国が推進している引越しワンストップサービスが実現すると生活はどう変わる?

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「引越しの手続きって大変」

「引越しの手続きの仕方が分からない」

引越しは人生でも片手で数えられるほどしか機会がありません。そのため、手続きがよく分からない、もしくは非常に面倒に感じる方は多いでしょう。

 

ただでさえ引越しの準備で忙しい中、煩雑で慣れない手続きを行うのは大変です。また、手続きの申請漏れなども起きており、国も問題視しています。

実はこうした問題を解決するため、国が「引越しワンストップサービス」という計画を打ち出しています。これが実現すれば、煩雑な引越しの手続きはシンプルになります。

 

このページでは、「引越しワンストップサービスが実現するとどうなるのか」についてご紹介していきます。

煩雑な引越し手続の現状

引越しは多くの手順を踏まねばならず、大変な労力を伴います。ただでさえ物件探しや荷造り、荷解きのなどの作業が大変なのに、かなりの数の手続きを踏まねばなりません。

例えば、転出届や転入届はもちろんのこと、印鑑や国民健康保険、介護保険や児童手当受給事由、公立学校の転校など、やるべき手続きは多岐にわたります。

 

見ているだけで嫌気がさすような量ですが、現状これだけの手続きを踏まねば引越しを完了することはできません。

しかも、上記は行政の手続きのみで、実際にはこの他にライフラインにあたる水道・ガス・電気を始め、ネット回線や銀行・証券口座、クレジットカードや各種保険などの住所変更や移転手続きも必要になります。

引越しワンストップサービスで手続きはどうなる?

前述のように、現在の引越し手続きは非常に煩雑なものとなっています。これを解決すべく国が計画しているのが「引越しワンストップサービス」で、これが実現すれば引越し手続きが非常に楽になることが期待されています。

 

では、引越しワンストップサービスでは手続きはどのようになるのでしょうか? 現時点では構想段階ですが、スマホやパソコンなどで一括して引越し手続きを完了させることができるようになるとされています。

オンライン上で利用者情報を登録すると手続きナビゲーションが利用できるようになり、必要な情報を案内されます。そして、質問に沿って答えていくと行政や民間事業へとデータが転送され、手続きが進められるといった仕組みです。

 

なお、行政に関する手続きで必要なマイナンバーカードは窓口でないと受付ができないため、事前に電子申請をしておき、後日窓口で書き換えたマイナンバーカードを取得する流れとなっています。

取得したマイナンバーカードを使ってオンライン上で本人確認をできれば、以降はナビゲーションに沿って入力すれば一括登録で手続きが完了する仕組みです。

 

ちなみに、水道や電気などの民間手続きは、このときの一括登録で同時に完了するようなシステムとなっています。

流れをまとめると、

  1. 転入届を出してマイナンバーカードを書き換える予約を電子申請する
  2. オンライン上で本人確認を行う
  3. ナビゲーションに沿って情報を入力していく
  4. 行政・民間共に引越し手続き完了

 

といった流れとなっています。

 

基本的には、「スマホで質問に答えて入力すれば引越し手続きができる」と言えるので、非常に合理的で便利なサービスと言って間違いないでしょう。

まとめ:国が推進している引越しワンストップサービスが実現すると生活はどう変わる?

今回は引越しワンストップサービスについて解説してきましたが、いかがだったでしょうか?「今までの煩雑な引越し手続きが一括で行えるなんて夢のようなサービスだ」と感じた方も多いでしょう。

この仕組みが実現されれば手続きの手間が減るだけでなく、申請漏れなどのトラブルも回避でき一石二鳥です。まだ構想段階ではありますが、着実に計画は進んでいるので、早く実現されるのが待ち遠しいですね。

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