
固定電話の番号を取得する5つの方法!電話番号だけ欲しい・スマホで使いたいときの対処法
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「固定電話の番号が欲しいけれど、どの方法が最適かわからない」と悩んでいませんか?
固定電話の番号を取得するといっても、NTTの加入電話をはじめ、光電話、IP電話、転送電話サービスなど、選択肢はさまざまです。そのため、「番号だけ取得したい」「スマホで使いたい」「コストを抑えて利用したい」など、自分の目的に合ったサービスを選ぶことが重要です。
本記事では、固定電話番号の取得方法からメリット・デメリット、スマホと連携できるアプリやサービスの活用法まで詳しく解説します。自分に合った方法を見つけ、快適に固定電話番号を利用しましょう。
なお、固定電話の切り替えや新規導入を検討している方には、NTTの「ひかり電話」がおすすめです。月額550円(税込)から利用でき、オプションを使えばスマホでも固定電話の番号を使えます。詳細が気になる方は、最短でひかり電話を導入できる以下の窓口からご相談ください。
固定電話の番号取得時に比較すべき3つのポイント
固定電話番号を取得する際には、以下の3つのポイントを比較すると、自分に合ったサービスを選びやすくなります。
- 番号取得にかかるコスト
- 利用できる番号とポータビリティの対応
- 機能やオプションの豊富さ
それぞれ解説していきます。
1.番号取得にかかるコスト
固定電話の番号を取得する方法には、NTTの契約・IP電話・光電話などがあります。
選ぶ手段によって、初期費用や月額料金、通話料に大きな違いが出てくるのが特徴です。例えば、初期費用5,000円・月額380円という安価なプランもあれば、初期費用はかからないものの、月額4,900円と割高なサービスが提供されているものも見受けられます。
また、初期費用が無料でも工事費が別途発生することがあるため、トータルコストをしっかり比較しておきましょう。
利用目的(ビジネス・個人など)や予算に応じて、コストパフォーマンスの良いサービスを選ぶのがポイントです。
2.利用できる番号とポータビリティの対応
取得できる電話番号の種類やポータビリティ(番号の引き継ぎ)ができるかどうかも重要なポイントです。固定電話で取得する主な番号は以下のとおり。
番号の種類 | 特徴 |
東京03や大阪06などの市外局番 |
|
050番号 |
|
ビジネス用途であれば、市外局番の番号を選ぶことで、企業としての信頼性アップにもつながります。
一方、個人や短期利用なら、維持コストの安い050番号も検討の余地があります。
3.機能やオプションの豊富さ
固定電話サービスを選ぶ際は、利用できる機能やオプションの充実度も重要なポイントです。例えば以下のような機能は、業務効率化やカスタマー対応の強化に役立ちます。
- 自動音声ガイダンス(IVR)
- 通話録音機能
- 着信転送やスマホ連携
- 顧客管理ツールとの連携機能
ただし、必要以上に多機能なサービスを選ぶと、操作が複雑になったりコストが上がったりする可能性もあるため注意が必要です。
「自社に本当に必要な機能」を見極めて、最適なプランを選びましょう。
固定電話の番号取得方法
固定電話の番号を取得する方法は、以下の5つです。
- NTTの加入電話
- IP電話・050番号
- 光IP電話
- クラウドPBX
- 転送電話サービス
それぞれの特徴やコストを理解し、目的に合った最適な方法を選ぶことが重要です。固定電話に関する取得方法は、以下の記事で解説していますので、ぜひ参考にしてください。
NTTの加入電話
特徴 | 従来から利用されている最もオーソドックスな電話サービス |
メリット | 通話品質が良くて、電話番号の社会的信頼も高い |
デメリット | 申し込みから利用できるまで手間や時間がかかる |
月額料金 |
|
2025年3月23日時点の料金
NTT加入電話は、日本の固定電話の原点ともいえるサービスです。社会的信用度が高く、特に対外的な信頼性を重視する法人に適しています。
一方で、新規申し込みから実際に利用できるようになるまでには、工事や手続きなどの手間と時間がかかることがデメリット。設備の老朽化や利用者の減少により、現在では他のサービスへの移行が推奨されています。
IP電話・050番号
特徴 | インターネット回線を利用した通話サービス |
メリット | 無料で使えるサービスが多く手軽に導入できる |
デメリット | 制限が多く社会的な信用も得にくい |
月額料金 | 0円~ |
2025年3月23日時点の料金
IP電話・050番号は、従来の電話回線ではなくインターネット回線を利用して通話を行うサービスです。最大の特徴は、無料または低コストで導入できる点にあり、特に初期費用を抑えたい個人や小規模事業者に人気があります。
しかし、050から始まる番号は一般的な固定電話番号(03、06など)と異なるため、取引先や顧客からの信頼を得にくい場合があります。また、インターネット回線の状態に通話品質が左右されることや、サービスによっては機能制限があることなどのデメリットもあります。
光IP電話
特徴 | 光回線を利用した高品質なIP電話 |
メリット | 専用の光回線を使用しているため、音声品質が高い |
デメリット | インターネット回線(光回線)の導入が必須 |
月額料金 | 約550円(税込)~ (別途フレッツ光を契約する必要あり。契約なしなら2,750円) |
2025年3月23日時点の料金
光IP電話は、高速の光回線を利用したIP電話システムで、一般的なIP電話と比較して安定した通話品質を提供できるのが特徴です。現在では、NTT加入電話に代わり、最も主流の電話番号取得方法となっています。
固定電話の切り替えや新規導入を検討している方には、特にNTTの「ひかり電話」がおすすめです。月額550円(税込)から利用でき、オプションを使えばスマホでも固定電話の番号を使えます。詳細が気になる方は、最短でひかり電話を導入できる以下の窓口からご相談ください。
クラウドPBX
特徴 | 会社の電話をどこでも使えるクラウド型電話システム |
メリット | スマートフォンで内線・外線電話が受けられる |
デメリット | セキュリティ管理にかかるコストが高い |
月額料金 | 1回線あたり1,500円〜2,500円程度 |
2025年3月23日時点の料金
クラウドPBXは、物理的な設備が不要なビジネス向け電話システムです。テレワークの拡大とともに、導入が進んでいます。
スマートフォンやPCで会社番号を使えるため、外出先でも内線・外線の取次ぎが可能になり、業務効率化に貢献します。
転送電話サービス
特徴 | 固定電話番号をレンタルし、別の電話番号へ転送させるサービス |
メリット | 信頼性が高い固定電話の番号を手軽に入手できる |
デメリット | 着信専用のサービスがほとんどで発信ができない |
月額料金 | 約1,280円~ |
2025年3月23日時点の料金
転送電話サービスは、03や06などの市外局番を持ちながら、通話は携帯電話などで受けることができるサービスです。
特に、個人事業主や小規模事業者、起業したばかりの企業にとって、初期費用を抑えつつ信頼性のある連絡先を持てる点が魅力となっています。ただし、多くのサービスでは着信専用となっており、その番号から発信ができないという制限があることがデメリットです。
固定電話の番号をスマホで取得する方法
スマートフォンで固定電話の番号を利用する方法は、以下の3つがあります。
方法 | 詳細 |
転送電話サービス | 固定電話にかかってきた電話を登録したスマホに転送する |
固定電話番号取得サービス | スマホに専用アプリをインストールして、固定電話番号で発着信を可能にする |
クラウドPBX | 従来のPBX(構内交換機)をクラウド上で実現する |
これらの方法を活用すると、出張中や外出先でも会社の電話番号を使用して通話ができるようになります。また、内線通話や外線の取り次ぎがスムーズになり、業務の効率化にもつながるでしょう。
近年は、個人で固定電話を契約しない人が増えていますが、法人の場合は話が別です。会社としての信頼を示すうえで、固定電話番号の有無は意外と重要な要素です。
固定電話を持つと信用度が上がり、顧客からの信頼を得やすくなります。その結果、問い合わせの増加や契約獲得につながり、ビジネスの成長にも良い影響を与える可能性があります。
スマホで固定電話番号の取得方法についてさらに詳しく知りたい方は、以下のリンクをご覧ください。
固定電話の番号だけが欲しいときに使える方法
法人登記やビジネスの信用性を高める目的で、固定電話の「番号だけ」取得したいというケースもあるかと思います。
そのような場合は、電話転送サービスや専用アプリを活用すれば、物理的な電話回線を引かずに番号を持つことができます。
- 03plus
- ナイセンクラウド
- クラコールPBX
- CITVPlus
これらのサービスを利用すれば、03や06などの市外局番つきの番号を取得できるため、法人としての信頼感を演出できます。
ただし、サービスによっては「発信ができない」などのデメリットがあるため要注意です。利用目的に応じて、適切なサービスを選びましょう。
詳しく知りたい方は、以下の記事で解説しているので、ぜひこちらも参考にしてみてください。
固定電話番号を取得できるアプリ・サービスのメリット
固定電話番号を取得できるアプリ・サービスのメリットは以下の3つです。
- 電話番号取得にかかる費用を抑えられる
- どこからでも固定電話を利用できる
- スマホ1台で複数の電話番号を使える
それぞれについて詳しく見ていきましょう。
電話番号取得にかかる費用を抑えられる
固定電話番号を取得するアプリやサービスを利用すれば、従来の固定電話設置に比べて大幅にコストを削減できます。例えば従来のNTT加入電話では、住宅用で月額1,595円~、事務所用では2,530円~と、一定のランニングコストが発生します。加えて、回線工事や電話機の購入など、初期費用もかかります。
一方、固定電話番号が取得できるアプリやクラウドサービスなら、月額数百円〜と安価に始められるうえ、初期費用がかからないケースも多く、必要な機能だけを選んで利用できるのもポイントです。
どこからでも固定電話を利用できる
アプリやクラウド型のサービスを使えば、インターネット環境さえあれば場所を問わず通話が可能です。
オフィス、自宅、出張先など、どこにいても同じ固定電話番号で着信・発信ができます。急な外出や在宅勤務の際も、お客様からの電話に対応できるため、顧客満足度の向上につながるでしょう。
特に昨今のテレワーク需要の高まりに応えるサービスとして、場所にとらわれない柔軟な働き方を実現できます。
スマホ1台で複数の電話番号を使える
固定電話番号取得アプリを利用すれば、スマートフォン1台で複数の電話番号の使い分けが可能です。例えば、プライベート用の電話番号とビジネス用の固定電話番号を1台のスマホで管理できるため、スマホを2台持ち歩く必要がなくなります。
通話履歴や連絡先も番号ごとに分けて管理できるので、特にフリーランスや個人事業主の方にとっては、コストを抑えながら電話番号を取得できる実用的な方法と言えるでしょう。
固定電話番号を取得できるアプリ・サービスのデメリット
固定電話番号を取得できるアプリやサービスには多くのメリットがある一方で、いくつかのデメリットも存在します。
- アプリごとに取得可能な番号に制限がある
- 通話の音声品質が低くなりやすい
- サポートやセキュリティがサービスによって異なる
- 発信できない番号がある
これらのデメリットについて詳しく解説します。
アプリごとに取得可能な番号に制限がある
固定電話番号を取得するアプリやサービスでは、取得できる電話番号の種類に制限がある場合が多いです。
例えば、多くのサービスでは050から始まるIP電話の番号は取得しやすいですが、03(東京)や06(大阪)などの市外局番から始まる一般的な固定電話番号を取得できるサービスは限られています。
ビジネス用途では、03や06などの市外局番から始まる固定電話番号のほうが、信頼感を与えやすいとされています。特に法人登記や行政手続きでは、050番号では対応できないケースもあるため注意が必要です。
そのため、利用目的に応じて取得できる番号の種類を確認し、適切なサービスを選ぶことが重要です。
通話の音声品質が低くなりやすい
固定電話番号を取得するアプリやサービスの多くはインターネット回線を利用するため、通常の固定電話と比べて、音声品質が低下する場合があります。
特にインターネット回線が混雑する時間帯や、通信速度が不安定な環境では、音声が途切れたり、遅延が発生したりすることがあります。重要な商談や顧客とのやり取りで音声品質が低下すると、ビジネスの信頼性に関わる問題になりかねません。
安定した通話品質を求める場合は、単にアプリだけではなく、光回線を活用した光IP電話など、より安定したサービスを検討するのが良いでしょう。
サポートやセキュリティがサービスによって異なる
固定電話番号を提供するアプリやサービスは、提供元によってサポート体制やセキュリティ対策の内容はさまざまです。
24時間体制のサポートを用意している企業もあれば、別のサービスではメールのみの限定的なサポートしかない場合もあります。
また、通話内容の暗号化や個人情報の保護体制などもサービスによって異なるため、ビジネス用途では信頼性や安全性をしっかり確認して選びましょう。
発信できない番号がある
固定電話番号を取得するアプリやサービスでは、特定の電話番号への発信ができない制限がある場合があります。
例えば、050番号を使用するIP電話サービスでは、緊急通報番号(110番や119番)やフリーダイヤル(0120番)への発信ができないことが多いです。また、国際電話やナビダイヤルなど、特定の番号への発信に追加料金がかかるケースや、そもそも発信できない場合もあります。
制限を事前に確認しておかないと、いざという時に電話がつながらず困ることになるため、利用前に発信できる番号の範囲を確認しておくのが大切です。
固定電話番号を取得するならNTTのひかり電話がおすすめな理由3選
固定電話番号の導入を検討している方におすすめなのが、NTT東日本・西日本が提供する「ひかり電話」です。以下の3つの理由から、多くの個人事業主や法人に選ばれています。
月額550円からの安い費用で契約できる
NTTのひかり電話は、月額基本料金が550円(税込)から利用可能で、コストを抑えながら固定電話を導入できます。従来の固定電話サービスと比較すると料金が大幅に安く、通信費の負担を軽減できる点が魅力です。
費用を抑えられることで、事業への投資や貯蓄に回す余裕が生まれ、より効率的な資金運用が可能になります。
他のサービスよりも通話品質が安定している
ひかり電話は、光ファイバーを利用したIP電話の一種で、固定電話と同等の高品質な通話が可能です。
総務省が定める「0ABJ番号」の基準を満たしているため、音声の遅延や途切れが少なく、スムーズな通話を実現できます。そのため、商談や重要なやり取りの際も、安定した音声環境で安心して利用できるのが大きなメリットです。
ビジネス向けのオプションやサービスが充実している
ひかり電話は、ビジネスに適した多彩なオプションを利用できるのが特徴です。「ナンバー・ディスプレイ」や「ボイスワープ」などの機能を活用することで、着信管理の効率化やスムーズな電話対応が可能になります。
また、転送機能や複数番号の取得ができるため、オフィスの規模や業務内容に応じて柔軟にカスタマイズできる点も魅力です。
ひかり電話に興味がある方は、工事費や初期費を実質0円にできる以下の窓口からお申込みください。ひかり電話に関する質問・相談や、導入のサポートも実施しています。
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