固定電話の解約に待った!NTT発番の特別なメリットがあります
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携帯電話の普及率の高まりによって固定電話の役割が弱くなり、年々固定電話の契約数が減少しています。
2001年度には契約者数6,132万契約ありましたが、2020年度には5,284万契約にまで減少しました。
年々利用が減り解約が増えている固定電話ですが、回線によっては特別なメリットが存在します。
現在利用している固定電話の種類は何でしょうか。
NTT加入電話であるアナログ回線のダイヤル回線もしくはプッシュ回線、デジタル回線のINSネット(ISDN)の場合は、実は光回線契約時に新規で発番したひかり電話などには無いメリットが存在するのです。
解約してしまうとメリットを失ってしまいますので注意が必要です。
固定電話は高い金額を支払って獲得した加入権ですので、解約前に今一度確認してみましょう。
(本記事において固定電話は「加入電話」と「INSネット(ISDN)」を指します。記載されいる金額は特段の表記がない限り税込み表記となります。)
ひかり電話のメリットとデメリット
2020年3月調べでは、固定ブロードバンドサービス契約の約82%が光回線となっており、現在光回線をご利用になっている方が多いのではないかと思います。
中にはお得な乗り換えキャンペーンなどを利用して、別の光回線に乗り換えたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
光回線を利用しているとオプションサービスのひかり電話を契約することで、固定電話よりも安い月額で電話を使用することが可能ですね。
加入電話の月々の回線使用量は¥1,760(住宅用プッシュ回線の場合)ですが、光回線で契約することのできるひかり電話の場合は月額¥550と1/3以下の金額となっています。
また、ケーブルネットワークサービス系のケーブルテレビやインターネット回線を契約している場合、事業者によっては月々無料で電話回線を利用できる場合もあります。
さらに通話料も大きく差が出ます。例えば加入電話、INSネット、ひかり電話にかけた場合でご説明いいたします。
固定電話の場合は距離や時間によって異なり、昼間に県内の60km以上離れた場所に電話した場合は3分44円かかりますが、ひかり電話の場合は距離時間関係なく3分8.8円です。実に5倍も料金が異なります。
このように、ひかり電話は非常にお得に利用でき、料金面でのメリットが大きいです。
しかし回線速度の不満や他社の乗り換えキャンペーン利用のため光回線を乗り換える時に、使用していた電話番号を乗り換え先に引き継げない場合があるというデメリットがあります。
固定電話以外で発番した番号は引き継げない場合がある
光回線契約時に新規取得したひかり電話の電話番号は、光回線業者によっては引き継ぐことができない場合があります。
引き継ぎができないと言われる、もしくはアナログ戻しを依頼される場合です。ひかり電話で発番した番号はアナログ戻しができません。そうなると次の光回線業者で新しい番号を発番してもらうこととなります。
これにより、どうしても電話番号を変えたくない、変えられないために光回線の乗り換えを断念された方もいらっしゃるのではないでしょうか。
電話番号を変えずに光回線の乗り換えができる方法
しかし、光回線の乗り換えでもひかり電話の番号をどの光回線業者であっても問題なく引き継ぐことのできる方法が存在します。
それが、NTTの固定電話で取得した電話番号である場合です。
固定電話のメリット:問題なく電話番号の移動が可能!ひかり電話でも移動できる条件とは
電話番号をひかり電話で問題なく引き継ぐことのできる具体的な条件としては以下の2つとなります。
(1)固定電話をご利用中の場合
(2)現在ひかり電話を使用しているが、その番号は固定電話から引き継いで使用している場合
要するに、現在固定電話で使用している番号をひかり電話で契約し直すことで、その番号は今後別の光回線に乗り換えたとしても、電話番号をずっと引き継げるようになるのです。
固定電話の電話番号をひかり電話に引き継いだ後は、加入権がなくても電話番号の移動が可能となります。
アナログ戻しを依頼された場合も戻すことが可能です。
定期的にキャンペーンを利用して光回線を変更しても、この方法で電話番号を所持していれば番号を引き継ぐことができますので、とても大きなメリットとなります。
ただし引越しなどでエリアの移動を伴う場合は市外局番が異なるため引き継ぐことはできませんのでご注意ください。
なお、固定電話の番号をひかり電話に引き継ぐ手数料として、NTTに2,200円を支払う必要があります。
電話番号の移動後は加入権は無くても別の光回線に番号を引き継ぐことができますので解約しても構いませんが、またアナログ回線に戻す可能性がある場合は、利用休止手続きをして権利を保有しておいた方がいい場合もあります。
解約は手数料がかかりませんが、利用休止の場合は停止工事として2,200円がかかります。また利用再開時にも再開工事費用2,200円がかかります。
固定電話のメリット:停電時も使用できる
固定電話には災害時に強いという特徴があります。停電時でも使用できるのです。
万が一のために転用や解約をせずに利用を続けている方もいるくらいです。
ただし停電時でも使用できるのは電話機が外部電源を必要としない場合のみです。当然ですが、外部電源を必要とする電話機の場合は電源が入りませんので通話は不可能となります。
停電時でも使用できる電源を必要としない電話機が購入することが可能です。
デザインも昔の電話機のようなものでは無く、オフィスで使用されているビジネスフォンのようなシンプルなデザインのものが多く古臭さなどはありませんので、抵抗感なく使用することができます。
家電量販店やインターネットで簡単に購入することが可能です。
価格も1,500円〜3,500円ほどと比較的安価で購入ができます。
他にも固定電話加入時にNTTから設置された昔ながらの電話機も電源を必要としないため使用できます。
また、INSネット(ISDN)の場合は、停電モード付きもしくは乾電池やバッテリーで動くISDNターミナルアダプタでないと、停電時の通話は不可能です。
いずれにしても固定電話は2024年にサービス終了
現在も利用者されている固定電話(アナログ/ISDN回線)ですが、NTTから2024年でサービス終了となることが発表されています。
サービス廃止後はNTTの設備により信号は自動的に光回線に変換されるため、利用者は特に手続きもなく、自動的に解約されてしまうようなことも無くそのままの電話機で電話回線の利用を続けることができることとなっています。
しかし、手続きをしない場合、月々の利用料も固定電話の契約料金のままとなってしまうため非常に損な契約内容となってしまいます。
電話回線を今後も継続して利用する予定のある場合は、ひかり電話へ切り替えて継続使用することをおすすめいたします。
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固定電話は売却もできる
どうしても今後固定電話を使う機会がないという場合は、電話加入権を売却するという手もあります。
解約をした場合でも返金などはありませんので、売却も1つの方法です。
しかし需要の少なくなってしまった電話加入権ですから、高額はまず望めません。
オークションでは3,000円〜5,000円で取引がおこなわれています。
また、売却時にNTTへ譲渡手続きを行う必要がありますが、手数料として880円がかかります。
https://web116.jp/shop/meigi1/mei1_01.html#03
まとめ:固定電話の解約に待った!固定電話特有のメリットを知っていますか?
本記事では固定電話のメリットについて解説いたしました。
・固定電話で使っていた電話番号であれば、ひかり電話の乗り換えでも電話番号が変わらない
・固定電話は停電時でも通話ができる
・固定電話のサービスは2024年で終了する。
ということがわかりました。
高額を支払い取得した電話加入権ですからただ解約するのももったいないですね。
固定電話を解約する前に、ひかり電話で継続利用した方が良いか是非ご検討ください。
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ひかり電話なら「NTTフレッツ光」「ひかり電話ネクスト」が簡単でお得!
やっぱり固定電話の電話番号を残したいという方に特におすすめな光回線が「フレッツ光」。
オプションでひかり電話が月額550円で使用できますし、光回線も今注目されているv6プラスなので高速インターネットを楽しめます。
これまではひかり電話の利用には光回線(インターネット回線)の契約が必要でしたが、2023年5月31日より開始となった新サービス「ひかり電話ネクスト」なら、ひかり電話だけのお申し込みが可能になりました。これにより、電話だけ使いたいという方も安心してひかりサービスにお申し込みいただけます。
こちらの窓口でしたらオペレーターがわかりやすくご提案いたしますのでご安心ください。
お問い合わせはお電話もWEBも可能です。是非お気軽にご相談ください。
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