電気代はどのくらい値上げしたの?電気料金が高くなった電力会社を解説!

最終更新日:

2023年6月1日から、東京電力などの大手電力7社が規制料金を値上げしました。

そのため「電気代がおかしいくらい高くなった!」「どのくらい高くなるのか、怖い」と不安を感じている方も多いのではないでしょうか。

この記事では電気代がどのくらい値上げされたのかについて電力会社ごとに解説し、すぐできる電気代高騰対策も紹介します。

最後まで読んでいただければ、「電気代がどのくらい上がるのか」「値上げにどう対応したらいいのか」がわかります。

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電気代はどのくらい値上げされた?

率まず何の電気代がどのくらい値上げされたのか紹介します。

値上げされたのは大手電力7社の規制料金

2023年6月1日に値上げされたのは、大手電力7社の規制料金です。

値上げした大手電力会社一覧

値上げした7社は以下の通りです。

  • 北海道電力
  • 東北電力
  • 東京電力
  • 北陸電力
  • 中国電力
  • 四国電力
  • 沖縄電力

中部電力、関西電力、九州電力は値上げしていません。

値上げされた「規制料金」ってなに?

規制料金とは、電力小売り自由化前から存在する「従量電灯」などのプランを指します。

消費者を保護するため、「値上げに際し国の許可が必要」「燃料費調整額に上限がある」などのルールが決められています。

一般家庭が大手電力会社と契約している場合、規制料金のひとつである「従量電灯B(東京電力などの場合)」を契約していることが多いです。

規制料金と対になるのが電力の小売り自由化後にできた「自由料金」です。

規制料金とは違って、料金設定や燃料費調整額の制限がなく、電力会社が自由に料金設定できるのが特徴となっています。

大手電力会社の中にも、自由料金プランを設けているところは多いです。

<東京電力の規制料金と自由料金プランの例>

規制料金:従量電灯B、従量電灯Cなど

自由料金:スタンダードS/L/Xなど

規制料金はどのくらい値上げされた?

規制料金はどのくらい値上げされたのでしょうか。2023年6月1日の値上げ率について、一般家庭向けのプランを例にまとめました。

電力会社 2022年11月の電気代 2023年6月1日の値上げ後の電気代 値上げ率

北海道電力

15,662円

18,885円 21%
東北電力

13,475円

16,657円 24%
東京電力 14,444円

16,522円

14%

北陸電力 11,155円 15,879円 42%
中国電力 13,012円 16,814円 29%
四国電力 12,884円 16,123円 25%
沖縄電力 14,074円 19,397円 38%

※標準的な家庭(30A契約で月間400kWh使用)を想定した経済産業省資源エネルギー庁の試算をもとに作成。

参考:経済産業省資源エネルギー庁「電気料金の改定について(2023年6月実施)」

一般家庭での値上げ率は14~42%で、とくに値上げ幅が大きいのは北陸電力です。42%も電気代が値上がりしてしまったら、家計には大きな負担となりますね。沖縄電力でも、40%近い値上げとなります。

電気の基本料金とは?

電気の基本料金とは、1契約ごとに発生する「固定料金」を指します。通常は月額で計算します。

契約アンペア数(同時に使える電力量)によって基本料金が変わることが多く、アンペア数が大きいほど高くなります。

ただ「日割りにしているケース」「基本料金がかからないケース」「アンペアが違っても基本料金が変わらないケース」もあります。

第一段階~第三段階料金とは?

使った電力量に応じて課金される料金を「従量料金」と呼びます。

多くの電力会社で従量料金は段階制となっていて、消費電力量に応じて「第一段階料金」から「第三段階料金」まで設定されています。

東京電力の例ですと、以下のように段階分けされています。

  • 第一段階料金:120kWhまで
  • 第二段階料金:120kWh~300kWhまで
  • 第三段階料金:300kWh超

使った電力量に段階ごとの「電力量料金単価」をかけて、従量料金を計算します。

新電力や自由料金プランでは、「段階性を設けず一律料金」「二段階制」といったプランもあります。

「電気代=基本料金+第一段階~第三段階料金」ではない

電気代は「基本料金+第一段階~第三段階料金」だけではありません。

石炭・石油・液化天然ガスなどの原材料費を電気代に転嫁するための「燃料費調整額」や、再生可能エネルギー普及のための費用を消費者が負担する「再エネ賦課金」が追加されます。

まとめると電気代の内訳は下図のようになります。

  電気料金の内訳
  
出典:経済産業省資源エネルギー庁「月々の電気料金の内訳」

規制料金値上げ以外にも、電気代上昇の原因はある

規制料金の値上げ以外にも、大手電力の電気代が上昇している原因があります。

2023年4月1日から、大手電力5社(東京電力、中部電力、北陸電力、関西電力、九州電力)の託送料金が値上げされました。

託送料金とは…

電線を使って電気を送る際にかかる料金のこと。小売事業者が送配電事業者(電線網を管理している事業者)に支払う。

大手電力会社の小売部門(東京電力エナジーパートナー、中部電力ミライズなど)も、送配電部門(東京電力パワーグリッド、中部電力パワーグリッドなど)に託送料金を支払っている。

託送料金値上げの影響は電力消費量などによって異なりますが、標準的な家庭の場合、値上げ幅は以下のとおりです。

  • 東京電力:36円
  • 中部電力:109円
  • 北陸電力:269円
  • 関西電力:93円
  • 中国電力:377円
  • 九州電力:250円

2023年6月1日に規制料金を値上げしなかった中部電力・関西電力・九州電力も、託送料金の値上げで電気代はあがっています。

電気代が値上げされた原因

大手電力7社が電気代を値上げした理由は何だったのでしょうか。

値上げの経緯や理由を紹介します。

電気代値上げの経緯

2023年6月1日からの値上げについては、以下のような経緯で進みました。

  1. 電力各社が電気代値上げの検討を開始
  2. 電力各社が経済産業大臣に値上げを申請
  3. 経済産業省での検討を踏まえ、電力各社が値上げ率を再計算して最新性
  4. 2023年5月に経済産業省が値上げを認可
  5. 2023年6月1日から値上げ実施

規制料金を値上げしたい電力会社が経済産業省に値上げを申請し、検討と再計算の末に認可されたのですね。

電気代値上げの理由

そもそも電力会社が電気代を値上げした理由はなんでしょうか。

一番の理由は「原材料価格の高騰」。日本は火力発電がメインなので、電気の原材料は石炭・石油・液化天然ガス(LPG)です。

原材料価格が高騰した理由は「ウクライナ侵攻への制裁で、ロシアからの資源供給が抑えられたこと」「円安」「新型コロナからの回復による需要増」などが挙げられます。

原材料価格を電気代に転嫁するために「燃料費調整単価」が設けられていますが、規制料金の場合は燃料費調整単価に上限があります。

燃料費調整単価が上限に達している状況が続き、原材料コストを吸収できなくなり、規制料金を値上げすることになったのです。

消費者にとって電気代値上げは苦しいですが、原材料価格高騰によって電力会社の財務体質も悪化しています。電力会社が安定して電力を供給するために、値上げは必要だったといえるのです。

なぜウクライナ侵攻で原材料価格が高騰するの?

ロシアは天然ガスや石油が豊富な資源大国です。

しかしウクライナ侵攻に対する経済制裁として、ロシアの資源輸出が抑えられました。

原材料の供給量が減ってしまったため、残りの原材料を巡る争奪戦が起こり、価格が高騰しました。

なぜ新型コロナからの回復で原材料価格が上昇するの?

新型コロナの影響から経済が回復してくると、世界的に燃料の需要が増えるからです。

工場を稼働させるにも移動するにも、燃料が必要です。

ウクライナ侵攻による供給不足も重なり、原材料価格が上昇しました。

なぜ円安で原材料価格が高くなるの?

日本は資源が乏しく、エネルギー資源を輸入に頼っているからです。

円安の状態で輸入すると、購入にかかる費用(円)は高くつきます。

北海道電力の電気代はどのくらい上がった?

北海道電力の値上げについて解説します。

北海道電力の値上げ率

北海道電力の値上げ率は、以下の通りです(従量電灯Bの場合)。

  • 30Aで月間230kWh使用の場合:22.6%値上げ
  • 30Aで月間400kWh使用の場合:21%値上げ

一般的なご家庭では2割強の値上げになると思っていいでしょう。

具体的な値上げ内容

北海道電力による値上げの内容(電力量料金)を紹介します。

値上げ前(従量電灯B)

値上げ後(従量電灯B)

・第一段階料金:27.63円

・第二段階料金:33.92円

・第三段階料金:37.64円

・第一段階料金:35.44円

・第二段階料金:41.73円

・第三段階料金:45.45円

※2023年7月8日時点の情報です※金額は税込みです

北海道電力から新電力に乗り換えたら電気代はどのくらい安くなる?

北海道電力の従量電灯Bから新電力に乗り換えたら、電気代はどのくらい安くなるでしょうか。「一人暮らし」「ファミリー」などの世帯別に比較してみました。

世帯 北海道電力の電気代 たのしいでんきの電気代 差額

一人暮らし(20A契約で月間150kWh使用)

6,252.7円

5,320円

-932.7円

二人暮らし(30A契約で月間250kWh使用)

10,799.7円 8,500円 -2,299.7円

ファミリー(40A契約で月間350kWh使用)

15,607.1円 11,680円 -3,927.1円

※2023年7月8日時点の試算です※燃料費調整額は加味していません

ファミリー世帯だと4,000円近く安くなることがわかります。

比較に使った「たのしいでんき」は、料金が安くサービスが充実している新電力です。

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東北電力の電気代はどのくらい上がった?

東北電力の値上げについて解説します。

東北電力の値上げ率

東北電力の値上げ率は、以下の通りです(従量電灯Bの場合)。

  • 30Aで月間260kWh使用の場合:26.27%値上げ
  • 30Aで月間400kWh使用の場合:24%値上げ

一般的なご家庭では2.5割程度の値上げになる見込みです。

具体的な値上げ内容

東北電力による値上げの内訳(電力量料金)を紹介します。

値上げ前(従量電灯B)

値上げ後(従量電灯B)

・第一段階料金:22.05円

・第二段階料金:28.80円

・第三段階料金:32.75円

・第一段階料金:29.71円

・第二段階料金:36.46円

・第三段階料金:40.41円

※2023年7月8日時点の情報です※金額は税込みです

東北電力から新電力に乗り換えたら電気代はどのくらい安くなる?

東北電力の従量電灯Bから新電力に乗り換えたら、電気代はどのくらい安くなるでしょうか。「一人暮らし」「ファミリー」などの世帯別に比較してみました。

世帯 東北電力の電気代 たのしいでんきの電気代 差額

一人暮らし(20A契約で月間150kWh使用)

5,398円 4,720円 -678円

二人暮らし(30A契約で月間250kWh使用)

9,413.8円 7,500円 -1,913.8円

ファミリー(40A契約で月間350kWh使用)

13,626.9円 10,280円 -3,346.9円

※2023年7月8日時点の試算です※燃料費調整額は加味していません

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東京電力の電気代はどのくらい上がった?

東京電力の値上げについて解説します。

東京電力の値上げ率

東京電力の値上げ率は、以下の通りです(従量電灯Bの場合)。

  • 30Aで月間260kWh使用の場合:12.9%値上げ
  • 30Aで月間400kWh使用の場合:14%値上げ

一般的なご家庭では1割強の値上げになります。

具体的な値上げ内容

東京電力による値上げの内訳(電力量料金)を紹介します。

値上げ前(従量電灯B)

値上げ後(従量電灯B)

・第一段階料金:25.04円

・第二段階料金:31.64円

・第三段階料金:35.73円

・第一段階料金:30.00円

・第二段階料金:36.60円

・第三段階料金:40.69円

※2023年7月8日時点の情報です※金額は税込みです

東京電力から新電力に乗り換えたら電気代はどのくらい安くなる?

北海道電力の従量電灯Bから新電力に乗り換えたら、電気代はどのくらい安くなるでしょうか。「一人暮らし」「ファミリー」などの世帯別に比較してみました。

世帯 東京電力の電気代 たのしいでんきの電気代 差額

一人暮らし(20A契約で月間150kWh使用)

5,288.48円 4,840 -448.48

二人暮らし(30A契約で月間250kWh使用)

9,243.72 7,700 -1,543.72

ファミリー(40A契約で月間350kWh使用)

13,403.46 10,560 -2,843.46

※2023年7月8日時点の試算です※燃料費調整額は加味していません

新電力(たのしいでんき)に乗り換えることで、一人暮らしからファミリーまで、幅広い世帯で電気代が安くなるとわかります。

比較に使った「たのしいでんき」は、料金が安くサービスが充実している新電力です。

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北陸電力の電気代はどのくらい上がった?

北陸電力の値上げについて解説します。

北陸電力の値上げ率

北陸電力の値上げ率は、以下の通りです(従量電灯Bの場合)。

  • 30Aで月間230kWh使用の場合:41.1%値上げ
  • 30Aで月間400kWh使用の場合:42%値上げ

一般的なご家庭では4割強の値上げになる見込みです。

具体的な値上げ内容

北陸電力による値上げの内訳を紹介します。

値上げ前(従量電灯B)

値上げ後(従量電灯B)

・第一段階料金:19.99円

・第二段階料金:23.88円

・第三段階料金:25.59円

・第一段階料金:30.33円

・第二段階料金:34.72円

・第三段階料金:36.43円

※2023年7月8日時点の情報です※金額は税込みです

北陸電力は値上げ前の電力量料金単価は比較的安かったのですが、かなり値上げしたことがわかります。

北陸電力から新電力に乗り換えたら電気代はどのくらい安くなる?

北陸電力の従量電灯Bから新電力に乗り換えたら、電気代はどのくらい安くなるでしょうか。「一人暮らし」「ファミリー」などの世帯別に比較してみました。

世帯 北陸電力の電気代 たのしいでんきの電気代 差額

一人暮らし(20A契約で月間150kWh使用)

-5,346.2円 -4,345 -1,001.2

二人暮らし(30A契約で月間250kWh使用)

-9,120.7 -6,875 -2,245.7

ファミリー(40A契約で月間350kWh使用)

-12,980.7 -9,405 -3,575.7

※2023年7月8日時点の試算です※燃料費調整額は加味していません

一人暮らしでもかなり節約効果があるとわかります。

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中国電力の電気代はどのくらい上がった?

中国電力の値上げについて解説します。

中国電力の値上げ率

中国電力の値上げ率は、以下の通りです(従量電灯Aの場合)。

  • 月間260kWh使用の場合:27.54%値上げ
  • 30Aで月間400kWh使用の場合:25%値上げ

東京電力の従量電灯B(一般的な家庭向けの料金プラン)にあたるのは、中国電力では「従量電灯A」です。中国電力の従量電灯Bは電力消費量の多い家庭や店舗・事務所向けのプランとなっています。

一般的なご家庭では3割弱の値上げになる見込みです。

具体的な値上げ内容

中国電力による値上げの内訳を紹介します。

値上げ前(従量電灯A)

値上げ後(従量電灯A)

・第一段階料金:24.65円

・第二段階料金:31.33円

・第三段階料金:33.45円

・第一段階料金:32.83円

・第二段階料金:39.51円

・第三段階料金:41.63円

※2023年7月8日時点の情報です※金額は税込みです

なお最初の15kWhまでにかかる最低料金も、589.91円から712.67円に値上げされています。

中国電力から新電力に乗り換えたら電気代はどのくらい安くなる?

中国電力の従量電灯Aから新電力に乗り換えたら、電気代はどのくらい安くなるでしょうか。「一人暮らし」「ファミリー」などの世帯別に比較してみました。

世帯

中国電力の電気代

たのしいでんきの電気代 差額

一人暮らし(20A契約で月間150kWh使用)

5,345.12円 4,425円 920.12円

二人暮らし(30A契約で月間250kWh使用)

9,296.12円 6,825 2,471.12円

ファミリー(40A契約で月間350kWh使用)

13,353.12円 9,555円 3,798.12円

※2023年7月8日時点の試算です※燃料費調整額は加味していません

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四国電力の電気代はどのくらい上がった?

四国電力の値上げについて解説します。

四国電力の値上げ率

四国電力の値上げ率は、以下の通りです(従量電灯Aの場合)。

  • 月間260kWh使用の場合:29.2%値上げ
  • 30Aで月間400kWh使用の場合:21%値上げ

一般的なご家庭での値上がり率の目安は2~3割です。

具体的な値上げ内容

四国電力による値上げの内訳を紹介します。

値上げ前(従量電灯A)

値上げ後(従量電灯A)

・第一段階料金:22.92円

・第二段階料金:29.54円

・第三段階料金:33.05円

・第一段階料金:30.66円

・第二段階料金:37.28円

・第三段階料金:40.79円

※2023年7月8日時点の情報です※金額は税込みです

なお最初の11kWhまでにかかる最低料金も、439.40円から667.00円に値上げされています。

四国電力から新電力に乗り換えたら電気代はどのくらい安くなる?

四国電力の従量電灯Aから新電力に乗り換えたら、電気代はどのくらい安くなるでしょうか。「一人暮らし」「ファミリー」などの世帯別に比較してみました。

世帯 四国電力の電気代 たのしいでんきの電気代 差額

一人暮らし(20A契約で月間150kWh使用)

5,127.34円 4,485 -642.34

二人暮らし(30A契約で月間250kWh使用)

8,855.34 6,925 -1,930.34

ファミリー(40A契約で月間350kWh使用)

12,758.84 9,695 -3,063.84

※2023年7月8日時点の試算です※燃料費調整額は加味していません

比較に使った「たのしいでんき」は、料金が安くサービスが充実している新電力です。

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沖縄電力の電気代はどのくらい上がった?

沖縄電力の値上げについて解説します。

沖縄電力の値上げ率

沖縄電力の値上げ率は、以下の通りです(従量電灯の場合)。

  • 月間260kWh使用の場合:33.3%値上げ
  • 30Aで月間400kWh使用の場合:38%値上げ

一般的なご家庭では3~4割の値上げになると思われます。

具体的な値上げ内容

沖縄電力による値上げの内訳を紹介します。

値上げ前(従量電灯)

値上げ後(従量電灯)

・第一段階料金:26.93円

・第二段階料金:32.47円

・第三段階料金:34.45円

・第一段階料金:40.07円

・第二段階料金:45.61円

・第三段階料金:47.59円

※2023年7月8日時点の情報です※金額は税込みです

なお最初の15kWhまでにかかる最低料金も、442.18円から640.75円に値上げされています。

沖縄電力から新電力に乗り換えたら電気代はどのくらい安くなる?

沖縄電力の従量電灯から新電力に乗り換えたら、電気代はどのくらい安くなるでしょうか。

実は沖縄エリアで使える新電力は限られています。その中のひとつである「楽天でんき」でシミュレーションすると、沖縄エリアでは沖縄電力より少し高くなってしまいました。

また「ソフトバンクでんき」は、沖縄電力と同じ料金設定にしているため、乗り換えても電気代は安くなりません(燃料費調整額を加味しない場合)。

ただしソフトバンクスマホと電気の契約をまとめることで、スマホ代が毎月110円(2年間。3年目からは月55円)安くなります。

電気代はしばらく高いままになると予想される

電気代はしばらく高いままになると予想されます。

理由を説明します。

「電気・ガス価格激変緩和対策事業」は2023年9月使用分まで

電気代の高騰に対応して、2023年1月使用分(2月検針分)からは国の「電気・ガス価格激変緩和対策事業」によって電気代とガス代の家計負担が軽減されています。

具体的には8月使用分までは「電力使用量×7円/kWh」が値引きされ、標準的な家庭(30A契約、月間電力使用量400kWh)では、電気代は月2,800円安くなります。

しかし2023年9月使用分は補助額が半減(値引きは電力使用量×3.5円/kWh)。

さらに10月使用分以降の実施は未定なので、10月以降は家庭の負担がまた増えてしまう可能性があります。

補助金がなくなったあと、暖房代がかかる冬がやってくるので、電気代は高いままになると予想されます。

なお都市ガスについても同様の事業が実施されていて、標準的な家庭で月900円の負担減となっています。

沖縄の独自措置も2023年9月使用分まで

沖縄県では国の負担軽減事業にプラスして「沖縄電気料金高騰緊急対策事業」が実施されていて、8月使用分までは3.0円/kWh、9月使用分は1.5円/kWhの値下げが適用されます。

上記の事業も9月使用分までの予定なので、10月以降はまた電気代が高くなると予想されます。

電気代節約のためにできることは?

電気代節約のためにできることを紹介します。

  • 家電の使い方を見直す
  • 省エネ家電に買い替える
  • 電気の契約を見直す

太陽光発電システムの導入も節電に効果があります。ただまとまった初期費用がかかり、導入できるご家庭が限られるため、この記事では紹介しません。

家電の使い方を見直す

家電の使い方を見直すことが節電につながります。

多くの家電に共通する工夫としては、以下のようなものがあります。

  • 使わないときはコンセントを抜いて待機電力を減らす
  • 省エネモード・エコモードを活用する

また家電に応じて以下のような工夫もおすすめです。

  • 洗濯はまとめ洗い(ドラムの8割程度まで)
  • 洗濯機の乾燥機能を使う回数を減らす
  • 冷蔵庫の開閉回数を減らす
  • 冷蔵庫にものを詰め込まない
  • 熱いものは冷ましてから冷蔵庫へ
  • 照明はこまめに消す
  • テレビを見ないときは消す
  • テレビ画面を無理のない範囲で暗くする
  • 温水洗浄便座のフタは閉める
  • 温水洗浄便座の設定温度を低くする

夏に実践したい節電術

夏に電気代が高くなるのはエアコンです。

他の家電と併用するなど、使い方を見直しましょう。以下のような工夫で、節電につなげられます。

  • 温度は28℃(室温)にする
  • フィルターをこまめに掃除する
  • サーキュレーターと併用する
  • 室外機のまわりにものを置かない
  • 自動運転モードを利用する
  • 30分程度の不在なら、スイッチはそのまま
  • 冷房の風向きは上にする
  • 断熱カーテン・シートで冷房を逃がさない
  • よしず・すだれで日差しを遮る
  • 温水洗浄暖房便座のスイッチを切る

「日中は外出して、クールシェアできる場所で過ごす」「家族がリビングに集まって、冷房をつける部屋を減らす」などの対策も有効です。

冬に実践したい節電術

冬はエアコンをはじめとする暖房器具の電気代が高くなります。

以下のような工夫で、冬の節電に取り組みましょう。

全般

・無理のない程度に厚着する

・厚手カーテン・断熱カーテンで暖気を逃がさない

・加湿して体感温度を上げる

・家族みんなで同じ部屋に集まる

エアコン

・風向きは下にする

・フィルターをこまめに掃除する

・室外機の周りにものを置かない

・サーキュレーターと併用する

電気カーペット

・分割機能を使う

・温度設定を低め(強ではなく中など)にする

・タイマーで消し忘れを防ぐ

こたつ

・掛布団と敷布団を使う

・温度設定を低めにする

・電気カーペットと併用する

・タイマーで消し忘れを防ぐ

・敷布団の下に断熱マットを敷く

冬のエアコンは外気温と室温の差が大きいため、かなり電気代がかかります。エアコンに頼るのではなく、電力消費量が少なく済むこたつなどを活用しましょう。

また石油ストーブやガスファンヒーターなら、電気をほとんど使いません。

冬は冷蔵庫の設定温度を弱にするのもおすすめです。ただし食品の傷みには注意してください。

省エネ家電に買い替える

省エネ家電に買い替えるのも、節電に効果的です。家電の省エネ効率は、年々進化しているからですね。

とくに消費電力が多い家電は「冷蔵庫」「照明器具」「テレビ」「エアコン」。これらの家電を省エネタイプに買い替えると、以下のような省エネ効果が見込めます。

冷蔵庫

10年前に比べて40~47%省エネ

照明器具

電球をLEDにすると86%省エネ

テレビ

9年前と比べて42%省エネ

エアコン

10年前に比べて17%省エネ

参考:経済産業省「機器の買換で省エネ節約」

古い家電を使っている場合は、買い替えを検討してみてはいかがでしょうか。

電気の契約を見直す

節電の方法をご紹介しましたが、節電だけでは大幅な電気代の低下は見込めません。そこでおすすめなのが、電気の契約を見直す方法です。

各電力会社の値上げについての章でも紹介した通り、新電力に乗り換えれば電気代は下げられる可能性が高いです。

電気代値上げが辛い方は、おすすめ新電力「たのしいでんき」への乗り換えを検討してみてください。

新電力への乗り換え方法

申し込み先の新電力を決めたら、オンラインで申し込みます。

申し込みには今契約している電力会社の「お客様番号」と「供給地点特定番号」が必要です。これらの番号は検針票やマイページでチェックできます。

解約する電力会社への連絡は不要です。

簡単な流れを紹介します。

  1. 申し込む新電力を決める(料金シミュレーションして、本当に安くなるかチェック)
  2. 新電力の公式サイトで切り替えを申し込み
  3. 新電力から切り替え日についての連絡がくる
  4. 申し込み後の検針日(または次々回の検針日)で切り替え

おすすめの新電力は?

当記事でおすすめするのは「たのしいでんき」です。

たのしいでんきはハウステンボス発の新電力で、沖縄エリアを除く全国で利用できます。

基本料金も従量料金も一律で料金がわかりやすく、しかも安いのがメリット。

安いわりに生活サポートサービスが無料で付帯するなど、サービスは充実しています。

カスタマーセンターの対応にも定評があるため、「新電力が初めてで何となく不安」と感じている方も安心できるはずです。

こちらの「電気の乗り換え窓口」で簡単に乗り換えできますので、気になる方は詳細をチェックしてみてください。

いきなり申し込み画面には飛びませんので、安心してくださいね。

電気の乗り換え窓口 専用ページはこちらから

まとめ:大手電力会社7社が値上げ!契約者は新電力に乗り換えよう

2023年6月1日から、大手電力7社(北海道、東北、東京、北陸、中国、四国、沖縄)が規制料金を大幅に値上げしました。

そのため「おかしいくらい電気代が高くなっている」と感じた人も多いのではないでしょうか。

上記の大手電力会社で従量電灯プランを契約している方は、今後しばらく電気代が高いままになると予想されます。

家計を守りたいなら、電気代が安くなる新電力への乗り換えがおすすめの解決策。大手電力が値上げしたエリアでは、新電力の価格優位性が復活しています。

電力会社の乗り換えはとても簡単。オンラインですぐできて、解約する方には連絡が不要です。おすすめ新電力「たのしいでんき」への切り替え手続きをサポートしてほしい方は、以下の窓口を利用できます。

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電気の乗り換えで家計のムダをカット