固定電話の番号ポータビリティ(LNP)とは?
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固定電話を変更する度に、固定電話の電話番号が変わってしまっては非常に厄介ですよね?
固定電話の番号ポータビリティ(LNP)を利用すれば、インターネット回線乗り換えに伴った光電話の変更でも、電話番号をそのまま引き継ぐことができます。
具体的にはどのような仕組みなのか、またどのような利用方法があるのかという点を解説いたします。
固定電話の番号ポータビリティ(LNP)とは?
近年は携帯電話やスマホを持っている事が当たり前の時代になった為、固定電話の利用割合は明らかに減ってきています。
しかし、法人や店舗といったビジネスの現場では、依然として固定電話は当たり前のように活躍しています。
固定電話を使う際の懸念点としては、アナログ固定電話(加入電話)から光IP電話などに変更する場合に、電話番号が変わってしまうのではないかということです。
しかし、固定電話の番号ポータビリティ(LNP)を利用すれば、電話番号をそのまま引継ぐことが出来ます。
携帯電話やスマホの機種変更や事業者を乗り換えた場合でも、同じ電話番号をそのまま使用することができますよね。
それと同じで、固定電話についても事務所を移転し、事業所の乗り換えをしなければいけなくなった場合でも、同じ番号をそのまま使うことができるのです。
例)アナログ電話(加入電話)→ひかり電話でも電話番号の引き継ぎが可能。
転用しても電話番号の引継ぎは可能
転用する場合でも、固定電話の電話番号の引き継ぎは可能です。フレッツ光を利用している人が、光コラボレーションへ乗り換える場合が転用にあたります。
転用するのであれば、電話番号の変更が必要ではないかと考えていた人も多いかと思いますが、電話番号をひかり電話発番で取得していた場合でも、先述した固定電話の番号ポータビリティ(LNP)を使うことにより、電話番号を変更することなく、そのまま引継ぐことができるのです。
例)フレッツひかり電話→光コラボの光IP電話でも電話番号の引き継ぎが可能。
光コラボ間での事業者変更でも電話番号を引き継ぐことができる
光コラボレーションから、別の光コラボレーションの事業者へ乗り換えることが2019年7月から簡単にできるようになりました。
この制度が実施される前は、電話番号を変えずに別の光コラボレーションの事業者へ乗り換えるためには、アナログ戻しと呼ばれる面倒な手順が必要で、乗り換えしづらいといった状況が起きていました。
しかし現在では、光コラボレーション間での事業者の乗り換えも簡単な手続きで転用できるようになったため、アナログ戻しは不要になっています。
消費者にとってみれば、現在利用している光コラボレーションサービスに満足できなければ、複雑な手続きなく変更ができるので、選択肢は広がって費用負担を減らすことにも繋がります。
※乗り換え時に違約金が発生する場合がありますので、事業者変更の際はそちらを必ず確認してください。
例)光コラボの光IP電話→他社光コラボの光IP電話でも電話番号の引き継ぎが可能。
参考:https://flets-w.com/collabo/change/about/
ただし転用先によっては引き継ぎが不可能な場合も
光コラボ間での事業者変更でも電話番号を引き継ぐことができることをご説明いたしましたが、転用先によってはひかり電話で発番した番号の引き継ぎが不可能な場合や、アナログ戻しを依頼される場合が今でもあります。
そうなってしまいますとひかり電話で発番した番号は移動できませんので、乗り換えを諦めるか、電話番号を変更するかの選択になってしまいます。
しかし、元々固定電話で発番した番号である場合は、乗り換え時に問題となることはありません。もしアナログ戻しを求められた場合でも戻すことが可能です。
固定電話で取得した番号にはずっとメリットが残ります。
番号ポータビリティのMNPとLNPの違いとは?
番号ポータビリティと聞いて、MNPを思い浮かべる方が多いかと思います。それもそのはずで、MNPはLNPと比べて身近な存在である為です。
MNPはMobile Number Portabilityの略で、LNPはLocal Number Portabilityの略になっています。
すなわち、MNPは携帯電話での番号ポータビリティであり、LNPは固定電話での番号ポータビリティを指しています。
まとめ:回線を乗り換える場合でも電話番号を継続使用可能
固定電話の番号ポータビリティ(LNP)といったサービスを利用すれば、インターネット回線を他の事業者に乗り換える場合でも、固定電話の番号をそのまま継続して使用することができます。
フレッツ光から光コラボレーションへ転用する場合でも、光コラボレーション間で事業者を変更する場合でも、固定電話の番号を継続使用することが可能である点を覚えておきましょう。
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