セコムとアルソックを比較!警備員は何分で来るの?通報方法は?

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セコムやアルソックなどのホームセキュリティとの契約を考えている方の中には、「自宅まで何分で来るのか」が重要と考えている方が少なくありません。

事前に警備員が自宅に何分で来るのかを把握しておかないと、「せっかく契約したのに肝心なときに来てもらえず、被害を最小限に抑えられなかった」という事態に陥る可能性があるためです。

とはいっても緊急発進拠点から自宅までの距離や交通状況、時間帯などによって来る時間が変わるのは致し方ないことと言えるでしょう。

そこで、被害を最小限に抑えるためには、契約前にセコムやアルソックの警備員が自宅までに最低でも何分以内で到達するのかを知っておかなくてはいけません。

この記事では「セコムが何分で来るのか・アルソックが何分で来るのか」を解説しつつ、「セコムとアルソックの違い」、「セコムやアルソック以外の予算を抑えた防犯対策」などについても紹介します。

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セコムとアルソックは何分で来る?

セコムやアルソックのホームセキュリティを契約すると、トラブルを検知した際に警備員を派遣してくれます。

しかし、トラブルにより致命的なダメージを受けてから到着したのでは何の意味もありません。

緊急時は1分1秒を争うため、何分以内に警備員が来るのかを事前に知っておくことが非常に重要です。

法律上は25分以内に到着する必要がある

セコムやアルソックの警備員は、警備業法により通報から25分以内に現場へ到着するよう義務付けられています。

25分という時間が定められている理由は2点です。

1つ目は事件や事故に迅速に対応するためです。

対応に時間がかかればかかるほど事態は深刻化しやすく、逆にこの目安となる時間内に到着できれば被害を最小限に抑えられる可能性が高まるため、上記の時間内に到着するように法律で定められています。

2つ目は、現行犯で犯罪者を逮捕するためには、30〜40分以内に逮捕しなければならないという判例があるためです。

現行犯逮捕と認められるためには、発生した事件と時間や場所が密着していないければならず、できるだけ早く駆けつけて時間内に犯人を捕まえられるようにこのルールが設けられています。

このように、警備員が駆けつけ時間に制限がある理由には、迅速な対応と犯人の逮捕という2つの裏付けがあることを覚えておきましょう。

セコムは何分で来る?

セコムは出動要請があってから5〜15分以内で到着することが多いです。

ただし、緊急発進拠点から自宅までの距離や交通状況、時間帯などによって到着時間が変わる場合があり、必ずしもこの時間内に到着するとは限らないので覚えておきましょう。

また、余談ですが、警備員が駆けつける時間をマップ上などで自力で調べることはできません。

警備員の緊急発進拠点がセキュリティ上の理由で公開されていないため、詳細な時間を把握する場合は自身で警備会社に問い合わせる必要があります。

このため、セコムのホームセキュリティを契約する際は、警備員が何分で来るのかを確認するようにしましょう。

アルソックは何分で来る?

アルソックもセコムと同様に、5〜15分以内で到着することが多いです。

ただし、アルソックも緊急発進拠点から自宅までの距離や交通状況、時間帯などによって到着時間が変わる場合があるため、正確な時間を把握したい場合は自身で調べる必要があります。

とはいえ、アルソックもセコムと同様に警備員の緊急発進拠点が公開されていません。

通報から警備員が自宅に到着するまでの時間を自力で調べることはできないため、アルソックを契約する場合も問い合わせるようにしてください。

セコムとアルソックの違い

セコムとアルソックに通報してから自宅に来るまでの時間は双方ともに5〜15分と言われており、駆けつける時間に差はありません。

そのため、どちらのホームセキュリティと契約するべきか悩む方も多いです。

上記のような悩みを持つ方は、この章で解説するセコムとアルソックの違いについて理解しておきましょう。

セコムとアルソックで何分で来るか以外に把握しておくべき違い①拠点数の違い

セコムとアルソックの大きな違いは、警備員の拠点数です。

拠点は警備員が出動する場所であるため、拠点数が多いほど通報から到着までの時間が短くなりやすいと言えます。

では、それぞれの拠点数を確認していきましょう。

アルソックの拠点は全国に約2,300拠点あります。

一方で、セコムの拠点数は全国2,600拠点です。

セコムの拠点数はアルソックよりも多いだけでなく、業界の中でも最も多い警備会社と言えます。

そのため、アルソックよりもセコムのほうが通報から警備員が到着するまでの時間が短いことを期待できます。

とはいえ、実際の到着時間は自宅と緊急発進拠点の距離によって異なるため、一概にどちらが到着に時間がかかるとは言いきれません。

したがって、正確な到着時間を比較したい場合は、警備員が自宅に来るまで何分かかるのかをカスタマーセンターなどに確認したうえで検討するようにしてください。

セコムとアルソックで何分で来るか以外に把握しておくべき違い②契約件数の違い

セコムとアルソックの違いとして、契約件数の違いも挙げられます。

まずは、それぞれの契約件数を見ていきましょう。

アルソックの契約件数(2022年3月期)は、家庭で46万679件、企業が54万8,580件、国内合計100万9,259件です。
出典:契約件数の推移|【ALSOK綜合警備保障】ホームセキュリティ・防犯対策のアルソック

一方で、セコムの契約件数は、企業で約109万9,000件、家庭で約151万5,000件、国内合計約261万4,000件あり、契約件数はアルソックより約160万件も多く業界NO1の契約数を誇っています。
出典:セコムおよびセコムグループとは|【セコム】防犯、警備、ホームセキュリティのセコム株式会社−信頼される安心を、社会へ。−

このように、セコムのほうがアルソックよりも数多くの方から支持され利用されていることがわかります。

セコムとアルソックで何分で来るか以外に把握しておくべき違い③料金の違い

ホームセキュリティを選ぶうえで料金は重要なポイントです。

まずは、セコムとアルソックの料金を下記の表にまとめたので確認してください。

【セコム】

項目(一戸建て住宅) レンタルプラン お買い上げプラン
月額料金 6,900円(税込7,590円)  4,500円(税込4,950円)
工事費・システム料金 58,000円(税込63,800円) 349,800円(税込384,780円) 
保証金 保証金20,000円(非課税・契約満了時返却)  保証金なし

出典;セコム・ホームセキュリティ|SECOM
※設置する防犯センサーなどにより、料金が変動します。
※2023年2月9日時点の情報です。

項目(集合住宅) レンタルプラン お買い上げプラン
月額料金 税込4,730円  税込3,300円
工事費・システム料金 税込47,300円 税込167,750円
保証金 保証金20,000円(非課税・契約満了時返却)  保証金なし

出典;セコム・ホームセキュリティ|SECOM
※設置する防犯センサーなどにより、料金が変動します。
※2023年2月9日時点の情報です。

 

【アルソック】

項目(一戸建て住宅) レンタルプラン お買い上げプラン ゼロスタートプラン
月額料金 税込3,740円  税込6,853円 税込7,667円
工事費・システム料金 税込48,400円 税込228,250円 0円
保証金 保証金なし  保証金なし 保証金なし

出典:料金・機器│ホームセキュリティBasic│ホームセキュリティのALSOK
※設置する防犯センサーなどにより、料金が変動します。
※2023年2月9日時点の情報です。

項目(集合住宅) レンタルプラン お買い上げプラン ゼロスタートプラン
月額料金 税込3,300円  税込5,753円 税込6,347円
工事費・システム料金 税込35,200円 税込176,660円 0円
保証金 保証金なし  保証金なし 保証金なし

出典:料金・機器 | HOME ALSOK アパート・マンションプラン (入居者契約プラン)|ホームセキュリティのALSOK
※設置する防犯センサーなどにより、料金が変動します。
※2023年2月9日時点の情報です。

上記の表から分かるように月額料金や工事費・システム料金は、アルソックのほうが安いです。

そのため、料金の安さを重視するならセコムよりアルソックが適しているでしょう。

ただし、セコムはアルソックとは違い「補償制度」が標準装備されているため、セコムと契約して万が一被害に遭ってしまった時は、最大250万円の保険金を受け取ることが可能です。

したがって、何かあった時のために備えておきたいという方は、補償制度が標準装備されているセコムがおすすめになります。

セコムとアルソックで何分で来るか以外に把握しておくべき違い④機器の違い

セコムとアルソックでは、ホームセキュリティで使用できる機器にも違いがあります。

機器の違いを下記の表にまとめたので、まずはこちらを確認してください。

機器名 セコム(一戸建て住宅)
設置数
セコム(集合住宅)
設置数
アルソック(一戸建て住宅)
設置数
アルソック(集合住宅)
設置数
ホームセキュリティの制御装置 1 1

1

1
開閉センサー 0 0

1

1
センサー送信機 1 0 1 1
施錠確認センサー 6 3 3 1
火災センサー 1 1 0 0
空間センサー 2 1 3 1
ブザーボックス 1 0 0 0
遠隔非常ボタン 1 0 1 1
異常を知らせるライト 1 0 1 1

出典:料金・価格/セコム・ホームセキュリティ(一戸建て・一軒家プラン)
料金・機器 | HOME ALSOK アパート・マンションプラン (入居者契約プラン)|ホームセキュリティのALSOK
料金・機器│ホームセキュリティBasic│ホームセキュリティのALSOK
※2023年2月9日時点の情報です。

上記の表を見ると分かる通り、窓やドアの施錠確認センサーなど共通して設置される機器もありますが、それぞれ設置されない機器もあるため、自身にとって必要な機器を確認して最適な会社を選ぶといいでしょう。

とはいえ、上記の機器の設置台数はあくまでも一例です。

実際は、家の間取りや敷地の広さなどによって必要な設置台数が変わるため、事前に確認を行うようにしましょう。

ホームセキュリティを利用する際のポイント

セコムやアルソックと契約する際は、理解しておいてほしい2つのポイントがあります。

ここでは、その2つのポイントについて詳しく解説するので、ホームセキュリティを契約する際は参考にしてみてください。

基本的に警備員が現場に到着してから通報を行う
緊急事態が発生した際は、基本的に警備員が現場に到着してから警察への通報を行います。

そのため、基本的に警備員より警察が早く駆けつけることはそう多くはありません。
有事の際は、先に警備員が現場に到着するケースが多いです。

とはいえ、必ずしも警察官が後に到着するとは限りません。

緊急事態が発生した際は、警備員が駆けつける前にカスタマーサポートが自宅に連絡する仕組みになっており、その段階でオペレーターが明らかな異常があると判断すれば警察への通報を行うため、警備員よりも先に警察官が現場に到着するケースがあるのも事実です。

カスタマーサポートの判断や状況の危険度などによって、どちらが先に駆けつけてくれるのかが異なることを覚えておいてください。

出勤料金はかからない
セコムやアルソックの警備員が出動した場合は、トラブルの有無にかかわらず出動時の追加料金はかかりません。

毎月の利用料の支払いのみで、緊急事態が発生したり、センサーが反応したりした際に現場に駆けつけてくれます。

そのため、小さなトラブルであっても気兼ねなく利用できます。

ホームセキュリティ以外の予算を抑えた防犯対策

ホームセキュリティはトラブルがあれば警備員が駆けつけてくれるため、防犯対策として効果的であることは間違いないですが、費用が高く導入が難しいと感じる方も少なくありません。

そのため、「ホームセキュリティ以外の予算を抑えた防犯対策を検討したい」という方も数多くいます。

おすすめの防犯対策を5つ紹介するので、ホームセキュリティ以外の防犯対策を検討している方は参考にしてみてください。

人感センサーライト

人感センサーライトとは、人が近づくと点灯するセンサーライトのことです。

暗い場所に設置することで、不審な人物などが近づいた際にライトが点灯し明るくなる仕組みになっており、この機器を設置している家は「防犯意識が高い」と判断して空き巣などの犯罪者が嫌がる傾向にあるため、犯罪に巻き込まれるリスクを大幅に軽減できます。

ちなみに、人感センサーライトの設置費用は機種によっても異なりますが、「1〜5万円程度」が相場です。

警報機

警報器は異常を感知すると大音量で警報音が鳴る仕組みになっている防犯機器のことです。

大きな音で周囲に異常を知らせることができるため、高い防犯効果があります。

ちなみに、警報器の種類は窓用の警報器やドアに取り付けるものなどが多いです。

自宅のセキュリティを確認したうえで、必要な箇所に適切な機器を取り付けるようにしましょう。

なお、窓用の警報器は「2,000円程度」で購入できます。

防犯カメラ

防犯カメラも防犯対策として高い効果があります。

空き巣などの犯罪者は、防犯カメラが設置されている家を嫌がるためです。

さらに、防犯カメラを設置した場合、犯人逮捕の証拠として利用できるのも利点になります。

仮に空き巣などが侵入した際に犯人の姿を映像に記録できるため、事件の早期解決につなげることが可能です。

なお、防犯カメラの設置費用は「3〜5万円」が一般的です。

窓ガラス用の防犯シート

窓ガラス用の防犯シートも不審者の侵入を防ぐ対策としておすすめです。

理由としては2点あります。

1点目は、防犯シートが貼ってある窓は、窓ガラスを割って侵入しようとしてもフィルムが割れたガラスを保持するため、何度か強打しないとフィルムを破ることができず、窓を割るまでに時間がかかることから不法侵入しようとする者が侵入をあきらめやすくなる点です。

このため、金品が盗まれてしまうなどのリスクを大幅に軽減することができます。

2点目は、下見の段階で窓ガラス用の防犯シートが貼ってあると空き巣などの犯罪者が嫌がって避けるようになるという点です。

空き巣などの犯罪者が勝手に避けてくれるため、そもそものトラブルを回避することができます。

窓ガラス用の防犯シートを取り付けるのは「2〜5万円」でできるため、ぜひ試してみてください。

格子の取り付け

窓に面格子を取り付けることも防犯対策として効果的です。

面格子があると窓ガラスを割っても面格子を取り外さない限り犯罪者が侵入できないうえに、「防犯意識が高い」と思われやすいため、犯罪者に狙われにくくなります。

ちなみに、面格子の設置費用は、取り付け方法や使用している素材によって異なりますが、「3〜10万円」が相場です。

防犯対策のなかでも防犯カメラがおすすめ

前述した防犯対策の中でも特におすすめしたいのは防犯カメラになります。

防犯カメラは不審者に対する抑止力になるうえに、空き巣などの犯人の姿を記録でき犯人逮捕の証拠にもなるためです。

しかし、一言に防犯カメラといっても色々な形式のものがあり、適した物を使用しないと付けた意味が無かったという事態にも陥りかねません。

そこで、防犯カメラを設置する際におすすめしたいのが、クラウド保存の防犯カメラです。

クラウド保存の防犯カメラは、レコーダーが必要なくデータをクラウドに保存できるので、万が一カメラが破壊されてもデータがなくなることはありません。

しかも、ネットワークカメラを利用することで遠隔操作も可能で、異常が発生した時にスマートフォンやタブレットなどの通信機器に異常を知らせてくれるため、離れた場所にいても防犯カメラ周辺の映像を確認できます。

このようにクラウド保存の防犯カメラは自宅の防犯性を高めるのに非常に適しているため、ホームセキュリティ以外の防犯対策を検討している方は、ぜひ検討してみてください。

なお、防犯カメラの導入を検討している方は、「防犯カメラに関する専門窓口」に相談するのがおすすめです。

相談を行うことで、あなたの希望や家などを精査したうえで適した機能を見極めてくれるうえに、適した防犯カメラの機種などを助言してくれるため、失敗せずに満足のいく防犯カメラを導入することができます。

家に防犯カメラを導入したいと考えている方は、ぜひ次の「防犯カメラに関する専門窓口」に相談することを検討してみてください。

まとめ

セコムやアルソックといったホームセキュリティは、基本的に通報があってから5〜15分で現場に駆けつけてくれます。

しかも、警報器や空間センサーなど多くの防犯機器を設置できるため、ホームセキュリティと契約することで自宅の防犯性を高めることが可能です。

しかし、ホームセキュリティーを契約する場合、工事費や月額料金がかかることから金銭的な負担が大きく、契約をあきらめてしまう方も少なくありません。
中には、「ホームセキュリティ以外でどの防犯対策を講じれば良いか分からない」と悩んでしまい、何の対策を講じられずにいる方も数多くいます。

そういった方におすすめしたいのが防犯カメラの設置です。
ホームセキュリティよりも費用を抑えられるうえに、撮影した映像を証拠としても利用できるため、防犯性を高めることができます。

費用を抑えて自宅の防犯性を高めたいという方は、防犯カメラの導入を検討してみてください。

なお、「防犯カメラに関する専門窓口」に相談を行うことで、あなたの目的や用途などに合った防犯カメラの機能や機器を教えてくれるため、失敗せずに防犯カメラを導入することができます。

防犯カメラを失敗せずに導入したいと考えている方は、ぜひ防犯カメラに関する専門窓口に相談することを検討してみてください。

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