能です。

オフィスに監視カメラを設置する際におすすめの種類

オフィスや事務所などに防犯カメラを設置する際は、「設置場所に合わせて設置するカメラの形状を選ぶ」必要があります。
最近登場している監視カメラは、様々な形状をしたカメラが発売されているため、設置場所に合わせてカメラの形を選ぶことで、防犯性を向上させたり、従業員に「常に監視されているようで気分が悪い」といったプレッシャーを与えずに監視カメラを導入することが出来ます。

具体的な、監視カメラの形状や適している主な設置場所は、下記の表をご確認ください。

監視カメラの形状 特徴 おすすめの設置場所
置き型 ・場所を選ばずに設置することが可能。
・カメラによっては電源の確保不要。
・リモート会議などで活用出来る。
・受付
・会議室

バレット型 ・存在感があるため、一眼で監視カメラだとわかる。
・犯罪者に対する威嚇・抑制や適している。
・基本的に場所を選ばずに設置することが出来る。
・ビルの屋外
・玄関口
・裏口
・金庫の周辺
ドーム型 ・レンズが回転する機種が多く、広範囲を監視出来る。
・威圧感がないため、オフィス内に設置しても気にならない。
・デザイン性を重視した職場内でも問題なく設置出来る。

・オフィスや事務所内
・廊下
・エレベーター

上記のように、監視カメラの形状によって特徴や適している設置場所が異なります。
例えば、防犯性を高めることを目的に監視カメラを設置するのであれば、「バレット型」と呼ばれる「筒状の形状をした監視カメラ」の設置が最適です。「バレット型」は、監視カメラとしての威圧感を放つ形状をしており、犯罪行為を犯そうと考える者を牽制することが出来るため、犯罪に巻き込まれるリスクを減らすことが出来ます。

逆に、「バレット型」は威圧感を放つ監視カメラになっているため、従業員が業務を行う場所に設置することはおすすめ出来ません。
職場内にバレット型の監視カメラが設置してあることで、不正行為を犯そうと考えていなくても「常に監視されているようで働きづらい」と従業員にプレッシャーを与えてしまう可能性があるためです。
仮に、このようなプレッシャーを与えてしまうと、「プライバシーの侵害なのでは?」や、「働きにくい環境」などと捉えられてしまい、人員不足に繋がる可能性も十分に考えられるため、注意が必要になります。

このように、監視カメラは内部不正や外部による犯罪行為を防止したり、業務の効率化に活かせる一方で、設置したカメラによっては、従業員の不快感を抱かせてしまう危険性があるため、設置場所ごとに取り付けるカメラの形状を適切に選ぶようにしてください。

映像の保存はクラウド保存できる監視カメラがおすすめ

オフィスや事務所にネットワークカメラを設置するのであれば、「クラウドシステムの映像が保存される監視カメラ」を選ぶのがおすすめです。
ネットワークカメラは、大まかに「SDカードなどの専用録画機器に記録データを保存するカメラ」と「クラウドシステム上で録画映像を管理できるカメラ」に分けられており、「クラウドシステム上で録画映像を管理できるカメラ」を選ぶことで、いつどこにいてもオフィス内の状況を確認することが出来ます。

ちなみに、「クラウドシステム上で録画映像を管理できるカメラ」は、自動的にカメラが記録した映像をクラウドシステム上に転送される仕組みです。
専用のクラウドサービスにアクセスすることで、いつでもスマホで録画した映像やリアルタイム映像を確認することが出来ます。

一方で、SDカードなどの録画機器が必要なネットワークカメラを設置した場合は、リアルタイムの映像はどこにいてもスマホで確認をできますが、基本的に録画した映像はその都度カードを取り出して視聴しなければならないため、必要な時にすぐに映像を確認出来ません。

このため、わざわざオフィスに戻って専用の録画機器を取り出すなどの手間をかけたくない場合は、「クラウドシステム上で録画映像を管理できるカメラ」を選ぶようにしてください。
「クラウドシステム上で録画映像を管理できるカメラ」を選ぶことで、仮にパワハラ問題が発生した際にすぐに過去の映像を確認して状況を精査するなどの対策を講じることが出来ます。

このように、手間をかけずに過去の映像を確認でき、迅速に適切な対処を講じて被害を抑えることができることは、経営者の方にとって大きなメリットです。

クラウド型の監視カメラをオフィスに設置するメリット

クラウド型の監視カメラをオフィスや事務所に設置するメリットは、「手間や時間をかけずに社内の状況・様子を確認できる」点です。
上記でも解説した通り、クラウド型の監視カメラはメーカーが管理などを行うシステム上に映像を保管できる仕組みになっているため、例えば経営者の方や管理職の方が外出中に問題が発生しても、すぐに手持ちのスマホから職場の様子を確認することが出来ます。

また、クラウド型の監視カメラをオフィスに設置することで、「個々の従業員に合った、適切な業務改善の方法を提案」できる点もおすすめだと言えるポイントです。
例えば、建設現場にクラウド型の監視カメラを設置した場合、現場に赴かなくても映像を確認することで、「なぜ予定よりも工事が遅れているのか」などの問題点を明確化することが出来るうえに、その原因を導き出すことが出来ます。
これにより、どのように改善すれば良いのか従業員に適切な改善方法を提案することが出来るため、効率的に業務の見直しを図ることが可能です。

従業員のオペレーションや業務の進捗状況を確認するにはかなりの時間や労力が必要になるため、このように無駄な手間を省けるのは非常に魅力的だと言えます。

クラウド型の監視カメラをオフィスに設置するデメリット

クラウド型の監視カメラをオフィスに設置するデメリットは、「記録した映像データの容量が大きい」点です。
クラウド型の監視カメラで記録した映像は、転送した通信機器でも綺麗な画質で視聴できるようにするために、データ容量が非常に大きくなりやすいといった特徴があります。
仮に、視聴する機器のネット環境が不安定だった場合、読み込むまでに時間がかかる可能性が高いです。

とはいえ、最近発売されているクラウド型の監視カメラは、こういった事態に陥らないために、データ容量が大きくならないような工夫がされているため、「必要な時に映像を見れないのは困る」といった心配は必要ありません。
実際、録画データの容量はどんどん縮小されているため、基本的にはスムーズに視聴を開始することが出来ます。

オフィスにクラウド型の監視カメラを設置する際の2つの注意点

オフィスにクラウド型の監視カメラを設置する際は、以下の2点に注意する必要があります。

・記録した映像の管理を徹底する
・インターネット回線が混雑する可能性がある

上記のポイントは、会社にクラウド型の監視カメラを設置するうえで重要な内容になっているため、それぞれ詳しく解説していきます。

記録した映像の管理を徹底する

オフィスや事務所にクラウド型の監視カメラを設置する場合、「記録した映像の管理を徹底する」ことが必要です。
監視カメラの映像は、いくら社内の様子を記録したものであっても従業員のプライバシーに関するものになっており、全て「個人情報」に該当するためです。
管理方法やアクセス権などについて、事前に社内規定で取り決めを行なっておく必要があります。

なお、経済産業省が定めている「監視カメラに関するガイドライン(従業者の監督:法第21条)」には、以下のように監視カメラによるモニタリングを行う際の方針内容について明記されているため、この指針に沿って映像の管理方法やアクセス権の取り決めなどを行うようにしてください。

・モニタリングの目的や映像から取得する個人情報の取り扱いをあらかじめ特定する
・上記の内容を社内規定に定め、従業員に明示する必要がある
・モニタリングに関する責任者とアクセス権限を持つ者を決める
・モニタリングの実施について、あらかじめ社内規定に定めたうえで、事前に社内に徹底する
・モニタリングの実施状況について、適正に行われているのか監査または確認を行う

なお、オフィス内に設置した監視カメラをスマホで視聴する場合は、上記の内容とは別に細かく取り決めを行なっておくと良いでしょう。
例えば、社外で自身のスマホからオフィス内の状況を確認する場合は、セキュリティが徹底した通信端末のみを使うなどの対策を講じておくことで、従業員のプライバシーや個人情報が漏洩するリスクを減らすことが出来ます。

インターネット回線が混雑する可能性がある

ネットワークカメラを会社のオフィスや事務所に設置した場合、「社内のインターネット回線が混雑する」可能性があります。
オフィスや事務所などでは、基本的に複数台の監視カメラを設置する必要があるため、カメラに繋いだネット回線を他の業務でも使用すると、ネット回線が圧迫されてしまい、通信速度が遅くなる可能性があるためです。

ただし、会社によって異なりますが、一般的にオフィスや事務所などで使用しているインターネット回線は、大量の通信容量にも対応できるネット回線を引いているケースが多いため、あまり心配する必要はありません。
基本的に複数台の監視カメラを設置しても、問題なくネット回線を利用できます。

とはいえ、必ずしも業務に支障をきたさないとは限らないため心配な方は、事前に「インターネット回線の契約プランの見直し」を行なったり、「監視カメラ専用のネット回線を契約・開通させる」などの対策を講じておくと安心です。

NTTが提供しているクラウド型の監視カメラはこちら

オフィスや事務所にネットワークカメラ(クラウド型のカメラ)の設置を検討しているのであれば、NTTが提供する「ギガらくカメラ」が用意している監視カメラを導入するのがおすすめです。「ギガらくカメラ」は、国内大手通信会社であるNTT東日本・西日本が提供している監視カメラになっており、様々な機能が搭載された機種を数多く取り扱っているため、オフィス内の防犯性の向上や業務効率化に大いに役立たせることが出来ます。

さらに、ギガらくカメラでは、様々な形状の監視カメラを提供している点も嬉しいポイントです。
具体的には、「小型の置き型カメラ」や「バレット型」、「ドーム型」や「固定のボックス型」の監視カメラが用意されているため、設置場所に合わせて設置するカメラを選ぶことが出来ます。

このように、ギガらくカメラは、オフィス内の防犯性の向上や業務の効率化などに活かせることができるため、様々な会社や教育施設、店舗などで採用されている実績のある監視カメラです。
数多くの企業や教育施設、商業施設などで「それぞれの目的や用途にあった使い方が出来る」と定評があるため、どのオフィスや事務所でも満足してご利用いただくことが出来ます。
ぜひ、ギガらくカメラの利用を検討してみてください。

オフィスにギガらくカメラの設置をおすすめする3つの理由

オフィスや事務所にギガらくカメラの設置がおすすめだと言える主な理由は、以下の3点です。

・オフィス内の異常にすぐに気づける人感センサーが搭載されている
・高度なセキュリティ下で監視カメラが記録した映像の管理を行うことができる
・365日いつでも利用できる手厚いサポート窓口が用意されている

それぞれについて、詳しく解説していきます。

オフィス内の異常にすぐに気づける人感センサーが搭載されている

ギガらくカメラが用意している監視カメラは、全て「人感センサー」と呼ばれる「動体検知機能」と「音声検知機能」が搭載されています
人感センサーは、監視カメラ周辺で異変が起こった際に、センサーが検知した瞬間に映像に記録してくれる機能になっているため、万が一オフィス内に不法侵入などが発生しても、すぐに異常に気づいて適切な対処を施すことが可能です。

なお、動体検知機能や音声検知機能の特徴は、下記の通りになります。

・動体検知機能:人やもの、動物などの動きを検知した際に、映像に記録してくれる機能
・音声検知機能:センサーが声や音を検知した際に、映像に記録してくれる機能

ギガらくカメラを設置した場合、これらの機能を活用することができるため、オフィスや事務所内の防犯性や安全性を高めることが出来ます。

高度なセキュリティ下で監視カメラで記録した映像の管理を行うことができる

ギガらくカメラで記録した映像は、NTTが管理を行なっている「クラウドシステム」上に保存される仕様になっているため、万全なセキュリティ環境下で録画映像データの管理を行うことが可能です。
具体的には、NTT東日本・西日本が高度なセキュリティを施しているクラウドシステムに映像が転送される仕組みになっており、外部によるハッキングなどの危険にさらされることなく、録画した映像を管理することが出来ます。

もちろん、管理者などのスマホに記録した映像を転送する際も、ハッキングされる心配は不要です。
ギガらくカメラが記録した映像は、全て複雑な暗号に変換された状態で転送されるようになっているため、不正アクセスなどの不安を抱かずに映像を視聴・管理することが出来ます。
監視カメラで記録した映像は、オフィスに行き来する方の個人情報に該当するため、このように高度なセキュリティ下で管理ができるのは、経営者の方だけでなく従業員の方にとっても安心に繋がります。

365日いつでも利用できる手厚いサポート窓口が用意されている

ギガらくカメラには、「365日いつでも利用できるサポート窓口」が用意されているため、監視カメラに何らかの異常が起きてもすぐに対応してもらうことが可能です。

例えば、「オフィス内のどの位置に監視カメラを設置すれば効果的なのか」や「スマホでうまく視聴することが出来ない」などの相談を行うことが出来ます。
また、監視カメラに不具合が生じた場合も、この窓口を利用することで原因を追求するなどの対応を行なってくれるため、仮にカメラ自体に問題が生じてもすぐに解決に導いてもらうことが可能です。

オフィスや事務所にとって監視カメラは社内の安全性や防犯性を高めるために重要な設備であるため、このように気軽にプロに相談出来るのは非常に魅力的だと言えます。

どこでもオフィスの映像がスマホでチェック可能

上記でも解説した通り、ギガらくカメラが用意している監視カメラは、「どこにいてもすぐにスマホでオフィス内の状況をチェックする」ことが可能です。
しかし、ギガらくカメラが用意する監視カメラは、ただスマホでリアルタイム映像や録画映像の視聴ができるだけではありません。

先ほど紹介した「動体・音声検知機能」が作動した際に、スマホに知らせてくれる機能も搭載されているため、オフィス内で異常が起こった際にすぐに異変に気づくことが出来ます。

ただし、ギガらくカメラのスマホに知らせてくれる機能を使うには、「事前にメールアドレスを登録」したり、「専用のアプリをスマホにインストール」しておかなくてはいけません。
「事前にメールアドレスを登録」したり、「専用のアプリをスマホにインストール」しておくことで、動体検知機能や音声検知機能が作動した際に「メールやプッシュ通知で知らせてくれる機能」が搭載されているため、犯行の一部始終をリアルタイム映像で確認したり、警察に通報するなどの対処を施すことが可能です。

万が一会社の機密情報を目的に不法侵入された場合、盗み取られてしまう前に対処しないと経営事態に悪影響を及ぼす危険性があるため、こういった機能が搭載されているのは非常に大きなメリットだと言えます。

スマホ以外の通信端末機器でも監視カメラの映像をチェックすることが可能

ギガらくカメラが用意している監視カメラは、スマホ以外の通信機器でも映像をチェックすることが出来ます。具体的に、視聴できる主な通信機器は、以下の通りです。

・スマホ(iPhone)
・パソコン
・タブレット

ギガらくカメラが記録した映像を通信端末で視聴する場合、「webブラウザ」や「専用のアプリ」から録画映像などを確認することが可能です。これらの通信機器で視聴する際は簡単な初期設定を行ったり、ログインをするだけですぐに映像一覧を確認することができるため、初めてスマホなどから映像を確認する方でも問題なく利用を開始すること出来ます。

ギガらくカメラの月額費用

会社のオフィスや事務所にギガらくカメラを設置する場合、初期費用0円で月々1,870円から機能性や安全性の高い監視カメラを利用することが可能です。具体的には、ギガらくカメラには、「端末セットプラン」や「クラウドプラン」と呼ばれる2つの料金プランが設けられており、録画映像の保存期間毎に定められた料金の中から好きなプランを契約して監視カメラを運用することが出来ます。

なお、ギガらくカメラに設けられた「端末セットプラン」と「クラウドプラン」の特徴は、以下の通りです。

端末セットプラン 豊富な機能が搭載された監視カメラがセットになった料金プラン
月額の料金プランには、監視カメラのレンタル料が含まれている。
クラウドプラン 監視カメラを購入してカメラの運用をする料金プラン

ちなみに、それぞれの料金プランに定められた月額費用は、下記の表をご確認ください。

録画映像の保存期間 端末セットプラン クラウドプラン
7日間保存 3,300円 1,870円
14日間保存 3,850円 2,420円
30日間保存 4,180円 2,750円
60日間保存 5,170円 3,740円
90日間保存 6,160円 4,730円
180日間保存 8,470円 7,040円

※上記の料金は、2022年2月23日時点の価格です。
※上記の料金は、全て税込価格になります。
※端末セットプランは、監視カメラのレンタル料込みの料金になります。
※端末セットプランに付いているカメラは、契約店が指定した機種になります。

ギガらくカメラでは、「初期費用無料」以外に「初月分の月額費用を0円」にしているため、導入時のコストを大幅に抑えることが出来ます
監視カメラの中には、高額な初期費用を請求する機器も存在するため、このように初期費用や初月の利用料の負担が無しになっているのは嬉しいポイントです。

解約金は発生するの?

ギガらくカメラが設けている「端末セットプラン」には、「最低利用期間」と呼ばれる契約期間が定められており、この期間内に契約をしてしまうと解約金が発生するため注意が必要です。
具体的に「端末セットプラン」に設けられている「最低利用期間」や「解約金の金額」は、下記の表をご確認ください。

最低利用期間 解約金
24ヶ月(2年間) 5,500円(税込)

※上記の価格と利用期間は、2022年2月23日時点の情報になります。

ギガらくカメラを上記の期間を満たさずに解約した場合、5,500円(税込)を一括で支払わなければなりません。
とはいえ、監視カメラのリース・レンタルサービスの中には、途中解約を認めていなかったり、契約期間に支払う予定だった月額費用を全額請求されるサービスもあるため、これらの業者と比較をすると、ギガらくカメラが設けている解約金に関する規定は良心的だと言えます。

まとめ:会社のオフィスや事務所に監視・防犯カメラを設置するなら、NTTが提供するクラウドカメラがおすすめ!

防犯対策や業務の効率化を図ることを目的に会社のオフィスや事務所に監視カメラを設置する場合、「ネットワークカメラ」や「機能性」に加えて、「安全性の高いセキュリティが用意されているカメラ」を選ぶことが重要になります。
上記のポイントに注視してオフィスや事務所内に設置する監視カメラを選ぶことで、職場の防犯性を高められるうえに、サイバー犯罪により機密情報が漏洩するリスクを大幅に軽減することができるためです。

このため、今回は高度なセキュリティが施されているNTTの「ギガらくカメラ」をオフィスに設置することをおすすめしました。
NTTが提供している「ギガらくカメラ」は、巧妙な技術でハッキングなどを行なってくるサイバー犯罪に対抗すべく、高度なセキュリティが施されているため、安全な環境下で記録した大切な映像データを守ることが出来ます。
さらに、ギガらくカメラでは、スマホに転送する際のデータや通信などもすべて複雑な暗号に変換されてから転送される仕組みになっているため、管理者や経営者の方が保有している通信機器でも安全に管理・視聴することが可能です。

会社のオフィスや事務所に防犯対策や業務に活かすことを目的に監視カメラを設置したいと考えている企業の方は、ぜひギガらくカメラの利用を検討してみてください。

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