大学生・新社会人などの初めての一人暮らしでは、何から準備していいかわからないことが多いですよね。また「準備したのに使わないものがあったら嫌だな」と考えている人もいるかもしれません。
そこでこの記事では、初めての一人暮らしで「準備しておくべきもの」「引越しにかかる費用の目安」「必要な手続き」について解説します。
最後まで読んでいただければ、初めての一人暮らしにあたってやるべきことがわかります。
引越し(初めての一人暮らしスタート)までの準備と流れ
まずは初めての一人暮らしをスタートさせるまでのおおまかな流れを把握しておきましょう。
引越しまでにやること、おおまかな流れ
一人暮らしをするにあたって引越しまでにやることや、おおまかな流れは以下のとおりです。
やるべきこと | 時期の目安 |
引越し費用(引越し料金、賃貸物件の初期費用)の準備 | 一人暮らしが決まったらすぐ |
一人暮らし用の賃貸物件探し | 引越し2ヶ月前 |
引っ越し業者の予約 | 引越し1~2ヶ月前 ※年度末の引越しなら早めに |
電気・ガスの契約手続き | 引越し1ヶ月前 |
家具家電・日用品の準備 | 引越し1ヶ月前から |
公的手続き(転出・転入など) | 引越し2週間前 |
荷造り | 引越し1週間前 |
新社会人だと働き始めてから初任給が入るまでに約1ヶ月かかるため、引越し費用に加えて、当面の生活費分を貯金しておくと安心です。
「一人暮らし用の賃貸物件探し」「引っ越し業者の予約」が遅れると「希望するエリアで住みたい賃貸物件が見つからない」「引越し希望日に業者を手配できない」といった失敗につながります。とにかく早めに行動しましょう。
一人暮らしのための引越しチェックリスト
初めて一人暮らしを経験する方に役立つ引越しチェックリストを作成しましたので、ぜひご活用ください。
手続きの種類 |
具体的な内容、手続き先・方法 |
時期の目安 |
引越しにかかる費用の用意 |
・初期費用や引越し業者料金だけでも、数十万円はかかる。 |
引越し前(できる限り早く) |
物件決定 |
・賃貸契約を交わす。 |
引越し前 |
引越し業者の予約 |
・一括見積もりサイトを活用すると便利。 |
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電気・ガス・水道の契約手続き |
・各社に連絡して契約の連絡を行う。電気・ガス・水道を一括で代行手続きする会社もある。 |
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インターネットの契約手続き |
・インターネット付き物件でない場合、自身で契約する。 |
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住民票移動(転出) |
・市区町村の住民課で転出届けに関する手続きを行う。 |
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荷造り |
・引越し後に最低限必要なものを早めに揃えておく。 |
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郵送物の住所変更 |
・新しい部屋が決まったら、郵便物の届け先住所を変更する。 |
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金融機関の住所変更 |
・銀行の窓口や電話にて、住所変更の手続きを行う。 |
引越し前後 |
マイナンバーカードの住所変更 |
・市区町村の住民課で、新しい住所へ変更する。 |
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運転免許証の住所変更 |
・免許センターや指定の警察署にて必要な手続きを行う。 |
引越し後 |
住民票移動(転入) |
・市区町村の住民課にて、転出証明・届け人の印鑑・実印を提出。 |
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国民健康保険・国民年金の手続き |
・印鑑を持参して市区町村の年金課で手続き。社会保険加入の場合は勤務先に申請。 |
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生活必需品の購入 |
・引越しで忙しい場合は、必要最低限のものを購入する。(本記事にて詳しく解説していますので参考にしてみてください) |
不動産会社で賃貸物件を契約する流れ(物件選び~内見~契約)
初めての一人暮らしで迷う人が多い「賃貸物件探しや賃貸契約の方法」「引越し業者の手配」の流れを紹介します。
不動産会社から一人暮らし用の賃貸マンション・アパートをスムーズに借りるため、賃貸物件契約の流れとポイントを知っておきましょう。
「一人暮らしの家賃」「住みたいエリア」を決める
まずは「一人暮らしで出せる家賃の予算」「住みたいエリア」を決めましょう。予算とエリアが決まらないと、物件を絞り込めません。
家賃は収入の3割以下が目安だと言われます。高すぎる家賃の部屋に住んでしまうと、日々の生活が苦しくなったり、賃貸の初期費用が高くなって家具家電にお金を回せなくなったりと、失敗につながります。
賃貸での物件選びの際は「通学・通勤の利便性」「周辺環境(治安の良さなど)」「住みたい物件がある」「とにかく家賃が安い」などを加味して総合的に検討します。
設備などの希望条件を整理する
物件を絞り込むため、どうしてもほしい設備や建物の条件があれば、書き出しておきましょう。同じマンション内に男性がいることに不安を感じる女性なら、「女性専用マンション」も物件選びでの候補になります。
ただ全ての希望条件を満たす物件を見つけるのは難しいので、「立地重視」「設備重視」「間取り重視」など、希望条件に優先条件をつけておくといいでしょう。
一人暮らし用の物件探し
希望する「予算」「エリア」「設備・特徴」が決まったら、具体的に部屋探しを始めます。
物件探しでは賃貸情報サイトを使う人が多いですね。気になる部屋があれば、物件を扱っている不動産会社に問い合わせ・相談しましょう。近くにある不動産会社の店舗に訪問して物件を探してみるのも一つの手段です。
条件の良い部屋は希望者が多くすぐに埋まってしまうので、気になる物件を見つけたら早めに不動産業者にアポイントをとるのがおすすめです。
内見(物件の見学)をする
不動産会社を通じて物件の内見(見学)をさせてもらいましょう。内見では汚れや日当たりなどをチェックします。また家具家電を設置するスペースの広さを知るため、メジャーを持参して内見時に計測しておくのがおすすめです。
内見では「建物入り口」「駐輪場」「廊下」の汚れも細かくチェックしてください。共用部が汚い物件は、「管理が行き届いていない」「住民のマナー意識が低い」といった可能性があるからです。
また、内見の際には「街並み」「騒音」「街灯の数」などの物件の周辺環境もチェックしましょう。不動産会社の担当者に言えば、賃貸物件の周辺も案内してくれます。
契約・初期費用の支払い
住みたい物件が見つかったら、賃貸借契約を結びます。正式な契約までに入居日を決めておきましょう。
賃貸借契約にあたっては、家賃の滞納に備えるため「保証会社の利用」または「保証人」を求められます。最近は保証会社を利用する不動産業者が多くみられます。
保証会社を利用するには、利用申込書や身分証明書・収入の証明書などを提出します。基本は賃貸物件を不動産会社で契約する際に一緒に手続きをします。審査に通ったら保証会社の利用が可能なので、部屋を借りる次のステップへ進みましょう。
契約締結後、敷金・礼金・初月分家賃・保証料といった初期費用を支払います(礼金がない物件もあります)。支払い方法は不動産会社によってさまざまで、クレジットカードや分割払いなどが選択できますが、将来的に一人暮らしを希望しているのであれば早いうちから貯金しておくのがベストです。
引越し業者を利用する流れ(見積もり~契約)
引越しや一人暮らしが初めてだと、引越し業者を利用する流れもわからないものですよね。引越し業者利用の流れを紹介します。
複数社から見積もりをとる
まずは引越し業者から見積もりをとります。比較検討できるように、複数社に見積もりを依頼することをおすすめします。
一括見積もりサイトを使えば、手間なく複数業者に見積もりを依頼できます。「複数業者から電話がかかってきても鬱陶しくない」という方は利用してみるといいでしょう。
「比較検討が面倒」という場合は、不動産業者で提携している引越し業者を紹介してもらうこともできます。
業者を決めて契約する
見積もり書が出揃ったら、依頼する業者を決めて契約します。
早めに契約したほうが、引越し希望当日に予約をとりやすくなります。「3~4月(繁忙期)」「土日祝日」「午前中」は特に予約が埋まりやすいので、早めに日時を決めてしまいましょう。
初めての一人暮らしの引越し費用・お金はいくら必要?
初めての一人暮らしで気になるのが「お金がいくらくらいかかるか」ですよね。
例えば、家賃6万円の物件に引越しをした場合、引越し時にかかる初期費用の平均はおよそ50万円ほどと言われています。
思っていた以上に高額で驚かれた方もいるかもしれません。ではどのような費用が発生するのでしょうか?
お金に関して悩まないために、項目別で詳しくご紹介します。
初めての一人暮らしでは、主に以下の初期費用がかかります。
ぞれぞれの費用の目安を紹介します。
初めての一人暮らしにかかる引越し費用
一人暮らしの引越し費用は「単身引越パック」などを利用すれば20,000円程度で済むケースもあります。
ただ荷物の量が多かったり移動距離が長かったりすると、料金はいくらか高くなります。また、引越し業者の繁忙期(3~4月)は料金が高くなります。
一人暮らし用の引越しでかかる費用の目安を、表でご紹介します。
時期 | 料金目安 |
繁忙期 | 39,000~112,000円程度 |
通常期 | 34,000~96,000円程度 |
賃貸物件の初期費用(家賃・敷金・礼金など)
賃貸物件を契約する際には、以下の初期費用がかかります。
費用 | 金額目安 |
敷金 | 0円~家賃2ヶ月分 |
礼金 | 0円~家賃2ヶ月分 |
初月の日割り家賃 | 家賃満額を日割りして計算 |
翌月分家賃 | 家賃1ヶ月分 |
仲介手数料 | 家賃半月分~1ヶ月分 |
火災保険料 | 15,000~20,000円 |
鍵交換費用(任意) | 10,000~20,000円 |
保証料 | 10,000~30,000円 |
家賃に連動した金額となる費用も多いので「家賃が高い物件ほど初期費用も高くなる」と考えてください。
家具家電の購入費用
一人暮らし開始にあたっては、家具家電を購入するための初期費用もいくらか必要です。一人暮らしにおける主な家具家電の費用相場を紹介します。
家具家電 | 費用相場 |
寝具(ベッド・布団) | 20,000~40,000円 |
テーブルセット | 10,000~20,000円 |
カーテン | 5,000~10,000円 |
テレビ台 | 5,000~10,000円 |
冷蔵庫(~200リットル) | 20,000~30,000円 |
洗濯機(5~7キロ) | 30,000~50,000円 |
掃除機 | 5,000~10,000円 |
テレビ | 20,000~30,000円 |
電子レンジ | 10,000~20,000円 |
炊飯器(3合炊き) | 10,000円 |
ドライヤー | 5,000円 |
一人暮らし用のワンルームだと、「エアコン」「照明器具」「コンロ」が備え付けのことも多いです。とくにエアコンは購入に40,000~50,000円程度かかり大きな出費となるので、エアコン付きの賃貸物件を選べば貯金に回せるのでおすすめです。
部屋やライフスタイルによって必要な家具家電は異なりますが、一般的には初めての一人暮らしなら20~30万円程度の出費を見込んでおくと安心です。
初めての一人暮らしで引越し前に必要なもの
初めての一人暮らしでは、最初にどんなものを揃えておけばいいのでしょうか。引越し前に準備しておきたいもののリストを紹介します。
引越し前に最低限揃えておきたい生活必需品リスト
初めての一人暮らしで、引越し前に最低限揃えておきたい必要なものを紹介します。「引越し当日から必要になるもの」とも言えます。
家具家電 | ・寝具 ・カーテン ・ドライヤー ・照明器具(備え付けではない場合) ・エアコン(夏・冬で備え付けではない場合は引越し前に準備) |
日用品 | ・パジャマ ・最低限の着替え ・入浴用品(タオル、シャンプー・トリートメント、ボデイソープ) ・歯ブラシ・歯磨き粉 ・化粧品 ・コンタクトレンズ用品 ・常備薬 ・トイレットペーパー ・ゴミ袋 ・掃除用品(各種洗剤、ハンディワイパー、スポンジ、トイレブラシなど) ・充電器 |
引越し当日にご近所さん(隣の部屋、上下階の部屋)に挨拶するなら、手渡し用の日用品(洗剤やタオルなど)も準備しましょう。
生活必需品だが引越し後でも間に合うものリスト
一人暮らしをスタートしたら料理をする人もいます。そこで「電子レンジ」「食器」「調理器具」なども料理するために準備しておく必要があります。
初期費用である程度のお金を使うことになるので、できれば料理や洗濯での出費は最小限に抑えたいもの。できる限り出費を抑えつつ必要なものを揃えるのであれば、ネットで探してみるのも一つの手段です。
「最初に買うもの」「持っていくもの」をできるだけ減らしたい人のために、「引越し後でも間に合うもの」を紹介します。
バス・トイレタリー系 | ・洗濯ネット ・洗濯かご ・洗濯洗剤 ・物干し竿 ・ピンチハンガー ・ハンガー ・洗濯機 |
キッチン系 | ・調理器具(プライパン、鍋、まな板、包丁など。自炊の程度に応じて準備) ・食器 ・ラップ ・キッチン洗剤 ・スポンジ ・冷蔵庫 ・電子レンジ ・炊飯器 ・コンロ(備え付けではない場合) ・テーブルセット |
収納系 | ・ハンガー ・収納ケース |
生活スタイル・体質によって必要なもの | ・自転車 ・空気清浄機 ・テレビ・テレビ台 ・カーペット・ラグ ・ソファ |
「ソファ」「テレビ」「ラグ」など大型のものは、最低限必要なものを買い揃えてから、部屋の残りスペースを見て購入すると失敗が少なくなります。
テレビについては「必需品ではない」と考える人もいますが、初めての一人暮らしは想像以上に寂しいので、テレビなどのエンタメがあると助かります。
初めての一人暮らしであると便利なもの
この章では初めての一人暮らしで必需品ではないものの「一人暮らしであると便利なもの」を紹介します。
初めての一人暮らしで使える便利グッズ
初めての一人暮らしで事前に準備しておくと便利なものは以下のとおりです。ライフスタイルに合わせて検討してみてください。
身だしなみ系 | ・姿見(備え付けではない場合) ・スチームアイロン ・布団乾燥機兼靴乾燥機 |
キッチン系 | ・キッチンワゴン ・圧力鍋 ・ウォーターサーバー |
シャツ・スーツを着る社会人には、スチームアイロンがおすすめ。アイロン台なしで服のお手入れができるので、忙しいときでも便利です。
キッチン収納が少ないワンルームなら、キッチンワゴンが便利。自宅で料理をするなら時短と光熱費節約につながる圧力鍋もおすすめです。
なお、お湯を用意するために電気ケトルを購入する方もいますが、実はウォーターサーバーもおすすめ。なるべく電気代がかからないウォーターサーバーを選びましょう。
ウォーターサーバーなら沸かす時間なくお湯が出てラクですし、いつでも美味しい水が飲めます。在宅時間が長い人だと「予想以上に重宝している」という声が多いです。水の備蓄にもなるので、災害対策のために導入している人もいますね。
ウォーターサーバーに興味がある方は、こちらの窓口からライフライン(電気・ガス・水道)の引越し手配と一緒に申し込めます。
できるだけ出費を抑えたい!という方は?
初めての一人暮らしではできる限り初期費用を少なくし、万一のために貯金をしておきたいものです。そこで必要なものを買う費用をできるだけ抑えるコツをご紹介します。
初めての一人暮らしなら家電は「新生活応援セット」で揃える
家電は家電量販店などの「新生活応援セット」で揃えると、いくらかオトクに購入できます。
「新生活応援セット」は一人暮らしに必要な「洗濯機」「冷蔵庫」「電子レンジ」などの家電がセットになったものです。3~7点程度のセットで販売されていて、単体で購入するよりいくらか安く手に入ります。
新生活準備の時期になると、新生活応援セットが家電量販店・大型家具店の店頭に並びます。家電のデザインやスペックにこだわらない、お金を少しでも浮かせたい方にはおすすめです。
ネット通販で比較検討して安く購入する
「ネット通販で比較検討して買う」という方法もあります。通販サイトで商品を「安い順」で並べれば、簡単に安い家具家電が探せるからですね。
通販サイトから直接新居に配送してもらうようにすれば、引越し業者に運んでもらう荷物を減らせて、引越し費用もいくらか安くなります。
フリマアプリやリサイクルショップを活用する
フリマアプリやリサイクルショップで、新古品・中古品を購入するのもおすすめ。新品よりかなり安く購入できるからです。
ジモティーなどの掲示板アプリなら、「取りに来てくれるなら無料で家具を譲ります」という投稿もたくさんあります。
家族や友人に、使わない家具家電を譲ってもらうのもいいですね。
中古品を活用する場合は、故障・汚れ・臭いに注意しましょう。家電量販店のアウトレットコーナーであれば、動作確認・清掃されているので、比較的安心して購入できます。
家具家電のレンタルを利用する
一人暮らしの初期費用を抑えたいなら家具家電のレンタルサービスも検討してみましょう。購入に比べて初期費用はかなり抑えられます。
「家具を定期的に交換して、いつも新鮮な気分で暮らしたい」という人にもおすすめ。必要かどうかわからないものをまずレンタルすれば、「購入したけど不要だった」という失敗も防げます。
引越し費用を抑えるコツは?
家具家電の購入費用を抑える方法のほか、「引越し費用を抑える方法が気になる」という方もいるでしょう。
一人暮らしの引越しであれば「新しい家具家電は購入元から直接配送してもらう」「単身パックを利用する」「自分で運ぶ」などの方法があります。
引越し前に済ませておきたい必要な手続き
初めての一人暮らしでやることは、家具家電や部屋の準備だけではありません。ライフライン(電気・ガス・水道)や住所変更の手続きも必要です。「一人暮らしに必要な手続き」を紹介します。
初めての一人暮らしで必要なライフラインの手続き(電気・ガス・水道)
初めて一人暮らしをする場合には、ライフライン(電気・ガス・水道)の「利用開始手続き」が必要です(家賃に電気・ガス・水道の光熱費が含まれる場合も手続きが必要)。自宅にインターネットを導入する場合は、インターネット回線の契約手続きも必要となります。
「電力会社」「ガス会社」「管轄の水道局」「インターネット回線業者」に連絡し、利用開始を申し込んでください。
電気・ガスは引越し日の1ヶ月前から契約の手続き可能なところが多いです。遅くとも1週間前までには連絡・準備しておきましょう。
ガスの利用開始にあたっての注意点
ガスの利用申込前に「物件で利用するガスが、都市ガスなのかプロパンガスなのか」を確認してください。
都市ガスであれば「エリア内で利用できる都市ガス会社」を自由に選べますが、プロパンガスだとマンション・アパートごとに契約できるプロパンガス会社が決まっています。
さらに、都市ガスとプロパンガスでは利用できるガス機器(コンロなど)やガス料金も異なるので、ガスの種類は物件情報などで必ずチェックしておきましょう。ガスコンロで頻繁に料理をしたり、毎日湯船につかるという方はガス料金にも気を付けたいです。
また、基本的に電気や水道は立ち合い不要ですが、ガスの利用開始にあたっては、ガス開栓作業への立ち会いが必要です。3~4月は立ち会い日時の予約が混み合うため、早めに利用開始を申し込みましょう。
ライフラインの手続きをラクに済ませるには
ライフラインの利用開始手続きは、電力会社・ガス会社などにそれぞれ連絡する必要があります。
ただ、引越し準備で忙しい中、いくつも連絡するのは大変です。窓口が混み合って電話がなかなか繋がらず、手続きを後回しにしているうちに忘れてしまうこともあります。
加えて、電力会社・都市ガス会社・インターネット回線は選択肢が豊富なため、「どれを選べばオトクなのか」がわかりにくいのも困りますね。
契約手続きを時短でラクに済ませたいなら、「ライフラインの一括手続きサービス」がおすすめ。ひとつの窓口に連絡するだけで、電気・ガス・水道・インターネットの手続きが完了します。
電気・ガス・インターネットはオトクに使えるものを提案してくれるので、電気代・ガス代・通信費の節約にもつながります。
初めての一人暮らしで必要な公的手続き
引越しにあたっては「住民票の異動(学生の場合はしないケースもあり)」「運転免許証の住所書き換え」などの公的手続きも必要となります。郵便局で「郵便物の転送手続き」もしておくと便利です。
また「銀行」「通販サイト」など民間サービスの住所変更手続きも必要です。民間サービスの住所変更手続きは、オンラインでできるケースが多くなっています。
手続き一覧はこちらの記事で確認できます。ぜひ合わせてご覧ください。
初めての一人暮らしでの失敗と注意点
慣れない初めての一人暮らしでは、失敗がつきものです。基本であり重要な家賃や初期費用の支払いに関しては、細かい条件や契約内容を十分に理解しておきましょう。
初めての一人暮らしは新たなスタートですが、近隣住民とのトラブルを避けるためには、マナーやルールを守ることも重要です。ここからは初めての一人暮らしにおいての細かな注意点をお伝えしていきます。
好条件の物件だからといって、すぐに契約しない
「家賃が相場よりもかなり安い」「最寄り駅までも近い」「築年数も浅い」といった好条件が揃った物件はそう多くはありません。そのため、もしかしたら何か理由があるかもしれないので、なぜ家賃が相場よりも安いのか不動産会社に聞くことをおすすめします。
それでも初期費用や日々のお金を少しでも減らしたい人は、よく考えたうえで賃貸契約を結んでください。
大学生にありがちな深夜の飲み会で近隣からクレーム
大学生同士が集まりお酒を飲んで騒ぎ過ぎてしまうことも。あまりにも酷いと、不動産会社からクレームの連絡があり、最悪の場合は退去にもつながります。節度のある飲み会を開催し、周りに迷惑をかけないようにしましょう。
基本的に退去時には初期費用で払った敷金から清掃費用が支払われますが、敷金をオーバーしてしまうと追加で費用を請求されることもあります。経年劣化の場合、借主は費用を負担しなくていいですが、故意による汚れや傷は借主に責任があるので、日々の暮らし方にも注意したいところです。
初めての一人暮らしを成功させるポイント
ここからは初めての一人暮らしを成功に導くためのポイントをいくつか紹介していきます。これから準備する方は、ぜひ参考にしてみてください。
電気・水道・ガスの手続きは早めに手続きを
お金の準備の他にやることと言えば、電気・ガス・水道といったライフラインの準備を早めに進めることです。電気がないと夜は暗いままで、スマホなどの充電もできません。電気・ガス・水道どのライフラインも引越し当日から確実に使えるようにするには、早くて1ヶ月前から準備しておくのが安心です。
女性はセキュリティ面を細かくチェック
オートロックや2階以上となると家賃は多少上がりますが、女性にとってはセキュリティ面も重視したいところ。
家賃が少し高くなってもいいから、セキュリティがしっかりしている賃貸物件に住みたい…という方は、いくら位の予算で防犯面に優れた部屋を探しているのか、しっかりと不動産会社に希望を伝えましょう。
まとめ:初めての一人暮らしで最低限準備が必要なもの
初めての一人暮らしで使う家具家電や日用品は、引越し後に買い揃えても間に合うものが多いです。むしろ大型の家具家電は、生活が落ち着いてから購入したほうが失敗が少なくなります。
ただし、引越し当日から使う「寝具」「カーテン」「バス・トイレタリー用品」「化粧品」「常備薬」などは、引越し前に準備しておきましょう。
なお初めての一人暮らし開始にあたっては、家具家電・日用品の準備だけではなく、電気・ガス・水道・インターネットの手配なども必要。しかし「電力会社」「ガス会社」「水道局」「ネット回線業者」にそれぞれ連絡していると、とても手間です。
手続きをラクにしたいなら、こちらの「ライフライン引越し手続きの一括代行窓口」を利用するのが賢い方法。以下の窓口なら電話もつながりやすく、会員登録不要でスムーズに手続き可能です。