FAXを無線で使う方法3選!ワイヤレスで使う際の注意点も紹介

FAXを社内で利用する際、「無線でどこからでも使えるようにしたい」と考える方は多いのではないでしょうか。

無線対応の機器を使ったり、インターネットFAXを使ったりすると、FAXは無線化できます。どの機種でも無線化できるわけではないため、導入方法を理解しておくことが重要です。

本記事では、FAXを無線化する方法と注意点について解説します。具体的な手順も紹介しているので、FAXを無線化したい方はぜひ最後までお読みください。

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FAXを無線で使う方法3選

FAXを無線で利用する方法として、以下の3つが挙げられます。

  • 無線LAN対応のFAX機や複合機を使う
  • 電話回線ワイヤレスユニットを使って無線化する
  • インターネットFAXを使う

無線化する方法を網羅的に理解できると、自社に適したやり方が判断できるようになります。順番に見ていきましょう。

無線LAN対応のFAX機や複合機を使う

FAXを無線化する最もシンプルな方法は、無線LAN(Wi-Fi)に対応しているFAX機や複合機を使うことです。

Wi-Fiで接続することで、パソコンやスマートフォンなどの機器から、LANケーブルなしでFAXを利用できます。これにより、FAX機が電話回線の近くに設置されている必要がなくなり、どこでも利用可能になります。

無線接続に対応している機器は、以下の代表的なメーカーが販売しています。

  • Canon
  • EPSON
  • ブラザー

なかでも、ブラザーの機種は多くの企業で広く使用されており、設定も簡単で無線化の際に最も便利な選択肢の一つです。

電話回線ワイヤレスユニットを使って無線化する

既存のFAX機をそのまま無線化したい場合は、「電話回線ワイヤレスユニット」を利用する方法があります。

ワイヤレスユニットを使うと、電話回線とFAX機の間を無線接続でき、FAX機を電話回線の近くに設置する必要がなくなります。

電話回線ワイヤレスユニットは、FAX機の近くに設置される無線送信機と、電話回線のある場所に設置される無線受信機の2つのデバイスで構成され、各機器を接続するだけで無線化が可能です。

ただし、通信距離に制限があり、対応周波数帯が異なる機種同士では接続できないことがあるため、購入前に対応機種を確認することが重要です。

インターネットFAXを使う

インターネットFAXは、FAX機を使わずにインターネット経由でFAXの送受信を行うサービスです。

インターネットFAXを利用すると、FAX機そのものが不要になり、パソコンやスマートフォンから直接FAXを送受信できるようになります。最大の利点は、場所を問わずFAXを送受信できる点です。外出先や出張中でも、スマホやPCを使ってFAXを利用でき、ビジネスの効率化につながります。

さらに、受信したFAXはPDFなどのデジタルデータとして保存でき、ペーパーレス化も実現可能です。ただし、インターネットFAXには月額料金がかかる場合が多いため、利用頻度に応じてコストの見極めが必要です。また、サービスによってセキュリティレベルが異なるため、機密情報を扱う場合は、暗号化やセキュリティ対策が充実したサービスを選びましょう。

インターネットFAXについてもっと知りたい方は、以下の記事で詳しく解説しているので、ぜひこちらもご覧ください。

FAXを無線化するメリット

FAXを無線化するメリットは、以下の3つです。

  • 配線のわずらわしさがなくなる
  • 設置場所の自由度が高まる
  • 複数のデバイスから利用できる

順番に解説します。

配線のわずらわしさがなくなる

FAXを無線化する最大のメリットは、配線のわずらわしさがなくなることです。

従来のFAX機は、電話回線と直接接続するため配線が必須でしたが、無線化により「コードが届かなくて理想の場所に置けない」「動線にコードがあって足元が危険」といった問題が解消されます。

特にオフィス環境では、机や棚の周りがきれいに保たれ、社員が快適に作業できる環境が整うでしょう。

設置場所の自由度が高まる

無線化すると、FAX機を設置する場所を自由に選べるようになります

有線接続のFAX機は、電話回線やインターネットの配線がある場所にしか設置できませんでしたが、無線化すると、電源がある場所であればどこにでも設置可能です。

例えば、オフィスでは共用スペースやスタッフのデスク近くに設置することで、FAXの使用がスムーズになり、業務効率が向上します。FAX機が業務エリアに近ければ、社員同士のやり取りも円滑になり、業務がスムーズに進むでしょう。

従来の「電話回線に近い場所」という制約がなくなるため、好きな場所に設置できます。

複数のデバイスから利用できる

無線対応のFAX機やインターネットFAXを利用すれば、スマートフォンやパソコンからFAXの送受信が可能になります

従来の有線FAX機では、FAX機本体の操作パネルから操作するしか方法がありませんでしたが、無線化によってどこからでもFAXの送受信ができるようになります。

特にインターネットFAXを利用すれば、専用のアプリやWebブラウザを通じて、外出先からでもFAXを送受信できます。ビジネスシーンでは、外出中でも重要な資料の送信や文書の受信が迅速に行え、即時対応が求められる業務に役立ちます。

無線化する以前に、「そもそもFAXの導入方法がわからない」という方は、以下の記事で詳しく解説しているので、ぜひこちらもご覧ください。

FAX無線を使う際の注意点とトラブル対策

FAXを無線で利用する際の注意点は以下の3つです。

  • 通信エリアや電波状況に注意
  • セキュリティ対策をしっかり行う
  • 突然の接続切れや通信不良への対処

トラブルが発生した際の対処法を理解しておくと、事前に対策ができます。順番に見ていきましょう。

通信エリアや電波状況に注意

無線FAXを使う場合、通信エリアや電波状況の確認は非常に重要です。

無線LAN対応のFAX機や電話回線ワイヤレスユニットは、電波を利用してデータを送受信しますが、電波が弱い場所や障害物が多い場所では通信が不安定になります。

特にオフィスの広いフロアや壁が多い場所では、電波が届きにくくなり、FAXの送受信が途中で途切れたり、エラーが発生したりすることが多いです。

FAX送信が上手くいかないときは、Wi-Fi中継機を設置するか、FAX機をWi-Fiルーターに近い場所に設置して対策しましょう。

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セキュリティ対策をしっかり行う

無線通信を利用する場合、セキュリティリスクが発生する可能性があります

特にインターネットFAXやWi-Fi接続のFAX機を利用する場合、通信内容が第三者に漏洩する危険性があるため、しっかりとしたセキュリティ対策を行う必要があります。

Wi-Fiには強力なパスワードを設定し、定期的に変更することが基本です。また、ルーターの設定で「MACアドレスフィルタリング」を有効にすると、登録した機器だけが接続できるようになります。

インターネットFAXを利用する場合は、信頼性のあるサービスを選び、定期的にセキュリティアップデートを行うことが大切です。

突然の接続切れや通信不良への対処

無線接続では、突然の接続切れや通信不良が発生する場合があります。Wi-Fiの電波は外部環境によって変動しやすく、特に障害物が多い場所や、電波を出す機器が多い環境では不安定になりやすいです。

接続が不安定な場合は、まずWi-Fiルーターの再起動を試してみましょう。電源を一度切り、数分待ってから再度電源を入れると、電波がリフレッシュされて接続が安定することがあります。

頻繁に通信が途切れる場合は、ルーターの設置場所やチャンネル設定を見直してみてください。障害物が多い場所や他の電子機器が密集している場所は避けると、電波が安定してつながりやすくなります。

FAXを無線化する手順

ここでは、Wi-Fi対応のFAX機を導入する例をもとに、FAXの無線化の手順を解説します。

  • Wi-Fi対応FAX機を用意する
  • Wi-Fiネットワークの準備
  • FAX機のWi-Fi設定

順番に見ていきましょう。

1.Wi-Fi対応FAX機を用意する

無線でFAXを使うためには、まずWi-Fi対応のFAX機(例:ブラザーなどの複合機)を準備します

有線接続のみのFAX機では無線化はできないため、購入する際には必ずWi-Fi対応のモデルを選びましょう。

すでにFAX機能がある複合機を導入している場合は、取扱説明書やメーカーの公式サイトで無線に対応しているかチェックしてください。無線対応の複合機を用意したら、電話回線を接続し、FAX機能を設定して有効化します。

2.Wi-Fiネットワークの準備

次に、Wi-Fiネットワークの準備を行います。無線FAXを使用するためには、安定したWi-Fi環境が必要です。Wi-Fiルーターを使用し、適切なSSID(ネットワーク名)とパスワードが設定されていることを確認してください。

Wi-Fiルーターは、電波が届きやすい場所に配置し、必要に応じて中継機を設置するなど、電波環境の改善も検討しましょう。特に、電波が弱いエリアでFAXを使用する場合、中継機を追加すると、通信の安定性が向上します。

3.FAX機のWi-Fi設定

Wi-Fi対応FAX機をWi-Fiネットワークに接続するため、FAX機本体の設定を行います。多くの機種では、操作パネルから「ネットワーク設定」や「Wi-Fi設定」を選択し、ネットワークのSSIDとパスワードを入力するだけで接続が完了します。

設定画面の操作は機種によって異なるため、取扱説明書を参照しながら進めるとスムーズです。設定が完了すると、FAX機がWi-Fiネットワークに接続され、無線での送受信が可能になります。

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