ADSLから光回線に乗り換える際の解約方法や注意点をわかりやすく解説!お得に利用できるおすすめの光回線も紹介します!

最終更新日:

「ADSLから光回線への乗り換える方法は?」
「ADSLから光回線に乗り換えることでどのようなメリットが生じるの?」

現在ADSL回線を契約中の方の中には、上記のような疑問を抱いている方が数多くいます。

NTT東日本・西日本やソフトバンクが提供するADSL回線のサービス提供終了が決定したことで、ADSL回線を契約中の方は新しい別のインターネット回線の乗り換える必要があり、別のインターネット回線の中では光回線が人気であることから、「ADSLから光回線に切り替えても問題ないのかを把握した上で乗り換えたい」などと考える方が多いためです。

もちろん、「何も変わらないだろう」と簡単に光回線に乗り換えようとする方もいますが、ADSL回線と光回線は同じネット回線であるものの使用している配線や通信速度などが全く異なるため、いずれにしても事前にそれぞれの回線の特徴や違いを把握しておかなくてはいけません。

そこで、今回はADSLから光回線に乗り換えを検討している方に向けて、「光回線に乗り換えるメリット」や「ADSLの解約方法・光回線の乗り換え方法」について、「おすすめの光回線」も含めて詳しく解説していきます。

ADSLから光回線への乗り換えを検討中の方は、ぜひ参考にしてください。

アナログ回線から光回線へ乗り換えアナログ回線から光回線へ乗り換え

ADSL回線はいつ廃止になるの?

ADSL回線を提供しているNTT東日本・西日本とソフトバンクのサービス提供が終了になる時期は、各通信事業者によって異なります。

具体的な、上記2社が公表しているADSL回線のサービス提供予定日は、下記の表の通りです。

NTT東日本・西日本
(フレッツADSL)
ソフトバンク
(Yahoo!BB ADSL)
サービス提供終了日 2023年1月31日 2024年3月31日

※上記は、2022年8月23日時点の情報です。

上記のように、NTT東日本・西日本のADSL回線である「フレッツADSL」は「2023年1月31日」、ソフトバンクのADSL回線である「Yahoo!BB ADSL」は、NTTより少し長い「2024年3月31日」に同回線の提供が終了する予定です。

どちらの企業もサービス提供予定日以降はADSL回線を用いたインターネット回線を使用できなくなってしまうため、各社が設けている期日前までに乗り換えに関する手続きを行うようにしてください。

なお、ソフトバンクのADSL回線を契約中の方は、上記のサービス提供終了日よりも前に同回線を使用できなく可能性があるため注意が必要です。

ソフトバンクでは、「2020年3月以降に一部地域から順次ADSL回線の提供を終了している」と公表しているため、仮に早期にあなたが属する地域が提供終了の対象になった場合、予定よりも早くインターネット回線を使用できなくなってしまいます。

このため、現在ADSL回線を契約中の方は「まだ時間に余裕がある」などと考えずに、できるだけ早い時期に光回線などの他のインターネット回線への乗り換えの手続きを行うようにしましょう。

提供終了後もADSL回線を利用できる場合がある

上記で、最長でも2024年3月末以降はADSL回線が利用できなくなると解説しましたが、提供終了日以降も同回線を使用できる可能性はあります。

具体的には、以下の2つケースに該当する場合です。

該当するケース 利用できる期間
NTTの光回線「フレッツ光」の未対応エリアに属している 2023年1月31日以降も
ADSL回線を使用することが可能
2022年2月1日〜2023年1月31日の期間中に
「フレッツ光」の対象エリアになる地域に属している
2025年1月31日まで可能

※上記は、2022年8月23日時点の情報です。

ただし、現在NTTのADSL回線を契約中の方が「2022年2月1日〜2023年1月31日」の期間中に「フレッツ光」の対象エリアになる地域に属している場合は、注意が必要になります。
サービス提供終了も問題なく同回線を使用し続けることができるのは確かですが、無期限で利用を継続できる訳ではないためです。

上記に該当するケースでは、「該当者の方が余裕を持って乗り換えを行うための準備期間を確保する」ことを目的とする一時的な処置となっており、「2025年1月31日」以降はNTTのADSL回線を使用できなくなってしまうため、結局は光回線などに乗り換えを行う必要があります。


このため、「2022年2月1日〜2023年1月31日」の期間中に「フレッツ光」の対象エリアになる地域に属している方は、できるだけ余裕を持って光回線に乗り換えを行えるように準備を進めるようにしてください。

ADSL回線の提供が終了する理由

現在ADSL回線を契約中の方の中には、「そもそもADSL回線はなぜ廃止されることになったの?」と疑問を抱いている方もいます。

確かに、まだまだADSL回線の利用者は多く存在するのに、なぜ廃止する必要があるのでしょうか?

ADSL回線のサービス提供の終了に繋がった主な理由は、以下の3点です。

・光回線に乗り換える人が増えてことで利用者が減少している
・現在ADSL回線で利用している回線設備の維持が難しくなった
・電話回線をデジタル化する予定になっている

それぞれ詳しく解説していきましょう。

光回線に乗り換える人が増えたことで利用者が減少している

ADSL回線の廃止に繋がった理由の1つが、「光回線に乗り換える人が増えたことで利用者が減少している」ことです。

光回線はADSLよりも何倍も早い通信速度でインターネットを利用することができる回線になっているため、同回線の普及以降「ADSL回線よりも安定したインターネット回線を使用できる」と多くの方が光回線に乗り換えるようになりました。

その結果、ADSL回線の利用者は年々減少し新規加入する方も以前ほど増えなくなってしまったため、今後同回線の需要が高まる見込みがないとして、NTT・ソフトバンク共にサービス提供を終了することを決定したとしています。

現在ADSL回線で利用している回線設備の維持が難しくなった


「現在ADSL回線で利用している回線設備の維持が難しくなった」ことも、ADSL回線廃止の理由の1つに挙げられます。


現状、現在ADSLの設備は老朽化が進んでおり、高額なコストの維持・補修工事が必要不可欠です。
しかし、現在ADSL回線で使用している周辺機器は生産が終了しており、ADSL回線自体の利用者も減っている状態であるため、高額な費用をかけて保守サービスの運用を行うことは困難とされています。

当然、ADSLの回線設備を新しくしないまま運用してしまうと、トラブルが起こる可能性が高いため、そういった状況に陥る前にサービスの提供を終了するという手段を選んだのでしょう。

電話回線をデジタル化する予定になっている

現在ADSL回線で使用されている電話回線がデジタル化する予定になっていることも、同回線のサービス提供が終了する要因の1つです。

NTTが公表した情報によると、現在ADSL回線で使用している「固定電話回線」は「モバイル・ブロードバンドの多様化・普及により、固定電話サービスへの加入者が減少している」などの理由により、2024年以降にアナログ通信からデジタル通信に移行する予定になっています。

デジタル通信に移行してしまうと、必然的にADSL回線で用いている「アナログ通信」による通信方法を利用できなくなってしまうため、同インターネット回線の提供を終了することはやむを得ないと言えるでしょう。

ADSL回線から光回線に早く乗り換えた方が良いの?

結論から言うと、現在ADSL回線を契約中の方は、同回線の提供終了日を迎える前に「光回線」に乗り換えを行うことをおすすめします。
出来るだけ早く乗り換えを行っておくことで、後々起こり得るトラブルを回避することができるためです。

では、現在NTTのADSL回線を契約中の方が提供終了日である2023年1月31日までに乗り換え手続きを行わなかった場合に、どのようなトラブルが起こり得るのでしょうか?

上記のケースの場合、NTTのADSL回線で契約しているプロバイダによっては自動的に別のプランに変更されてしまう場合があるため、自身が気に入って切り替えを行った訳ではないのに1ヶ月分の月額料金を請求されてしまうと言った事態に陥ってしまう可能性があります。

こういった事態に陥らないためにも「まだ時間に余裕があるからゆっくり乗り換えを検討しよう」などと安心せず、できるだけ早く契約する光回線を決めて申し込みを行うようにしてください。

ADSL回線と光回線の違い

ADSLから光回線への乗り換えを検討する際は、まず「それぞれの回線の違い」を把握しておくことが必要です。
事前にそれぞれの回線の月額料金や通信速度などの違いを把握しておくことで、後々不満を抱く可能性を無くすことができ、安心して光回線への乗り換えを行うことができます。

ここでは、ADSL回線と光回線の違いについて分かりやすく解説していくので、光回線に乗り換えを行うか検討する際の参考にしてみてください。

月額料金

ADSL回線と光回線に設定されている月額料金は異なります。

とはいえ、それぞれの回線を提供している通信事業者によっても定められている金額が異なるため、ここではNTTの「フレッツADSL」と同社の光回線「フレッツ光」の料金プランを例に2つの料金の違いを比較していきましょう。

まずは、下記の表をご確認ください。
こちらは、NTTの「フレッツADSL」と「フレッツ光」の料金プランの1つである「フレッツ 光ライト ファミリープラン(戸建て)」に定められている月額料金を表にまとめたものです。

フレッツADSL
フレッツ 光ライト 
ファミリープラン(戸建て)
1,760〜5,555円 3,630〜7,700円

※上記の金額は、2022年8月23日時点の価格です。
※上記は全て税込価格です。

上記のADSL回線と光回線の月額料金を比較すると、光回線の方が高めの金額設定がなされています。

そのことを理由に乗り換えをためらっている方も多いです。

しかし、必ずしも光回線に乗り換えたからと言って、通信費による負担が増えるとは限りません。

光回線を提供している通信事業者の中には、「ADSL回線の金額とあまり変わらない月額料金を定めている業者」や「セット割」と言う「光回線とスマホをセットにすることで月々のスマホ代から一定額を割引くサービス」を用意している会社も存在するためです。

こういった事業者の光回線を契約することで、支出を全体的に見た場合に通信費にかかる費用の負担を増加させないことができます。

したがって、ADSL回線から乗り換えを行う際は、事前に「自身のスマホキャリアに適している通信事業者がどの会社なのか」を把握したうえで、各会社が設定している料金プランを比較しながらあなたの予算に合う事業者を選ぶようにしてください。

使用しているケーブル(配線)

ADSL回線と光回線は使用しているケーブル(配線)にも違いがあります。

具体的なそれぞれの回線が用いている配線は、下記の通りです。

・ADSL:電話回線
・光回線:光ファイバー

ADSL回線で使用されている「電話回線」は、既存の電話回線を使ってインターネットを使用できると言ったメリットがある反面、「NTT基地局から同回線の使用場所の距離が離れるほど通信速度が低下しやすくなる」と言うデメリットが存在します。

一方、光回線で用いている「光ファイバー」は、「データ通信を行う際にノイズなどの影響を受けにくい光信号を使用している」ため、外部から干渉を受けることなく長距離の通信でも高品質な状態を保ったままデータの送受信を行うことが可能です。

したがって、現在ADSL回線を契約中の方が光回線に乗り換えた場合は、安定性の高いインターネット環境に驚くことでしょう。

通信速度

ADSL回線と光回線は配線や通信方法が異なるため、最大通信速度にも大きな差があります。

それぞれの回線の最大通信速度は、下記の表をチェックしてしください。

上り 下り
ADSL 5Mbps 50Mbps
光回線 1Gbps(1,000Mbps) 1Gbps(1,000Mbps)

上記の表を見ると分かる通り、光回線の最大通信速度は上りでADSL回線の約200倍もの早さでインターネット通信を行うことが可能です。

このため、光回線に乗り換えを行うことで、ADSL回線では回線速度が不十分な「オンライン会議」や「オンラインゲーム」などの大容量のデータ通信もノンストレスで利用することができます。

ADSL回線から光回線に乗り換えるメリット

ADSL回線から光回線に乗り換えるメリットは、以下の3点です。

・乗り換える事で安定したインターネットを利用できる
・乗り換え時の初期費用による負担も軽減できる
・光回線の乗り換えることで月々のスマホ代を節約できる

それぞれについて、詳しく解説していきます。

乗り換える事で安定したインターネットを利用できる

ADSL回線から光回線に乗り換えた場合、「安定性の高いインターネットを利用する」ことが可能です。
上記でも解説した通り、光回線で用いている「光ファイバー」は外部からの影響を受けにくい配線になっているうえに、高速でデータ通信を行うことができるため、今よりも安定したネット環境を実現することができます。

ADSL回線を契約中の方の中には、同回線の通信がいきなり切断されたり、大容量のデータ通信を行うのに時間がかかることに不満を抱いている方が数多くいるため、このようにノンストレスでネット回線を使用できるようになるのは非常に大きなメリットと言えるでしょう。

乗り換え時の初期費用による負担を軽減できる

メリットとは少し異なりますが、選んだ光回線事業者によっては「乗り換え時の初期費用による負担を軽減する」ことができます。
工事費用を実質無料にするキャンペーンや特典を設けている光回線事業者が存在するためです。

こういったキャンペーンを設けている事業者と契約することで、通常2〜4万円程度かかる工事費用の負担を無くすことができるため、導入時に無駄な費用をかけずに光回線に乗り換えることができます。

通信速度面などでも魅力的な光回線への乗り換えのネックとなる初期費用を無くすことができるのは、非常に魅力的なポイントといえるでしょう。

光回線に乗り換えることで月々のスマホ代を節約できる

ADSL回線から光回線に乗り換えた場合、費用の負担を減らせるのは上記で解説した工事費だけではありません。

「現在あなたが使用しているスマホの通信費も節約する」ことが可能
です。

光回線はドコモやソフトバンクなどのスマホキャリア事業者が多く参入しており、各業者では「セット割」と言う「契約中のスマホと光回線をセットにすることで、毎月のスマホ代にかかる通信費から一定額を割引くサービス」を用意しているため、こういったサービスを利用することで月々のスマホの通信費を節約することができます。

ただし、「セット割」を目的に光回線を契約する際は、1つ注意点があります。
それは、「セット割には、ネット回線と組み合わせられるスマホキャリアが決められている」と言う点です。

例えば、ソフトバンクの「セット割」を利用する場合、割引の対象になるスマホキャリアは「ソフトバンク」と「ワイモバイル」の2つになっているため、その他のスマホユーザーの方が契約をしてもスマホの利用料金を安くすることができません。

このため、スマホ代を節約することを目的に光回線に乗り換えたいのであれば、必ず「自身が契約中のスマホキャリアに適した光回線事業者」と契約するようにしてください。

ADSL回線から光回線に乗り換えるデメリットは?

ADSL回線から光回線に乗り換えるデメリットはそう多くはありませんが、あえて挙げるなら「乗り換えまでの手続きが負担になりやすい」という点です。

光回線に乗り換える場合、現在契約中のADSL回線の解約手続きや契約する光回線の通信事業者に申し込みを行うなどの手続きを行う必要があり、2つの会社に問い合わせを行う必要があるため手続き自体が面倒だと感じる方も少なくありません。

そういう「手間をかけずに光回線への乗り換えなどの手続きを完了させたい」と考えている方は、「光回線に関するサポート窓口」の利用をおすすめします。
こういった窓口では、あなたの代わりに光回線に関する一連の申し込み手続きを行なってくれるため、手間をかけずに円滑に乗り換えを完了することが可能です。

ADSL回線から光回線への乗り換えをスムーズに完了したい方は、ぜひ利用を検討してみてください。

ADSL回線から光回線に乗り換える前に確認すること

ADSLから光回線に乗り換えを行う際は、事前に以下の2点を確認するようにしてください。

・現在の契約内容を確認する
・自身が使用しているインターネット利用料を把握する

契約する光回線を決める際に欠かせない内容になっているため、それぞれ詳しく解説していきます。

現在の契約内容を確認する

ADSLから光回線に乗り換えを行う際は、事前に「現在のADSL回線の契約内容」を確認しておくようにしてください。
ADSL回線から光回線に乗り換えを行う際は、「現在契約中のADSL回線の解約」とは別に契約中のプロバイダの解約手続きも行う必要があるためです。

事前に契約書を確認しておくことで、スムーズにADSL回線・プロバイダの解約手続きを進められるうえに、後々「プロバイダの解約をし忘れていて基本料金を請求されてしまった」などの事態に陥るリスクを大幅に軽減することができます。

なお、契約書や契約時の資料が手元に無い方は、事前に「契約中のADSL回線の通信事業者に問い合わせ」を行なってみてください。
契約中の通信事業者に問い合わせを行うことで、解約方法や違約金の有無などを教えてもらうことができます。

自身が使用しているインターネット利用料を把握する

乗り換えを行う光回線を決める際は、自身が現在使用しているADSL回線の利用料を把握することが重要になります。
事前に現在どのくらいの利用料を支払っているのかを把握しなければ、乗り換え先の光回線を決める際に料金面を比較することができないためです。

仮に、現在のインターネット利用料を確認せずに契約する光回線を決めてしまった場合、「今よりも通信費の負担が増えて継続して使用し続けるのは難しい」などと不満を抱く可能性があります。

このため、乗り換えを行う光回線を決める際は、事前に「ADSL回線のマイページなどから現在月々どのくらいの通信費がかかっているのか」を確認しておくようにしましょう。

ADSL回線の解約手続きや手順・返却するもの

ADSL回線の解約手続きを行う際の手順は、以下の通りです。

・電話でADSL回線の解約申し込みを行う
・解約に関する説明を受けて、個人情報などを伝える
・モデムなどの設備機器の返却を行う

それぞれについて、詳しく解説していきます。

電話でADSL回線の解約申し込みを行う

NTTとソフトバンクのADSL回線を解約する際は、それぞれの会社が設けている窓口に「電話」を行うことで申し込みを行うことが可能です。

例えば、NTTのADSL回線を解約する場合、9〜17時(土日・祝日含む)の間であれば、いつでも解約の手続きを行うことができます。

どちらの通信事業者も「ホームページ」からの解約手続きは受け付けていないため、必ずNTT・ソフトバンクの窓口が営業している時間帯に問い合わせを行うようにしてください。

解約に関する説明を受けて、個人情報などを伝える

契約しているADSL回線事業者の窓口に問い合わせを行うと、「解約に関する説明」を受けて、あなたの契約情報の確認が行われます。

このため、問い合わせを行う前に以下の情報を用意しておきましょう。

・契約者の氏名
・問い合わせを行った方の電話番号
・契約者との関係
・契約している住所
・電話番号
・支払い方法
・固定電話の利用継続や契約情報(固定電話を契約している場合)

基本的に、上記の内容を確認されるケースが大半ですが、通信事業者や契約内容によっては別の情報を確認される場合もあります。

このため、事前に「解約時に必要な情報」について、契約しているADSL回線の事業者に確認を行なっておくとスムーズに手続きを完了することでき安心です。

モデムなど設備機器の返却を行う

電話での解約手続き完了後、モデムなどのレンタル機器の返却を行います。
後日契約しているADSL回線の事業者から「返送時に使うキット」が郵送されてきたら、借りた設備機器を全てキットの中に入れて返送すれば同回線の解約手続きは完了です。

なお、モデムなどの返却を行わなかった場合、レンタル機器の費用を請求されてしまうため、必ず返送の手続きを行うようにしてください。

ADSL回線を解約する際の注意点!

ADSL回線の解約を行う際は、「プロバイダの解約手続きも同時に行う必要がある」点に注意する必要があります。

ソフトバンクのADSL回線は1回の解約手続きで解約が完了になりますが、「NTTのADSL回線は同社のネット回線とプロバイダの解約手続きが別になっている」ため、それぞれ別々に解約の申し込みを行わなければなりません。

仮に、プロバイダの解約手続きを忘れてしまうと、月額料金の請求が続いてしまうため、必ず契約しているプロバイダに問い合わせを行い、解約手続きを進めるようにしてください。

光回線への乗り換え手続きや手順・用意するもの

光回線への乗り換え手続きの手順は、以下の通りです。

・乗り換える光回線事業者に申し込みを行う
・工事日に開通工事を行う
・光回線設備の初期設定の完了後に利用開始

ここでは、光回線に乗り換える際の手順について、「契約時に必要なもの」も含めて解説していきますので、通信事業者に申し込みを行う際の参考にしてみてください。

乗り換える光回線事業者に申し込みを行う

光回線に乗り換えを行う際は、契約する光回線の事業者への電話かインターネットから申し込みを行うことが可能です。
例えば、ソフトバンクの光回線の申し込みを行う場合、公式ホームページ内にある「ウェブからのお申し込み」から必要な情報を入力して手続きを行うことができます。

なお、光回線に乗り換えを行う際は、「ADSL回線の解約を行う前に光回線の契約を行う」のがおすすめです。

基本的に、光回線を導入する場合、1ヶ月程度の時間がかかるケースが大半になっているため、ADSL回線の解約手続きを行う前に申し込み手続きを完了させておくことで、「しばらくネットが使えない」と言った事態を避けることができます。

契約時に必要なものは?

光回線の契約時に必要なものは、以下の通りです。

・契約者の情報(氏名や住所など)
・本人確認書類(運転免許証など)
・クレジットカードまたは銀行口座

基本的に、上記のものを揃えておくことでスムーズに申し込み手続きを完了できます。

ただし、通信事業者によっては上記以外のものも準備するように求められる可能性があるため、光回線の申し込みを行う際は、事前に契約する予定の光回線事業者に確認を行なっておくようにしてください。

工事日に開通工事を行う

申し込み受付完了後、あなたの希望日に合わせて光回線の開通工事を行います。


なお、開通工事日の当日は、立会いが必要です。
基本的に工事自体は1時間程度で終わるケースが多いですが、場合によっては一般的な所要時間よりも時間がかかる可能性もあるため、時間に余裕を持つようにしてください。

光回線設備の初期設定の完了後に利用開始

業者による開通工事の完了後、光回線設備の初期設定を行えばすぐに光回線を利用することが可能です。

具体的には、ルーターやOUNを「光コンセント(光回線とONUの接続箇所となるコンセントのこと)」に接続して、パソコンやスマホなどでIPアドレスやパスワードの入力を行えば、光回線の利用を開始することができます。

上記までの一連の流れが終われば、光回線の乗り換え手続きは完了です。

光回線に乗り換える際の注意点!

光回線に乗り換えを行う際は、「申し込みを行う時期」に注意が必要です。

先ほども解説した通り、基本的に光回線は申し込みから導入工事まで1〜2ヶ月程度かかるケースが大半になっているうえに、時期によっては目安となる時期よりも時間がかかる場合があるので、希望する日にインターネット回線を導入できなくなってしまう可能性があります。

このため、光回線への乗り換えを検討している方は、できるだけ早く乗り換えに関する手続きを行うようにしてください。

ADSL回線から乗り換えを検討する際におすすめの光回線

ADSL回線から光回線に乗り換える場合、以下の3社のどれかと契約するのがおすすめです。

3社の光回線の特徴を以下の表にまとめてあるので、まずはご覧ください。

ソフトバンク光 ドコモ光 ビッグローブ光
適しているスマホキャリア ・ソフトバンク
・ワイモバイル
・ドコモ ・au
・UQモバイル
料金 戸建て:5,720円
集合住宅:4,180円
戸建て:5,720円〜
集合住宅:4,400円〜
戸建て:5,478円
集合住宅:4,378円
最大通信速度 最大1Gbps 最大1Gbps 最大概ね1Gbps
開通までの期間 最短2週間 概ね2週間〜 約10日〜2ヶ月
キャンペーン ・工事費実質無料
・他者への違約金・撤去工事日を最大10万円まで還元
・新規工事費無料 ・工事費実質無料
・40,000円キャッシュバック

その他 ・セット割
・開通まで無料WiFiレンタル可
・セット割
・2年定期契約更新のたびにdポイント3,000ptプレゼント
・セット割
・1年間ルータレンタル無料

※上記は、2022年8月23日時点の情報です。

上記3社の光回線事業者は、「セット割」や「工事費を実質無料にするキャンペーン」を用意している業者になっているため、スマホ代や光回線導入時の初期費用を抑えることができます。

それぞれの通信事業者の特徴について解説していくので、契約する光回線を決める際の参考にしてみてください。

※全て2022年8月23日時点の情報です。

ソフトバンク光

ソフトバンク光は、大手通信会社であるソフトバンクが提供している光回線です。
ワイモバイルやソフトバンクのスマホキャリア契約者向けの「セット割」を用意しているため、どちらかのキャリアを利用中の方がソフトバンク光を契約することで、月々のスマホ代を節約することができます。

具体的なおすすめポイントは、以下です。

・工事費が実質無料
・ソフトバンク(スマホ)の月額料金から最大1,100円割引
・ワイモバイル(スマホ)の月額料金から最大1,180円割引
・スマホ割は同居している家族や離れている家族も対象
・他社からの乗り換え時に発生する費用を最大10万円還元するキャンペーンを実施している
・光回線開通まで、「Pocket WiFi」又は「Airターミナル」を無料でレンタル可能

中でも、「光回線開通まで、「Pocket WiFi」又は「Airターミナル」を無料でレンタルできる」点は、一定期間インターネット回線が使用できなくなると言った事態を避けることができるため、ADSL回線から乗り換えを行う方にとって非常に嬉しいポイントだと言えます。

現在ADSL回線を契約中でソフトバンク・ワイモバイルのスマホキャリアを利用している方は、ぜひソフトバンク光への乗り換えを検討してみてください。

ドコモ光

ドコモ光は、大手通信会社であるNTTドコモが提供している光回線です。
ソフトバンクと同様にドコモユーザー向けの「セット割」のサービスを用意しているため、現在ドコモ回線を使用している方におすすめの光回線になっています。

具体的なドコモ光のおすすめポイントは、下記の通りです。

・スマホ(ドコモ)の月額料金から最大1,100円割引
・離れている家族や同居している家族もセット割の対象になる
・新規契約時の工事費用が無料
・d払いやdカードを利用することでdポイントが付与される
・困った時に利用できるサポートが充実している

上記の中でも、特筆すべきポイントは「新規契約時の工事費用が無料」になっている点です。
ドコモ光を新規で申し込み、申込月から7ヶ月に以内に回線の利用を開始することで、導入時にかかる通常工事料の負担を無くすことができます。

もちろん、完全無料の特典になっているため、途中解約を行なっても工事費を支払う必要がありません。

工事費無料の特典を用意している通信事業者の中には、途中解約をしてしまうと工事費の残債を請求されてしまうケースが多いため、このように完全無料になっているのは魅力的です。

ビックローブ光(au)

ビッグローブ光は、格安スマホキャリアの「ビッグローブ」が提供する光回線です。
UQモバイルとauユーザー向けに「セット割」サービスを用意しているため、同キャリアを利用している方に適している光回線になっています。

ビッグローブ光のおすすめポイントは、下記の通りです。

・auユーザーの方は、スマホの月額料金から最大1,100円相当割引される
・UQモバイルユーザーの方は、スマホの月額料金から最大858円相当割引される
・4万円のキャッシュバックまたは1年間月額料金から1,680円割引される特典を選ぶことが可能
・無線LANルーターのレンタル料を1年間無料にできる

ビッグローブ光では、利用者の方がお得に利用できるように様々なキャンペーンを用意しているため、選んだ特典によっては、スマホ代だけでなくインターネット回線の通信費も節約することができます。

例えば、「1年間月額料金から1,680円割引される特典」を選択した場合、光回線にかかる月額料金から毎月一定額の割引がなされるため、スマホとインターネット回線の両方の通信費による負担を軽減することが可能です。

このように、様々な特典が用意されていると希望に合わせたサービスを選ぶことができるため、非常に大きな利点だと言えます。

お得に光回線に乗り換える方法は?

光回線への乗り換え時に、「できるだけお得に乗り換えたい」と考えているなら「光回線の代理店経由で申し込みを行う」ことをおすすめします。

「光回線の代理店」から申し込みを行った場合、それぞれの光回線事業者が設けているキャンペーンとは別に、代理店が独自で用意しているキャンペーンも利用することができるため、各事業者の窓口から申し込むよりもお得に乗り換えを行うことが可能です。

ただし、「光回線の代理店」から申し込みを行う場合は、1つ注意しなければならない点があります。
それは、「キャンペーンの適応条件として不要なオプションの加入を要求される可能性ある」点です。

独自のキャンペーンを打ち出している代理店の中には、「オプションの加入」を適応条件に定めている業者があるため、場合によっては、本来必要のないオプションサービスに加入させられてしまう可能性があります。

このため、代理店のキャンペーンを目的に利用を検討する際は、「どのような適応条件が定められているのか」にも注視して依頼する業者を選ぶようにしてください。

まとめ:ADSLから光回線へ乗り換える際は早めに手続きを行うのがおすすめ!

ADSLから光回線への乗り換えを検討している方は、できるだけ早めに手続きを行うことをおすすめします。
光回線は様々なインターネット回線の中でも人気が高く、ADSL回線が廃止されることで申し込みを行う方が増えているため、手続きを行うのが遅くなってしまうと希望する日に回線を導入できなくなってしまう可能性があるためです。

このため、今回は「ADSL回線の解約手続き・光回線の解約手続き」について、注意点も含めて詳しく解説しました。
この記事で解説した手順に沿って行うことで、円滑にADSLから光回線に乗り換えを行うことができます。

仮に、手順通りに手続きを行うのが難しいと感じた方は、下記のページにある「光回線の代理店」を利用してみてください。
こちらの窓口では、光回線に関する手続きのサポートを行なっているため、あなたの代わりに一連の手続きを完了してもらうことができます。

下記の窓口では、必要なプランのみの契約で利用できるキャッシュバックのキャンペーンも用意しているため、「手間をかけずにお得に光回線に乗り換えたい」と考えている方はぜひお気軽にお問い合わせください。

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