固定電話を法人で契約する方法4選!料金を安くする手段とおすすめサービスを紹介

法人で固定電話の契約を検討する際、どの種類の電話を導入したら良いかわからない方が多いのではないでしょうか。

法人で契約できる固定電話には、さまざまな種類があります。サービスによって費用や通信品質などが異なるため、自社の状況に適した手段を選ぶことが重要です。

本記事では、固定電話を法人で契約する方法や、種類ごとの料金の比較、費用を抑える方法について詳しく解説します。「とにかく費用を抑えたい」「少人数の起業に合ったサービスが知りたい」という悩みが解消できる内容になっているので、ぜひ最後までお読みください。

なお、固定電話の導入が決まっている方には、NTTが提供する「ひかり電話」がおすすめです。月額料金が低く、転送や内線などビジネスシーンで使えるオプションも利用できます。

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固定電話を法人で契約する4つの方法

固定電話を法人で契約する方法は、主に以下の4つです。

  • 光IP電話
  • NTT加入電話
  • 050IP電話
  • クラウドPBX

それぞれの方法の特徴や、メリット、デメリットがわかると、自社に合ったサービスを選びやすくなります。順番にみていきましょう。

光IP電話

特徴 光回線を利用したIP電話システム
メリット 大容量の光回線を使用しているため、通話品質が高い
デメリット ルーターレンタル費用が別途必要
おすすめな人 高品質な通話と社会的な信用を求める人

光IP電話は、光回線を利用して音声通話を行う電話サービスです。光IP電話は、光回線による通信によってデジタルデータを高速処理できるため、高音質の音声通話が可能です。

また、通話料が安く、月々のコストを抑えられます。さらに、インターネット回線を契約している場合は、光IP電話とのセットの契約で、追加の割引が適用されるケースもあります。ただし、光回線の利用に必要なルーターのレンタル費用が必要になる点に注意が必要です。

光IP電話の特徴である通話品質の高さは、顧客からの信用を得ることにもつながります。高品質な通話と、社会的信頼が特徴の光IP電話は、遠隔地と通話する機会が多い企業や、金融機関との関係が重要な企業におすすめです。

NTT加入電話

特徴 アナログ・デジタル回線を利用した従来からの固定電話サービス
メリット 災害時にも電話がつながって、通信品質が安定している
デメリット 設置に費用と時間がかかる
おすすめな人 災害時の通話確保や金融機関への融資申請時に番号を使いたい人

NTT加入電話は、従来のアナログ・デジタル回線を利用した固定電話サービスです。NTT加入電話のメリットには、災害時の強さが挙げられます。停電時でも使用できるため、緊急時の通話手段に有効です。

また、NTT加入電話は、多くの企業で採用されてきた信頼性の高いサービスであり、通話品質も安定しています。

ただし、NTT加入電話には、専用機器の設置が必要な点は要注意。機器設置などにかかる初期費用が高くなってしまうのがデメリットです。

NTT加入電話は、災害時に強く、長年の実績から高い信頼性があります。そのため、緊急時の通話手段を確保したい企業や、金融機関への融資申請などに電話番号を使いたい人におすすめです。

050IP電話

特徴 インターネット回線を使って音声通話を行うサービス
メリット 初期費用がかからず月額料金も安い
デメリット 社会的な信用性が低い
おすすめな人 個人利用か使い捨ての番号が欲しい人

050IP電話は、インターネット回線を利用して通話を行う電話サービスです。電話番号が「050」で始まるのが特徴。

050IP電話は、既存のインターネット回線を利用するため初期費用がかかりません。また、月額料金も低いため、コストを抑えられる点がメリットです。

ただし、「050」から始まる番号は、営業や勧誘に使われることが多く、怪しいと感じられやすいです。そのため、社会的信用度が低く見られてしまう可能性があります。顧客や社会からの信用度を重視する企業は注意が必要です。

050IP電話は、利用料などのコストを抑えつつ、個人利用か使い捨ての番号が欲しい人におすすめできます。

クラウドPBX

特徴 インターネット上で電話環境を構築するシステム
メリット 機器の購入や物理的な設置工事が不要
デメリット 通信環境によって音質が劣る可能性がある
おすすめな人 初期費用を抑えつつ、すぐに電話番号を取得したい人

クラウドPBXは、従来のオフィス内に設置するPBX(校内交換機)をクラウド上に移行し、インターネットを介して電話環境を構築するシステムです。

機器の購入や設置工事が不要なため、初期費用がかからず、最短即日での導入も可能な点がメリット。また、アプリをインストールすることで、スマートフォンやパソコンからも固定電話を利用して通話できます。内線機能も管理できるため、複数拠点を持つ企業や、従業員の多い企業におすすめです。

ただし、市外局番など取得できない電話番号がある点、通話の品質を保つために安定したインターネット環境が必要な点には注意が必要です。また、クラウドでの管理となるため、セキュリティに関しては、他のサービスと比較してリスクが高くなってしまいます。

初期費用を抑えつつ、すぐに電話番号を取得したい人、複数拠点で電話を利用したい企業に、クラウドPBXはおすすめです。

固定電話の契約に限らず、法人で電話番号を取得する方法について持って知りたい方は、以下の記事で詳しく解説しているので、ぜひこちらもご覧ください。

固定電話を法人で契約するメリット3選

固定電話を法人で契約するメリットは以下の3つです。

  • 社会的信用が得やすい
  • 業務を効率化できる
  • 各種手続きが円滑に進む

法人で固定電話を導入すると、単に通話手段を確保する以上のメリットがあります。順番にみていきましょう。

社会的信用が得やすい

社会的信用が得やすいのは、固定電話を法人契約する大きなメリットです。法人が固定電話を持つことは、事務所や事業所の存在を証明できるため、信用性が高まります。

連絡手段が携帯電話のみの企業では、信頼性に欠けると感じる人も少なくありません。登記簿やウェブサイト、名刺などに固定電話番号を記載することで、企業の信頼度を向上させられます。

顧客や取引先からの信頼度は、企業を運営していく上で欠かせません。固定電話番号を持ち、信頼度を向上させるのは、企業にとって大きなメリットです。

業務を効率化できる

固定電話番号を持つことで、業務効率化が期待できます。電話業務が多い企業では、固定電話を導入することで、受電と発信を並行して行ったり、通話の転送を活用したりできるため、スムーズな業務進行が可能です。

例えば、頻繁に電話応対が発生する企業では、受電と発信を同時に行えることで業務がスムーズに進みます。また、固定電話の転送機能を使うことで、外出中の社員に重要な連絡が入った際にも、すぐに対応可能です。

固定電話の機能を活かし、業務の効率化を図ることで、企業全体の生産性向上にもつながります。

各種手続きが円滑に進む

法人が固定電話番号を持つことで、各種手続きが円滑に進みやすくなります。特に法人の銀行口座の開設や融資の申請では、固定電話番号が信頼性の証として求められる場合が多いからです。

例えば、銀行からの融資も固定電話番号がある企業のほうが信頼性が高く、手続きが早く進む傾向にあります。固定電話番号を法人契約で持つことにより、ビジネスにおけるさまざまな手続きをスムーズに進めることが期待できます。

法人の固定電話契約にかかる時間と料金の目安

法人の固定電話契約にかかる時間と料金はサービスによってさまざまです。ここでは、各サービスの契約から導入までの時間と、料金について紹介していきます。

時間

サービス 導入までの時間
光IP電話 2週間〜1ヵ月
NTT加入電話 2週間〜1ヵ月
050IP電話 当日~1週間
クラウドPBX 3日〜1週間程度

法人が固定電話を使用する場合、契約するサービスによって、導入までの期間は異なります

例えば、光IP電話は、光回線の工事が必要となるため、申し込みから開通まで2週間〜1ヵ月程かかります。電話回線工事が予約制なので、時期によってはさらに長い期間が必要になる可能性もあります。

一方、既存のインターネット回線、インターネット環境を利用する050IP電話とクラウドPBXは、契約時の工事が不要です。そのため、申し込みから数日で利用できます。

契約するサービスによって、利用開始までの期間は異なるため、余裕を持って手続きを進めましょう。

なお、急ぎで固定電話が必要な方には、NTTが提供する「ひかり電話」がおすすめです。以下の窓口から申し込むと、最短当日に電話番号が取得でき、工事までの日程も最短で案内してもらえます。詳細が気になる方は、以下のボタンから確認してみてください。

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料金

サービス 初期費用 月額費用
光IP電話 13,200円 約4,000〜約7,000円
NTT加入電話 40,480円 2,530円~
050IP電話 0円~ 0円~
クラウドPBX 0円~ 約1,000円~

固定電話の導入には、初期費用と月額費用が必要です。初期費用には、回線の引き込み工事などの費用が含まれます

光IP電話の初期費用は、新規の申し込みで約13,200円です。すでに光回線は引いてあり、内線と外線や内線同士を接続するための「交換機」を設置する工事のみの場合は、初期費用は2,200円です。ただし、光回線の引き込み工事が必要な場合は、別途料金が必要になるケースもあります。NTT加入電話の初期費用は、施設設置費用と契約料の合計、40,480円が必要です。

一方、050IP電話やクラウドPBXは、インターネット回線を利用するため、初期費用が安いのが特徴。どちらもサービスによって初期費用に違いはあるものの、光IP電話やNTT加入電話と比較してコストを抑えて導入できます。

月額費用については、光IP電話は、4,000円から7,000円程度で、オプションや、機器レンタル費用によって費用は異なります。NTT加入電話は、月額2,530円から利用可能です。

050IP電話の月額費用は、サービス提供会社によってさまざまで、0円から3,000円程度です。例えば楽天モバイルが提供しているSMARTalkは、初期費用・月額費用が0円で利用できるので、コストを抑えたい方におすすめ。

また、クラウドPBXの月額費用もサービスによって異なり、プランによっては1,000円から利用できます。

各サービスの料金を比較し、企業の要望にあったサービスを選択することが大切です。

固定電話を法人で安く利用する方法

固定電話を法人で安く利用する主な方法は、以下の3つです。

  • 中古の電話機を使う
  • インターネットとセットで契約する
  • 定期的に契約内容を見直す

安く利用する方法を理解しておくと、数千円〜数万円の導入費用を削減できます。順番に見ていきましょう。

中古の電話機を使う

中古の電話機を使うことで、固定電話の初期費用を削減できます。固定電話を利用するためには、電話機が必要不可欠です。

電話機を導入する際、新品を選ぶと1台に付き1〜5万円程度の費用がかかるため、複数台購入すると初期費用が高くなってしまいます。一方、中古の電話機であれば、新品と比較して安価な価格で購入できるため、電話機の購入に必要な初期費用を抑えられます。

また、利用する期間によっては、リース契約もおすすめ。ただし、月々の費用が追加されるため、利用期間に応じて購入かリースかを決めるのが大切です。

機能面で問題がなければ、中古品を上手く活用すると初期費用を削減できます。

インターネットとセットで契約する

インターネット回線とセットで契約することで、固定電話を安く利用できます
光IP電話をはじめ、多くの場合、インターネット回線と固定電話をセットで契約するプランを提供しています。

インターネットとセットで契約することで、割引が適用になるケースが多く、月々の費用を節約できます。

また、インターネット回線とセットで契約することで、個別の工事が不要になり、初期費用の負担を軽減可能です。

インターネットと電話回線のセット契約を検討している企業には、NTTが提供する「ひかり電話オフィスA(エース)」がおすすめです。以下の窓口から申し込むと、最短で導入できる日程を案内しています。サービスの詳細が気になる方は、以下のリンクからぜひご相談ください。

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定期的に契約内容を見直す

固定電話を安く利用するためには、導入後の定期的な契約内容の見直しも重要です。電話をはじめとした通信業界は、新しいプランやサービスが日々登場しています。

中には、現在のサービス内容を維持したまま、より低価格で利用可能なプランが提供されているケースも多いです。そのため、定期的に現在の契約内容を確認し、新しいプラン、サービスとの比較を行いましょう。

必要に応じて、プランの変更や、サービス提供会社の乗り換えを行うことで、お得に固定電話が利用できます。

契約内容の見直す際に、現在のプラン以外にどのようなものがあるか知りたい方は、以下の記事で電話番号を取得できるサービスについて解説しているので、ぜひこちらもご覧ください。

固定電話を法人で契約する手順5STEP

固定電話を法人で契約するために必要な手順は、以下の5つです。

  • 利用する電話の種類を決める
  • 電話番号を決める
  • 主装置と電話機を用意する
  • 工事会社による事前調査
  • 工事を実施する

ここでは、固定電話を法人で契約するための手順について、5つのSTEPをそれぞれ詳しく紹介します。順番に確認していきましょう。

利用する電話の種類を決める

固定電話を契約するために、はじめに行うことは、利用する固定電話の種類を決めることです。

光IP電話やNTT加入電話、クラウドPBXなど、さまざまな種類のサービスから選択します。例えば、信頼性を重視するなら光IP電話やNTT加入電話、コストを重視するなら050IP電話を選択するのがおすすめです。

法人の規模や業務内容、予算、目的に応じて最適なサービスを選びましょう。

電話番号を決める

電話の種類を決めたら、次に利用する電話番号を決めます

市外局番と次の4桁を除く、最後の下4桁の番号を複数の候補の中から選択します。電話会社から提示された候補から、自社の名前やサービスを想起できるような番号を選択するのがおすすめです。

主装置と電話機を用意する

電話番号を決めた後は、主装置と電話機の用意が必要です。主装置と電話機は、固定電話を利用するために不可欠。ただし、クラウドPBXなど一部のサービスでは電話機が不要なケースもあるため、あらかじめ確認しておきましょう。

企業の規模や目的に対して、必要な代数や機能を確認し、適切な機器の用意が必要です。

工事会社による事前調査

電話機などの用意ができたら、工事が必要な場合に限り、工事会社による事前調査が行われます

事前調査の内容は、オフィスの配線状況や設備状況の確認です。調査結果をもとに、どのような工事が必要なのか、工事にかかる期間や費用の見積もりが提示されます。

工事を実施する

最後に、必要な工事を実施して固定電話を導入します。工事内容は、サービスやオフィスの配線状況によってさまざまです。

工事期間も数日から、数週間かかるケースもあるため、業務に支障がないようにスケジュールを調整する必要があります。全ての工事が完了すると、固定電話が利用できます。

固定電話を法人で契約するなら「ひかり電話」がおすすめ

法人で固定電話の導入を検討している方には、フレッツ光の「ひかり電話」がおすすめです。ひかり電話は、光回線を利用したIP電話サービスです。通話料金が安く、初期費用も比較的抑えられます。

さらに、ひかり電話は、インターネットとのセット契約が可能です。そのため、通信費全体を一括で管理でき、コストの見通しが立てやすくなります。法人向けの「ひかり電話オフィスタイプ」もあるため、複数の電話番号の導入も対応可能です。

気になる方は、以下のボタンから詳細を確認してみてください。

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