法人向けルーターと家庭向けルーターの違いとは?

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「ルーターと一口に言ってもさまざまあるけど、法人向けと家庭向けルーターにはどのような違いがあるの?」
「なんとなく法人向けのルーターの方が優れていそうだけど、機能面でどんな点が優れているんだろう・・・」
このような疑問をお持ちの方はいらっしゃいませんか?

無線LAN(Wi-Fiルーター)には、「業務用ルーター」と「家庭用ルーター」の大きく2つのタイプが存在します。
ネットワーク接続に欠かせないルーターは、それぞれのタイプに合った商品を使うことが大切です。

そこで今回は、業務用と家庭用の無線LANルーターについて、それぞれの違いをご紹介します。
業務用・無線LANルーターの選び方についても解説していますので、買い替えや新規導入を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

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「業務用」と「家庭用」の無線LANルーターは何が違う?

業務用と家庭用の無線LANルーターでは一体なにが違うのか、気になる以下5つの項目別に分けて比較してみましょう。

通信方式

2020年現在の無線LANは、一般的にIEEE802.11a/b/g/nの通信規格に対応しています。
使用する製品によって対応しない通信規格も存在していますが、業務用と家庭用で比較すると、ベースとなる通信方式や帯域には差がありません。

接続可能台数

家庭用無線LANルーターの推奨接続台数が少ないのに対し、業務用は数十台~数百台の同時接続に対応できます。

そのため、家庭用ではカバーしきれないデバイス台数を設置する場合は、業務用の導入が必要です。
ちなみに推奨接続台数とは、同時接続をして快適に利用ができる台数を指しています。

安全性(セキュリティ)

家庭用・業務用問わず、無線LANの通信では「WPA2-personal-AES」「WPA2-PSK(AES)」「WPA/WPA2-PSK(AES)」などを使い、解読が困難な暗号化を行っています。暗号化企画・方式に大きな差はありません。

しかし、業務利用の場合は家庭よりも高いセキュリティ強度が必要です。
そのため業務用の無線LANルーターは、暗号化に加えてRADIUSやLDAPなど、外部認証サーバーと連携した追加のセキュリティ機能を備えています。

品質・性能

業務用の無線ルーターは、家庭用とは異なる品質の良さが魅力のひとつでもあります。

多数デバイスの同時接続を考慮した
・優れたCPUの搭載
・SSIDの複数登録・自動割振り
・経年劣化に強い耐環境性能

など、業務用に求められる魅力的な性能を備えているのがポイントです。

導入コスト

最大でも1万円程度(性能によって価格差が生まれます)で導入できる家庭用の無線LANルーターと比べると、業務用の導入コストは高くなる傾向があります。

本体の参考価格は、おおよそ2~3万円(性能によって価格差が生まれます)です。他にも管理・点検費などのランニングコストも発生するため、十分な予算確保が必要となるでしょう。

設置方法

家庭用の無線LANルーターであれば、本体とデバイスを接続するだけでネットワークに接続できます。

しかし、業務用の場合はアンテナ調節やセキュリティ設定など、より細かい設定が必要とされます。

業務用・無線LANルーターの選び方

業務用無線LANルーターを選ぶ際には、以下のポイントを意識して選ぶのがおすすめです。
・ デバイスに対応した通信規格であるか
・ アンテナの位置(内蔵型・外付け型)が設置場所に適しているか
・ 設置デバイス数に対応しているか
・ 導入・ランニングコストに過度な負担が掛かっていないか

まとめ:法人向けルーターと家庭向けルーターの違いとは?

デバイスの設置台数が多い業者である場合は、業務用の無線LANルーターを導入しましょう。
家庭用と比較するとコスト面が気になりますが、優れた品質と性能を考えると納得できます。

外観や性能など、商品によって異なる部分もありますので、ぜひ利用環境に合わせた無線LANルーターを検討してみてください。

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