店内に監視カメラを設置するメリットや注意点を解説
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店内に監視カメラを設置するメリット
多くの店が当たり前のように設置している店内監視カメラですが、これらは防犯のためだけではありません。
店内の監視カメラは、その名前からセキュリティ対策に特化しているような印象を持たれてしまうものですが、実は数多くのメリットを備えています。
一つ一つ確認し、店の防犯カメラに課題解決につながる要素がないか、チェックしておきましょう。
閉店後の強盗や盗難の防犯対策
一つ目は、閉店後に発生し得る強盗あるいは盗難の抑止です。店内に監視カメラの設置を検討する場合、多くの人はセキュリティ対策の強化を目的としていますが、その効果には確かなものがあります。
近年の店内監視カメラは画質が向上しており、店内の映像などは非常に鮮明に捉えることができます。そのため、万が一夜間の見通しの悪い時間帯に不審者が現れても、その顔を鮮明に捉えたり、犯行の瞬間をしっかりとおさめたりが可能です。
こういった店内の監視カメラの性能の向上により、以前に比べてより高い防犯能力にも期待できるようになっています。
監視カメラを店内の重要な箇所に設置しておくことで、人気のない時間帯でも犯罪を捉えられます。監視カメラの性能の高さを活かし、あらかじめ犯罪に対して予防線を張る事もできます。
セキュリティ対策の強化に最も効果的なのは、隙のないお店作りを実現する事です。店内の監視カメラはポピュラーな分、抑止力として大きな力を発揮します。
内引きの防止
商品の窃盗被害は、必ずしも外部の人間による犯行であるとは限りません。店内についての事情は最も店員が熟知している分、店舗スタッフによる窃盗被害も全国で発生している事案です。
いわゆる内引きと呼ばれる窃盗被害は、外部からの犯行に比べ、証拠を掴みにくいのが厄介なところです。
第三者が立ち入ることができないような場所にも店員や関係者は出入りは可能なため、犯行の確認が難しかったり、データが 改ざんされたりして、長い間気づかないまま放置していたというケースもあり得ます。
そんな内引きをあらかじめ防ぐ上でも効果的なのが、店内への監視カメラの設置です。内引き被害が発生しやすそうな箇所に設置し、犯行の瞬間を捉えられるように環境を整備することで、以後の被害をゼロにする事も可能です。
これまで足取りが全く掴めず、誰が犯人なのかわからない状況であっても、カメラによる記録映像は覆せない証拠として強力な効果を発揮します。
店員の数が多い店舗や、店内に関係者の出入りが激しい店舗には欠かせないセキュリティツールとなりそうです。
酒に酔ったお客様とのトラブル防止
店内の監視カメラは、窃盗などの犯罪を未然に防ぐだけでなく、小さないさかいを予防する装置としても効果的な存在です。
例えば、酒に酔ったお客様対応の際、暴力やハラスメントを受けないための予防措置に役立ちます。
どれだけ普段は正常な対応ができる人でも、酔っ払った状態では正しく自分を制することができず、店内で周囲への迷惑やトラブルを起こしてしまう可能性があります。
そのため、店内で他のお客様への迷惑などが発生した場合には、時として屋外へ退店などを命じる必要もあります。しかし酔っ払っている状態では、それも難しいケースも少なくありません。
しかし、あらかじめ店内に監視カメラを設置しておくことで、相手に今の様子がカメラに写っていることを伝えられます。相手がカメラが設置していることを悟り、事前に暴れることがないよう心に留めておいてもらうことが可能です。
また、酒に酔って暴れられてしまっても、本人に身に覚えがなければ反省を促すことはできません。
裁判になった際にも、その様子が店内の監視カメラに記録されていないということで、軽い罰則で判決が決まってしまうする事もあります。
少しでも犯罪の予防、そして訴えの正当性を認めてもらえるよう、お酒を扱う店舗においては監視カメラの設置が必要になります。
多店舗の様子を簡単にチェック
複数店舗を一括で管理する上でも、店内の監視カメラはおすすめです。
近年、監視カメラはクラウド形式を採用し、全てのカメラをインターネットに接続する事で、容易に一括管理ができるようになりました。
複数の店舗経営が必要になった場合、それぞれの店舗へ実際に足を運ぶ必要も出てくるでしょう。
業務改善やセキュリティの状況について店舗ごとのマネージャーなどに話を聞いたり、指示を送ったりするのは、非常に手間がかかります。
一方、監視カメラで店内の様子をリアルタイムで閲覧できれば、大体の状況をカメラから把握でき、店舗への移動のコストはかかりません。
また多店舗の様子を一括で管理できるので、全国的に店舗を持つ経営状況であっても、安心して店内の様子を監視カメラから知ることができます。
セキュリティも同じプラットフォームで対策が可能になるため、全国店舗で一括したセキュリティレベルの維持を実現可能です。
スタッフの接客態度を確認
接客もサービスの一部であるという飲食店などにとっては、スタッフの接客のクオリティが客足へ大きく影響することは間違いありません。
そして、接客態度は正しく指導を行っても、実際にそれが現場の店内で反映されているかどうかを確認することは難しいものです。効果的な改善効果を得ることができない場合もあり、指導の改善も進みません。
そんな時に便利なツールとして活躍するのが、監視カメラです。監視カメラを店内に設置することで、お客様の様子を確認することはもちろんのこと、店員の接客態度についても、リアルタイムで確認できます。
また、接客の確認は現場にいなくとも監視カメラからリモートで確認できるため、店員に不必要なプレッシャーをかけることなく、自然体で振る舞ってもらうことが可能です。
お客様と店員の自然なコミュニケーションを、フリーストレスでモニタリングできる体制を整えることで、より具体的なフィードバックを届けられるような環境を整備できます。
本部のマネジメント担当など、現場の責任者では提供できなかったフィードバックや具体的なアドバイスも、クラウド対応の監視カメラがあればオンラインで提案する事も可能になるでしょう。
来店客の年齢や属性を知ることができる
店内への監視カメラの設置は、マーケティングやプロモーションの分野においても、高い効果が期待できるとして注目を集めています。
例えば、来店客の属性を把握するための運用です。ショッピングモールで開店している雑貨店の場合、毎日多くの来店があることはわかっても、具体的にどんな人が店へ訪れているのか、その詳細を把握するのは難しいものです。
店員に聞いてもだいたいの印象しか得られず、具体性のある数字を導き出すことは難しいため、専門の調査会社などを雇い、リサーチを依頼する必要なども出てきてしまいます。
一方、監視カメラの設置によってこのようなリサーチを行う場合、便利なのがAI搭載型のモデルです。AIによって自動的にリアルタイムに来店しているお客様の特徴を把握し、その結果を記録できます。
記録できる要素については、多岐に渡ります。来店者は女性か男性か、年齢はどれくらいかなど、設定に応じた要素の抽出ができます。
また、優れた顔認証技術を有している監視カメラの場合、特定の顧客のデータベースを記録しておくことで、その顧客が来店した際、最適の接客対応ができるよう、スタッフに促す事もできます。
逆にブラックリストに載っている人物が店内に現れた場合、穏便に退店してもらうことができるよう、あらかじめ対策を打つことが可能になります。
クラウド型監視カメラの設置なら!「NTTギガらくカメラ」
お持ちのスマートフォンから簡単に防犯・多店舗管理・スタッフのオペレーションチェックのリアルタイム確認を実現したのがNTTが提供する「ギガらくカメラ」です。
クラウドプラットフォームから、カメラの映像を一括で管理でき、高いセキュリティ対策効果を実現可能です。もちろん記録した映像も180日間保存され、必要になる前に映像が消えてしまう心配もありません。
ハイビジョン画質で毎秒30コマという恵まれた画質性能も有しているため、顔の細かい表情まで読み取ることが可能になります。
動体検知や音声検知機能も備えているので、夜間のセキュリティにも最適のカメラとなっています。
カメラの設置・取り付ける際の注意点
監視カメラのメリットには様々な効果が期待できますが、その一方で設置の際にはいくつかの注意点に気をつける必要もあります。
監視カメラの効果を最大限発揮できるよう、これらのポイントを押さえておきましょう。
監視カメラの設置場所
まず注意しなければならないのは、監視カメラの設置場所です。当たり前ですが、監視カメラは適切な場所に設置しておかなければ、期待しているような効果を発揮できません。
また、監視カメラが能力を発揮するために必要な場所は、そのカメラの役割に応じても異なります。
例えば、窃盗被害や夜間の強盗被害を未然に防ぐためには、レジ周りの様子や希少性の高い商品を扱う場所がきれいにカメラに収まるよう、角度や位置を検討する必要があります。
あるいは来店者の調査や把握を行う場合には、店のフロント部分が確実に収まるよう、商品よりも来店者を意識した設置方法が必要になります。
監視カメラを設置する場合、あらかじめ必要な機能についての検討と設置場所の確保を行い、店舗レイアウトに支障が出ないかどうかも確認しておきましょう。
防犯カメラが撮影する範囲を把握しておく
防犯カメラには、モデルによって視野角が決まっており、製品ごとに捉えられる範囲も異なります。
そのため、あらかじめそのカメラがどれくらいの範囲を捉えられるかを把握しておかなければ、思っていたようなパフォーマンスを期待できなくなってしまう可能性もあります。
防犯目的でカメラを設置した場合、カメラに死角が生まれるのは致命傷です。犯人の顔が上手く収まらなかったり、犯行の瞬間をとらえきることができず、証拠として不十分な映像になってしまう可能性も生まれます。
顧客リサーチも情報収集が正常にできず、本来のデータとはかけ離れた結果が生まれてしまい、マーケティングに悪影響をもたらす事もあるでしょう。
カメラを設置する場合、丁寧に映像のテストを繰り返し行い、とらえ漏れが無いかどうかをチェックすることが大切です。
設置していることを明示
古典的な方法ですが、監視カメラを設置していることを明示するのは、犯罪行為の抑止力として非常に大きな効果を発揮します。
監視カメラが設置されているかどうかは、その店の犯罪発生率に大きな影響をもたらします。実際にカメラが動作している様子をアピールすることは、「もしかしたら証拠が残るのでは」と警戒させられるので、防犯効果は高いです。
監視カメラが目立たない場所に設置されていても、「防犯カメラ作動中」などの注意喚起を行うのは有効です。ステッカーを貼っているだけで、防犯効果を期待できます。
要は違法行為に対して容赦をしないという姿勢を見せることで、心の隙を見せることなく、退店してもらえるような環境作りが大切ということです。
例え高性能なカメラを備えていても、実際に犯罪やトラブルが発生してしまうと、その後の手続きは厄介です。犯人探しや警察の事情聴取など、多くの負担が店舗に発生することになります。
高い防犯設備をアピールすることは、そういったリスクを避ける上でも重要です。
店内のカメラが壊されてしまったらどうなる?
犯罪率の高い地域では、カメラを破壊して犯行の様子を捕らえさせないというケースもしばしば起こりうるものです。
カメラが破壊されてしまった場合、その後の対応はクラウド対応の有無によって大きく異なります。
非クラウドの監視カメラは高リスク
非クラウド対応の監視カメラについては、カメラが壊されてしまうことで、大きなリスクにさらされてしまいます。
カメラも破損前の映像を確認できれば、犯人逮捕の確率も向上が期待できますが、録画機ごと壊されてしまった場合、データが残らない可能性が出てきてしまいます。
監視カメラはデータを残せてこそ価値のある機器であるため、録画機に直接保存するタイプのカメラの場合、常にデータの喪失リスクがつきまといます。
クラウド対応カメラでセキュリティ対策は万全!
一方のクラウド対応カメラでは、録画データはリアルタイムでインターネットを経由し、オンラインのデータベースに保存されます。
そのためカメラが破壊されたとしても、直前のデータはしっかりとオンライン上に保存され、その様子を記録できます。
また、異常検知機能を搭載しているカメラであれば、迅速にアラート通知と通報を行う事も可能です。犯行を未然に防げる可能性も高まるので、被害を最小限に抑えることができます。
モニターなどの録画機材を店舗に接地する必要もなくなり、店内の省スペース化も実現します。
先ほど紹介した「NTTギガらくカメラ」も、クラウド対応で安心のセキュリティを実現できるため、新規カメラの設置、あるいは監視カメラシステムのアップデートに最適の一台です。
まとめ
監視カメラはクラウド対応によって、セキュリティレベルの向上はもちろんのこと、顧客サービスの向上など、様々な用途に映像を活用できます。
効果的なカメラの設置プランと店舗のニーズを把握し、最適な一台を手に入れましょう。
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