【NTT】フレッツ光クロスの通信速度は史上最速 10Gbps！詳細と対応エリアを徹底解説！

「フレッツ光クロス」とは、NTT東日本・NTT西日本が提供している光回線「フレッツ光」の高速プランのことです。

フレッツ光史上最も速い通信速度で、高速で安定性を追求したインターネットの提供が可能となっています。

Web会議やオンラインゲームの利用が多く、通信回線の質にこだわりたい場合、「フレッツ光クロス」の導入を検討している方もいるのではないでしょうか。

本記事では、フレッツ光クロスのサービス内容や提供エリアについて解説します。
実際の申し込み方法もわかる内容になっているので、ぜひ最後までお読みください。

【NTT】フレッツ光クロスのお申し込みはこちら

【NTT】フレッツ光クロス10Gプランとは

フレッツ光クロス10Gプランは、NTTが提供する最大通信速度10Gbpsの超高速光回線サービスです。主な特徴は以下の通りです。

• 最大通信速度が10Gbpsの高速通信が可能
• 高画質4K/8K動画の視聴やオンラインゲーム、VR/ARなどの体験に適している
• 提供エリアが限定的で利用が限られる
• 10Gbps通信に対応するLANケーブル(カテゴリ6a以上)やルーターが必要

フレッツ光クロスは速度を重視する利用者向けのサービスで、大容量の通信が必要な作業でも快適に利用できます。オンラインゲームやWeb会議をよく行う方におすすめのサービスです。

ただし、2024年5月時点では、提供範囲が限られている点は要注意。今後エリア拡大が予想されますが、自分の住んでいる地域がサービス提供範囲か確認が必要です。

フレッツ光クロス10Gプランの対応エリア

フレッツ光クロス10Gプランの対応エリアを東日本と西日本に分けて紹介します。

NTT東日本対応エリア

2024年5月時点で、フレッツ光クロス10Gプランが提供されている東日本エリアは以下のとおりです。

 

東京都	【全域提供】 23区、狛江市、三鷹市、調布市、稲城市、小金井市、小平市、清瀬市、西東京市、東久留米市、東村山市、東大和市、府中市、武蔵野市、日野市、福生市
	【一部提供】 羽村市、あきる野市、国立市、国分寺市、青梅市、昭島市、多摩市、武蔵村山市、町田市、立川市、八王子市、西多摩郡瑞穂町
神奈川県	【全域提供】 横浜市旭区、横浜市磯子区、横浜市栄区、横浜市戸塚区、横浜市港南区、横浜市港北区、横浜市神奈川区、横浜市瀬谷区、横浜市西区、横浜市南区、横浜市青葉区、横浜市泉区、横浜市中区、横浜市都筑区、横浜市緑区、横浜市保土ヶ谷区、川崎市幸区、川崎市高津区、川崎市多摩区、川崎市中原区、川崎市宮前区、川崎市麻生区、茅ケ崎市、綾瀬市、大和市、高座郡寒川町、足柄上郡開成
	【一部提供】 横浜市金沢区、横浜市鶴見区、川崎市川崎区、相模原市中央区、相模原市南区、相模原市緑区、横須賀市、海老名市、鎌倉市、厚木市、伊勢原市、逗子市、座間市、小田原市、秦野市、藤沢市、平塚市、足柄上郡松田町、足柄上郡大井町、足柄上郡中井町、中郡大磯町、中郡二宮町
千葉県	【全域提供】 千葉市稲毛区、千葉市花見川区、千葉市中央区、千葉市美浜区、千葉市緑区、市川市、船橋市、習志野市、松戸市、白井市、浦安市、鎌ヶ谷市、流山市、四街道市
	【一部提供】 千葉市若葉区、市原市、成田市、袖ケ浦市、大網白里市、東金市、八街市、木更津市、柏市、茂原市、八千代市、君津市、銚子市、旭市、印西市、我孫子市、鴨川市、佐倉市、山武市、富里市、野田市、香取市、匝瑳市、富津市
埼玉県	【全域提供】 さいたま市西区、さいたま市浦和区、さいたま市桜区、さいたま市南区、ふじみ野市、志木市、新座市、草加市、富士見市、北本市、和光市、蕨市、南埼玉郡宮代町、入間郡三芳町、三郷市、越谷市、戸田市、所沢市、川口市、八潮市、桶川市、入間市、北足立郡伊奈町、比企郡小川町、比企郡吉見町、入間郡毛呂山町
	【一部提供】 さいたま市緑区、さいたま市見沼区、さいたま市大宮区、さいたま市中央区、さいたま市岩槻区、さいたま市北区、坂戸市、狭山市、飯能市、本庄市、羽生市、加須市、吉川市、久喜市、熊谷市、幸手市、行田市、鴻巣市、春日部市、上尾市、深谷市、川越市、鶴ヶ島市、秩父市、朝霞市、東松山市、日高市、蓮田市、白岡市、児玉郡神川町、秩父郡小鹿野町、秩父郡横瀬町、比企郡滑川町、北葛飾郡杉戸町
北海道	【全域提供】 札幌市中央区、札幌市東区、札幌市白石区、札幌市豊平区、札幌市厚別区
	【一部提供】 札幌市北区、札幌市南区、札幌市西区、札幌市手稲区、札幌市清田区、室蘭市、石狩市、登別市、苫小牧市、北広島市、石狩郡当別町
宮城県	全域提供】 仙台市若林区
	【一部提供】 仙台市青葉区、仙台市宮城野区、仙台市太白区、仙台市泉区、多賀城市、白石市、塩竈市、岩沼市、気仙沼市、石巻市、宮城郡七ヶ浜町、柴田郡村田町、柴田郡大河原町
新潟県	【全域提供】 新潟市東区、新潟市中央区
	【一部提供】 新潟市秋葉区、新潟市南区、新潟市西区、新潟市西蒲区、新潟市北区、新潟市江南区
栃木県（予定）	【一部提供】 宇都宮市、佐野市、小山市、真岡市、足利市、栃木市、那須塩原市、芳賀郡芳賀町
群馬県（予定）	【一部提供】 安中市、伊勢崎市、館林市、桐生市、高崎市、渋川市、沼田市、前橋市、太田市、藤岡市、北群馬郡吉岡町、北群馬郡榛東村、邑楽郡千代田町、邑楽郡板倉町、邑楽郡明和町、利根郡昭和村
茨城県（予定）	【一部提供】 つくば市、ひたちなか市、笠間市、古河市、高萩市、桜川市、取手市、常総市、神栖市、水戸市、石岡市、潮来市、土浦市、日立市、龍ケ崎市、稲敷郡阿見町、稲敷郡美浦村、猿島郡境町
長野県（予定）	【一部提供】 長野市

※2024年７月時点
引用：NTT東日本

ファミリータイプ（戸建て用）とマンションタイプで提供範囲が異なるため、利用検討前に確認しておきましょう。

NTT西日本対応エリア

2024年5月時点で、フレッツ光クロス10Gプランが提供されている西日本エリアは以下のとおりです。

 

大阪府	大阪市、堺市、岸和田市、豊中市、池田市、吹田市、泉大津市、高槻市、守口市、枚方市、茨木市、八尾市、泉佐野市、富田林市、寝屋川市、松原市、大東市、和泉市、箕面市、門真市、藤井寺市、東大阪市、泉南市、四条畷市、交野市、大阪挟山市
和歌山県	和歌山市、田辺市、岩出市
京都府	京都市、宇治市、亀岡市、城陽市、向日市、長岡京市、八幡市、京田辺市、木津川市
奈良県	奈良市、大和高田市、橿原市、香芝市、王寺町
滋賀県	津市、彦根市、長浜市、近江八幡市、草津市、守山市、栗東市
兵庫県	神戸市、姫路市、尼崎市、明石市、西宮市、芦屋市、伊丹市、加古川市、宝塚市、川西市、三田市
愛知県	名古屋市、豊橋市、岡崎市、一宮市、瀬戸市、半田市、春日井市、豊川市、津島市、碧南市、刈谷市、豊田市、安城市、西尾市、蒲郡市、常滑市、江南市、小牧市、稲沢市、東海市、大府市、知立市、尾張旭市、岩倉市、日進市、清須市、北名古屋市、あま市、長久手市
静岡県	静岡市、浜松市、沼津市、三島市、富士宮市、富士市、磐田市、焼津市、掛川市、藤枝市、御殿場市、袋井市、裾野市、長泉町
岐阜県	岐阜市、大垣市、高山市、多治見市、関市、羽島市、美濃加茂市、各務原市、可児市、瑞穂市
三重県	津市、四日市市、伊勢市、桑名市、鈴鹿市
広島県（予定）	広島市、東広島市
岡山県（予定）	岡山市
愛媛県（予定）	松山市
福岡県（予定）	北九州市、福岡市、大牟田市、久留米市、飯塚市、行橋市、志免町, 筑紫野市
佐賀県（予定）	佐賀市、鳥栖市
熊本県（予定）	熊本市
鹿児島県（予定）	鹿児島市、鹿屋市、薩摩川内市
宮崎県（予定）	宮崎市、都城市、延岡市、日向市

※2024年7月時点
引用：NTT西日本

都心部を中心にサービスを提供しており、徐々に対応エリアは拡大してきています。

フレッツ光クロス10Gプランの月額料金と初期費用

フレッツ光クロス10Gプランの月額料金と初期費用についてそれぞれ解説します。ほかのサービスと比較するために、基本的な料金体系を押さえておきましょう。

フレッツ光クロス10Gプランの月額料金

フレッツ光クロス10Gプランの月額料金は以下の通りです。

エリア	月額料金
東日本エリア	戸建て住宅: 6,050円/月 集合住宅: 6,050円/月
西日本エリア	戸建て住宅: 6,930円/月 集合住宅: 6,930円/月

月額料金はインターネット接続料金のみで、プロバイダー料金が別途必要となります。プロバイダー料金は1,000〜2,000円前後必要です。そのため、プロバイダー料金を含めると、月額料金は東西ともおよそ7,000円程度になります。

また、2年間の自動更新契約で月額1,210円お得になるサービスなど、さまざまな割引が利用できます。

フレッツ光クロス10Gプランの初期費用

フレッツ光クロス10Gプランの初期費用は22,880円です。初期費用は東西日本エリアで共通の金額となっています。詳細な内訳は以下のとおり。

契約料	880円
初期工事費	22,000円（土日休日に工事を実施する場合は、上記に加え3,300円）
合計	22,880円

月額料金とは別で、サービス開始時に初期費用が必要になります。

また、初期費用以外にも、10Gbpsの高速通信に対応したLANケーブルやルーター、パソコンなどの端末機器が別途必要となる点に注意が必要です。レンタルルーターを利用する際に必要な費用は以下のとおり。

フレッツ 光クロス対応 レンタルルータ初期費用	設置工事費 1,650円
	設定工事費 1,100円

ただし、NTT西日本エリアでは、ひかり電話ネクストのIP電話サービスを同時に申し込むと、この初期費用が割引になる場合があります。割引やキャッシュバックのキャンペーンは時期によって異なるため、契約する際に確認しましょう。

フレッツ光クロス10Gプランのメリット

フレッツ光クロス10Gプランを導入するメリットは、以下の3つです。

• 通信速度を高速化できる
• 安定した通信環境を確保できる
• 割引キャンペーンを使用できる

順番に解説します。

通信速度を高速化できる

フレッツ光クロス10Gプランの最大のメリットは、従来の光回線サービスと比べて高速な通信速度ができることです。最大概ね10Gbpsの通信速度を提供しており、従来の1Gbpsプラン（フレッツ光ネクスト）と比べると、理論上10倍の速度となります。

高速通信によって、高画質4K/8K動画の視聴やオンラインゲーム、VR/ARなどのリアルタイム体験を快適に行えるようになります。総務省が提供している資料によると、通信量の多いオンラインゲームや大容量ファイルの転送に必要な通信速度が100Mbps程度。フレッツ光クロスで提供される10Gbpsの通信速度があれば、余裕をもって対応できます。

通信の高速化によって、快適なインターネットサービスを利用できるのが、フレッツ光クロス10Gプランを契約するメリットです。

安定した通信環境を確保できる

フレッツ光クロス10Gプランは、従来の1Gbpsプランよりも広帯域幅を確保できるため、安定した通信環境を実現できます。

利用者数が多く、通信が混雑する時間帯でも、安定した通信が可能です。テレワークでオンライン会議を利用する際に、映像や音声が途切れたりフリーズしたりすることが少なくなります。

NTTコミュニケーションズが行った調査によると、通信回線が混雑する時間は平日・土日いずれも20時から24時にかけてです。フレッツひかりクロス10Gプランなら、回線が混雑する時間帯でも快適なネット通信を利用できます。

割引キャンペーンを使用できる

フレッツ光クロス10Gプランは、契約するプロバイダごとにさまざまな割引キャンペーンが利用できます。具体的な割引内容は以下のとおり。

• 回線工事費無料
• 月額料金割引
• キャッシュバック
• 最低利用期間なし
• ポイント付与

参考：NTT東日本「FLET‘T光」

工事費無料や月額費用の割引など、キャンペーン内容はさまざま。例えば、ビッグローブ光とプロバイダ契約して利用すると、月々550円の割引と工事費無料が適応されます。

キャンペーンを上手く活用することで、フレッツ光クロス10Gプランをより低コストで利用できる点がメリットです。

フレッツ光クロス10Gプランのデメリット

フレッツ光10Gプランのデメリットは以下の4つです。

• 対応エリアが限定される
• 使用できるプロバイダーが限られる
• 10Gに対応した機器が限られる
• 工事費用が発生する

通信速度などのメリットだけでなく、デメリットも理解しておくのが重要です。それぞれ順番に解説していきます。

対応エリアが限定される

フレッツ光クロス10Gプランは、対応エリアが限定されています。

2024年5月時点では、東京23区や政令指定都市など、一部の都市圏でしか利用できません。地方都市部や郊外では、提供エリア外となっている区域が多数あります。今後対応エリアの拡大が予想されていますが、全国的な提供には時間がかかります。

ほかのサービスと比較して対象範囲が狭いのは、フレッツ光クロス10Gプランのデメリットです。

使用できるプロバイダーが限られる

フレッツ光クロス10Gプランを利用するには、10Gbpsの高速通信に対応したプロバイダーとの契約が必要です。しかし、現状では対応プロバイダーの選択肢が限られています。

大手プロバイダーでも、まだ10Gbpsに対応していないところが多数あり、利用できるプロバイダーは一部に限定されてしまいます。プロバイダによっては、月額料金が高額になったり、付加サービスが制限されたりすることも。

プロバイダ選びの自由度が低く、特典や割引が受け取りにくいデメリットは押さえておきましょう。

10Gに対応した機器が限られる

フレッツ光クロス10Gプランを最大限活用するためには、10Gbpsの高速通信に対応した機器を用意しなければいけません。必要な機器の機能は、以下のとおりです。

機器	必要な規格・機能
Wi-Fiルーター	・10G対応LANポートあり ・Wi-Fi規格がWi-Fi6
LANケーブル	・CAT6またはCAT6Aが望ましい

一般的な1Gbps対応機器ではフレッツ光クロス10Gプランの性能を発揮できません。しかし、10G対応機器はまだ一般的ではなく、種類や選択肢が限られているのが現状です。

ルーター

10Gbpsの高速通信を最大限活用するには、10Gイーサネットに対応したルーターが必須となります。従来の1Gbpsルーターでは10Gbpsの速度を発揮できないため、10Gイーサネットポートを搭載した専用ルーターが必要です。

しかし、10Gイーサネットルーターはまだ一般的ではなく、選択肢が限られているのが現状です。さらに高価格なものが多く、数万円以上する製品もあり、導入コストが課題となっています。

LANケーブル

LANケーブルはカテゴリによって、通信速度の最大値が決まっています。10Gbpsの高速転送を実現するには、高カテゴリのLANケーブルが必要です。一般的な家庭で使われているカテゴリCat5eのケーブルでは10Gbpsに対応できず（1Gbpsまで）、カテゴリCat6A以上が推奨されます。

高カテゴリのLANケーブルは従来品より高価格。長さによっては数千円以上する製品もあり、コストがかさむ点がデメリットです。

工事費用が発生する

フレッツ光クロス10Gプランに加入する際に、光ファイバーの配線工事が必要です。工事には22,880円(税込)の費用がかかります。

さらに、集合住宅の場合は別途建物への引き込み工事費用が発生することも。工事費用は一時金で支払う必要があり、初期コストがかさむ点がデメリットです。

また、工事の手配や日程調整の手間も発生します。工事が完了するまでの期間は、10Gbpsの高速通信を利用できないため、サービスを受けられない期間が生じるデメリットも押さえておきましょう。

フレッツ光クロス10Gプランの評判・口コミ

フレッツ光クロス10Gプランに関する評判や口コミは、以下のようになっています。

良い評判・口コミ	悪い評判・口コミ
・速度が速くて快適になった ・ネット速度のストレスがなくなった ・時間帯による速度変化が少なくなった	・料金が高い ・スマホとのセット割が使えない ・対応エリアが狭い

フレッツ光クロス10Gプランの強みである通信速度に対しては、良い評判や口コミが多い傾向です。「みんなのネット回線速度」で計測した通信速度でも1,000Mbps を超えており、実際に高速通信を利用できているユーザーは多いことがわかります。

一方、料金体系や対応エリアに関しては、悪い評判や口コミが散見されます。通信速度が速い分料金は高額になるため、自分に適したプランの選択が必要です。

フレッツ光ネクストとフレッツ光クロスを比較

フレッツ光ネクストとフレッツ光クロスは、通信速度と提供エリアが異なります。具体的な違いとそれぞれの特徴は以下のとおり。

	フレッツ光クロス	フレッツ光ネクスト
通信速度	最大概ね10Gbps	最大概ね1Gbps ※1
提供エリア	一部地域	ほぼ全国全域
月額利用料	【東日本エリア】 6,050円/月 ＋プロバイダー利用料金【西日本エリア】 6,930円/月 ＋プロバイダー利用料金	【戸建て向け】※1 5,940円/月 ＋プロバイダー利用料金【集合住宅向け】※1 ※2 3,355円～/月 ＋プロバイダー利用料金
おすすめの人	・Web会議やオンラインゲームをよく利用する人 ・ネット環境や通信速度にこだわりたい人	・音声通話や動画視聴をよく利用する人 ・月額費用を少しでも抑えたい人

※1：フレッツ光ネクストファミリー/マンション・ギガラインタイプの場合
※2：同一の集合住宅の契約数（ミニは4以上、プラン1は8以上、プラン2は16以上）の条件などを考慮して、NTTが決定します。
参考：「NTT東日本フレッツ光ネクストファミリー/マンション・ギガラインタイプ」

フレッツ光ネクストとフレッツ光クロスのもっとも大きな違いは通信速度です。フレッツ光クロスは、従来のフレッツ光ネクストと比較して10倍の高速通信が可能です。そのため、高画質動画の視聴やオンラインゲーム、大容量データの転送に適しています。

ただし、通信速度が向上した分、月額の利用料は1,000円から2,000円程高くなります。用途や予算を考慮して、自分に合ったプランを選択しましょう。

フレッツ光クロス10Gプランの利用が向いている人

フレッツ光クロス10Gプランの利用が向いている人の特徴は、以下の2つです。

• 現在のネット利用に支障がある人
  快適にネットが使えていない人

順番に解説します。

現在のネット利用に支障がある人

フレッツ光クロス10Gプランは、現在のインターネット利用に支障があり、高速通信を必要としている人に向いています。具体的に想定されるケースは、以下のとおりです。

• 家族や同居人が多く、同時に複数の端末からインターネットを利用するため通信が遅い
• 4K/8K動画の視聴時に画質が荒れたり止まったりする
• オンラインゲームをプレイ中に通信が不安定で快適にプレイできない
• 大容量のデータのアップロード/ダウンロードに時間がかかりすぎる

大容量のデータ通信を行う際に生じる通信の遅さや不安定さは、従来の1Gbpsプランでは避けられません。フレッツ光クロス10Gプランなら、10倍の高速通信が可能になるため、複数の端末を同時に使っても快適に通信できます。また、高画質動画の視聴やオンラインゲーム、大容量データの転送も、ストレスなく行えるようになります。

快適にネットが使えていない人

フレッツ光クロス10Gプランは、現在のインターネット環境に満足できず、より快適な通信環境を求めている人にも向いています。具体例は以下のとおりです。

• 現在の通信速度が遅く、ストレスを感じている
• 同時接続する端末数が増えると通信速度が極端に落ちる
• 動画の視聴やオンラインゲームで快適に利用できない
• テレワークやWeb会議で通信の途切れや乱れに困っている

フレッツ光クロス10Gプランに切り替えることで、格段に快適なインターネット利用が可能になります。10Gbpsの高速通信なら、複数の端末を同時に使っても通信が途切れることはほとんどありません。

高画質動画の視聴やオンラインゲーム、Web会議などでも、速度遅延によるストレスを感じにくくなります。

フレッツ光クロス10Gプランの利用が向いていない人

フレッツ光クロス10Gプランの利用が向いていない人の特徴は、以下のとおりです。

• 現在の回線速度で十分な人
• 値段を安く収めたい人

順番に解説します。

現在の回線速度で十分な人

フレッツ光クロス10Gプランは、現在の回線速度で十分と感じている人には向いていません。具体的には、以下のようなユーザーが該当します。

• 現在の1Gbps程度の回線速度で、インターネット利用に不便を感じていない
• 主な用途がWebサイトの閲覧やネットショッピングなど、通信量が少ない
• 家族人数が少なく、同時に複数の端末を使うことがほとんどない
• 高画質動画の視聴やオンラインゲームをほとんどしない
• テレワークやWeb会議での利用がほとんどない

通信速度をあまり必要としない場合、10Gbpsもの高速通信は過剰な性能となります。現在の1Gbps程度の速度で十分に事足りているのであれば、月額料金の高いフレッツ光クロス10Gプランに切り替える必要はありません。

値段を安く収めたい人

フレッツ光クロス10Gプランは、月額料金が従来の1Gbpsプランより1,000円以上高額になるため、できるだけ値段を抑えたい人には向いていません。具体的には以下のようなユーザーが該当します。

• 光回線の月額料金を最小限に抑えたい
• 家計への負担を最小限に抑えたい
• キャンペーンやセット割を最大限活用したい
• 初期費用の発生を抑えたい

フレッツ光クロス10Gプランは、東日本で月額6,050円、西日本で月額6,930円と高額です。さらに初期費用として22,880円がかかります。

フレッツ光クロス10Gプランの提供が開始された背景

フレッツ光クロス10Gプランの提供が開始された背景として、以下の2つが挙げられます。

• 大容量データ通信のニーズが高まっているから
• ネット通信速度高速化のニーズが高まっているから

順番に解説します。

大容量データ通信のニーズが高まっているから

フレッツ光クロス10Gプランが提供され始めた背景として、大容量データ通信の需要増加が挙げられます。近年、4K/8K動画の視聴やオンラインゲームなど、大容量データ通信のニーズが高まっています。

従来の1Gbpsの通信速度では、情報量が増加していく大容量コンテンツを快適に利用することが難しくなってきました。総務省が公表している「情報通信白書 令和5年版」では、デジタルツール（ICT技術）の発展やメタバースの普及などにより、今後さらに高速・大容量データ通信が求められると予想されています。

映像コンテンツやWeb会議の普及など、大容量データ通信におけるニーズの高まりが、新プランの提供開始の背景です。

ネット通信速度高速化のニーズが高まっているから

フレッツ光クロス10Gプランの提供には、「より高速なネット環境へのニーズが高まっている」という背景もあります。2020年3月に第5世代移動通信システム（いわゆる5G）が本格的に提供開始され、モバイル通信が高速化しています。

またWi-Fi6（正式な規格名はIEEE 802.11ax）も登場し、家庭内でのWi-Fi環境も高速化されていくと見込まれています。

第5世代移動通信システム（5th Generation、5G）	4Gの次世代規格として2020年3月からサービス提供開始。「高速・大容量」「多数同時接続」「超高信頼・低遅延」の特徴をもつ。通信速度は4Gの20倍に達し、遅延は10分の1に抑えられる。接続できるデバイス数は4Gの10倍とされる。
Wi-Fi6（IEEE 802.11ax）	6番目のWi-Fi規格として、2019年9月に提供開始。最大通信速度が速い。また回線の混雑にも強いため、複数デバイスの同時接続にも強い。

モバイル通信やWi-Fiの技術が進み、新たな規格が登場して高速化されていくことで、固定回線である光回線についても高速化の要望が大きくなり、フレッツ光クロスが提供開始されました。

フレッツ光クロスと他社回線10ギガプランの比較

フレッツ光クロスを契約する際は、他社のプランと比較して、自分に合っているか確認するのが重要です。比較対象になる他社の10ギガプランは以下の5つです。

	フレッツ光クロス	NURO光 10ギガ	ソフトバンク光 10ギガ	auひかりホーム 10ギガ	ドコモ光10ギガ	ビッグローブ光 10ギガ
月額料金	・東日本：6,050円 ・西日本： 6,930円	・5,700円（3年契約） ・8,300円（契約期間無し）	6,930円	6,468円	6,930円	6,270円
工事費用	22,000円	44,000円	28,800円	41,250円	無料	無料
キャンペーン	・プロバイダーごとに異なる ・月額料金770円割引 ・東日本エリア限定割引キャンペーン実施中！ 詳細はこちら ※2024年9月30日まで	・工事費実質無料 ・45,000円キャッシュバック ・解約金を最大20,000円還元	・工事費実質無料 ・違約金キャッシュバック ・スマホプランとのセット割	・キャッシュバック最大85,000円 ・工事費実質無料 ・月額料金 550円割引	・dポイント17,000ptプレゼント ・工事費無料 ・スマホプランとのセット割	・キャッシュバック：40,000円 ・工事費実質無料 ・月額料金 550円割引
提供 エリア	詳細は こちら	詳細は こちら	詳細は こちら	詳細は こちら	詳細は こちら	詳細は こちら
おすすめな人	・すぐに回線を導入したい人 ・固定電話回線が必要な人 ・豊富なプロバイダーから選びたい人	・3年以上の契約を前提とする人 ・ソフトバンクのスマホを契約している人	・ソフトバンクやワイモバイルのスマホを契約している人	・auスマホ・UQモバイを契約している人 ・関東圏に住んでいる人	・ドコモのスマホを使っている人 ・dポイントサービスをよく利用する人	・10Gの光回線を安く利用したい人

順番に解説します。

NURO光 10ギガ

月額料金	・5,700円（3年契約） ・8,300円（契約期間無し）
工事費用	44,000円
キャンペーン	工事費実質無料 44,000円キャッシュバック 解約金を最大20,000円還元
提供エリア（詳細）	北海道、宮城、福島、山形、東京、神奈川、埼玉、千葉、茨城、栃木、群馬、愛知、静岡、岐阜、三重、大阪、兵庫、京都、滋賀、奈良、岡山、広島、福岡、佐賀の一部地域

 

NURO光は大手インターネットプロバイダSo-netが提供する光回線サービスです。NURO光10Gは、ソフトバンクスマホとのセット割で月額料金が1,100円割引されるため、ソフトバンクユーザーにおすすめの光回線。他社の光回線10Gサービスと比較して契約できるエリアが広く、利用できる可能性が高いことも魅力です。

NURO光10Gの月額料金は、フレッツ光クロス10Gと比較して500～1,000円程安く設定されています。しかし、契約期間に3年間の縛りが発生し、その間に別回線に移行すると違約金が発生します。そのため、短期間で乗り換えを検討したい方や、今後さらに出てくるお得なプランを利用したい方には、フレッツ光クロス10Gがおすすめです。

ソフトバンク光 10ギガ

月額料金	6,930円
工事費用	28,800円
キャンペーン	工事費実質無料 違約金キャッシュバック スマホプランとのセット割
提供エリア（詳細）	東京・神奈川・埼玉・千葉・大阪府・和歌山県・京都府・奈良県・滋賀県・兵庫県・愛知県・静岡県・岐阜県・三重県の一部地域

ソフトバンク光はNTTの10Gプラン・フレッツ光クロスとソフトバンクグループが提供する光コラボサービスで、最大速度10Gbpsでインターネットを利用可能です。

ソフトバンク光の10ギガプランはスマホとのセット割で月額料金が1,100円割引されます。そのため、ソフトバンク・ワイモバイルのスマホ回線を契約している方におすすめです。

フレッツ光クロス10Ｇと比較すると、ソフトバンク光10ギガは月額料金が高いです。ソフトバンクやワイモバイル以外の回線を使っている人は、割引料金が適用されないため、フレッツ光クロス10Ｇの方がお得に利用できます。

auひかりホーム 10ギガ

月額料金	6,468円
工事費用	41,250円
キャンペーン	・キャッシュバック最大85,000円 ・工事費実質無料 ・月額料金 550円割引
提供エリア（詳細）	東京、神奈川、千葉、埼玉の一部地域

auひかりはKDDI提供の光回線サービスです。ほかの光回線10Gサービスと比較して高額な最大94,000円キャッシュバック特典を利用できます。

また、auひかりの10ギガプランはau・UQモバイルスマホとのセット割で月額料金が1,100円割引されます。インターネットを安く利用したいauスマホ・UQモバイルユーザーにおすすめの光回線です。

auひかりホーム10ギガは、フレッツ光クロス10Ｇと比較して月額料金・キャンペーン内容ともに優れています。ただし、auひかりホーム10ギガは関東の一部地域でしか利用できないため、地方に住んでいて提供エリアが広い回線を選びたい方は、フレッツ光クロス10Ｇを選びましょう。

ドコモ光10ギガ

月額料金	6,930円
工事費用	無料
キャンペーン	・dポイント17,000ptプレゼント ・工事費無料 ・スマホプランとのセット割
提供エリア（詳細）	東京・神奈川・埼玉・千葉・大阪府・和歌山県・京都府・奈良県・滋賀県・兵庫県・愛知県・静岡県・岐阜県・三重県の一部地域

ドコモ光はドコモスマホのセット割引に加え、10ギガプラン契約で最大51,000円キャッシュバックキャンペーンを利用できます。また、dポイント2,000ptプレゼントなどの特典で他の光回線と比較して安い料金で10Gを利用できるおすすめの光コラボサービスです。

ドコモ光の10ギガプランはスマホとのセットで月額1,100円の割引も受けられるため、ドコモユーザーにおすすめの光回線と言えます。

ドコモ光10ギガはフレッツ光クロス10Gと提供エリアが同じで、割引時の月額料金も安く抑えられます。ただし、ドコモ光10ギガは光電話に対応していない点は要注意。固定電話を利用したい方は、フレッツ光クロス10Gを利用しましょう。

ビッグローブ光 10ギガ

月額料金	6,270円
工事費用	無料
キャンペーン	・キャッシュバック：40,000円 ・工事費実質無料 ・月額料金 550円割引
提供エリア（詳細）	北海道・宮城県・新潟県・東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県・静岡県・岐阜県・愛知県・三重県・滋賀県・和歌山県・大阪府・兵庫県・京都府・奈良県

ビッグローブ光は、ビッグローブが提供する10Gbpsの光回線サービスです。ビッグローブ光は、フレッツ光クロスより低価格で10Gbpsの高速通信と固定IPアドレスが利用できます。

一方、ビッグローブ光は提供エリアが限定的で、2年契約の縛りがあるのがデメリットです。フレッツ光クロス10Gは対応エリアが広く、NTT東日本の発表によると今後もエリアの拡大が予想されます。そのため、より広い範囲で10ギガの光回線を利用したい方には、フレッツ光クロス10Gがおすすめです。

フレッツ光クロスについてよくある質問

フレッツ光クロスについてよくある質問に解答していきます。導入を検討する際に生じる不安や疑問点を事前に解消しておきましょう。

フレッツ光クロスでオプションを使用することはできますか？

フレッツ光クロスではさまざまなオプションサービスを利用することができます。主なオプションは以下の通りです。

• ひかり電話: IP電話サービス
• フレッツ光クロス対応レンタルルーター: 10Gbpsに対応したWiFiルーターのレンタル
• フレッツ・テレビ: テレビ視聴サービス
• リモートサポートサービス: オペレーターによるリモートサポート
• セットアップサービス: 開通工事時の設定サポート

オプションを組み合わせることで、さまざまなニーズに合わせたサービスを利用できます。

フレッツ光クロスでひかり電話を利用することはできますか？

フレッツ光クロスではひかり電話を利用可能です。

2023年5月末から、ひかり電話はフレッツ光クロスのオプションサービスとして提供されています。IP電話サービスなので、通話料金が従来の固定電話より安価になるメリットがあります。

フレッツ光クロスの申し込みはどちらからできますか？

フレッツ光クロスの申し込みは、こちらの「割引キャンペーンページ」からがおすすめです。

1. 「フレッツ光クロスお申込みページ」にアクセス
   ※2025年1月31日まで東日本エリア限定割引キャンペーン実施中
2. ページ内に記載の番号にお電話、もしくはお申込みフォームから必要事項を入力し、申込み手続き完了です。

申し込み時に、住所や建物タイプなどを入力すると、お住まいの地域でフレッツ光クロスが提供されているかが確認できます。

フレッツ光クロス対応ルーターは自分で用意するのですか？

フレッツ光クロスを最大限活用するには、10Gbpsの高速通信に対応したルーターが必要です。自分で対応ルーターを用意することも可能ですが、NTTからレンタルすることをおすすめします。

NTTのフレッツ光クロス対応レンタルルーターを利用すれば、対応機器の選定や設定の手間が省けます。月額料金でレンタルできるので、初期費用を抑えられるのもメリットです。

フレッツ光ネクストからフレッツ光クロスに乗り換えできますか？

フレッツ光ネクストからフレッツ光クロスへの乗り換えは可能です。ただし、フレッツ光クロスは新規の回線工事が必要となるため、工事費用が発生します。工事費用は以下の通りです。

• 戸建て住宅: 19,800円(税込)
• 集合住宅: 16,500円(税込)

乗り換え時のキャンペーンなどを確認し、工事費の割引があれば活用しましょう。

フレッツ光クロスは法人でも契約できますか？

フレッツ光クロスは法人でも契約可能です。テレワークの増加に伴い、法人でも高速通信のニーズが高まっています。

法人契約でフレッツ光クロスを利用する場合、通常プランとオフィスプランから選択できます。一般家庭向けの契約と異なり、オフィスプランは出張修理サービスなどがついているため、料金が異なる点は注意が必要です。

法人向けのオフィスプランでかかる料金は以下の表を参考にしてください。

エリア	事務所がある建物	フレッツ光クロス オフィスタイプ ライトプラン （7-22時出張修理）	フレッツ光クロス オフィスタイプ スタンダードプラン （24時間出張修理）	初期費用
東日本	戸建て・ テナントビル共通	8,140円 （ライト）	8,140円 （ライト） 9,350円 （スタンダード）	22,880円
西日本	戸建て （ファミリー）	9,020円/月	10,230円/月	22,880円
	テナントビル （マンション）	9,020円/月	9,130円/月

引用：
・NTT東日本
・NTT西日本

まとめ

フレッツ光クロスを導入するメリットは、「Web会議」「ライブ配信」「オンラインゲーム」「複数端末での接続」などをストレスなく利用できることです。

今ネット回線が遅くて困っている方も、フレッツ光クロスを導入すれば、快適に利用できるようになるでしょう。

ただしフレッツ光クロスは、利用できる場所が限られています。今後対応エリアは拡大予定ですが、すぐに利用できるとは限りません。

フレッツひかりクロスは「料金が高くなっても、通信速度を重視したい」「オフィスのネット環境を快適にしたい」という方にはおすすめです。

フレッツ光クロスを導入したい方は、ぜひこちらの「NTTフレッツ光クロス　お申し込み窓口」で相談してみてください。