【法人向け】ひかり電話オフィスA(エース)とは?料金や工事内容・導入手順を解説

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事業の立ち上げや拡大に伴い、「ひかり電話オフィスA(エース)」の導入を検討している方が多いのではないでしょうか。

ひかり電話オフィスAは、NTTが法人向けに提供しているサービスで、ビジネス利用に適した機能や料金プランを揃えています。ただし、企業の規模によっては割高な料金になってしまう可能性もあるため、最適なプランの選択が必要です。

本記事では、ひかり電話オフィスAの特徴や費用について解説します。どのような企業に適しているかについても解説しているのでぜひ最後までお読みください。

なお、ひかり電話の導入が決まっている方は、導入工事ご予約をおすすめします。
工事は予約制のため早めの申し込みが必要です。こちらの窓口から申し込むと最短の日程で導入可能です。

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ひかり電話オフィスA(エース)とは

ひかり電話オフィスAは、中・大企業向けの光IP電話サービスです。

NTTが提供する「ひかり電話」サービスのひとつで、ビジネス利用で役立つ機能が豊富に備わっています。

用途に合わせてオプションを追加できるのが特徴で、事業規模や社員数に合わせたプランにカスタマイズが可能です。

固定電話回線をビジネス目的で利用したい方におすすめのサービスと言えます。

ひかり電話オフィスAで利用できるサービス

ひかり電話オフィスAで利用できるサービスを、以下の2つに分けて解説します。

  • 基本サービス
  • オプションサービス

基本サービス

ひかり電話オフィスAの基本サービスには、1チャネル1番号が標準で提供されます。電話番号のチャネル以外にも、下の8つの便利な機能が含まれています。

機能 詳細
グループ通話定額 複数の拠点で利用している「ひかり電話サービス」の音声通話量が無料になる
ナンバー・ディスプレイ 電話に出る前に、かけてきた相手の電話番号を表示する
ナンバー・リクエスト 番号非通知でかけてきた相手に対して、自動音声メッセージで対応する
ボイスワープ かかってきた電話を、あらかじめ指定した電話番号に転送する
迷惑電話おことわりサービス 迷惑電話に対して自動音声メッセージで着信拒否ができる
テレビ電話 対応端末を使ってテレビ電話ができる
高品質電話 標準の音声通話よりも高帯域を利用してクリアな音声通話が可能になる
データコネクト FAXやクレジット端末で使う少量のデータ通信が使える

ビジネス利用で必要な機能が最初から利用できます。また、事業所の規模に合わせて最大300チャネル、7,000番号まで拡大可能です。

チャネル数と番号数とは

チャネル数:同時通話可能な数です。複数の電話機で同時に通話ができ、お客様を待たせるリスクを減らせます
番号数:登録可能な電話番号の数です。多いほど部署・部門ごとに電話番号を分けられます。

オプションサービス

ひかり電話オフィスAには、基本サービス以外にもさまざまなオプションサービスが用意されています。具体的なサービスは以下の10種類です。

オプション 詳細
一括転送機能 利用中の電話番号を一括で登録済みの転送先へ着信させる
故障回復通知機能 故障の際は転送してくれて、回復時に自動でもとに戻してくれる
着信お知らせメール 外出中の着信を登録したパソコンや携帯電話にお知らせ
複数チャネル 1つの番号で同時に通話できる数を増やす
追加番号 ひかり電話オフィスA(エース)の1契約に対し、最大7,000電話番号を追加する
フリーアクセス・ひかりワイド かかってきた電話の通話料を着信者側が負担するサービス
特定番号通知機能 ナンバー・ディスプレイをご利用の方に対して、着信課金番号等を通知するサービス
ひかり電話#ダイヤル 「#+4桁の番号」をダイヤルしてもらうだけで着信できるように設定するサービス
グループダイヤリング 複数拠点間を事業所番号と内線番号で接続できる
グループ通話定額テレビ通話プラン 拠点間テレビ電話を定額で利用できる

必要に応じてこれらのオプションを追加することで、より便利で高機能な電話システムを構築可能です。

オプション機能による拡張性の高さは、ひかり電話オフィスAならではの魅力と言えます。

ひかり電話オフィスAに利用に必要な6つの料金

ひかり電話オフィスAを利用する際に必要な料金は以下の6つです。

  • 月額基本料
  • アクセス回線利用料
  • 通話料
  • オプション利用料
  • 機器レンタル料
  • 初期費用

順番に解説します。

月額基本料

ひかり電話オフィスAの月額基本料は、1契約(1チャネル1番号)あたり1,210円(税込)です。事業規模に応じて契約する番号の数を増やす必要があるため、その分月額利用料も増加します。

ひかり電話オフィスAは標準搭載されている機能が多いため、ほかのサービスに契約するのと比較して安く済ませられます。

従来一般的だった固定電話である「NTT加入電話」は月額基本料金が2,530円以上かかるため、ひかり電話オフィスAに切り替えることで、1,000円以上のコスト削減が可能です。

アクセス回線利用料

ひかり電話オフィスAを利用するには、NTT東日本/西日本の「フレッツ光ネクスト」などの光回線の契約が必要です。

光回線の月額利用料は別途かかり、その費用は契約するプロバイダーやプランによって異なります。

例えば、フレッツ光ネクストファミリー・ギガラインタイプの場合、月額利用料は5,940円(税込)です。 光回線の種類によって利用料は変わりますが、ひかり電話オフィスAを利用する上で光回線は必須になります。

通話料

ひかり電話オフィスAの通話料は以下のとおりです。

電話先 加入電話 ひかり電話オフィスA(プラン1) ひかり電話オフィスA(プラン2)
市外通話 9.35円/3分 県内通話

6.6円/3分

県間通話

11円/3分

全国一律

8.8円/3分

市外通話(県内)
市外通話(100km以上)
携帯電話 17.6円/分

ひかり電話オフィスAの通話料は、加入電話に比べて安くなっています。 ひかり電話オフィスAにはプラン1(県内6.6円/3分、県外11円/3分)とプラン2(全国一律8.8円/3分)の2つのプランがあり、自社の通話パターンに合わせて選べます。

オプション利用料

ひかり電話オフィスAのオプション利用料は以下のとおりです。

オプション名 料金単位 月額料金
複数チャネル 1チャネルごと 1,100円
追加番号 1電話番号ごと 110円
一括転送 1契約ごと 3,300円
故障・回復通知 1契約ごと 3,300円
着信お知らせメール 1電話番号ごと 110円
フリーアクセス・ひかりワイド 1着信課金番号ごと 1,100円
特定番号通知 1電話番号ごと 110円
ひかり電話♯ダイヤル 1#ダイヤル番号ごと 西日本利用型(NTT西日本)/

全国利用型(NTT東日本):

16,500円

ブロック内利用型:

11,000円

グループダイヤリング 1契約ごと 基本機能(1事業所番号利用):

3,850円

オプション機能:

2,200円

グループ通話定額テレビ電話プラン 1契約ごと 550円

月額利用料の中にビジネス利用で必要になる多くの機能が含まれているため、オプションでは必要な機能の追加だけで済ませられます。

機器レンタル料

ひかり電話オフィスAを利用するためには、ひかり電話オフィスA対応のビジネスフォンかアダプターが必要です。ビジネスフォンは購入のみですが。アダプターはレンタルできるため、月々の費用がかかる場合があります。

レンタル料金は以下のとおりです。

機器名 月額料金(税込)
4チャネル対応アダプター 1,100円
8チャネル対応アダプター 1,650円
23チャネル対応アダプター/複数機器対応アダプター

(最大300チャネル用)

5,940円
複数機器対応アダプター(最大32チャネル用) 1,100円

1装置ごとの値段になるため、複数拠点で利用する場合はその分だけ費用がかかります。

初期費用

ひかり電話オフィスAの導入にかかる初期費用は工事費用と、フレッツ光などのインターネット接続サービスの費用です。工事費の詳細は以下のとおりです。

区分 料金単位 料金
基本工事費 1工事ごと 8,250円
交換機等

工事費

基本サービス ひかり電話オフィスA

(エース)1契約ごと

1,100円
オプション

サービス

複数チャネル ひかり電話オフィスA

(エース)契約ごと

1,100円
追加番号 1追加番号ごと 770円
一括転送機能 ひかり電話オフィスA

(エース)1契約ごと

1,100円
故障・回復通知機能 ひかり電話オフィスA

(エース)1契約ごと

1,100円
着信お知らせメール 1電話番号ごと 1,100円
フリーアクセス・

ひかりワイド

基本機能の利用開始

または内容の変更

1着信課金番号ごと 1,100円
追加機能の利用開始

または内容の変更

1着信課金番号につき 1追加機能ごと 1,100円
特定番号通知機能 1電話番号ごと 1,100円
ひかり電話♯ダイヤル 1♯ダイヤル番号ごと 1,100円
グループダイヤリング 1事業所番号ごと 1,100円
同番移行工事費 1電話番号ごと 2,200円
機器

工事費

4チャネル対応ひかり電話オフィスA(エース)

対応アダプター工事費

1装置ごと 8,800円
8チャネル対応ひかり電話オフィスA(エース)

対応アダプター工事費

1装置ごと 10,450円
23チャネル対応ひかり電話オフィスA(エース)

対応アダプター/複数機器対応アダプター

(最大300チャネル用)工事費

1装置ごと 17,600円
複数機器対応アダプター(最大32チャネル用)工事費 1装置ごと 14,300円
設定変更工事費 1装置ごと 5,280円

利用する機能ごとに追加の工事費用が必要になります。工事を行う時間帯によっても料金が異なるため注意しましょう。

インターネット接続サービスの費用はプロバイダーによって異なるので、わからない方は契約先に料金を問い合わせてみてください。

工事費やその他不明点は、以下の窓口に問い合わせると費用を算出してもらえます。ひかり電話オフィスAの導入を検討している方は、以下のリンクから詳細を確認してみてください。

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ひかり電話オフィスAとオフィスタイプの違い3選

法人向けのひかり電話サービスには、「オフィスA(エース)」と「オフィスタイプ」が存在します。企業の規模や用途によって使い分けるために違いを理解しておくことが重要です。

ひかり電話オフィスAとオフィスタイプには以下のような違いがあります。

ひかり電話オフィスA ひかり電話オフィスタイプ
対応チャネル数 標準:1チャネル

最大:300チャネル

標準:3チャネル

最大:8チャネル

利用料金 1,210円~(1番号) 1,430円~(1番号)
オプションの数 月額料金内で使える量が多い 月額料金内で使えるのは基本機能のみ

対応チャネル数

ひかり電話オフィスAとオフィスタイプの大きな違いのひとつが、対応可能なチャネル数です。チャネル数とは、ひとつの回線で同時に通話可能な数のこと。チャネル数が多いほど、同時に通話できる回線数が増えます。

オフィスAは標準で1チャネルまで対応しているのに対し、オフィスタイプは3チャネルまで対応可能です。

オプションを追加すると、オフィスタイプは8チャネル、オフィスAはチャネル数を最大300まで拡張できます。標準搭載されているチャネル数はオフィスタイプの方が多いため、小規模な場合はオフィスタイプがおすすめです。

オフィスAは拡張できる幅が広いため、オフィスを多数保有する規模が大きい法人向けのサービスだと言えます。

利用料金

料金
オフィスA 1,210円~(1番号)
オフィスタイプ 1,430円~(1番号)

ひかり電話オフィスAの1番号あたりの料金は、オフィスタイプよりも安く設定されています。それぞれのプランで、利用するチャネル数に応じた追加料金が発生し、必要なチャネル数が多ければ多いほど、総合的な月額料金は高くなります。

ただし、1番号あたりのチャネル数は、オフィスタイプの方が多いです。必要チャネル数が多いほどオフィスタイプAの方がお得になるように設定されています。

オプションの数

ひかり電話オフィスAは、オフィスタイプと比較してオプションの数が豊富です。顧客からの電話を特定の場所へ転送できる「一括転送機能」や、複数拠点間を内線接続できる「グループダイヤリング」など、中・大規模企業向けのオプションが利用できます。

オフィスタイプでは追加料金の支払いが必要な「グループ通話設定」や「ナンバーディスプレイ」などのオプションが、オフィスAでは月額料金内で利用可能です。

拡張性が高いため、従業員数が多く複数の電話番号が必要な企業におすすめです。

ひかり電話オフィスAがおすすめな企業の3つの特徴

ひかり電話オフィスAがおすすめな企業の特徴は、以下の3つです。

  • 大規模な事業所や多拠点展開している企業
  • 多くのオプションサービスを必要とする企業
  • 通話料の削減を重視する企業

順番に解説します。

大規模な事業所や多拠点展開している企業

ひかり電話オフィスAは、大規模な事業所や多拠点展開している企業におすすめです。

ひかり電話オフィスAは、最大チャネル数が300チャネル、最大電話番号数が7,000番号と高い上限設定になっています。大企業では、本社や支社、営業所など、さまざまな場所で多数の電話を利用する必要があります。

ひかり電話オフィスAは、チャネル数や電話番号数の制限を受けずに導入できるため、大規模な企業や複数拠点を持つ企業におすすめのサービスです。

多くのオプションサービスを必要とする企業

ひかり電話オフィスAは、多くのオプションサービスを必要とする企業におすすめです。オフィスAには以下の機能が標準搭載されています。

  • ナンバーディスプレイ
  • ナンバーリクエスト
  • ボイスワープ
  • テレビ電話
  • 迷惑電話お断りサービス
  • 着信お知らせサービス
  • 高音質電話
  • データコネクト

オプションを個別に契約する必要がないため、多数のオプションを利用したい企業は費用を削減できます。

例えば、グループ通話定額サービスを追加する場合、オフィスタイプは440円/チャネルの追加料金が必要ですが、オフィスA(エース)は標準装備のため追加料金は必要ありません。

追加のオプションも豊富にあるため、多機能を求める企業におすすめです。

通話料の削減を重視する企業

ひかり電話オフィスAは通話料金を削減したい企業にもおすすめです。

ひかり電話オフィスA(エース)の通話料は、加入電話に比べてリーズナブルな料金設定になっています。

ひかり電話への発信は8.8円/3分、携帯電話への発信は17.6円/分。加入電話やからの電話は9.35円/3分かかるので、通話の機会が多い企業はオフィスAにすると費用を節約できます。

月々の基本料金だけでなく、通話料金を削減したい企業におすすめです。

ひかり電話オフィスAの利用に必要な機器

ひかり電話オフィスAを利用するには、対応のビジネスフォンかアダプターの購入・レンタルが必要です。

ひかり電話オフィスAで提供されるサービスを十分に利用するためには、対応している機能が搭載されたビジネスフォンを利用します。

NTTから提供されている商品(SmartNetcommunity αZX)以外に、パナソニックやNECなどから提供しているビジネスフォンも利用可能。既存のビジネスフォンをそのまま利用する場合は、ひかり電話オフィスAに対応しているアダプターの購入もしくはレンタルが必要です。

ひかり電話オフィスAの工事内容と導入手順を5STEPで解説

ひかり電話オフィスAを導入する手順は以下のとおりです。

  1. 回線工事の申し込み
  2. 機器の準備
  3. NTTによる回線工事
  4. 専門業者による電話工事
  5. 設定と運用開始

順番に解説します。

1.回線工事の申し込み

ひかり電話オフィスA(エース)の導入に際して、まずNTTに対して回線工事を申し込みます

申し込み時期は工事希望日の1~3ヶ月前からが目安です。 申し込みの際には、必要なチャネル数や電話番号数、オプションサービスの有無などを事前に決めておきましょう。

申し込み後、NTTから工事日時の連絡があり、日程調整を行います。

2.機器の準備

ひかり電話オフィスA(エース)を利用するためには、ひかり電話対応のルーター(NTT提供のONU)と、IP電話機やビジネスフォンなどの端末機器が必要です。

ビジネスフォン本体だけでなく、ルーターと電話機を接続するためのハブ/スイッチングハブ、LANケーブル、アナログ電話機を利用する場合はゲートウェイも必要になります。

大規模な事業所では多数の機器が必要になるため、機器調達にかかる費用と時間も考慮しておきましょう。

3.NTTによる回線工事

申し込みから1〜3ヶ月後、NTT工事担当者が訪問し回線工事を行います。基本工事では、ひかり電話対応ルーターの設置や回線接続などを実施。

追加番号工事は、基本の3チャネル1番号に加えて、追加でチャネルや番号を増やす場合に必要です。

4.専門業者による電話工事

ビジネスフォンなどを利用する場合は、NTTの回線工事とは別に専門業者による電話工事が必要です。光回線を引いてから電話端末までつなぐ工事を実施します。

複数機器対応アダプター工事は、ビジネスフォンなど多数の電話機を接続する際に行います。

5.設定と運用開始

NTTと専門業者による工事が完了したら、最後に電話機の設定を行い、ひかり電話オフィスA(エース)の運用を開始します。

各電話機の内線番号割り当てや、グループ通話定額サービスの登録、着信転送の設定などを行いましょう。

ひかり電話オフィスAで法人の電話番号を取得しよう

ひかり電話オフィスAは、中・大企業向けの光IP電話サービスです。

NTTが提供する「ひかり電話」シリーズのひとつで、ビジネス利用で役立つ機能が豊富に備わっています。

特に、オプション機能の多さや通話料金の安さは、多拠点展開している企業におすすめです。ひかり電話オフィスAの導入を検討している方は、以下のリンクから詳細を確認してみてください

なお、「ひかり電話」の導入工事は予約制です。お急ぎの方は、こちらの窓口から申し込むと最短の日程で導入可能です。

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