固定電話とWiFiが使いたい!最適な契約方法を解説します

オフィスでも自宅でも、固定電話やWiFiは当たり前の設備です。

WiFiがあればパソコンのほかスマホ、タブレット、ゲーム機などをインターネットに接続して快適に利用できます。WiFiに接続している間は、スマホのデータ使用量を気にする必要もありません。

また携帯電話・スマホが普及しているとはいえ、家庭やオフィスに固定電話を置いておきたいケースも多いですよね。

そのため「開業や新オフィス開設にあたり、固定電話とWiFi環境が必要」「自宅に固定電話とインターネットをセットで導入したい」という方も多いでしょう。

この場合に悩んでしまうのが「電話とインターネットをどうやって契約したらオトクなのか」「効率的なのか」です。

結論から言いますと、WiFiと固定電話を使うなら、「光回線(WiFi)と固定電話をセットで契約する」のが合理的でおすすめ。

光回線なら複数人でWiFiを利用しても通信が高速で安定していますし、固定電話とセットで契約できるので、契約先をまとめられてラクでオトクだからですね。

一方でWiFiと固定電話を別々に契約すると、契約先がわかれて手間ですし、インターネットと電話それぞれの月額利用料も高くなりがちです。

この記事では「これから新しく固定電話とWiFiを引きたい」という方に向けて、「固定電話とWiFiをセットで契約する方法」と「家庭・オフィス別のおすすめインターネット回線」を紹介します。

最後まで読んでいただければ「WiFiと固定電話を導入する方法」がスッキリわかります。

ひかり電話ひかり電話

固定電話とWi-Fiの契約方法

固定電話とWi-Fiを利用したい場合、「電話とインターネットを別々に契約する方法」と「まとめて契約する方法」があります。


おすすめなのは後者の「まとめて契約する方法」です。
この場合は「光回線と光電話」をセットで契約します。

まずはそれぞれの契約方法や契約先について、詳しく紹介します。

固定電話のみを契約する方法


固定電話のみを契約したい場合、利用できるサービスとしては以下のようなものがあります。

  • NTT東日本・NTT西日本の「加入電話」
  • ソフトバンク「おとくライン」
  • KDDI「ケーブルプラス電話」
  • 050から始まる「IP電話」
  • 光回線のオプション「光電話」
  • ソフトバンク「おうちのでんわ」

それぞれについて解説します。

NTT東日本・西日本の「加入電話」


まずはNTT東日本とNTT西日本が提供する加入電話があります。
メタルケーブル(電話線)を利用する、いわゆる従来型の固定電話(アナログ電話)のことです。

またNTTの固定電話には「ISDN回線(INSネット)」もあります。使うケーブルはアナログ電話と同じですが、「ISDNは音声をデジタル化して伝える」というのが技術的な違いです。

アナログ回線は「1電話回線で1通話のみ可能」、ISDN回線は「1電話回線で同時2通話まで利用可能」という違いもあります。

これまで加入電話・ISDNが日本全国で広く普及してきましたが、加入者の減少と設備の老朽化にともない、2024年に廃止予定となっています。

加入電話・ISDN廃止後は新しい電話回線網(IP網)へ移行するので、廃止前に引いたアナログ電話・ISDNはそのまま使えます。特別な手続きは必要ありません。

ただ加入電話には「基本料金も通話料金も割高」というデメリットがあります。具体的な料金は以下のとおりです。

  • 月額基本料金:1,595~3,025円(アナログ電話)、3,058~4,158円(INSネット64)
  • 国内通話料金:9.35~88円/3分(距離により異なる)

※価格は税込みです。

そのためこれから新規で加入電話を導入するのはおすすめしません。

ソフトバンク「おとくライン」

「アナログ電話はNTTのみ」と思っている方も多いですが、実はNTT以外の通信会社とも契約できます。


そのひとつがソフトバンクの「おとくライン」です。

NTTの料金体系とは異なるため、NTTの加入電話に比べて基本料金などが割安になるのが大きなメリットです。

具体的な料金は以下のとおりです。

  • 月額基本料金:2,255~2,585円(アナログ回線)、3,718円(ISDN64)
  • 国内通話料金:8.69円/3分(全国一律、一律料金プランの場合)

※価格は税込みです。

携帯電話にかける場合には、通話料金が変わります。例えばソフトバンクスマホあての通話は17.05円/1分です。

KDDI「ケーブルプラス電話」

「ケーブルプラス電話」は、KDDIが各地のケーブルテレビと提携して提供している固定電話サービスです。J:COMと提携しているものは「J:COM PHONEプラス」という名前で提供されています。

ソフトバンクの「おとくライン」同様、基本料や通話料がNTTよりも安くなるのがメリットです。

具体的な料金は以下のとおりです。

  • 月額基本料金:1,463円
  • 国内通話料金:8.8~16.5円/3分(距離により異なる)

※価格は税込みです。

また「ケーブルプラス電話」「ケーブルプラス光電話」「ホーム電話」「J:COM PHONEプラス」「J:COM PHONEひかり」あての通話は、終日無料となります。

なおKDDIはauを運営している会社ですので、auのスマホとセットで契約すれば月額利用料110円の割引を受けられます。

「auまとめトーク」「au→自宅割」を利用すれば、「auスマホあての通話」や「自分のauスマホから自宅(ケーブルプラス電話)への電話」が無料になるといったサービスも。

auスマホとセットで契約するなら、コスト面でのメリットは大きくなります。

ただ以下のようなデメリットはあります。

  • 家庭向けのサービスである
  • auと提携しているケーブルテレビ会社の提供エリアでないと利用できない
  • 建物の設備によっては利用できない

050から始まる「IP電話」

IP電話はインターネットを利用した電話で、電話番号が「050」から始まるものを指します。

基本料金が安く、通話料金も通話距離に関わらず安いのがIP電話のメリットです。

具体的な料金は以下のとおりです(ソフトバンク「BBフォン」の場合)。

  • 月額基本料金:0円
  • 国内通話料金:8.789円/3分(全国一律)

※価格は税込みです。

同じプロバイダの電話番号にかける際は、通話料が無料になります。

例えば「同じ会社の複数事業所で、同じIP電話サービスを使う」なら、拠点間の通話が無料になってコスト削減に繋がりますね。

なお「050」で始まる電話番号は、アプリなどを利用することで、固定電話だけではなくスマホでも利用できます。また「引越ししても電話番号が変わらない」というメリットもあります。

ただ「フリーダイヤル(0120)やナビダイヤル(0570)にかけられない」「110番や119番に緊急通報できない」といったデメリットもありますので、注意が必要です。

IP電話から緊急通報できないのは、IP電話から位置情報を送信できないためですね。

IP電話を使いたい場合には、IP電話サービスを提供している通信業者と契約します。契約先が変わると、電話番号も変わってしまいます。

050から始まるIP電話サービス(固定電話で使えるもの)には、以下のようなものがあります。

  • ソフトバンク「BBフォン」
  • 楽天コミュニケーションズのIP電話サービス

光回線のオプション「光電話」


光電話とは、光ファイバー(インターネット回線)を利用する電話です。
インターネット(光回線)のオプションプランとして契約するのが一般的です。

広い意味ではIP電話なのですが、電話番号は地域ごとの市外局番から始まる番号が使え、「050」にはなりません。110番などへの緊急通報も可能です。

通話品質がよく盗聴にも強く、加入電話と同じ番号や電話機が使えます。つまり使い勝手はほとんどアナログ電話と変わらないまま、「基本使用料や通話料が安くなる」というのがメリットといえます。

具体的な料金は以下のとおりです(フレッツ光「ひかり電話」の場合)。

  • 月額料金:550円~4,290円
  • 通話料金:8.8円/3分(全国一律)

※価格は税込みです。

オプションが充実したプランだと月額利用料が高くなりますが、通常のプランであれば550円とリーズナブルな月額料金で使えます。

低額の月額利用料+インターネット回線の月額使用料だけで使え、通話料も全国一律で安いのがメリットですね。

またひかり電話の場合、「ナンバーディスプレイ」や「ボイスワープ」などのオプションにかかる費用も、加入電話より安くなっています。

また予めオプションが付加されたオトクなプラン(ひかり電話エース)も提供されているので、「法人利用で多くのオプションが必要」という場合にも費用を抑えられます。

NTTのアナログ電話とひかり電話のオプション費用(一部)を比較してみますね。

オプション アナログ電話 ひかり電話
ナンバー・ディスプレイ ・住宅用:440円
・事務用:1,320円
440円
ナンバー・リクエスト ・住宅用:220円
・事務用:440円
220円
ボイスワープ(転送電話) ・住宅用:550円
・事務用:880円
550円
キャッチホン 330円 330円
追加番号サービス(電話番号を増やせる) なし 110円/番号
複数チャネルサービス(2回線で同時通話できる) なし 220円

※2022年2月時点のNTT東日本の情報です。
※金額は税込み・月額料金です。

表にあるように、アナログ電話は「住宅用」「事務用」で料金が違います。そのため事務用(ビジネスユース)の場合には、ひかり電話よりもオプション料金がかなり高くなるのがわかりますね。

そのためビジネス用であれば、アナログ電話よりひかり電話のほうがコストメリットがかなり大きいです。

なお光電話サービスには、以下のようなものがあります。

  • ひかり電話(NTT東日本・NTT西日本)
  • ドコモ光電話
  • ホワイト光電話(ソフトバンク)
  • ビッグローブ光電話
  • NURO光でんわ

ソフトバンク「おうちのでんわ」

さきほどソフトバンクの「おとくライン」をご紹介しました。じつはソフトバンクには「おとくライン」のほかにも、固定電話サービスがあります。それが「おうちのでんわ」です。

「おとくライン」はアナログ・ISDN回線でしたが、「おうちのでんわ」はWi-Fiを使った固定電話サービスです。光回線ではなくWi-Fiを使うので、光電話とも違ったサービスになっています。

「おうちのでんわ」は光回線の工事が不要で、固定電話機を「でんわユニット」という機器に接続するだけで利用できて手軽。

「エリアや建物の都合上、光回線の工事ができない」という場合の有力な固定電話候補になりえます。

ただWi-Fi利用なので、でんわユニットの設置場所や建物の状況によっては、通信・通話が不安定になる可能性が考えられるのがデメリットです。

「おうちのでんわ」の料金は以下のとおりです。

  • 月額基本料金:550円~
  • 国内通話料金:8.789円/3分

※価格は税込みです。

なおソフトバンクスマホや「おうちの電話」「ホワイト光電話」「BBフォン」あての通話は無料になります。

「家の固定電話から、家族のソフトバンクスマホによく電話をかける」という場合はメリットが大きいですね。

インターネット(Wi-Fi)のみを契約する方法

続いてインターネット(Wi-Fi)のみを契約する方法について紹介します。

インターネット(Wi-Fi)だけ契約したい場合には、「固定回線」または「ポケットWi-Fi(モバイルWi-Fi)」各社と契約します。

固定回線もモバイルWi-Fiも、多数の業者があります。

主な光回線 ・フレッツ光
・ドコモ光
・auひかり
・ソフトバンク光
・NURO光
・So-net光プラス
・eo光(関西エリアのみ)
・コミュファ光(中部・長野エリアのみ)
・メガ・エッグ光(中国エリアのみ)
・ピカラ光(四国エリアのみ)
・BBIQ(九州エリアのみ)
・auひかり ちゅら(沖縄エリアのみ) など
光回線以外の固定回線 ・アナログ回線
・ISDN回線
・ADSL
・CATV
主なモバイルWi-Fi ・UQ WiMAX
・Broad WiMAX
・カシモWiMAX
・AiR-WiFi
・Mugen WiFi など

利用料金は回線によりさまざまですが、光回線なら概ね月額4,000~6,000円、モバイルWi-Fiだと月額4,000~5,000円程度で利用できます。

インターネット(Wi-Fi)を導入するなら、まずは「光回線(固定回線)にするかモバイルWi-Fiにするか」を決めましょう。なお光回線以外の固定回線は、速度・料金の面でおすすめできません。

契約先を「光回線にするかモバイルWi-Fiにするか」を判断するポイントを紹介します。

「ヘビーユーザーは光回線」「外出先で使う人はモバイルWi-Fi」がおすすめ

Wi-Fiだけを契約する場合、「光回線とモバイルWi-Fiのどちらを選んだらいい?」と迷う方も多いですね。

おすすめの回線は、ネットの使い方によって違います。

「ネットのヘビーユーザーである」「複数人でWi-Fiを使う」ならば、通信が早くて安定している光回線(固定回線)が断然おすすめです。

光回線はモバイルWi-Fiと違って、容量を気にせず使えるからですね。

光回線とモバイルWi-Fiの容量について比較した表は以下のとおりです。

回線 制限
フレッツ光(光回線) 容量無制限
UQ WiMAX(モバイルWi-Fi) 3日間で10GB以上利用すると速度制限がかかる

一方「インターネットはあまり使わない(動画を見たりオンラインゲームをしたりしない)」「容量制限・速度制限に引っかかることはないだろう」という人ならば、モバイルWi-Fiでも問題ないでしょう。


また「早くインターネットを使い始めたい」「外出先でも使いたい」という場合も、モバイルWi-Fiが向いています。
モバイルWi-Fiは契約してルーターを入手すればすぐに使い始められますし、外出先にも持ち運びしやすいからです。

光回線とモバイルWi-Fiのメリット・デメリットをまとめておきますね。

光回線 ・容量無制限
・通信速度が速い
・通信が安定している
・月額料金がやや高くなることも(特に戸建て)
・基本的に利用開始前には工事が必要
・利用開始までに時間がかかる
・外出先に持っていけない
・引越し時は解約するか移転工事が必要
モバイルWi-Fi ・月額料金がやや安め
・工事不要
・ルーターが持ち運びできて外出先で使えるものもある
・引越し時もそのまま持っていける(住所変更手続きは必要)
・容量制限がある
・速度が遅い
・通信が不安定になりやすい

なおモバイルWi-Fiだとルーターがコンパクトで外出先にも持っていけることがほとんどです。ただ据え置きタイプを選ぶと、持ち運びが難しいので注意してください。

光回線でWi-Fiってどうやって使うの?


光回線でWi-Fiを使う場合は、Wi-Fiルーターや無線LANカードが必要です。


光回線のケーブルを引いただけでは、有線接続が必要な状態になっていて、Wi-Fi(無線接続)は使えないからですね。

Wi-Fiルーターは回線業者からレンタルもできますし、自分で購入も可能です。

一般的には購入したほうがコストは抑えられますが、契約するプランによっては実質無料でルーターがレンタルできるので、レンタルのほうがオトクなことも。

「ルーターをレンタルすべきか購入すべきか」や「ルーター選びのコツ」については、こちらの記事で詳しく解説しています。ぜひ合わせてご覧ください。

※「フレッツ光 WiFi」の記事にリンク

光回線以外の固定回線はおすすめできない

インターネットの固定回線には、光回線のほかにも「アナログ回線」「ISDN」「ADSL」「CATV」などがあります。

それぞれの特徴は以下のとおりです。

アナログ回線 ・電話回線を使ってインターネットに接続する
・速度が遅い
・インターネット利用中は電話がかけられない
ISDN ・電話回線を使ってインターネットに接続する
・速度が遅い
・インターネット利用中も電話がかけられる
ADSL ・電話回線を使ってインターネットに接続する
・アナログ回線やISDNよりは速度が速い
・インターネット利用中も電話がかけられる
CATV ・ケーブルテレビの回線を使ってインターネットに接続する
・ケーブルテレビが見られるエリアなら利用可能(利用エリアが限られる)
・プランによるが、速度が遅いことも多い

ただこれら「光回線以外の固定回線」は、あまりおすすめはできません。光回線に比べるとかなり速度が遅いからです。

速度を比べてみると、以下のようになります。

固定回線 通信速度
フレッツ光ネクスト ギガタイプ(光回線) 最大概ね1Gbps
アナログ回線 最大概ね56kpbs
ISDN 最大概ね64~128kpbs
ADSL 下り最大概ね50Mbps
上り最大概ね5Mbps
J:COM NET 1Gコース(CATV) 下り最大概ね1Gbps
上り最大概ね100Mbps


CATVだと速度が速いプランもあるのですが、J:COMの場合は上り速度が遅いですね。

そのため通信速度と料金を総合して考えると、光回線が最もおすすめです。実際に、現在固定回線で主流となっているのは光回線です。

つまり光回線以外の固定回線については、「光回線を使えないエリアで、どうしても固定回線が欲しい」という場合にのみ検討する選択肢となります。

ただADSLは今後廃止予定となっています。

固定電話とWi-Fiをセットで契約する方法

固定電話とWi-Fiを別々に契約するのではなく、セットで契約できる方法もあります。「光回線を引いて、オプションとして光電話を利用する」という方法です。

固定電話もWi-Fiも使うなら、この契約方法が最も合理的だと言えます。

なんと言っても、光回線のオプションとして光電話を使う場合、電話の月額基本料金をかなり安くできるからですね。

ひとつ注意点を挙げるとすれば、「選ぶ光回線によっては、光電話のオプションがないこともある」という点です。

例えば「楽天ひかり」や「GMO光アクセス」には光電話のオプションがありません。

ただし楽天ひかりだと、楽天ひかりを使いながらNTTの「ひかり電話」を契約できます。その場合、ひかり電話の契約先はNTTになり、インターネットと電話の契約先が別々になってしまい少し面倒です。

固定電話とWi-Fiを使うなら、固定回線を引くのがおすすめ

固定回線とWi-Fiを利用する場合には、以下の2パターンがあることをご紹介しました。

  • 電話とWi-Fiを別々に契約する
  • 光電話+光回線(固定回線)をまとめて契約する



おすすめなのは「光電話+光回線(固定回線)をまとめて契約する」方法です。

この章では「固定電話+Wi-Fi」の利用に「光電話+光回線(固定回線)」をおすすめする理由について、より詳しく解説します。

固定電話とWi-Fiを別々に契約すると割高かつ面倒


固定電話とWi-Fiを別々で契約する場合、「料金が割高」「契約先がわかれて面倒」というデメリットがあります。

例として「固定電話をNTTのアナログ回線で契約し、Wi-FiをモバイルWi-Fiで契約した場合」にかかる月額料金について考えてみます。

月額料金 毎月6,000~7,000円程度
【内訳】
・電話の月額基本料金:約2,000円/月
・モバイルWi-Fiの月額基本料金:4,000~5,000円
支払い方法 電話とWi-Fiの契約先が分かれて面倒

料金が高くなり、契約先も別々になってしまい面倒ですね。

個人で「クレジットカードで引き落とし」なら、毎月の支払いにそれほど不便は感じないと思いますが、個人事業主・法人で請求書払いにしている場合は経費処理の手間が倍になります。

引越し時・解約時にも、電話とWi-Fiそれぞれの手続きが必要になり煩雑です。

またモバイルWi-Fiを選んだ場合、通信速度や安定性に不満を感じる可能性もあります。モバイルWi-Fiでは通信容量制限・速度制限などがあるからです。

特にファミリーでWi-Fiを利用するような場合には、「つながりにくくて不便」と感じることも多くなるでしょう。

固定回線でWi-Fiと光電話を同時契約すれば快適に


固定回線(光回線)を導入してオプションで光電話をつければ、契約先はまとまり費用もおさえられます。

契約先によりますが、「光電話+光回線」をまとめて契約した場合の費用は以下のようになります。

月額料金 毎月4,500~6,600円程度
【内訳】
・光電話の月額基本料金:500~600円/月
・光回線の月額基本料金:4,000~6,000円
支払い方法 電話とWi-Fiの契約先がまとまってラク

Wi-Fiと固定電話を合わせて契約すると月額料金が安くなり、契約先がまとまるので手続きもラクです。

上記を見てわかるように、「固定回線の料金はモバイルWi-Fiに比べてとても高い」というわけではありません。事業者によってはモバイルWi-Fiとほぼ変わらない金額で使える光回線もあります。

さらに固定回線であれば高速インターネットが利用可能で、容量制限や接続できる端末数の制限もありません。

費用の面でも快適性の面でも「光回線+光電話」がおすすめです。

電話とWi-Fiを仕事用で使うならフレッツ光がおすすめ

実際に「光回線+光電話」をセットで導入する場合、どの光回線がおすすめなのでしょうか。

オフィスで使うのか、家庭で使うのかによって、おすすめの回線は異なります。

インターネットと固定電話をビジネスで使う場合、おすすめの契約先はフレッツ光(NTT東日本・NTT西日本)です。

その理由は6つあります。

  • 法人向けサービス・サポートが多い
  • 緊急時の対応もNTTなので安心
  • 法人名義での契約・請求書発行ができる
  • 電話帳・電話帳配達が無料
  • そもそもNTTが法人向けに特化して光回線を販売している
  • Wi-Fi不要の場合やあまりネットを使わなくても契約しやすい

それぞれについて紹介します。

法人向けサービス・サポートが多い

フレッツ光やひかり電話では、法人向けのサービスやサポートが充実しています。

例えば「ビジネス用のプラン(フレッツ光ネクストビジネスタイプ、フレッツ光ネクストプライオ)」があります。

ただ小規模な店舗やSOHO・個人事業主(パソコン台数が10台以下程度)であれば、家庭向けのプランでも問題ありません。また家庭用プランのほうが利用料金は安くなります。

どちらを導入するかは自社の状況に合わせて判断しましょう。具体的には以下のような点を検討します。

  • Wi-Fiや固定電話を利用する人数
  • ビジネス用のプランで利用できるサービスの必要性

フレッツ光の法人向けサービス

フレッツ光には、ビジネスシーンで役立つ以下のような法人向けサービスがあります。

  • オプションで24時間出張修理が可能
  • ギガらくWi-Fi
  • まるらくオフィスサービス(NTT東日本)
  • オフィスネットおまかせサポートサービス(NTT西日本)

またNTT東日本の「フレッツ光ネクストプライオ」なら、回線が混雑していても優先的に通信が可能になります。

ひかり電話の法人向けサービス


ひかり電話についてもビジネス向けのプラン(ひかり電話オフィスタイプ)があります。

ひかり電話オフィスタイプですと、同時3通話まで可能に。また「グループ間(事業所間)の通話が定額になる」といったオプションが利用できます。

ただオフィスタイプでない通常のひかり電話でも、ビジネスシーンでよく使う以下のようなオプションサービスは利用可能です。

  • ナンバーディスプレイ
  • キャッチホン
  • ボイスワープ(転送電話)
  • 着信お知らせメール
  • 最大5つまで電話番号を取得できる

「利用したいオプションサービスが限られている場合」「電話を使う人数が少ない場合」には、通常のひかり電話を契約して経費がおさえることもできますね。

緊急時の対応もNTTなので安心

緊急のトラブルが起こった場合も、NTTならサポートが手厚いので安心です。


法人対応に慣れており、24時間サポートオプションなどもあるからですね。

「操作方法の問い合わせ」でも「トラブル対応」でも、経験豊富なプロのスタッフに対応してもらえます。

家庭で使う場合なら「すぐに対応してもらえなくても、まあいいか」と思えるかもしれませんが、ビジネスであればスピードが大切ですからね。

法人名義契約・請求書発行ができる

光回線事業者の中には、法人契約に慣れていない事業者も多数あります。そのため光回線によっては「個人契約しかできない」というケースも。個人契約の場合、クレジットカード払いが一般的となってしまいます。

しかしフレッツ光なら「法人名義での契約」「請求書払い」が可能です。インターネットや固定電話の経費を処理するうえで、ラクになりますね。

つまりフレッツ光なら法人でもスムーズに契約・利用できます。請求先が会社になるため、会社の経費として計上するのがラクになりますよ。

電話帳・電話帳配達が無料

ひかり電話の電話番号は、電話帳(タウンページ)に掲載できます。1電話番号につき1掲載まで、無料で掲載可能です。

「マイナンバー」で追加取得した電話番号についても、電話帳に掲載できます。

またNTTと契約しているので、電話帳は年1回無料配布されます。

なお電話帳「ハローページ」については、2021年をもって発行・配布を終了しています。

そもそもNTTが法人向けに注力して光回線を販売している

フレッツ光で法人向けサービスが充実しているのは、NTTが法人向けの販売に力を入れているからです。



個人向けは「フレッツ光回線を利用する光コラボレーション(のちほど紹介します)」に任せているような状況だからですね。

そのためフレッツ光は法人シェアNo.1でもあります。「法人契約するならフレッツ光」と聞いたことがある方も多いかもしれません。

「Wi-Fi不要」「あまりネットを使わない」場合も契約しやすい

フレッツ光は「Wi-Fiは不要で、ひかり電話だけ使いたい」「ネットはあまり使わない(メール利用や、たまにサイトを見る程度)」という店舗などでも導入しやすいのがメリットです。


フレッツ光には、ネットをあまり使わない人向けの「フレッツ光ライト」というプランがあるからです。

「フレッツ光クロス」や「フレッツ光ネクスト」は、インターネットをどれだけ使っても料金が変わらない「定額制」のプランです。

それに対して「フレッツ光ライト」は、インターネット利用料に応じて月額料金が決まる「2段階定額制」となっています。

2段階定額制なので、インターネットの利用料が多くなっても、際限なく料金が高くなるわけではありません。安心ですね。

月々のネット利用が少ない場合、フレッツ光ライトであれば光回線の基本料金を大幅に安くして契約できます。

そのため「ひかり電話の利用が中心」なら、フレッツ光ライトがおすすめです。

なおフレッツ光でひかり電話も利用する場合、代表的なプランでの料金は以下のようになっています。

【東日本エリア】戸建て ・インターネット:5,087円/月
・プロバイダ:1,000円前後/月
・ひかり電話:550円~/月
【東日本エリア】集合住宅 ・インターネット:3,025~4,400円/月
・プロバイダ:1,000円前後/月
・ひかり電話:550円~/月
【西日本エリア】戸建て ・インターネット:4,730円/月
・プロバイダ:1,000円前後/月
・ひかり電話:550円/月
【西日本エリア】集合住宅 ・インターネット:3,135~4,400円/月
・プロバイダ:1,000円前後/月
・ひかり電話:550円/月

※2022年2月時点の情報です。
※金額は税込みです。

フレッツ光ライトなら、東日本エリアで3,080円~、西日本エリアで2,970円~利用可能です(フレッツ光ライト+ひかり電話の料金)。

電話とWi-Fiをプライベートで使うならコラボ光がおすすめ

固定電話とWi-Fiを家庭用として利用したい場合には、フレッツ光ではなく光コラボ(光コラボレーション)がおすすめです。

以下のような理由で、光コラボはフレッツ光よりもオトクになるからですね。

  • 事業者ごとの競争があり、月額料金が安い
  • 契約中の携帯キャリアに合わせると「セット割」の特典が受けられる
  • 家族の携帯料金も安くできる

この章では「光コラボとは何か」「おすすめの光コラボ」について紹介します。

光コラボ(光コラボレーション)とは

光コラボ(光コラボレーション)とは、プロバイダー事業者がNTT東日本とNTT西日本から光回線(フレッツ光)を借り受け、消費者に光回線を提供するサービスのことです。

光コラボを提供する事業者を「光コラボ事業者」といいます。

実際に利用しているインターネット回線はフレッツ光なのですが、契約先はNTTではなく各光コラボ事業者になります。

光コラボのメリットは以下のとおりです。

  • 光コラボ事業者独自の特典・割引を受けられる
  • 光回線とプロバイダーの契約がまとまる
  • 回線はフレッツ光なので、通信は高速・安定
  • 「フレッツ光から光コラボ」「光コラボから別の光コラボ」への乗り換えがスムーズ

フレッツ光よりも料金が安くなるのが、光コラボの大きなメリットです。

またインターネットとプロバイダーの契約もまとまるので、手続きもわかりやすくなります。一方NTTのフレッツ光だと、フレッツ光とプロバイダーの契約は別々になります。

また回線がフレッツ光なので、通信が早く安定していて、サービス提供エリアが広いのもメリットです。光コラボなら「快適性はそのまま、料金は安く」が叶うというわけですね。

なお光回線業者には、フレッツ光回線を利用しない独自回線業者(NURO光が代表的)もあります。

独自回線ですと、「通信が混雑しておらずスムーズ」なものの、「サービス提供エリアが狭い」といったデメリットがあります。

また「開通工事が遅い」といった口コミも多いため、この記事では光コラボをおすすめしています。

光コラボは「スマホキャリアと合わせる」のがおすすめ

光コラボを扱う事業者の数はかなり多く、代表的な回線だけでも以下のようなものがあります。

  • ソフトバンク光
  • ドコモ光
  • ビッグローブ光
  • ソネット光

そのため「光コラボがおすすめと言われても、何を選んだらいいか迷う」という人も多いですね。

結論からいいますと、「光コラボは契約しているスマホのキャリアに紐づけて選ぶ」のがおすすめ。スマホと合わせて契約することで、スマホが利用料金も安くなるからです。

つまり以下のような組み合わせになります。

  • docomoスマホユーザー:「ドコモ光」がおすすめ
  • Softbank・Y!mobileスマホユーザー:「ソフトバンク光」がおすすめ
  • auスマホユーザー:「ビッグローブ光」がおすすめ

光コラボとスマホキャリアと合わせた場合の割引額

では具体的に光コラボとスマホキャリアを合わせた場合に、どれくらいオトクになるのかを紹介します。

おすすめ光コラボ 光コラボの月額料金 光電話の月額料金 スマホの割引額
ドコモ光 【2年定期契約】
・マンション:4,400円~
・戸建て:5,720円~
550円 ・月額最大1,100円(家族全員)
ソフトバンク光 【2年自動更新プラン】
・マンション:4,180円~
・戸建て:5,720円~
550円 ・月額最大1,100円(家族全員)
ビッグローブ光 ・マンション:4,378円
・戸建て:5,478円
550円 ・月額最大1,100円(家族全員)
※auスマートバリュー利用の場合

※2022年2月時点の情報です。
※金額は税込みです。

光電話の月額料金はどこも変わりませんね。

なお「ビッグローブ光」と「auスマホ」をセットで契約する場合、「auスマートバリュー」ではなく「auセット割」という割引プランも利用できます。auスマートバリュー適用にはビッグローブ光電話の契約が必要ですが、auセット割は光電話契約約なしで使えます。

auセット割とauスマートバリューの違いは以下のとおりです。

サービス 割引対象になる料金 おすすめするケース
auセット割 ビッグローブ光の月額利用料金 家族内でauスマホが1台のみの場合
auスマートバリュー auスマホやタブレットの月額利用料金 家族内でauスマホを使っている人が多い場合

ご家族にauスマホユーザーが多い場合、「auスマートバリュー」を利用してスマホ料金を割引してもらったほうがオトクになります。auセット割とauスマートバリューの併用はできません。

固定回線を引く場合のデメリット

インターネット固定回線(光回線)には、「通信が高速で安定している」「光電話とセット契約できる」というメリットがあります。

その一方で以下のようなデメリットもあるので注意が必要です。

  • 基本的に立ち合い工事が必要
  • 申込から開通まで1ヶ月前後かかる
  • 利用できないエリアがある
  • 外でWi-Fiは使えない

それぞれのデメリットについて詳しく解説します。

基本的に立ち会い工事が必要

光回線の利用開始にあたっては、基本的に光ファイバーを屋内に引き込む工事が必要です。これは戸建てでもマンションでも同じです。

工事は工事担当者が自宅に来て行います。標準的な工事内容なら、1時間程度で終了します。

ただ勝手に工事してもらうわけにはいかないので、工事には立ち会う必要があります。また工事にあたっては工事費が必要です。

賃貸マンション・アパートなど集合住宅で工事を行う場合には、大家さんや管理会社の確認・許可もとらなくてはいけません。勝手に工事してしまうと、のちのちトラブルになる可能性もあるからです。

なお「自宅に光コンセントがある」「フレッツ光や光コラボから、別の光コラボへの乗り換え」などの場合には、自宅での工事が不要になるケースもあります。

申し込みから開通まで一ヶ月前後かかる


光回線は申し込みから開通まで1ヶ月前後かかってしまうのがデメリットです。
先ほど解説したように、立ち会い工事が必要だからですね。

工事は予約制で、早く予約した人から順番に日時を予約していきます。

そのため「時期」や「エリア」によっては予約が混み合い、工事日が遅くなってしまうこともあります。特に3~4月の引越し・新生活シーズンなどは光回線を新たに導入する人が多いので、混み合うことが予想されます。

一方モバイルWi-Fiであれば、申し込みをしてルーターを入手すればすぐにWi-Fiが使えるようになります。モバイルWi-Fiは「待たなくていい」のが大きなメリットなのですね。

そのため「光回線が開通するまでの間、モバイルWi-Fiを使う」という人もいます。

なお「光回線開通までモバイルWi-Fiを使う」という場合は、「解約時の解約金負担」に注意しましょう。モバイルWi-Fi(WiMAX)の解約金についてはコチラの記事で詳しく開設していますので、気になる方はぜひあわせてお読みください。

利用できないエリアがある

都市部でフレッツ光・光コラボを利用したい場合、問題なく工事して利用開始できるケースがほとんどです。

ただ場所によっては「光ファイバーの引き込みが難しい」などの理由で、光回線の工事自体ができないケースもありますので注意しましょう。

例えば以下のような場所では、引き込み工事はできない可能性が高いです。

戸建て ・光回線のケーブルが通っていないエリアである
・建物と電柱が離れすぎていたり、間に障害物があったりする
・隣家の敷地にケーブルを通す必要があるが、隣人の許可が下りない
マンション・アパート ・光回線のケーブルが通っていないエリアである
・指定の回線以外は利用できない建物である
・大家さん・管理会社の許可が下りない

光回線のケーブルは電柱から建物内に引き込みます。そのため電柱と自宅が離れていたり、他人の所有地を通す必要があると、工事できないこともあるのです。

またマンション・アパートでは、設備の都合上「自分で選んだ光回線」を導入できないこともあります。配管に空きがなく「壁に穴を開ける」といった工事が必要になると、大家さん・管理会社が許可してくれないこともあるでしょう。

自宅マンションで光回線が利用できるかどうかは、各回線業者の公式サイトなどで調べられます。

外でWi-Fiは使えない


固定回線はモバイルWi-Fiのように外に持っていって使うことはできません。
「固定」なので、建物内・自宅内で使うことになります。

外出先でWi-Fiを使いたい場合、最近では「駅」「カフェ」「ホテル」などでも無料Wi-Fiが提供されているところが多いです。そのため、外出先で自前のWi-Fiが使えなくても、あまり不便は感じないかもしれません。

ただ外出先で仕事をする場合などには、セキュリティの面から「やはり自前のWi-Fiが安心」という人も多いでしょう。

「外でも自前のWi-Fiを使いたい」という場合には、持ち運びできるモバイルWi-Fiを契約するのがおすすめです。

光回線の契約時に必要なもの

では実際に光回線を契約する場合には、どのような書類や手続きが必要になるのでしょうか。

必要書類や手続きについて解説します。

光回線の契約に必要な書類

光回線の契約に必要な書類は、契約名義を法人にするか個人にするかで異なります。

契約名義を法人名にする場合 3ヶ月以内に法務局で発行された登記簿謄本
契約名義を個人名にする場合 身分証明書

どちらにしても取得が難しい書類ではないので、法人契約でも構えることはありません。

契約時に満たしておくべき条件


契約時には、まず光回線を利用する「住所」が決まっている必要があります。
住所がわからないと、光回線を利用できる場所かどうかもわからないので、申し込みできません。


「オフィス移転や新規開業」「引越し」の場合には注意しましょう。

「早く申し込みたいから」といっても、住所も決まらないうちに申し込みはできないということですね。

また申し込み後は「開通工事への立ち合い」が必要となります。

なお「部屋に光コンセントが設置済み」「フレッツ光から光コラボへの乗り換え」などの場合には、工事立ち合いが不要になる場合もあります。

ただ「光コンセント」といっても、「フレッツ光や光コラボのコンセント」なのか「独自回線(NURO光など)のコンセント」なのかで、工事の必要性の有無は変わってきます。

「工事が不要かどうかわからない」という場合、賃貸物件であれば大家さんや管理会社に問い合わせるのが確実です。

固定電話とWi-Fiが使えるまでの日数

光回線でWi-Fiと固定電話(光電話)を利用したい場合、申し込みから1ヶ月程度でインターネットと固定電話が使えるようになります。

「固定電話とWi-Fiが使えるまでの日数」について解説します。

電話番号は申し込みから1週間程度で取得可能

フレッツ光のひかり電話の場合、電話番号は電話回線(光回線)が開通する前に取得できます。

具体的には、早ければ申し込みから1週間程度で取得可能です。

電話番号は複数の候補から選びます。希望番号を指定しての取得はできません。

またすでにNTTから発行されたアナログの電話番号をもっている場合、その番号をひかり電話で使うことも可能です。ただし移転・引越しなどで市外局番が変わる場合は、利用できません。

電話番号が先にわかれば、名刺やWEBサイトに先に掲載しておけますね。

ただし実際には回線が開通しないと通話できません。そのため開通より前にWEBサイトなどで電話番号を公開してしまうと「電話をかけているのに繋がらない!」などの苦情になりかねません。

そのためWEBサイトや名刺などに電話番号やFAX番号を記載するのは、実際にひかり電話が使えるようになってからのほうが安心でしょう。

回線の開通は申し込みから1ヶ月前後


光回線・ひかり電話の開通までは、申し込みから1ヶ月前後です。

ただし利用するエリアによって、前後する場合があります。2週間程度で工事に来てくれることもあれば、回線によっては1ヶ月以上待たされることもあります。

また先ほど説明したように建物環境により開通工事自体ができない場合もありますので、頭の隅に入れておきましょう。

光回線&固定電話の申し込みは早めに

「光回線・ひかり電話の開通までは、申し込みから1ヶ月前後」と知り、「けっこう時間がかかるな」と思った方もいるかも知れません。

少しでも待つ時間を少なくするためには、早めの申し込みが大切です。

また「申し込みする窓口」も重要。


フレッツ光の場合はNTT東日本・NTT西日本に直接申し込みもできます。ただNTTの電話窓口が混雑しており、待ち時間が発生することも多々あるのです。

そのため「電話が繋がりやすく、フレッツ光・光コラボや光電話の契約に慣れた代理店」を選んだほうが、スムーズに契約できる可能性が高くなります。代理店独自の特典がある場合には、オトクに利用できることもあります。

まとめ:固定電話とWi-Fiはまとめて「光回線」で契約

Wi-Fiと固定電話をどちらも使いたい場合には、「光回線を導入し、光回線のオプションで光電話を契約する」のがおすすめです。

理由は以下のとおりです。

  • 光回線は通信が高速で快適に使える
  • 光回線なら容量を気にしなくていいのでヘビーユーザーや複数人使用でも安心
  • 光電話は月額使用料や通話料が安い
  • 光電話なら複数の電話番号が取得できる
  • ネット(Wi-Fi)と電話の契約がまとまってわかりやすい

なおおすすめの光回線は、仕事用か家庭用かで異なります。

  • ビジネス用:法人シェアNo.1でビジネス向けサービスが充実している「フレッツ光」
  • 家庭用:割引サービスが充実している「光コラボ」(スマホキャリアと合わせるとさらにオトク)

なお自宅やオフィスで光回線が使えるかどうかは、エリアや建物の状況によって異なります。

「自分で調べるのは大変そう」「調べている時間がない」という方は、以下の窓口からの問い合わせがおすすめです。

対応可能エリアかどうかを担当者に調べてもらったうえで、安心して申し込みできますよ。

「店舗なんだけど、ひかり電話のビジネス用プランを契約すべきか悩んでいる」といった相談も可能です。

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