引っ越し時のインターネット回線手続きを解説!

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引っ越しするにあたり、インターネットの手続きをどうしたらいいのかわからず、困っている方も多いのではないでしょうか。ただでさえ引っ越しで忙しいときに、面倒くさそうなネット回線・プロバイダーの手続きについて調べるのは正直気が乗りませんよね。

手続き方法以前に、「利用中のネット回線を新居でも継続して使った方がいいのか」「引っ越しを機に乗り換えたほうがいいのか」と悩んでいる方もいるでしょう。

おすすめなのは「乗り換え(解約して新規契約)」です。乗り換えならキャンペーンで工事費が無料になったり、月額料金が一定期間割引されたりするからですね。

この記事では「新居でのネット回線の準備方法・手順」や、「引っ越し時のインターネットの手続きに関する注意点」を解説します。

引っ越し手続きの無料サポート窓口も紹介しますので、記事を読み終わるころには「ネット回線の引っ越し手続きは怖くない」と思っていただけるはずです。

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引っ越し先でインターネットを利用する方法3つ

転居先にインターネット環境を準備する方法は、以下の3つです。

  • 現在契約しているネット回線を移転先でも継続利用する(移転)
  • 引っ越し先では別のネット回線を新規契約する(乗り換え)
  • インターネット無料物件の回線をそのまま使う

それぞれについて解説します。

現在契約のネット回線を移転先でも継続利用する(移転)

まずは現在契約しているインターネット回線(旧居で使っている回線)を、新居でもそのまま継続して利用する方法があります。

継続利用(移転)のメリット・デメリット・注意点は以下の通りです。

メリット
  1. ・気に入っているネット回線を使い続けられる
  2. ・新しいネット回線を選ぶ手間がない
  3. ・解約金がかからない
デメリット・注意点
  1. ・乗り換えキャンペーンが利用できない
  2. ・移転工事費がかかる(解約金より高い可能性もあり)
  3. ・新居で今のネット回線が利用できない可能性がある

継続利用の手続き方法は、のちほど詳しく解説しますね。

ちなみに人気の光回線「NURO光」には移転手続きが存在せず、引っ越し先でも継続利用したい場合には「旧居のNURO光を解約し、新居でNURO光を新規契約する」という流れになります。

引っ越し先では別のインターネット回線を新規契約する(乗り換え)

旧居で利用していたネット回線を解約し、引っ越し先では別の回線を利用する方法もあります。

継続利用(移転)のメリット・デメリット・注意点は以下の通りです。

メリット
  1. ・より安いネット回線に乗り換えられる
  2. ・キャンペーンで工事費や月額料金がお得になる
デメリット・注意点
  1. ・新しいネット回線を選ぶのが面倒
  2. ・解約金がかかる可能性がある

乗り換えの場合は「工事費無料」「月額料金が一定期間割引」などのキャンペーンが適用される回線が多いです。旧回線の解約金を負担してくれるキャンペーンもありますので、上手に活用すれば節約になります。

具体的な乗り換え手続きについては、のちほど詳しく解説します。

インターネット無料物件の回線をそのまま使う

インターネット無料物件に引っ越す場合には、新居のネット回線を素直に利用すればOK。手続きなし&無料で、入居初日からインターネットを利用可能です。

ただしインターネット無料物件では、「ひとつの回線に対して利用者が多すぎる」などの理由で、通信速度が遅いことも。

通信速度にストレスを感じる場合には、自分で費用を負担してホームルーター(置き型Wi-Fi)などを導入することも検討しましょう。

インターネット無料物件の場合、新たに自分で光回線を引くのは難しい(許可が下りないことが多い)ので、ホームルーターやモバイルWi-Fiが候補になります。

引っ越しはネット回線・プロバイダー変更を検討するチャンス

引っ越しは、ネット回線やプロバイダーを変更するよい機会です。乗り換えにはたくさんのメリットがあるからですね。

乗り換えの主なメリットを紹介します。

  • 月額料金が安いネット回線に乗り換えられる
  • キャンペーンで工事費用がお得になる

月額料金が安いネット回線に乗り換えられる

ひとつめのメリットは「月額料金が安いネット回線に乗り換えられる」ことです。

モバイル回線(ホームルーターやモバイルWi-Fi)も光回線も多数あり、新しいサービスやプランも登場しています。引っ越しをきっかけにネット回線を比較検討することで、「より安いネット回線」「よりコストパフォーマンスのいいネット回線」に乗り換えられます。

個人契約におすすめのネット回線

個人契約の場合は「スマホキャリアと合わせた光コラボ」がおすすめ。

光コラボとは…

フレッツ光回線とプロバイダーがセットになった光回線サービス。フレッツ光よりも特典やキャンペーンが豊富で、個人契約向き。

光コラボなら、スマホの月額料金を含めた家庭全体の通信費を節約できる可能性が高まるからです。スマホとのセット割ができる光コラボには「ドコモ光」「ソフトバンク光」「BIGLOBE光」などがあります。

光回線が利用できない場合は、スマホとのセット割ができるホームルーターがおすすめです。「ソフトバンクエアー」「docomo home5G」「BIGLOBE WiMAX+5G」などはスマホとのセット割があります。

法人契約におすすめのネット回線

法人契約の場合は、リーズナブルでサービスが充実した固定電話(ひかり電話)を利用できるフレッツ光(NTT)がおすすめ。

同じフレッツ光でも、プロバイダーを乗り換えることで月額料金を下げられます。プロバイダーによって、月額料金が数百円程度変わってくることもありますよ。

キャンペーンで工事費用がお得になる

キャンペーンで工事費用がお得になるのも、乗り換えのメリットです。

引っ越しでインターネット回線を移転させる際には、移転工事費がかかることが多いです。移転工事費の割引を実施している回線もありますが、基本は工事費がかかると思ってよいでしょう。

一方乗り換えの場合は、新規契約特典として工事費無料にしているネット回線が多いです。

工事費は15,000円~20,000円程度かかることもあるので、負担がなくなるのは大きなメリットですね。

ネット回線乗り換えのデメリットは解決できる

インターネット回線の乗り換えには、「新しいネット回線を選ぶのが面倒」「解約金がかかる」といったデメリットがあります。

ただ上記のようなデメリットは、実は簡単に解決できます。

ネット回線選びや手続きは無料でプロにサポートしてもらえます。また「乗り換え・新規契約なら、元々契約していた回線の解約金は負担しますよ」というキャンペーンを行っているネット回線も多いです。

今なら工事費が実質無料になる、こちらの【引越し】インターネットのご契約相談窓口からのお申し込みがおすすめです

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「引っ越しにともなうネット回線の乗り換え」にメリットがあるとわかっていただけると思います。

引っ越しの手続きを始める前に!契約しているネット回線・プロバイダーの契約内容を確認

引っ越しの前には、現在契約しているネット回線やプロバイダーの契約内容を確認しましょう。

ネット回線の種類や契約内容によって、やるべき手続きや手続きの窓口が変わるからですね。契約内容の確認は、移転するにしろ乗り換えるにしろ必要です。

回線事業者とプロバイダーを確認

まずは自分が契約しているネット回線(回線事業者)とプロバイダーを確認しましょう。

回線事業者の種類によって、引っ越し時にとるべき対応が変わってきます。とるべき対応をまとめました。

回線 継続利用するとき 乗り換えるとき
光回線(ソフトバンク光、ドコモ光、フレッツ光など) 移転 解約&新規契約
CATV回線 移転 解約&新規契約
ホームルーター(置き型Wi-Fi) 住所変更 解約&新規契約
モバイルWi-Fi(ポケット型Wi-Fi) 住所変更 解約&新規契約

モバイルWi-Fiやホームルーターを継続利用する場合、マイページ上で住所変更するだけでOK。ホームルーターで住所変更を忘れると、利用停止になる可能性があるので注意しましょう。

回線事業者を確認したら、次に契約しているプロバイダーも確認してください。

プロバイダーとは…

プロバイダーとは、ネット回線をインターネットに接続する事業者のこと。ネット回線だけではインターネットを使えるようにはなりません。インターネットを使っている人は、プロバイダーとも契約しています。

引っ越しするなら、回線事業者だけではなくプロバイダーも移転または解約・新規契約する必要があるからです。

回線事業者とプロバイダーはどこで確認できる?

自分が契約している回線事業者とプロバイダーは、契約書を見ればすぐに確認できます。

契約書が見つからない場合は、以下の方法で確認できます。

  • 通帳の明細で請求元を確認する
  • プロバイダー確認サイトで調べる
  • IPアドレスを使って調べる

プロバイダー確認サイトとしては「確認君+」などがあります。

プロバイダーとセットの契約なのかも確認しよう

回線事業者とプロバイダーをセットで契約しているかどうかも確認しておきましょう。

回線事業者とプロバイダーをセットで契約していれば、手続き窓口はひとつで済みます。

一方別々に契約している場合は、回線事業者とプロバイダーをそれぞれ別に手続きしないといけません。

基本的にフレッツ光以外の光回線(ソフトバンク光など)やモバイル回線では、ネット回線とプロバイダーがセットになっています。そのため移転や乗り換えの際の窓口はひとつです。

フレッツ光の場合は、フレッツ光(ネット回線)とプロバイダー(ぷらら、Asahi.Netなど)で別々に手続きする必要があります。

引っ越し後も同じ回線・プロバイダーを利用する場合(移転)の手続き

引っ越し後も同じ光回線・プロバイダーを継続利用する場合(移転)の手続きについて解説します。

  1. 引っ越し先エリアで今の回線事業者やプロバイダーが使えるか確認
  2. 引っ越し先が集合住宅の場合は設備を確認
  3. 大家さん・管理会社に回線撤去工事が必要か確認
  4. 回線事業者・プロバイダーへ移転の連絡
  5. 機器の返却が必要な場合、忘れず発送

引っ越し先エリアで今の回線事業者やプロバイダーが使えるか確認

まずは、引っ越し先でも今の回線事業者やプロバイダーが利用できるかを確認しましょう。

回線事業者やプロバイダーは「サービス提供エリア」が決まっており、エリア外だと使えないからです。

引っ越し先がエリア外の場合は、別の光回線・プロバイダーを探さなくてはいけません。

例えば電力系光回線(コミュファ光、eo光など)は、フレッツ光や光コラボに比べると提供エリアが狭いです。

エリア確認の方法

サービス提供エリアは「回線事業者・プロバイダーに問い合わせる」「公式サイトのエリア確認ツールを使う」などの方法で確認できます。公式サイトで調べるのが手軽ですよ。

引っ越し先が集合住宅の場合は設備を確認

引っ越し先が集合住宅なら、以下の内容を確認しましょう。

  • インターネット回線設備の導入有無
  • 導入されている場合、回線の種類と回線事業者

「インターネット設備の有無」や「導入されている回線の種類」によっては、引っ越し前に使っていた回線を継続利用できないからです。

例えば引っ越し先のマンションに導入されているのが「eo光」や「NURO光」の設備だと、「フレッツ光」や「光コラボ」は移転させられない可能性が高いです。

eo光とフレッツ光では、利用する設備が違うからですね。また新たにフレッツ光を入れたくても、工事させてもらえない可能性大です。

なお引っ越し先がインターネット無料物件なのであれば、そもそも移転させる必要がなくなります。

引っ越し先に導入されている回線の調べ方

引っ越し先に導入されている回線を調べたいときは、大家さん・管理会社や不動産業者に聞きましょう。回線事業者やプロバイダーに聞いて調べてもらう方法もあります。

大家さん・管理会社に回線撤去工事が必要か確認

こちらは旧居での手続きになります。旧居で使っていた光回線の設備を撤去するべきかどうか、大家さん・管理会社に確認しましょう。

設備を残して退去していいかどうかは、建物のオーナーである大家さんが決めることだからです。

最近では「撤去しなくていいよ」という物件が多いですが、大家さんによっては撤去を求めることもあります。

撤去工事が必要になった場合は、撤去工事への立ち会いが発生します。

回線事業者・プロバイダーへ移転の連絡

上記の確認作業が終わって新居でも今の回線・プロバイダーが使えるとわかったら、回線事業者とプロバイダーに移転の連絡をします。

回線事業者とプロバイダーの契約が別々の場合は、それぞれに連絡が必要です。

セットで契約している場合は、窓口となっているプロバイダー(光コラボの事業者)に連絡すればOKです。

移転の申し込みに必要な情報は以下のとおりです。

  • 契約者名義などの基本情報
  • 引越し先の住所(戸建てor集合住宅)
  • 契約者名義・電話番号またはお客様ID
  • 移転工事の希望日
  • 移転工事に立ち会う人の名前と連絡先(電話番号)

「旧居での最終利用日」「移転先で利用するプラン」「回線の撤去が必要かどうか」も伝えておくとスムーズです。

「移転に関して不明点が多い」「撤去工事が必要で、撤去工事の日程調整をしたい場合」などは、電話で問い合わせるほうが安心できます。回線によっては店頭での相談も可能です。

回線とプロバイダーの契約が別々の場合、回線事業者への連絡が終わったら、プロバイダー(OCNやぷららなど)にも移転の連絡をします。

利用しているプロバイダによっては、プロバイダプラン変更や費用が必要な場合があるので、手続きや費用について詳しく聞いておきましょう。

機器の返却が必要な場合、忘れず発送

光回線を利用するにあたり機器をレンタルしている場合、機器の返却が発生することもあります。回収キットが届いたら、期限までに忘れず発送しましょう。

機器の種類によっては「そのまま引っ越し先に持っていってください」といわれることもあります。

乗り換え前に確認!新規のプロバイダー・回線と契約する場合のポイント

続いてインターネット回線の乗り換えにあたり、事前に知っておくべきポイントを紹介します。

  • 引っ越し先で使えるインターネット回線・プロバイダーを調べる
  • マンション・アパートに引っ越す場合は設備の状況を確認
  • インターネット回線の選び方
  • プロバイダの選び方
  • 回線とプロバイダーがセットの光コラボがラク

引っ越し先で使えるインターネット回線・プロバイダーを調べる

乗り換えを検討するなら、まずは引っ越し先で使えるインターネット回線やプロバイダーを調べる必要があります。

前章「引っ越し後も同じ回線・プロバイダーを利用する場合(移転)の手続き」でも説明したように、ネット回線やプロバイダにはサービス提供エリアがあり、エリアによっては契約・利用できないからです。

調査・確認は以下の手順で進めましょう。

  1. 比較サイト・ランキングサイトなどを使い、利用したい回線の目星をつける
  2. 公式サイトでエリア検索する

自分で調べるのが面倒なら、以下の窓口で対応エリアを調べてもらい、そのまま契約することもできます。

引越しに伴う各種手続きが一括で行える、こちらの【引越し】インターネットのご契約相談窓口で、インターネットの手続きも可能です。

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マンション・アパートに引っ越す場合は設備の状況を確認

マンション・アパートなどの集合住宅に引っ越す場合には、インターネット設備の導入状況を確認しましょう。

こちらも前章「引っ越し後も同じ回線・プロバイダーを利用する場合(移転)の手続き」で説明したように、設備状況によっては利用できない回線があるからです。建物の状況によって、工事内容も変わってきます。

設備の状況は管理会社・大家さんに聞けばわかります。

「自分で聞くのが面倒」「連絡先がわからない」などの場合は、以下の窓口でも調べてもらえます。また引っ越し先で使えるおすすめのネット回線も提案してくれるので、ぜひ利用してみてください。

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インターネット回線の選び方

エリアや建物の状況を確認したら、利用できる回線の中から、引っ越し先で契約するインターネット回線を選びます。

引っ越し先での候補となるインターネット回線は、「光回線」「モバイルWi-Fi」「ホームルーター」でしょう。

光回線もモバイルWi-Fiもホームルーターも、たくさんのサービスがあります。たくさんの中からインターネット回線を選ぶときには、以下の「料金」「通信速度」を比較しましょう。

「光回線」「モバイルWi-Fi」「ホームルーター」で料金と速度を比較してまとめました。

回線 料金 速度・安定性
光回線
ホームルーター
モバイルWi-Fi

速度が速くて安定しているのは断然光回線。

料金面では、通信容量が少ないならモバイルWi-Fiが安くなりやすいです。「一人暮らしであまりネットを使わないし、固定費を抑えたい」「外出先にも持っていきたい」という場合はモバイルWi-Fiがよいでしょう。

総合的に見ておすすめなのは、料金と品質のバランスがよい光回線です。とくに「オンラインゲームや動画視聴が大好き」「家族みんなで使う」という場合は、容量制限がなく速くて快適に使える光回線をおすすめします。

なおネット回線としては「ケーブルテレビ(CATV)回線」や「ADSL・ISDN」もあります。ただCATV回線は使える建物が限られており、ADSLやISDNは順次サービス終了予定なので、この記事では紹介しません。

プロバイダの選び方

光コラボや電力系光回線を契約するときには、プロバイダがあらかじめ決まっているので、悩む必要はありません。

ただフレッツ光を契約するときは、プロバイダを自分で選ばなくてはいけません。また光コラボでもドコモ光は契約時にプロバイダを自分で指定します。

プロバイダ選びのポイントは以下の通りです。

  • 速度(実測値)
  • セキュリティ(セキュリティソフトの有無や種類)
  • サービス内容(メールアドレスの提供など)

同じフレッツ光を使っていても、プロバイダが変わると通信速度が変わることはよくあります。プロバイダによって設備や接続方式などが違うためです。

「みんなのネット回線速度(みんそく)」でプロバイダごとの速度が見られますので、参考にしてみるのもよいでしょう。

回線とプロバイダーがセットの光コラボがラク

「速くて安いネット回線にしたい」「プロバイダーを個別に選ぶのが面倒」という場合には、光コラボがおすすめ。

光コラボはフレッツ光回線を使うため高速で、プロバイダーがセットになっているので乗り換えや移転の手続きも簡単だからです。

またスマホキャリアと合わせれば、セット割引が効いてスマホの月額料金が安くなり、家庭全体の通信費が下がります。

スマホキャリア別のおすすめ光コラボは以下の通りです。

ドコモスマホ ドコモ光(スマホ料金が月額最大1,100円割引)

ソフトバンクスマホ

ソフトバンク光(スマホ料金が月額最大1,100円割引)

ワイモバイルスマホ

ソフトバンク光(スマホ料金が月額最大1,650円割引)
auスマホ BIGLOBE光(スマホ料金が月額最大1,100円割引)

※2023年10月26日時点の情報です。※金額は税込みです。

セット割では家族みんなのスマホ代が安くなります。例えばソフトバンク光×ワイモバイル(シンプル2M/Lプラン)だと、一人あたりスマホ料金から月1,650円割引。4人家族で全員ワイモバイルなら、毎月6,600円もの節約になりますね。

格安SIMを利用している場合は、あまりセット割の割引金額が大きくありません。そのため月額料金が安くなる光コラボを選べばOK。引っ越し先でマンションプランが使えるなら、ソフトバンク光のマンションプランが安いのでおすすめです。

以下の窓口でおすすめの光コラボを確認できます。

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引っ越しを機に回線・プロバイダー・回線を変更する場合(乗り換え)の手続き

引っ越しを機に回線・プロバイダー・回線を変更する場合(乗り換え)の手続きを紹介します。

手続きは大きく分けて「旧居で使っていた回線の解約」と「引っ越し先で使い回線の新規契約」です。具体的には以下のような流れになります。

  1. 解約の事前確認:解約時に違約金が発生するかを確認
  2. 解約の事前確認:大家さん・管理会社に回線撤去工事が必要か確認
  3. 解約手続き:契約中の回線事業者・プロバイダーに解約の連絡
  4. 契約手続き:引っ越し先で使う回線事業者とプロバイダーで新規契約の申し込み

この章では光回線から光回線への乗り換えを想定しています。モバイル回線(モバイルWi-Fi、ホームルーター)の場合は、工事に関する手続きが不要になります。

解約の事前確認:解約時に違約金が発生するかを確認

まずは旧居で使っていたネット回線やプロバイダーを解約するにあたり、解約金・違約金がかかるかどうか確認しましょう。

契約プランや解約するタイミングによっては、解約金・違約金がかかることもあるからです。

参考までに代表的なネット回線の解約金・違約金をまとめました。

フレッツ光(にねん割)
  1. ・戸建て向け:4,950円
  2. ・マンション向け:1,650円
ドコモ光(2年定期契約)

2022年7月1日以降申し込み分:

  1. ・戸建タイプ:5,500円
  2. ・マンションタイプ:4,180円

2022年6月30日以前申し込み分:

  1. ・戸建:14,300円
  2. ・マンション:8,800円
ソフトバンク光(1ギガ、2年自動更新)

2022年7月1日以降契約分:

  1. ・ファミリー:5,720円
  2. ・マンション:4,180円

2022年6月30日以前契約分:10,450円

NURO光(2ギガ)
  1. ・2年契約:3,850円
  2. ・3年契約:3,740円

※2023年10月26日時点の情報です。※金額は税込みです。

「解約金・違約金がかかるかどうか」「解約金・違約金なしで解約できるタイミング(契約の切れ目、無料解約期間)」はマイページなどで確認できます。

また工事費の残債(分割払いの残り)がある場合には、解約時に一括請求されます。

予想外のお金がかかって慌てないように、必ず解約金や残債の有無は調べておきましょう。

解約の事前確認:大家さん・管理会社に回線撤去工事が必要か確認

引っ越しにあたり旧居の回線を解約する場合、「光回線の撤去工事が必要か」を大家さん・管理会社に確認しましょう。

設備を残して退去していいかどうかは、大家さんが決めます。

撤去工事が必要になった場合は、工事への立ち会いが発生します。

解約手続き:契約中の回線事業者・プロバイダーに解約の連絡

「解約金の有無」「撤去工事の有無」を確認したら、回線事業者・プロバイダーに確約連絡を入れます。

連絡はオンラインや電話でできます。解約にあたり聞きたいことや伝えたいことがある場合は、電話がスムーズです。

連絡の際は「契約者ID(お客様ID)」「解約日」を伝えられるよう用意しておくとスムーズです。契約者IDは契約時に届いた「開通のご案内」や「請求書」などに記載されています。

解約連絡からの流れは以下の通りです。

  1. 回線事業者・プロバイダーに解約連絡
  2. 必要な場合は撤去工事の日程調整
  3. レンタルしていた機器の返却
  4. 必要な場合は撤去工事

回線とプロバイダーを別々に契約している場合は、回線事業者に連絡してからプロバイダーを解約しましょう。

光コラボの場合は、光コラボを提供している事業者(ソフトバンク光など)に連絡するだけでOKです。

契約手続き:引っ越し先で使う回線事業者とプロバイダーで新規契約の申し込み

回線事業者とプロバイダーに、新規契約の申し込みをします。申し込み手続きはオンラインが一般的ですが、電話や店頭でもできます。

申し込みするときは、たいてい以下の手順で進みます。

  1. 提供エリア・利用できる建物の確認
  2. プランの選択
  3. 必要情報(氏名など)の入力
  4. 開通工事の日程調整
  5. 必要書類が送られてくる

フレッツ光を契約する場合、プロバイダーとの契約はフレッツ光と契約した後で別途行います。ただ「プロバイダパック(NTT東日本)」「withフレッツ(NTT西日本)」を使えば、フレッツ光とプロバイダを同時に申し込めます。

光コラボならプロバイダ契約が一緒になっているので、契約手続きも1回で済んで簡単です。

開通工事が必要な場合

モバイル回線(モバイルWi-Fi、ホームルーター)の場合は、利用開始にあたり工事は不要です。

一方光回線の場合は、引っ越し先の状況によって工事が必要になるケースがあります。

光回線で「開通工事が必要なケース・不要なケース」「工事予約をいつまでにすればよいか」などについて解説します。

光回線で開通工事が必要になるケース・不要なケース

光回線で開通工事が必要になるケース・不要なケースをまとめました。

開通工事不要

インターネット無料物件への引っ越しなど、引っ越し先の光回線をそのまま使う場合

開通工事必要
  • 引っ越し先に希望の回線が導入されていない場合(新たに回線を引く場合)
  • 集合住宅共有部から部屋までの配線工事が必要な場合

基本的にインターネット無料・完備物件以外では、工事は必要です。ただし工事の内容は「建物内の光回線の状況」によって異なります。

まったく光回線の設備がない状態なら、電柱から光ファイバーケーブルを引いてくるところからスタートです。一方マンション・アパートの共有部に光回線の設備があるなら、建物内で配線する工事となります。

また中には前の住人が残した光回線の設備がそのまま使える部屋もあります。この場合、作業員が現地に来て行う工事はありませんが、NTT内で工事(無派遣工事)が必要です。

工事日の予約は引っ越し日の1ヶ月前までに済ませる

光回線の移転・乗り換えの手続きや工事日の予約は、引っ越し予定日の1ヶ月前までに行いましょう。光回線の工事は予約制なので、早めに申し込まないと、希望日に工事できない可能性が高いからです。

特に引っ越しが多い3月~4月は、すぐに枠が埋まってしまいます。そのため年度末・年度初めの引越しなら、1ヶ月半~2ヶ月前に手続きしておくことをおすすめします。

急いでいる場合、以下の窓口なら最短で工事日の確認と調整をしてくれます。お急ぎの方はぜひ問い合わせてみてください。

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工事費がかかる

移転工事や新規開通工事には、工事費がかかります。

移転工事費の場合は、割引や無料特典がないことがほとんど。

一方乗り換えにともなう新規開通工事の場合は、「工事費無料」「工事費キャッシュバック」などの特典を設けている光回線が多いです。

以下の窓口であれば、乗り換え(新規契約)の開通工事費を負担してくれるキャンペーンを実施しています。

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引っ越し時のインターネット回線Q&A

インターネット回線の引っ越し時について、よく寄せられる質問と回答を紹介します。

  • 引っ越してすぐインターネットを利用開始できますか?
  • 引っ越し先でインターネットなしの期間ができてしまったらどうする?
  • 旧居(賃貸物件)を退去するとき、光回線の撤去工事が必要ですか?
  • 移転先での光回線開通工事には、立ち会いが必要ですか?
  • 引っ越し前と同じ回線を使っているのに、新居では通信速度が遅くなりました。なぜですか?
  • NTT東日本エリアからNTT西日本エリアへの移転は可能ですか?
  • マンションから戸建てへの移転はできますか?

引っ越してすぐインターネットを利用開始できますか?

光回線の場合、すぐに利用開始できず、新居でインターネットが使えない時期ができる可能性もあります。希望日時に工事できない可能性があるからですね。

できるだけインターネットなしの期間を短くするためには、早めに移転や乗り換えの手続きをしておくことが重要。遅くとも引っ越し1ヶ月前までには申し込みしておきましょう。3月~4月の引っ越しを予定している場合は、より余裕をもって1ヶ月半~2ヶ月前くらいには手続きするのがおすすめです。

引っ越し先でインターネットなしの期間ができてしまったらどうする?

光回線の手続きが間に合わずインターネットなしの期間ができてしまった場合には、一時的にモバイル回線(モバイルWi-Fi、ホームルーター)を契約するのがおすすめ。契約期間の縛りがないものを選べば、解約金を気にする必要はありません。

新居でモバイルWi-Fiやホームルーターを契約する場合は、ルーターが届けばすぐにインターネットが使えます。急いでいる場合は「即日ルーターを発送してくれる回線」や「店頭契約してルーターを持ち帰れる回線」を選ぶといいでしょう。

またソフトバンク光なら、工事待ちの期間にモバイル回線を無料レンタルしてくれます(機種は選べません)。「インターネットなしの期間ができる」と心配しなくていいですね。

旧居(賃貸物件)を退去するとき、光回線の撤去工事が必要ですか?

ケースによりますが、最近では撤去工事しなくてよい物件が多いようです。光回線の設備が残っていた方が、次の入居者が助かるからですね。

ただ「インターネット設備がある物件で、既存の回線が気に入らず、自分で別に光回線を引いた」などの場合は撤去を求められる可能性があります。

退去連絡をするときに、大家さんや管理会社に「撤去が必要ですか」と確認しましょう。

移転先での光回線開通工事には、立ち会いが必要ですか?

ケースによります。

引っ越し先に新たに光回線を導入する場合など、作業員が現地に来て工事を実施する場合には、立ち会いが必要です。工事するときに、作業員が敷地や部屋の中に入るからですね。

引っ越し先に前の住人が残していった光回線の設備があり、問題なく使えるのなら、作業員が来ないこともあります(無派遣工事)。この場合は立ち会い不要です。

引っ越し前と同じ回線を使っているのに、新居では通信速度が遅くなりました。なぜですか?

モバイル回線(モバイルWi-Fi、ホームルーター)の通信速度は、「建物内の壁・家電の配置」「建物周辺の状況(高いビル・マンションがあるなど)」に影響されます。そのため同じ回線でも、引っ越し後は速度が落ちてしまうこともあります。もちろん逆のケースもあります。

光回線の場合も、「プロバイダーや接続方式」「マンション内の配線方式」が変わった場合には、速度が変化します。

NTT東日本エリアからNTT西日本エリアへの移転は可能ですか?

フレッツ光の場合は移転できません。いったんNTT東日本との契約を解除して、新規でNTT西日本との契約を結びなおすことになります。西日本から東日本に移転する場合も同様です。

光コラボの場合は移転可能ですが、移転工事費がかかります。

マンションから戸建てへの移転はできますか?

移転そのものは可能です。ただしマンションプランから戸建てプランに変わるので、月額料金が高くなります。

戸建てからマンションに移転する場合は、料金が下がる可能性が高いです。

まとめ

インターネットを引っ越しさせる手続きには、大きく「移転」と「乗り換え」の2つの方法があります。

  • 移転の場合:今の回線に移転手続きを申し込む
  • 乗り換えの場合:旧居の回線を解約し、新居用に新しい回線を契約

引っ越し先で工事が必要かどうかは、引っ越し先の建物の状況によります。

おすすめはキャンペーンが豊富な乗り換えです。乗り換えは難しく聞こえるかもしれませんが、「解約」と「契約」に分けて考えるとシンプルで、難しいことはありません。

「乗り換え先候補となる回線を調べるのが面倒な場合」「工事日を急ぎたい場合」「工事費の負担をなくしたい場合」は、こちらの窓口にご相談ください。

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