NTT東日本エリアでのFAX番号取得方法は?【法人・個人事業向け解説】

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NTT東日本エリアで「会社の新オフィス用にFAX番号を取りたい」「個人事業主として独立するにあたり、FAX番号の取得を考えている」と考えている人も多いのではないでしょうか。

NTT東日本エリアでFAX番号を取得したい場合、方法としてはアナログ回線・ISDN回線・ひかり電話の3パターンがあります。

今回は法人・個人事業主のニーズごとに、オススメのFAX番号取得パターンについて説明します。

NTT東日本で番号を新規取得する方法や、スピーディにFAX導入ができる問い合わせ窓口も紹介しますよ。

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NTT東日本のFAX番号の取得方法は?

NTT東日本エリアでFAX番号を新規取得したい場合、番号取得方法は以下の3パターンです。

  • アナログ電話
  • ISDN回線
  • ひかり電話

ケース別のオススメパターンに説明する前に、それぞれのおおまかな特徴を説明します。

アナログ電話の概要と特徴


アナログ回線は、いわゆる「一般的な固定電話の回線」。
電話線を使って通話を行います。

別名「加入電話」ともいいます。

電話線を通じて電話機まで電気が供給されるため、停電しても使用できるのが、アナログ回線のメリットのひとつです。

ISDN回線の概要と特徴


ISDN回線は、アナログの固定電話と同じく、電話線を使います。アナログ回線との違いは、音声をデジタル化すること。

「距離に関わらず音声が良い」「電話番号ひとつで2回線利用できる」などのメリットがあります。

ひかり電話の概要と特徴


ひかり電話はアナログ回線やISDN回線と違い、
光回線(インターネット回線)を使って通話します。

そのためひかり電話の利用には、光回線の導入が必要。光回線はネット利用を主目的とした回線ですが、電話用の回線としても使えます。

ひかり電話の電話番号は、「東京03」など地域ごとの市外局番から始まる番号が使えます。

一般的なアナログ回線用のG3FAXが使え、使い勝手もアナログ回線とほとんど変わりません。ちなみにNTT東日本の公式サイトでも対応FAX機(でんえもん)が販売されています。

一方で電話音声はデジタル化されるため、距離による音質劣化はほとんどなし。

またアナログ回線より初期費用やランニングコストが少ないので、固定電話回線の主流となりつつあります。

なお「ひかり電話」はNTT東日本・NTT西日本のサービスを、「光電話」はNTT以外のサービスを指すのが一般的です。

では続いて「このような場合には、このFAX番号取得方法がオススメ」というパターン別に説明します。

FAX番号のみで電話を使用する場合

番号はひとつでFAXのみを利用する場合の選択肢は、アナログ電話かひかり電話です。それぞれのメリット・デメリットについて説明します。

アナログ電話のメリット・デメリット

アナログ回線のメリットとデメリットについて説明します。

メリット すでに電話線があれば、FAXも導入しやすい
デメリット ランニングコストが高い

アナログ回線のメリットは、すでに固定電話用の回線が引かれていて、モジュラージャック(電話回線コードの差込口)が設置されている部屋・建物なら、利用開始までが早いこと。

開通工事後に電話機をモジュラージャックに接続すれば、すぐ電話が使えます。


一方、基本料金・通話料金が割高なのがデメリット。
ナンバーディスプレイなど、法人・個人事業主からのニーズが高いオプションも割高です。

なおアナログ電話導入・番号取得には従来、高額な加入権(税込39,600円)がかかっていましたが、今は加入権不要の「加入電話・ライトプラン」もあります。ただライトプランは初期費用が安くなる代わり、月々の使用料金が高くなります。

ひかり電話のメリット・デメリット

続いて、ひかり電話のメリット・デメリットについて説明します。

メリット 加入権不要
ランニングコストが安い
デメリット 光回線の導入工事・対応機器が必要

ひかり電話のメリットは、アナログ回線と比べ基本料金・通話料・FAX送信料が安いことです。

料金の種類 アナログ回線(事務用) ひかり電話(基本プラン)
月額基本料金 2,530~3,025円 550円+光回線の月額料金
通話料・FAX送信料 9.35~44円/3分(固定電話→固定電話) 8.8円/3分(固定電話→固定電話)

※2021年9月時点の情報
※価格は全て税込

ひかり電話は距離や時間帯に関わらず、通話料・FAX送信料が一律。ナンバーディスプレイや転送電話などのオプションも割安です。

ちなみにナンバーディスプレイとは、呼出し中に相手の番号がディスプレイに表示される機能。

また転送電話はかかってきた電話を別の電話番号に転送する機能で、外出が多い人にとっては便利です。

またNTTのひかり電話には「FAXお知らせメール」というオブションサービスも。FAXを受信するとメールで通知が届き、外出先でもFAXの内容を確認できます。

一方でひかり電話には「光回線の導入が必要」というデメリットもあります。光回線未導入の建物だと、開通工事が必要です。

アナログ回線とひかり電話、どちらがオススメ?

オススメなのはひかり電話。

光回線の導入が必要になるデメリットはありますが、加入権不要でランニングコストをおさえられるのが大きなメリットだからです。

電話番号とFAX番号を別番号で使用する場合

法人・個人事業主からは「固定電話とFAXの番号を分けたい」というニーズも高いです。その場合、3つの選択肢があります。

  • アナログ回線を2回線契約
  • ISDN回線
  • ひかり電話

メリット・デメリットについて説明します。

アナログ電話のメリット・デメリット

アナログ回線のメリットとデメリットについて説明します。

メリット すでに電話線があれば、電話・FAXの導入がしやすい
デメリット ・モジュラージャック1つの場合はハブで分岐させる必要あり
・ランニングコストが高い

先ほども説明したとおり、アナログ回線は加入権が不要のタイプもあり、導入しやすく利用開始まで早いのがメリット。

ただし1回線分しかモジュラージャックがない場合、ハブを使って分岐する設定が必要で手間がかかります。


またアナログ回線で2つの電話番号を契約すると、基本料・通話料・オプション料金が2回線分かかり、ランニングコストが高くなるのもデメリットです。

ISDN回線のメリット・デメリット

続いてISDN回線のメリット・デメリットについて説明します。

メリット アナログよりはコストが低め
デメリット ひかり電話よりはランニングコストがやや割高

ISDN回線のメリットは、アナログ回線を2回線契約するよりコストが抑えられること。

しかし通話料・FAX送信料やオプション料金はやや割高で、「番号を分けるにあたってはアナログ回線以上ひかり電話未満」という印象です。

ちなみにISDN回線の利用には、モジュラージャックとターミナルアダプタが必要。モジュラージャックとターミナルアダプタを繋ぎ、電話機・FAX機はターミナルアダプタに接続します。

なおISDN回線にも加入権不要プランがあります。

ひかり電話のメリット・デメリット

最後にひかり電話のメリットとデメリットについて説明します。

メリット ランニングコストが安い
デメリット 光回線の導入が必要

ひかり電話のメリットはやはり「ランニングコストが安いこと」です。電話番号追加も月額330円(税込)で、アナログ回線に比べコスパがいいと言えます。
※2021年9月時点の情報


デメリットは光回線の導入工事が必要なこと。
アナログ回線より導入のハードルがやや高いのは否めません。

法人・個人事業主へのオススメは?

オススメなのはひかり電話です。

光回線の導入工事は必要ですが、低いランニングコストは大きなメリット。

電話番号を5つまで持てるため、将来「事業拡大のため電話番号を増やしたい」というニーズが生まれた際も対応できます。

アナログ電話やISDN回線はサービス終了が決定している

NTTのアナログ回線とISDN回線は、設備が老朽化して保守が困難になり、サービス終了が決まっています。

そもそもアナログ回線とISDN回線は加入者数も減少傾向。NTT東日本によると、2020年度末のアナログ電話+ISDN回線の契約数はピーク時(2000年度末)から74.8%も減っていますし、契約数でもひかり電話に抜かれています。

ですから新たにFAX番号を取得する場合「かなり急いでいる」のでなければ、アナログ・ISDNではなくてひかり電話をオススメします。

アナログ回線・ISDN回線終了の概要

NTTは2024年1月からアナログ回線・ISDN回線の終了に向けた作業を開始し、作業完了は2025年1月予定です。

ただしNTT東日本・NTT西日本によると、アナログ回線やISDN回線はサービス終了後も「メタルIP電話」として使用できます。

つまり回線廃止後も、アナログ回線やISDN回線で使っていた電話機・FAXは使えます。ただそのまま契約していると、割高なアナログ回線やISDN回線の料金を払うことになります。

急ぎならアナログ回線・ISDN回線でFAX番号取得もオススメ

NTTのアナログ回線やISDN回線は料金が割高で、2025年に廃止予定。そのためFAX番号を新規取得する場合には、ひかり電話がオススメ。

ただ「すぐFAXを使いたい」といった場合には、まずNTT東日本のアナログ回線かISDN回線で、FAX番号を取得するのも手。

電話線やモジュラージャックがある建物なら、ひかり電話よりも早く固定電話やFAXを利用開始できるからです。

あとからひかり電話に変更できる

スピードを優先してアナログ回線やISDN回線でFAX番号を取ったあと、そのまま何となくアナログ回線・ISDN回線のFAXを使い続けていると、月々のコストがかさみます。

早めに固定電話とFAXをひかり電話に移行させるのがオススメです。

NTT東日本のアナログ回線・ISDN回線で発番したFAX番号は、ひかり電話に移行後も変更なしで使えます。

NTT東日本推奨のサービスはひかり電話!

NTT東日本で新しいFAX番号を取得するなら、「FAX番号のみ」でも「固定電話とFAXの番号を別々にとる」でも、ひかり電話がオススメ。

どちらのケースでも、アナログ回線やISDN回線よりコストパフォーマンスに優れているからです。

NTT東日本も新規の固定電話番号・FAX番号は、ひかり電話での取得を推奨しています。

FAXと同時にネットが必要な人にも嬉しい

NTT東日本のひかり電話を導入すると、上下最大1Gpsの高速インターネット(フレッツ光)も利用できます。

なおひかり電話と同じ仕組みの光IP電話サービスは複数ありますが、会社・個人事業主の固定電話・FAXにはNTT東日本のひかり電話がオススメ。

なぜならNTT東日本の光回線「フレッツ光」は法人シェアNo.1で、転送電話・FAXお知らせサービスなどの便利なオプションも取扱っているからです。また法人名義契約や請求書払いもできます。

フレッツ光導入済みなら電話で申込み可能


すでにNTT東日本の「フレッツ光」または「光コラボ」を利用している場合、ネット契約にオプションとしてひかり電話を追加できます。

オンラインで申込みできるほか、NTT東日本の116番にかければ問い合わせ窓口に繋がります。携帯電話・スマホからの問い合わせ先は0120-116-116です。

ただし光コラボを契約中でひかり電話を利用したい場合、問い合わせ先が光コラボ事業者になることも。NTT東日本公式サイトで、問い合わせ先がどちらになるか調べられます。

光回線未導入なら早めに問い合わせを

光回線未導入で「NTT東日本のひかり電話で、新規でFAX番号をとりたい」なら、以下のページから問い合わせ・申込みができます。

ひかり電話の導入には光回線の開通工事が必要で、実際の開通工事までには、申込みから2週間~1ヶ月ほどかかります。

導入を考えている場合には、早めの問い合わせ・申込みがオススメです。

まとめ:NTT東日本でのファクス番号取得方法

NTT東日本で新たにFAX番号・固定電話番号を取得するなら、ひかり電話がオススメ。

アナログ回線やISDN回線よりランニングコストが安く、法人・個人事業主に嬉しい「FAXお知らせメール」などのオプションも充実しているからです。

NTT東日本エリアで、光回線未導入かつ「NTTのひかり電話でFAX番号を新規取得したい」なら、以下から番号取得の申込み・問い合わせができます。

NTT東日本に直接問い合わせ・申込みも可能ですが、実はタイミングによりなかなか電話が繋がらないことも。

以下の窓口は問い合わせや申込みの電話が繋がりやすく、FAX導入までのスピードが早いのでオススメです。FAX番号取得に関する疑問点も相談できますよ。

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