ワイヤレス防犯カメラは屋内向き!?選び方や設置するメリット
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ワイヤレス防犯カメラを設置するメリット
そもそも、店内やオフィスにワイヤレス防犯カメラを設置するとどのようなメリットがあるでしょうか。
防犯カメラは単に犯罪の防止・証拠に留まらず様々な効果を期待できます。
強盗などの防犯
一つ目はやはりワイヤレス防犯カメラの名の通り、防犯性能への期待です。ワイヤレス防犯カメラは犯行のシーンをとらえるだけでなく、設置しておくだけで未然に犯行を防ぐメリットを持っています。
ワイヤレス防犯カメラに残された映像は、法的に強力な証拠となり得ます。今では随分と少なくなりましたが、日本でもいまだに空き巣被害や窃盗グループの活動は続けられています。「うちのお店は大丈夫だろう」「このビルは人通りも多いから窃盗なんて起こらないはずだ」と油断をしていると、ある日突然窃盗被害に遭うという可能性もまだまだ残っています。
こういったリスクを少しでも軽減するために重要なのが、防犯カメラの設置です。高性能な防犯カメラを設置し、外部の人間にもセキュリティ対策を施していることを伝えることで、抑止力になります。
また、最近のワイヤレス防犯カメラの性能は非常に向上しています。証拠映像を記録するだけでなく、未然に犯罪を直接防ぐ役割を果たします。
ワイヤレス防犯カメラに顔認証や動体検知機能が搭載されているモデルの場合、深夜帯などに店内で不審な動きを自動的に検知し、警報を鳴らすことができます。
ワイヤレス防犯カメラには単に動くものは全てではなく、人間かそうでないかを見極められるモデルも存在します。精度は非常に高く、信頼のできるデバイスです。
これまで、24時間リアルタイムで監視するためには、警備員が常駐する必要もありました。しかし最新のワイヤレス防犯カメラを使用することで、無人でも頼りになる警備体制を整えられます。
ワイヤレス防犯カメラの抑止力をさらに高めるためには、見えるところにワイヤレス防犯カメラを設置したり、防犯対策を誇示するステッカーを貼ったりするのも有効です。防犯カメラの効果を最大限高める施策にも気を配りましょう。
トラブル時の証拠映像
ワイヤレス防犯カメラの役割は、ただ窃盗被害などを回避するだけにとどまりません。警察を呼ぶほどではないものの、日常的に頻発しやすい、厄介なトラブルを回避する上でも重要な役割を果たします。
例えば、悪質なクレーマー対策では防犯カメラの存在が大きな役割を果たします。必要以上に商品についての苦情を長々とスタッフへ伝えたり、怒鳴ったりする悪質クレーマーも、明らかに防犯カメラで撮影されている場合は控えめになる効果が期待できます。
また万が一民事訴訟などに発展した場合でも、その客が店員に対して必要以上の圧力をかけていたことがワイヤレス防犯カメラの映像からわかるため、裁判を有利に進められるようになります。
あるいは、飲食店でのトラブルの回避も同様です。お酒を出している店舗であれば、酔っ払い客の対処に追われるお店も少なくありませんが、防犯カメラでは酔っ払い客とのトラブルも回避できます。
酔っ払い客の対処で最も厄介なのは、当事者は泥酔状態にあるため、トラブルを起こしたことが記憶にないというケースです。
店内で暴れて備品などを破損した場合、その支払いを求めたとしても、「記憶にない」の一点張りで突き返されてしまうため、話にならないという場合もあり得ます。
こんな時には、ワイヤレス防犯カメラで残しておいた証拠映像も一緒に提示することで、穏便に請求を行えるようになります。映像に当人が暴れている様子が映っていれば、言い逃れもできません。
酔っ払い客の対処に悩んでいる場合には、ワイヤレス防犯カメラの導入を検討すると良いでしょう。
最近のワイヤレス防犯カメラには高度な顔認識機能が搭載されたモデルもあり、あらかじめ入店時にその人が誰なのかを把握できるよう設計されています。
お得意様を把握するという意味で有意義なだけでなく、ブラックリストに載っている悪質な客などをワイヤレス防犯カメラのデータから照合し、事前に対処するという高度な接客も実現します。客の出入りが多い屋内店舗では、役に立つ機能となるでしょう。
また、金銭の支払いが発生するほどの大ごとではなくても、日常の些細なトラブルにも防犯カメラは役立ちます。飲食店は忘れ物が発生しやすく、財布やスマホなど、貴重品の置き忘れも頻発する場所です。
こういった貴重品はすぐに持ち主が取りに戻ってきてくれることもありますが、そうでない場合には持ち主をきちんと特定しておかないと、間違った客に返してしまう可能性もあります。
こういった対処のミスを減らしてさらなるトラブルの発生を防ぐといった点でもワイヤレス防犯カメラの映像は活躍します。
いたずら・内部の犯罪を防止
店舗が何らかの被害に遭う可能性は、必ずしも外部からもたらされるとは限りません。時には従業員がレジ金を勝手に持ち出したり、店の商品や美品を持ち出したりして被害を生んでいる可能性もあります。
内部犯行の場合は店内や社内の都合を熟知しており、貴重品のありかもよく理解しているため、犯人の特定が困難になりやすいケースです。社内のデータを改ざんし、備品の数などを手動で書き換えてしまうこともあるため、体感では窃盗被害に遭っていることもわかりづらいのが厄介なところです。
こういった被害を少しでも抑止し、犯人を特定するのに役立つのがワイヤレス防犯カメラです。店内はもちろんのこと、バックオフィスや備品を管理している場所にワイヤレス防犯カメラを設置しておくことで、不正な商品の持ち出しや、データの改ざんを未然に防げるようになるでしょう。
外部の犯行同様、ワイヤレス防犯カメラは設置しているだけで効果的なツールですので、従業員にとっても大きな抑止力となります。積極的に導入することをおすすめします。
従業員の勤務態度確認
ワイヤレス防犯カメラは、犯罪や不正行為を防止するだけが役割ではありません。店舗のサービス向上や、売り上げの増加にも役立てることができます。
例えば、ワイヤレス防犯カメラによる勤務態度の確認です。接客が頻繁に発生する業種にとって、従業員の接客態度はそのまま顧客満足度に直結する、重要なポイントです。
一方、正しく接客態度を指導するというのは意外にも難しい業務でもあります。実際に監督責任者が店舗に立ちながら従業員の様子をモニタリングしていても、日常的にそれができているかどうかは不明なためです。
また、従業員も露骨に上司の視線を浴びながら仕事をすることになるため、必要以上のプレッシャーを与えてしまい、通常のパフォーマンスを発揮できなくなってしまうケースも考えられます。
そこで活用したいのが、ワイヤレス防犯カメラです。責任者がその場にいなくとも、ワイヤレス防犯カメラを通じて接客態度などを記録しリアルタイムで確認できるので、自然な状態で働いている従業員を観察し、後からフィードバックを提供できる環境を整えることで、効果的な指導を行えるでしょう。
もちろん、従業員が暇な時間帯や集中力を欠きやすいタイミングをワイヤレス防犯カメラから把握できるので、より効率的な人員配置や休憩のタイミングをアップデートするのにも使えます。
客層の確認
ワイヤレス防犯カメラを活用すれば、客層の把握にも役立てられます。特に店舗のオープンから間もないタイミングですと、あらかじめ予想していた客層と、実際の客層のギャップはどれほどあるのかが分からないものです。
従業員に話を聞いても、主観的な意見に偏りがちなのと、本業に追われるために落ち着いてモニタリングすることも難しくなります。
そこで、ワイヤレス防犯カメラの登場です。ワイヤレス防犯カメラを使って店内を俯瞰的にモニタリングすれば、客観的にどれくらいのお客さんが訪れていて、どんな客層に集中しているのかを確認できます。
ワイヤレス防犯カメラは24時間監視し続けられるので、従業員ごとに意見がバラバラという事態も回避できます。
また、ワイヤレス防犯カメラの場合は日時と共に映像を記録してくれるので、正確なピーク時と閑散期を把握できます。客層も主観に頼らない、客観的な情報から把握でき、店舗の売り上げにも大きく貢献してくれるでしょう。
そしてクラウド型のワイヤレス防犯カメラであれば、ワイヤレス防犯カメラが捉えた映像を一元的に管理し、まとめて情報収集に応用も可能です。
wifiインターネット経由で本部が全国の店舗の映像を閲覧できるので、情報共有の際にも手間がかかりません。
NTTが提供する「ギガらくカメラ」は、そんなクラウド型の防犯カメラの中でも信頼性が高く、365日安心して利用できる防犯です。
高水準の防犯カメラをリーズナブルに活用したい場合には、是非一度検討したい防犯カメラと言えるでしょう。以下のページから申し込みができます。
屋内設置に向いているのはカメラとは?
防犯カメラが持つメリットには魅力的な特徴が並んでいますが、カメラのパフォーマンスをさらに向上させるために役立つのが、ワイヤレスモデルの防犯カメラです。
ここでは有線の防犯カメラにはない、ワイヤレス防犯カメラのメリットについてご紹介します。
配線の手続きが不要
まず、ワイヤレス防犯カメラの場合は電源や通信用の配線に時間を取られる心配がないのが特徴です。有線の防犯カメラの場合、カメラの設置にはケーブルを電源やPCと接続し、店舗のレイアウトに影響がないよう配慮しなければなりません。
家庭用防犯カメラであれば、多少ケーブルが剥き出しになっていても気になることはありませんが、店舗のような営業スペースでは話が異なります。
多くの人が出入りするため、ケーブルに足を引っ掛けて怪我をしてしまったり、ケーブルが剥き出しで配置してあることで、店のブランドに悪影響を及ぼす可能性もあります。
ワイヤレス防犯カメラであれば、こういったデメリットを被る心配がないため、安心して録画できます。
ケーブルの損傷でカメラが停止する心配がない
有線の防犯カメラの場合、ケーブルが損傷することでカメラが機能を停止してしまうリスクもあります。電源が断たれて機能しなくなる、映像の録画ができないなど、いくつかのリスクが考えられます。
一方、ワイヤレス防犯カメラの場合は、ケーブルの損傷の可能性がそもそもないので、故障のリスクは大幅に低下します。カメラ本体が損傷した場合などはその限りではありませんが、少なくとも有線の防犯カメラよりははるかに故障リスクは小さくなるでしょう。
人の出入りが多かったり、録画台数が多かったりする店舗では特に効果的なメリットと言えます。
自由にカメラを設置できる
ワイヤレス防犯カメラのありがたいところは、比較的自由に設置場所を選べる店にもあります。
有線の防犯カメラであれば、設置場所はケーブルが届く範囲、あるいは電源が周囲にある場所に設置場所は限られます。
また、ケーブルが見えてしまうことで店の印象に影響を与える場合、設置場所の選択肢はさらに少なくなります。
一方、ワイヤレスの防犯カメラであれば、電源などに場所を縛られることなく、自由にカメラを設置できます。
カメラを設置できれば効果的だが、ケーブルが届かないということで妥協していたスペースにも設置可能なので、防犯カメラのパフォーマンスをさらに向上可能です。
低コストの設置も実現
ワイヤレス防犯カメラは、設置に際してのコストも削減できる場合もあります。
これまで有線の防犯カメラを設置する際、ケーブルを通すための穴を工事で開け、スペースの確保に費用をかけていたものです。
ワイヤレス防犯カメラの場合、設置工事も大掛かりになるケースは少なく、ケーブルを通すための穴を開ける必要もないので、工事費用も安く済ませられるでしょう。
複数台のカメラを設置するとなると、それだけ工事の回数が増えて費用もかさんでしまうリスクがありましたが、ワイヤレス防犯カメラであればそのような心配もありません。
屋外でWiFiワイヤレス防犯カメラを使うのは危険!?
ワイヤレス防犯カメラは、このように便利なメリットが並ぶ一方、気をつけておかなければならない注意点も存在します。
WiFi対応カメラとスマホで見れるカメラは別機能
ワイヤレス防犯カメラでもポピュラーなモデルが、WiFiを活用した防犯カメラです。インターネット回線を利用して、スマホなどとも連動できるということで人気のタイプですが、製品によって微妙な機能差が存在することは頭に入れておきましょう。
例えば、WiFiでスマホ接続可能をアピールするワイヤレス防犯カメラであっても、必ずしも全ての製品がスマホから映像を確認できる機能を搭載しているとは限りません。
スマホを使ってカメラの映像を確認したい場合には、スマホで映像を確認できることを明示している製品を選び、導入を進めていく必要があります。
WiFiジャマーによる回線遮断の危険性
インターネット回線で接続するワイヤレス防犯カメラの利用は、できるだけ屋内での使用に留めることも推奨されています。
というのも、無線環境でカメラを使用する場合、屋外ではWi-Fiジャマーなどの機器を使って、回線を遮断できてしまうためです。
屋内であれば装置を持ち込むことが難しいためにその心配もありませんが、屋外カメラはカメラを守ることが難しく、セキュリティに穴ができてしまう可能性もあります。
そのため、ワイヤレス防犯カメラの利用は屋外ではなく、できるだけ屋内に限定することをおすすめします。
店舗や施設への設置実績多数!スマホで簡単に映像チェックができるNTTの「ギガらくカメラ」
屋内に設置する防犯カメラの中でも、設置実績が多く頼りになるのが、NTTの「ギガらくカメラ」です。
防犯カメラは優秀な装置ですが、どんなに優れた機器でもトラブルはつきものです。NTTのギガらくカメラは、これまでに数多くの店舗や施設へ防犯カメラを設置してきた実績を持っており、実績に基づくノウハウで事業者をサポートしてくれるため、安心して利用できます。
また365日のサポートサービスも充実しているので、万が一のトラブルの際にも、頼りになるのが嬉しいところです。
ギガらくカメラの詳細や申し込みは、以下のページから確認できます。
カメラのおすすめの選び方
次に、具体的なワイヤレス防犯カメラの選び方も見ておきましょう。ニーズに合った適切な防犯カメラを選ぶことによって、カメラのパフォーマンスを最大限引き出せるようになります。
ワイヤレス防犯カメラのタイプ
ワイヤレス防犯カメラとは一言で言っても、実はその種類についてはいくつかのタイプに分かれます。
一つ目のワイヤレス防犯カメラは、電波タイプと呼ばれる防犯カメラです。カメラと記録媒体が直接無線電波を送受信して接続するタイプで、インターネット環境など、外部の通信環境に依存しないのが特徴です。
ハブやルーターを介さず、直接防犯カメラとモニターや受信機と繋がります。接続可能距離は制限されている一方、専用回線での接続を活かし、安定した映像の記録が可能です。店舗などの屋内の使用であれば距離制限が気になることもないので、大いに心配する必要はないでしょう。
WiFiなしでワイヤレス防犯カメラを使いたい場合には、おすすめのモデルです。マスプロなどは有名なメーカーの一つです。
二つ目のワイヤレス防犯カメラが、WiFiを経由して使えるWebカメラです。IPカメラとも呼ばれるこのタイプのワイヤレスカメラは、インターネット回線を利用するため、非常に広範囲にわたってモニタリングを行えるのが特徴です。
インターネット回線次第でどこにでもワイヤレス防犯カメラを設置できます。様々な用途に利用できるのはもちろん、従来の監視カメラではモニタリングできなかった死角もカバーが可能です。
パナソニックのドーム型カメラなど、安心の日本製も多く販売されており、ランキングサイトなどでも高い評価を獲得しているのはwifiモデルです。
設置方法も簡単で小型のため、あまりスマホやパソコンを利用したことがないという人にもおすすめです。楽天やAmazonでも最も見かけるモデルで、日本のメーカーも数多く販売しています。
三つ目のワイヤレス防犯カメラが、電池式の独立型監視カメラです。電池式が優れている点としては、やはり電源が必要なく電池やバッテリーを装着するだけで、完全に自立した状態でモニタリングを行える点です。
外部PCや受信機との連携が不要なので、必要の際には自律的に監視を行い、映像を記録してくれます。
電池式のワイヤレス防犯カメラとなると、やはり心配なのが電池切れを起こしてしまう可能性です。バッテリーがなくなれば監視カメラも役割を果たせなくなりますが、独立型の電池式防犯カメラには、異常を検知した時のみカメラ映像を録画するというモデルもあります。
つまり、映像の記録が必要なシチュエーションを自律的に理解し、効率よく映像に記録してくれるため、無駄なバッテリーを消耗しない使い方を実現してくれます。SDカードを差し込むことで、何十時間分の映像をまとめて保管しておくことも可能です。
また、屋外でも活躍できるよう防水性に優れている点や、赤外線でモニタリングができるなど、アウトドアに強い特徴を備えています。
電源も電池だけでなく、ソーラー発電で獲得できるものもあり、国産のものは剛性にも優れます。価格はやや高くなりますが、屋外への設置はこのモデルが良いでしょう。
画質性能
ワイヤレス防犯カメラに優れたパフォーマンスを発揮してもらうためには、画質性能にこだわることは非常に重要です。
少し前の監視カメラの映像というものは、確かに映像を記録として残しておくことはできた一方、画質が荒く、確かな記録と呼ぶには難しい場面も少なくありませんでした。
どれだけしっかりと人の姿を捉えられていても、暗くて見づらかったり具体的に何をしているのかがカメラの映像から判断できないようであれば、防犯カメラの意味がありません。ワイヤレス防犯カメラを選ぶ場合、最低限の画質にはこだわるのがおすすめです。
防犯カメラもスマホカメラや一眼レフと同様、カメラの性能には様々な種類があります。新たに防犯カメラを設置する上で、最低限欲しい画質としては、1080p対応のHD画質です。画質以外にも、映像の滑らかさに影響するフレームレート(fps)にもこだわれると、さらなる効果が期待できます。
通常は30fpsですが、60fpsで撮影できるモデルがあれば、非常に滑らかに人物の動作を捉えられるのでおすすめです。
設置台数
ワイヤレス防犯カメラは、可能であれば複数台を同時に設置し、複数併用するのが望ましいデバイスです。
どれだけ高性能な防犯カメラであっても、店内全ての様子を一台の防犯カメラでカバーすることはできません。お互いのカメラの死角をカバーし合えるよう、数台で防犯カメラを運用しましょう。
予算に限りがあり、大量のカメラを導入できないという場合には、最低限必要なカメラを設置するだけでも十分に効果があります。予算やカメラが与える店舗への影響を考慮しつつ、設置を検討しましょう。
録画データの安全性
ワイヤレス防犯カメラは、記録した録画データを安全に扱えるよう管理しなければなりません。そこで鍵となるのは、堅牢性に優れる記憶媒体の導入です。SDカードなど、手軽に入手しやすく導入できる記録媒体は、その手軽さが魅力の一方、データが破損してしまいやすいというリスクも抱えています。
例え録画を正確に行えていたとしても、容量がいっぱいになってしまうとデータを上書き保存してしまい、以前の録画データが消失する可能性もあります。
こういったアクシデントを未然に防ぐためにも、ワイヤレス防犯カメラのデータ記録にはHDDやSDD、あるいはクラウドストレージを利用するのがおすすめです。
特にクラウドストレージを利用した映像の記録は、ストレージ無制限の料金プランであれば無限にデータを記録できるため、上書きの心配はありません。
また、クラウド上に記録することで、データが外部からの不正アクセスに晒されるリスクも最小限に抑えることができます。
店舗で記録データを保管していると、記録媒体が破損したり、紛失してしまったりするリスクもあります。しかしクラウドであれば、安心してデータを保存できるのでおすすめです。
注意点としては、ワイヤレス防犯カメラに利用しているインターネット回線がセキュリティリスクに晒されている場合、情報漏洩の可能性がある点です。適切なインターネットプロバイダーと契約し、安心のインターネット利用環境を手に入れましょう。
使いやすさ
ワイヤレス防犯カメラに様々な利便性を求めるのはもちろんですが、毎日の利用となる以上、気軽に扱える使いやすさにも注目しておくべきでしょう。
どれだけ性能に優れていても、防犯カメラの取り扱いが複雑で使いこなせないということでは問題です。モニタリングのパフォーマンスは低下し、業務負担が大きくなってしまいます。
あまり機械の扱いに慣れていないという場合には、上記のようなトラブルを避けるため、扱いやすさにも気を配っておくべきでしょう。
スマホから操作できるリモート機能、ワンタッチでモニタリングのオンとオフの切り替えなど、日々の利用を想定した使い心地を求めることが大切です。
設置する上でのポイント
ワイヤレス防犯カメラを設置する上で、もう一つ気を付けておきたいのが、どこに防犯カメラを設置するかという問題です。
基本的にワイヤレス防犯カメラは、いくら設置場所には困らないとは言え、適切な場所にカメラを設置できなければ十分なパフォーマンスを発揮できません。
防犯カメラの設置について、押さえておきたいポイントをご紹介します。
貴重品や金品の近くには必ず設置
まず大切なのは、絶対に盗まれたり、危害を加えられたくないものがある場所に必ず一つはワイヤレス防犯カメラを設置することです。
どれだけ防犯カメラが犯罪の抑止力や集客施策に有効とは言っても、本来の役割を適切に果たせる場所に設置しておかなければ意味がありません。
レジ周辺のエリアはもちろん、金庫や在庫置き場、通用路などは有効な設置場所です。人通りのある場所や、貴重品を管理している場所をモニタリングできるようにセッティングしておきましょう。
防犯カメラが大切なのは、犯人の犯行の瞬間を映像で記録できることにあります。そのことを踏まえて単に設置して終わりではなく、怪しい挙動が見られる際に確実に映像に残しておけるよう、角度などを調節しましょう。
店頭に設置すると顧客管理に活用可能
防犯カメラをお店のフロント部分に設置し、お客様の来店や退店の様子が確実にわかるよう設置しておくことで、顧客管理に利用できます。
お得意様がきたかどうかは、なるべく早い段階で従業員としては把握し、適切な接客を準備しておきたいものです。来店してすぐに、顔認識機能を活用してデータと照合できるようにしておけば、迅速かつ適切な接客を実現できます。
逆に、ブラックリストに掲載されているクレーマーなどの来店も、店頭の防犯カメラによって迅速に察知できます。クレーマーの来店を素早く把握し、穏便に退店してもらえるような接客を実現可能です。
また、店頭の防犯カメラは人の流れを把握しやすいポジションでもあるため、ピーク時の来店者数や、客層を正確に計測する上でも役立ちます。
集客施策の一環としてワイヤレス防犯カメラを設置する場合、最低一台はフロント部分に防犯カメラを用意しておきたいところです。
死角が生まれない配置を心がける
ワイヤレス防犯カメラは様々な場所に設置できる一方、一台ではカメラに収められる範囲に限界があります。防犯カメラは死角が生まれてしまうと、そこで起きていることについては一切感知できないため、セキュリティリスクが大きくなってしまいます。
このような事態を回避するためには、やはり防犯カメラを複数台設置して、死角が生まれないような配置の実現が望ましいと言えます。
死角が生まれないような配置と言っても、必要以上に大量の防犯カメラを導入しなければならないということではありません。
防犯カメラがお互いに捉えられない部分をカバーするように設置するだけであれば、2台でも十分な防犯効果を獲得できます。
実際に防犯カメラが捉えている映像をリアルタイムで確認しながら、設置場所の調整を進めていきましょう。
従業員の様子もうかがえるような配置
防犯カメラを顧客満足度の上昇のために使いたい場合には、従業員の様子をカメラに収められるよう設置することも重要です。
店舗が狭ければ少ない防犯カメラの数でも従業員は必然的に移りますが、広い店舗だとカメラの角度によって、従業員がカメラに写りづらい場合もあるものです。
従業員の接客態度のフィードバックのためにワイヤレス防犯カメラを設置する場合、従業員がうつりやすい角度のカメラを用意するのも有効です。
従業員が映りやすい角度の防犯カメラは、必然的にレジ回りや金品の近くなど、防犯対策としても有意義な場所を捉えやすいカメラとなることも多いものです。
いくつかの役割を兼任させることを想定し、ワイヤレス防犯カメラの運用を進めていきましょう。
来店者の目に留まりやすい場所も有効
ワイヤレス防犯カメラは犯行の瞬間を捉え、証拠として記録しておくためのデバイスではあるものの、実際にはそのような事態が必要にならないことが最も重要です。
犯罪を未然に防ぐためには、店舗やオフィスが高いセキュリティレベルにあることを誰にでもわかるように発信する必要があります。
そこで、防犯カメラを多くの人から見えるように設置することで、抑止力として効果を発揮できます。防犯カメラを隠しカメラのように使い、密かに犯行の瞬間を録画するという使い方もできますが、重要なのは犯罪を未然に防ぐということです。
いざ犯行が行われてしまうと、警察沙汰になってしまうことは免れず、それには多くの負担が責任者に課せられることになります。
例え犯人が見つかっても、店の物品やお金がすぐに戻ってくるとは限らないため、やはり犯罪は未然に防げるのが一番です。
来店者の目に留まる場所へカメラを設置し、犯行を防ぎましょう。
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>インターネット環境の有無に気を配る
ワイヤレス防犯カメラを利用する上で気をつけなければいけないのが、電波環境の問題です。どれだけ高性能な防犯カメラであっても、Wi-FIで接続しているカメラの場合、インターネット環境がなければ記録はできません。
店内が広い空間となればなるほどルーターとカメラの距離は遠ざかり、うまくインターネットに接続できない事態が発生し、映像が乱れてしまうなどのトラブルも想定されます。
設置の際には実際の映像を確認しながら録画は問題なく行われているか、映像に問題はないかをチェックしておきましょう。
またインターネット回線が届かない場所へカメラを設置したい場合には、ルーターを増設する、インターネット回線を強力なものへ切り替えるという手もあります。
まだ光回線でないという場合には、導入を検討してみましょう。
おわりに
ここまで、ワイヤレス防犯カメラのメリットや種類、そして設置の際に気をつけるべきことなどをご紹介しました。
防犯カメラの効果は非常に魅力的である一方、適切な動作環境を用意しなければ、満足なパフォーマンスを期待できません。
あらかじめ必要な環境や機能を検討しておき、導入の際の参考にしましょう。
NTTが提供する「ギガらくカメラ」は、クラウド型の屋内用防犯カメラとして、リーズナブルに高性能な機能性を発揮してくれます。
詳しい詳細や申し込みについては、こちらの詳細ページをご確認ください。
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